2009/09/27

センブリ

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この一週間、月・水と立て続けにロングコースを歩いたダメージが抜けません。

そこで今日は軽めの歩きにしておこうと、札掛に車を置いて、行者ヶ岳北東尾根を登ってきました。

確かに1時間半くらいの短いルート。ですが、初級コースとは言えVルートだ。“軽め”と言うわけにはいかず、それなりに歯ごたえのあるルートでした。

それだけに楽しめましたけど・・・

尾根筋ではセンブリの花が咲き始めていました。今年はちょっと、秋の足が早いのかな・・・。まだ9月なのにセンブリも、もう花盛りです。

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センブリといえば・・・

私、センブリ茶を愛飲しているんです。子供の頃から胃腸があまり丈夫じゃなくて。

毎日ではないけれど、胃腸の調子悪い時にはセンブリを飲む。これが良く効くんです。

以前は丸ごと乾燥させたセンブリ、つまり枯れ草状の物を袋に詰めて、薬局で売っていたんです。それを適当にちぎって、煮出して飲む。時間が無い時には、湯飲みに入れて、熱湯をかけるだけでもOK。

それが今は、粉状でティーパックになっているものしか売っていない。薬局で聞いても、「今はもう、丸ごと乾燥させた物は無いですねぇ・・」と。

別にティーパックでも良いんですけど、やっぱり子供の頃から飲んでいる、枯れ草状の物の方が効くような気がして・・・どこかに売っていないかなァ。

 

もう10数年前ですけど、知り合いのご老人から乾燥させたセンブリをいただいた事があります。自分で山で摘んできて、乾燥させた物だって。「センブリなんて山へ行けばいっぱい生えているから、わざわざ買うことなんて無い。」と笑っておられました。

ですから、センブリなんて山にいっぱい生えているものだと思っていました。ですが。けっこう数少ないです、センブリ。年々減ってきているそうです。

でも、この尾根にはわりと沢山咲いていました。だからちょっと、嬉しくなっちゃった。

え? それを摘んで乾燥させればいいって?

それはできないなァ・・・

こんな可憐な山の花だもの。摘んだりする事は、私にはできません・・・。

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さて・・・

帰りは新大日から、境沢沿いの道を降りてきました。

この道は正規の登山道。・・・ですがけっこう荒れています。崩壊箇所有り、腐りかけた木橋有り。ちょっぴりスリリングな山歩きがお好きな方にはオススメです。通行止めになっている書策新道よりも、よっぽどスリリング。沢音を楽しみながら、良いコースです。

沢沿いには大文字草が咲いていたり、ホトトギスが咲いていたり・・・

すっかり秋深まった感じの東丹沢でした。

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2009/03/24

猫の目

猫の目・・・ってご存知ですか?

野草の話ですけど。

そういう草があるんです。猫の目草という早春の花です。

猫大好きの私ですから、もちろん猫の目草だって大好きです。

一昨日の日曜日には、シトシトと雨が降る中、猫の目を探して山を歩いていました。あまり雨とかは気にしないたちなのですが、早春の雨はさすがに冷たいですね。でも大丈夫。猫の目って、雨が似合う草なんだ。

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まずはこれ。山猫の目草(ヤマネコノメソウ)。山猫ちゃんです。

地味~でしょう?地味で質素な山の娘です。でも、なかなか趣が有る。ポツポツと見える黄色い葯が可愛らしい。

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次はこれ。汚れ猫の目(ヨゴレネコノメ)。

“あばずれ”みたいな名前を付けられちゃってますけど、決してそんな事はない。山の清らかな沢沿いなどに咲く花です。確かに葉っぱの模様は少し汚く見えるかも・・・。でも、この暗緑色から緑白色へのグラデーションは見事です。薄暗い山林の中で、ハっと目を惹くんです。

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最後はこれ。花猫の目(ハナネコノメ)。

どうよ。綺麗な花でしょう?猫の目の仲間の中で、一番の美人さんです。真っ白な花に真っ赤な葯。とても魅力的。

雨の中、山歩きをしたかいがありました。どうしてもこの花猫の目に会いたかったんです。早春の花ですから、もうまもなく花の時季が終わってしまいますから。

 

さて

一昨日会えた猫の目を3種紹介しましたが、猫の目の仲間達はたくさんの種類があるのです。中には、金色に輝く“黄金猫の目草(コガネネコノメソウ)”なんていうのも。図鑑でしか見た事が無いのです。今年はなんとか出会いたいものだと・・・。

どうやら『丹沢西部の山北の辺りに咲いている』という情報を掴んだもので。

探検計画を練っています・・・。

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2008/10/28

秋深し・・・か

あちらこちらでヤクシソウが満開です。晩秋の里山を飾る花。鮮やかな黄色は秋空にとても映えます。

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10月に入ってから、週末のたびに丹沢へ登っています。

5月にヤマビルに咬まれて以来、すっかりヒル恐怖症になってしまった私は、夏の間丹沢へ近づけなかったんです。その反動でしょうかねぇ。秋の花を求めて、山をウロウロとしています。

一昨日も山へ登ってきましたが・・・気がつきました。山ではそろそろ冬支度が始まった事に。

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ひと月前にはたくさんの野草が咲き乱れていた山でも、すっかり花が少なくなりました。そんな寂しくなった晩秋の山で見つけたセンブリの花。小さな花だけれど、とても眩しい。

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そしてキッコウハグマ。ひっそりと。そして清楚に。

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リンドウも、また可憐です。

でもそう。この3つの花は山の花のラストバッター達。花の季節が終わる事を告げる花たちです。

丹沢はこれからがベストシーズンです。夏は暑さとヒルで人気が無い山だから、晩秋と早春が人気の山だから。

でもたぶん、私の山登りは今年はこれで終わりでしょう。花の無い山には興味が無いから・・・。

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今年はずいぶん山に登りました。

でも心残りも・・・。

そう・・・ヒルが恐くて、夏の丹沢に近づけなかった事。

来年はヒル対策を考えなければ。ジョウロホトトギスやシラヒゲソウを探さなければ。

 

にしても。

今年もたくさんの花達にめぐり合う事ができました。

山の自然に感謝・・・。

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2008/10/10

道草

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今日はさいたま市にある取引先へ、打ち合わせに行く日でした。だいたい、打ち合わせだの会議だのって一番嫌いな仕事です。しかも車で往復3~4時間もかかる。

でも、その会社へ行くのは嫌いじゃない。実は途中に田島が原という雑草の宝庫があるんですねぇ~。行くたびにいつも寄ります。

今日も早めに出発して、田島が原へ道草です。1時間くらいの散策を楽しんでみました。

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野菊が咲き乱れる小径を歩く。これが本当に気持ちが良い。

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サクラタデが群生する場所を見つけました。この花は本当に美しい。この美しい光景を写真に撮りきれていないのが残念です。実際はこの写真の数倍美しい光景でしたヨ。

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これは野生のシソだろうか? と、葉っぱを1枚ちぎって食べてみる。

う~ん・・・。ほのかにシソの香りがするような、違うような・・・結局わからず。

でも、これがまさしく『道草を食う』だね。

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タカアザミも満開でした。下向きにぶら下がった花が面白いでしょう?

今日は道が混んでいて、帰りは2時間半もかかってしまいました。運転があまり好きではない私としては、イライラしがちなところですが・・・。今日は素敵な道草をしたおかげで、心穏やかに帰ってきました。

今日のドライブのBGMはドリカムです。“Love Love Love”は名曲だね。

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2008/07/27

大発見です

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毎日毎日暑い日が続きますね。

あんまり毎日暑いもんだから・・・身体もすっかり暑さになれて、だるさもあまり感じなくなってきました。

元々暑いのは得意なんですよ。「暑いのが好き!」と言えば言い過ぎだけれど、決して嫌いではない。

汗ダラダラ流してみるのも、なかなか気持ちの良いものでして。変かなぁ?今日も汗ダラダラかきに、山へ登ってきました。替えのTシャツ5枚リュックに詰めて。グッショリになったTシャツを脱いで、タオルで身体を拭いて、新しいTシャツを着た時って・・・本当に気持ちが良いんだよぉ~。

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山へ登ったのは『Tシャツを着替えるため』ではなくて、ヤマユリに会うためです。

梅雨明けから立秋の頃までの山で咲く花なんです。ヤマユリは本当に大好き。美しい花でしょう? 香りも素晴らしいんですよ。

山道の脇で倒れかけながら咲いているんです。細い茎が大輪の花を支えきれないんだねぇ。それで、花が咲くと同時に倒れてしまう。そんなおバカなところも好きなんだ。

今年もたくさんのヤマユリに出会う事ができました。

ところが!

今日はそれ以上の大発見があったんです!

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これ・・・なんだか綺麗な蝶でしょ?

さっきちょっと調べてみたら、オオムラサキとかっていう蝶らしい。(もしかしたら違っているかもしれないけど) なかなか珍しい蝶らしいよ。

でも大発見はこれじゃない。あまり虫には興味ないしね・・・。

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これ、これ、これ! 河原撫子です! ど~よ、この艶やかな姿。

「それほど珍しくないだろ」という声も聞こえてきそうですが・・・。

イヤ、イヤ、イヤ。野生の河原撫子は本当に珍しいんだって。園芸品種や野草園などで栽培しているものは、よく見かけますけれど。自生の物はホントに少ないんです。私も長年、野草を追っかけてますけど、正真正銘の野生の河原撫子を見たのは初めてです。それだけにとっても嬉しい・・・。

美しい花でしょう。 日本の淑女の代名詞、“大和撫子”とはこの河原撫子の事なんですよ。見つけたのは、たったの2株だけでしたけど。しばらくうっとりと眺めていました。

という事で。

今日は大満足の夏の1日でした。

また一つ、宝物の場所を見つけちゃった・・・。

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2008/03/23

山にも春が来てました

今日は神奈川西部の低山を歩いてきました。

山にもすっかり春が来ていました。いろんな花が咲き始めていました。先週歩いた時には、まだ野草の花もそれほど咲いてはいなかったのですが。この時季の野山は、日に日にその姿を変えていきます。野の花の写真もたくさん撮ってきました。

今日はその花達を一挙に公開です。

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紅葉苺(モミジイチゴ)です。初夏の頃にはオレンジ色の実が成るんです。甘酸っぱくて美味しいヨ。

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花韮(ハナニラ)。3月初旬から咲いているこの花も、今が盛りです。

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姫寒菅(ヒメカンスゲ)。こんなんでも花です。山林の下草。ちょっと触るとフワ~と花粉を撒き散らします。花粉症の人は嫌かも。

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雉蓆(キジムシロ)です。鮮やかな黄色でしょう。光り輝いている。山林の中で、これがとっても目立つんです。

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スミレの仲間もたくさん咲いていました。何種類かのスミレを撮ったけれど、スミレは名前の同定が難しい・・・。ホント、いっつも悩む。この白いスミレは・・・乙女菫(オトメスミレ)だと思うけど・・・自信半分。

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清流の花、百合山葵(ユリワサビ)。水の綺麗な小川のほとりに咲いているんです。清楚な花です。

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山猫の目草(ヤマネコノメソウ)。これは、今日初めて見つけた花。目立たない花ですが、よく見ると黄色い雄しべが。谷川の脇で咲いていました。

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そして踊子草(オドリコソウ)も踊り始めていました。

 

話し変わりますけど。

右上のカレンダーを見て下さい。3/10から毎日更新しているんです。今日で14日間連続更新です。3年間blogをやってますけど、こんな事は初めてです。だいたい平均週1回更新のblogですから。

今、よっぽどヒマなのか?と思われそうですが、実はその逆。とても忙しいんです。3月に入ってから、本気で忙しい。

だからこそ、っていう理由もあって。

どんなに忙しくても、1日中仕事の事を考えているのが嫌なんです。すぐストレス溜まっちゃう性格なので。忙しい時って、そうなりがちでしょう?だから、家へ帰ってきたら、意地でも仕事の事は考えない。毎日、花の写真を整理しながら、blogをupしていこう・・・なんてね。

今日も、仕事を休むかどうかさんざん迷ったのだけれど、あえて休みました。1日、仕事を忘れて野山を歩いてこようと。そうしないと、心が折れてしまうので。

でも、それも今日まで。

明日から必死でやらないと、仕事が間に合いそうもありません。4/5納期の仕事が、だいぶピンチです。でもまあ、心配はない。今までずっと、こんな調子でやってきたのだから。「間に合わない」なんてピンチは何回もくぐり抜けてきたから、全然平気。

が・・・。明日からはしばらく休みを取れそうにもありません。夜中まで頑張らなくてはいけないか・・。場合によっちゃ、徹夜なんてことも・・・。

というわけで。明日からしばらくの間、blogの更新が途絶える事と思います。仕事がひと段落しましたら、また・・・。その時はまたよろしくお願いします。このblogの事を忘れないでネ~。

それでは皆さん、お元気で。桜も咲き始めました。お花見などをお楽しみください。私は・・・ちょっくら仕事を頑張ってきます。

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2008/02/28

春です

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道端でオオイヌノフグリを見かけるようになりました。

このコバルトブルーの小さな花、大好きな花の一つです。

春の到来を教えてくれる花だから。道端でこの花を見かけるようになったら、「あぁ、春がきたんだ・・」と思うんです。

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そしてナズナも。

ナズナ・・・いわゆるペンペン草。これも大好きな花。見るからに“雑草”でしょう?それがいいんです。

そう・・・

野の花の季節がやってきました。本当に待ちわびていたんだ。野の花を探して、野の花の写真を撮る事が、何よりも好きだから。

今度の週末は、久しぶりに野草探しに出かけようと思っています。山ではもうウグイスカグラが咲いているだろうか? あのピンクの可愛い花を見つけられたら・・・

週末は穏やかに晴れる事を祈ってます。

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2007/11/19

野草の季節も終わりですね・・・という話

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リュウノウギク

この土日はとても良い天気でしたね(関東南部では)。小春日和の見本みたいな日でした。私も野山を歩いてきました。まあ、それは毎度の事ですけど、この2日間はとにかく歩き回りました。歩いた距離、2日合わせて30km。先日から万歩計を持って歩いているので、歩いた距離もわかるんですよ。

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ヤクシソウ

それにしても、野草の姿もすっかり寂しくなりました。もう咲いている野草もめっきりと少なくなりました。今、野山で目立つのは真っ白なリュウノウギクと輝く黄金色のヤクシソウ。両方とも晩秋の野を飾る、とっても美しい花で大好きです。でもこの2つの花、春から続いていた野草の季節が終わり、冬の訪れを告げる花でもあるんです。私の中では。

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リンドウ

そんな中、リンドウの花を見つけましたよ。これは嬉しかったぁ。野生のリンドウを見つけたのは初めてなんです。小躍りするほど嬉しかった。見つけたのはたったの3株だけですが・・・。また一つ、宝物の場所をゲットです。

そしてヤマゼリも見つける事ができました。この花も、ここら辺じゃ数少ない野草なんです。私も出会うのは数年ぶりの事。こんな時期までよくぞ咲いていてくれた。

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最後の最後にこの子たちに出会えて、本当に良かったぁ・・・。

「山に踏み入るのは、今年はこれで最後かなぁ。」なんて思いながら、落ち葉を敷き詰めた山道を、1歩づつ踏みしめてきました。

さて・・・

冬がやってきます。

野草達と遊ぶ事が、なによりも楽しみな私。この先、何をして遊ぼうかなぁ・・・と。

寂しさこみあげる、今日この頃です。

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2007/10/24

野菊の季節

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ユウガギク(柚香菊)

すっかり秋も深まり、野菊の季節となりました。

やっぱり野菊は好きです。「見つけて嬉しい」と言うよりも、秋空の下で咲いてて当たり前の花。日本の秋に、無くてはならない花でしょう?

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カントウヨメナ(関東嫁菜)

野菊と言っても、いろんな種類が有るんです。が、どれも似ていて見分けが付きにくい。なんとなくわかるようになったのは、去年くらいからかな。今年はさらに少しはわかる。なんとなくですけどね・・・。

それでも、散歩中に見つけて、「これはカントウヨメナだ」とか「こっちはシロヨメナだ」とかがわかると嬉しいものです。まあ、それだけの話ですけど。

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ノコンギク(野紺菊)

でも、やっぱりわからない物もある。例えば、ユウガギクとノコンギクは花もそっくりで、葉の微妙な形の違いで見分けるのですが、中間型のようなのも有ってどっちかわからない物もある。

野草だって、必ずしも図鑑に載っている特徴が当てはまる物ばかりじゃないんです。1本1本にそれぞれ個性がある。だから見飽きないのかもしれません。

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イナカギク(田舎菊)

それでも心のどこかで、「微妙な違いを見つけて、『○○ギクだ、○○ヨメナだ』って分ける必要も無いんじゃないの?」と思っている事も事実です。「別に野菊は野菊でいいじゃない」と。

細かな部分が気になっちゃうと、その花の持つ佇まいとか雰囲気とかを見逃しがちになっちゃいますから。どちらかと言えば、そういうイメージの方を大事にしたいんです。

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シロヨメナ(白嫁菜)

野菊は野草のトリをつとめる花でもあります。

後ひと月も無いでしょうか・・・。野菊の花が終わったら、いよいよ冬の到来です。

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2007/10/15

トリカブト

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野山歩きが趣味の私ですが、山登りなどしたことが無い。別に威張る事じゃありませんが・・・。そんな私ですが、山登りをしてみたい・・などと考えているわけですよ、最近。で、ちょっとずつ始めてみようかな、などと思っていました。

で、昨日の日曜日、秋晴れとは程遠い曇り空でしたが、丹沢へと出かけてみました。

電車で45分ほど行った、鶴巻温泉から、念仏山、高取山へ登り、秦野へと降りてくるコースです。ガイドブックによると5時間くらいのコースです。丹沢の山とは言え、標高600m弱の低い山ですから、山登りをする人には「そんなの登山じゃない」と言われそうです。でも、私にしてみれば決死の覚悟です。

早朝6時頃、普段は使わないリュックにタオルやら着替えやらを詰め込んでいると、起きてきたアイカタ(奥様)が、いつもと違う支度をいぶかしがります。「今日は山へ登ってくる」と言うと、「エ~!」と驚きながらチョコレートをリュックに入れてくれました。そうそう、登山にチョコは付き物だよね。

午前8時。期待と不安を抱きながら、山を登り始める。いつも歩いている里山とは、やはり違いますね。道も狭いし、歩きにくいし、見た事が無いような急勾配を登ったり降りたり。心臓は破裂しそうになるわ、息は苦しいわ、太ももは痙攣しだすわ。

でも、「何故こんな所を歩いているんだろう」などとは決して思いませんでした。

何故なら。

今まで見た事が無い野草が、咲いているわけですよ。野草の数で言えば、いつも歩いている丘陵地の方が、圧倒的に多い。でも、知らない野草がいっぱい生えているわけですよ。ゼイゼイする息とはうらはらに、気分はワクワクです。

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そんな中でも1番心を奪われたのは、このトリカブトです。正確にはヤマトリカブトでしょうか。初めて見たんです。でも、一目でトリカブトだとわかりました。美しい花でした。

夢中で写真を撮っていると、反対側から来たオジサンが(私もオジサンですが・・・)「綺麗な花だねェ」と言って触ろうとしたので、「これ、トリカブトですよ。猛毒の。」と言うと、「ヘエ~~!」と言って絶句していました。何故か私は誇らしげ。

そうそう、『トリカブト殺人事件』なんてのもありましたよね、昔。日本有数の猛毒植物なんですよね、これ。珍しい野草を見つけると、べたべたと触ったり、鼻をくっつけて匂いを嗅いだり(時には葉っぱをちぎって食べてみる事も)する私も、こればっかりは眺めるだけでした。

それにしても、美しい花だったなあ・・・。

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オケラです。有名な山草ですから知ってはいましたが、花を見るのは初めてです。葉っぱがのこぎりのようにギザギザで、硬くて。うかつに触ると、手を切りそうです。

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コウヤボウキ。これは里山でも見かけますが、こんなにたくさん咲いているのを見るのは初めて。今まで白花しか見た事ありませんでしたが、こんな可愛い薄紅色の花もあるんですね。

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ノダケ。先ほどようやく、名前が判明しました。こんなのでも花なんですね。濃紫色の花っていうのも珍しい。

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そしてこれは? 昨日から名前を調べているのですが、どうしてもわかりません。

念仏山の山頂に咲いていました。キク科は間違いない。こんな美しい花だから、すぐに調べがつくと思っていたのですが・・・図鑑やネットで検索しまくっているのですが・・・。

 

5時間の予定が6時間半かかって、無事山を降りてきました。オーバーした時間は、たぶん写真を撮っていた時間でしょう。だって500枚くらい撮りましたからね。今日紹介した以外にも初めての野草の写真がいっぱいです。しばらくは、名前調べと写真の整理にあけくれそうです。これが・・・また楽しいんだ。

山登り。思った以上に楽しかったぁ。身体の方はガタガタになりましたけど。これから、折を見てはちょくちょくと、山へ行く事になりそうです。

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2007/09/24

ツルニンジンとスズメバチ

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ずっと探していた野草、ツルニンジンをようやく見つける事ができました。

『山野に普通に生えている』とされている野草達でも、見つけるのに苦労する花達はたくさん有ります。多摩丘陵は自然がたくさん残っているとはいえ、やはり大都会近郊の山野。“普通”のものが普通でなくなっている事実は否めません。

それはさておき。ツルニンジンを初めて見つける事ができたのですから、とても嬉しい1日でした。

何度も読んでいた図鑑によると、ツルニンジンはスズメバチの大好物だという事なので、気をつけながら近づいてみたのですが・・・。やっぱり用心して良かったぁ。スズメバチがブンブン飛んでいました。

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野山歩きが趣味の私として、この季節一番怖いのが蛇とスズメバチです。

まあ、蛇の方は生理的に嫌いなだけであって、実際咬まれる事は滅多に無いだろうと思っていますが・・・。スズメバチは本当に怖い。命にかかわりますからねェ。しかも今の季節、よく遭遇するんですよねェ。

『スズメバチは黒い色に対して、攻撃的になる』という事なので、なるべく白いシャツを・・・と思うのですが・・・。持ってないんですよねェ。持ってるシャツが全部ダーク系。ウ~ン、確かにこれは、私の好みではあるけれど。(センスの良し悪しは別として)黒とか、濃い色の服が好きなんです。

でも、ちょっと白いシャツを買っとこうかなぁ。命にかかわるからね。

せっかく見つけたツルニンジンも、スズメバチのおかげで近づく事ができず。離れたところからズームで狙った写真しか撮れませんでした。

手触りを確かめたり、匂いを嗅いだりもしたかったんだけどなぁ・・・。

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そして嬉しい出会いをもう一つ。

なんと!! カワセミに出会いました。

千載一遇のチャンスだったというのに・・・なんだこの写真は・・・。(涙)

カワセミを横切る葉っぱの影・・・。カメラセンスの無さを痛感してしまった。

そして、撮れた写真はこの1枚だけ。2枚目のシャッターを押す前に、逃げられてしまいました。

 

この連休は、ひたすら野山を歩き回っていました。残念ながら秋晴れの空とはいきませんでしたが、曇りの日の方が花の写真には都合がいいんです。花色が綺麗に撮れるから。2日間で撮った写真が、野草を中心に約600枚。整理整頓が苦手な私にとっては、写真の整理が大変です。

なにはともあれ、充実した秋の連休でした。

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2007/09/20

キバナコスモス

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2週間前、関東地方を台風が直撃した。あの時の多摩川は凄まじかった。いつもは優雅でたおやかな多摩川が、おそろしい形相を見せていた。水位は土手のすぐ下まで上がり、広大な河川敷は濁流が渦巻いていた。

今朝、久しぶりに多摩川の土手を自転車で走りながら仕事場へ向かった。2週間が過ぎ、水位も元に戻っている。流れも穏やかさを取り戻したようだ。でも、水は相変わらず濁っている。いつもは流れの中で魚を狙っている白鷺や川鵜も、所在無さげに中州にたたずんでいる。「鮎たちもいなくなってしまったのだろうか?」フとそんな事を思った。

そして河原の光景もだいぶ変わった。砂利がむき出しの河原が広がっている。そうだ、いつもは砂利の河原を雑草が埋め尽くしていたんだ。河原から、緑色が消えてしまったんだ。きっと濁流にもまれて、根こそぎ流されてしまったんだろう。

そんな時、砂利の一角にオレンジの塊が見えた。キバナコスモスだ・・・。引き寄せられるように、土手から河原へと降りてみる。そこには20株ほどのキバナコスモスが咲いていた。

ここだって水に浸かっていた場所なのに。濁流の中で、必死に耐えていたんだろう。そう思うと無性にいとおしくなった。

なんて鮮やかな花なんだろう。抜けるような秋の青空に、なんて似合う花なんだろう。

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ささやかな出会いだったけれど、妙に清々しい気持ちになれた。ここのところ塞ぎ気味だった気持ちが、少しだけ開かれたような気がしたんだ。

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2007/09/09

野草にまつわるあれこれ④ ~趣味の事~

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クズ  秋の七草の一つです。

「休みの日には、何をしてるのですか?」

なんて事を時々聞かれます。

「たいてい雑草を見て回ってます。」

なんて答えると、たいてい「はあ?」と言われます。このままでは引かれてしまうので、私も説明しようとします。

「河原とか里山とかを歩き回ってですね、雑草とか野草とかの花を見て歩くんですよ。」

だけど大概の人は、これ以上突っ込んできません。興味も無いし、突っ込みようも無いのでしょう。私もめんどくさいので、これ以上の説明はしません。

これが私の趣味です。もちろん、“人に引かれる事”ではなくて、“雑草を見て歩く事”ですよ。

・・・どっちにしても変か?

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今、山林の中で1番目立つのは、このツリガネニンジンでしょうか。ツリガネ型の花って、何故か可愛らしく見えるんですよねェ。

こんな趣味ですが、すごく楽しいんですよね。私にとっては。

仕事が休みの日は、まず歩いています。カメラを持って。歩き出すと4~5時間は歩いています。5時間といっても道々雑草を見て、写真を撮ってなんてしてますから距離はたいした事無いんですけど。それでも10km以上は歩いていますね、きっと。

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ゲンノショウコも咲き始めました。この花が咲き出したら、いよいよ秋です。

私の趣味を理解できない友人達は、「それならゴルフに行こうよ。緑の中を歩いて、気持ちがいいよ。」なんて言ってくれます。

が、ダメダメ。緑って言ったって、芝しか生えていないんでしょう? 除草剤で雑草とか、枯らせてしまうんでしょう? そんな所歩いたって、面白くないですよ。雑草がいっぱい生えていなくちゃね。

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ミゾカクシ  最近は、有機農法の田んぼが増えてきたせいでしょうか。ミゾカクシやオモダカのような田んぼの雑草もよく見かけるようになってきました。

そして、9月~10月前半くらいは、野草達の様子が目まぐるしく変わる時季なんです。ちょっと目を離すと、野原の様子なんて一変していますから。私のソワソワも止まらなくなる季節です。

本当はもう、仕事どころじゃないんですけど。そういうわけにもいきませんのでねェ。休みが待ち遠しい季節です。

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今日、アキノノゲシを見つけました。今秋では初めてです。このやわらかいクリームイエローがとっても好き。大好きな秋の花の一つ。

だらだらとした事を書いてきましたが。

要するに、私が今、1番お気に入りの趣味は“雑草を見る事”です。と書きたかったわけで。

なかなか良い趣味ですよ。・・・と自分では思いますよ。

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2007/06/01

野草にまつわるあれこれ③ ~名前の事~

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マツバギク

野草ではないけれど、今の時季本当に美しい。日の光を浴びてメタリックのように光るんです。紫色が。

 

いったいこの日本には何種類の野草があるのでしょう。何千種類?

私が自分で撮った写真フォルダには4~500種類の野草写真が入っています。何年も前から撮りためている物です。野草の写真を撮るのは楽しい事なんですが、厄介なのはその名前を調べる事です。やっぱり撮ったからには、その名前くらい知りたいですからね。

最初のうちは半分以上が名前不明でした。名前調べが面倒くさかったんです。でも調べるコツもわかってきて、最近では名前不明の花もずいぶん減ってきました。図鑑もずいぶん買いました。ネットで調べるのも上達しました。

コツっていうのは、花を見てだいたいの見当を付けるんです。「花びらが4枚だからアブラナ科じゃないかな」とか「○○の花に似ているから、その近縁だろう」とか。そうなると、何千種も載っている図鑑でも、調べる範囲がだいぶ絞られますから。

それでもどうしてもわからないのはある。どんなに調べてもわからない花が。困るのが日本に入ってきて新しい帰化植物とか、園芸種が逃げ出して野生化した花。野草図鑑に載っていない場合が多いんです。特に帰化植物は載っていないケースが多い。どうも学者さん達は、帰化植物を日本の野草と認めたくないらしい。これについては言いたい事がいっぱいあるけど、またの機会に。

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この花、ずっと前から気になっていたんです。名前がわからなくて。用水路のコンクリの隙間とか街路樹の根元とかに咲いているから、あきらかに野生。花の雰囲気からキク科は間違えないと思うのだけど、どんなに調べてもわからない。

それがひょんな事からわかったんです。

先日園芸店を覗いていたら、この花が売られていたんです。『エリゲロン(源平小菊)』と書かれて。そこまでわかれば、ネットを使って色々と調べられます。

エリゲロンというのは属名で正確にはエリゲロン・カルビンスキアヌスといいます。これは学名。では源平小菊というのが和名かというと、これは園芸屋さんがつけた商品名。では和名は・・・ペラペラ嫁菜。なんだか力が抜けちゃう名前ですね。脱力系。 もっともこれも正式名称ではないようです。ようするに日本の野生植物として認知されてないんですね。けっこうあちこちに咲いていて、あきらかに野生化しているのに。

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この花もまた、ずっと名前がわからないまま。最近ようやくキレハイヌガラシという名前にたどり着きました。が、いまひとつ確信が持てない。確信が持てないので、さらに調べているうちに今度はキバナクレスという名前が浮上してきた。そして、ただいま混乱中です。

どちらにしても新しい帰化植物で、情報が極端に少ない。もちろん野草図鑑にも載っていない。

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謎の花は数多く有りますが、この花もその一つ。去年の5月にも見たし、今年もまた。でもどんなに調べても、わからない。花の形から、シソ科だろうと思うのですが・・・。

まあそのうち、ひょんな事からわかるんですよ、こういうのって。そういう時って、胸のつっかえが取れるっていうか、なんともいえない爽快な気分になるんです。その時が来るのを楽しみにしておきましょう。

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最後はこれ。これもまた、何年も謎の花でした。この時季に山林に現れるんです。やはりどんなに図鑑を調べても出ていない。あっちこっちに生えているから、メジャーな野草のはずなんだけどなァ、と思うがわからない。そしてもう一つの謎が、いつ見ても蕾だという事。花が咲いているのを見た事が無い。夜に咲くのか?とか、ほんの一瞬だけ開くのだろうか?とかいろいろと思いを巡らせていました。

それが先日、やはりこの草をしげしげと眺めながら、「葉っぱはタチツボスミレに似ているなあ」と思ったその瞬間「ハッ!!」と気付きました。「そうだ!スミレは閉鎖花を作るはず」と。やはりタチツボスミレの閉鎖花でした。

この時は胸がスーッとした、と言うより、むしろ悔しかったです。タチツボスミレもわからなかったのかと。あんなにしょっちゅう見ている草なのに。何を見てたんだ今まで、と。

今日は、またずいぶん長くなってしまいました。(いつも長いけど)

野草の世界は奥が深いよ。だから面白いけどね。・・・というお話でした。

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2007/05/17

野草にまつわるあれこれ② ~季節の事~

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待宵草(マツヨイグサ)

今日は旧暦の4月1日です。旧暦では4・5・6月が夏とされていますから、今日から夏になったというわけです。日本にはもう一つ二十四節季という季節の考え方があって、立夏から立秋までが夏になっています。今年の立夏は5月6日でしたから、こちらの考え方ではもう10日以上前に夏になっています。

季節の事はいつも気にしているんです。やはり季節と野草は切っても切れない関係にありますから。花が好きで季節を気にするようになったのか、季節を感じていたいから花も好きになったのか、どちらかわかりませんが、両方のような気もします。

季節を感じるって、すごく重要な事なんです。「あっちの林ではユキノシタが咲く頃かなァ」とか「もうそろそろ山のナルコユリが咲いているんじゃないだろうか」とか、年中そんな事ばかり考えている私にとっては。野草はとても花期の短い物も多いし、その短いタイミングを感じとって山へ見に行かなければならないわけですから。

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赤花夕化粧(アカバナユウゲショウ)

それでも、春の花だとか初夏の花だとかって分類する事は気にしていなかったのですが・・・。

今、ホームページの方で野草図鑑を作っているもんですから、どうしても気にせざるをえません。でもそうなると、いろいろと迷ってしまうんです。

たとえば待宵草。連休前から咲き出すから、これは晩春の花だろうか。でも待宵草を春の花にするのはどうしても抵抗がある。私のイメージでは夏の花なんです。

同じような時期に咲く夕化粧は?こちらは気分的には晩春でもいいのだけれど、待宵草が夏なら、こっちも夏か?

ちょうど今が盛りの黄菖蒲はどっちだ。晩春と初夏の境目くらいに咲くんだよなあ。

なんて事を考えだすと、止まっちゃうんですよね。図鑑作りが。

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黄菖蒲(キショウブ)

あまり物事を深く考えない私としては、メンドクサクなってしまって、「別にどっちだっていいや」となってしまうわけです。「わからないのはテキトーに分けちゃえ」と。根がテキトーな人間ですからね。

が、ここで「ちょっと待て」と。自分が野草の名前調べで苦労している経験を基に、『野草調べをしたい人に親切な図鑑を作ろう』というコンセプトはどうなった。そんなテキトーにやっていいのか。なんて事も思ってしまうわけです。

そこでもう一度考えたりするのですが、結局はテキトーに分けてしまう。だって考えてもわからないんだもの。

そんなわけで(どんなわけだ?)、そろそろ図鑑の方も、初夏の部に入っていきます。晩春の部もまだ完成には遠いのだけれど、しょうがないでしょう。もう初夏なのだから。

でもね、ずぼらな私にしては、意外とキッチリした図鑑になってきているんじゃないかと思っているんですよ。意外とね・・・。また図鑑の方も覗いてみてください。

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庭石菖(ニワゼキショウ)

それにしても、今日は1日中雨で、肌寒かった・・・。思わずストーブを点けちゃったものなァ。とても夏になったとは言えないよね。

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2007/05/06

キンラン・ギンラン

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あっという間に終わっちゃいましたね、ゴールデンウィーク。皆さんはどうお過ごしだったのでしょうか。

私も今年は、人並みにゴールデンウィークでした。こんなにちゃんと仕事を休んだのは、何年振りだろう。何故だか毎年忙しかったんですよね、この時期。でも今年はヒマ。4月中頃から、仕事が途切れちゃっていたんです。本当は困るんですよね。仕事が無けりゃ、生活にかかわりますから。でも、超お気楽主義の私は、ジタバタしたってしょうがないと、GWはたっぷり休んで野草三昧で暮らそうと決めていたんです。

もうほとんど毎日、山を、野を、川を、と歩いていました。撮った写真はおそらく2000枚くらいかな・・・。これだけ溜まると、整理するのも億劫ですよね。

たくさんの野草を見ました。初めて見つけた花もありました。でもやっぱり1番嬉しかったのは、キンランにまた出会えた事かな。

去年キンランを見つけた場所は、2ヶ所とも生えていませんでした。たぶん盗掘されたのかな・・。キンランとエビネは1番盗掘が多いと聞くから。もうキンランには逢えないかと思っていたら、また今年もキンランの咲く場所を見つけちゃったんですね。それも4ヶ所も!もう、小躍りしちゃいましたよ。

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薄暗い山林の中で、木漏れ日を浴びてキラッキラと輝くキンラン。言葉に現せないほど綺麗。ウットリとしてしまいます。まさしく春の山林の女王だね。

そしてキンランが女王なら、春の山林のお姫様はこちら。

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ギンランとササバギンラン。

3つとも滅多に逢えない野草達。じっくりと山を歩き回れば、まだまだ出会えるものですね。

この花達にめぐり合えた事を感謝したい。里山を守っている人達と、山の神様に。そしてこの花達が来年もこの場所で花を咲かせますように・・・。心無い人の目に留まりませんように・・・。本当に盗掘だけは止めてもらいたい。絶滅に瀕しているんです、この花達。

 

さてさて、明日からまた仕事です。連休明けからかかる予定の仕事が決まっていたので。ちょっと休んでしまった分、本気で頑張りマ~ス。

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2007/04/29

野草にまつわるあれこれ ~自慢話~

おしゃべりが苦手だ、整理整頓が苦手だ、数字が苦手だ、と今迄いろいろと書いてきました。「それじゃあ何が得意なのよ?」と考えて困ってしまった。人に自慢できるような得意な事が思いつかないのだ。子供の時から唯一得意だったのは、図工とか美術。でも今ではこれが生業となってしまっているので、得意だとか苦手だとかと言う問題ではないのだ。ただ生活するために必死で、あるいは惰性でやっているだけなのだ。

でも何か有るんじゃないかと考えていて、ふと思いついたのがこれだ。

野草を見つける事

これはかなり得意なんじゃないかと思う。人に自慢していいくらいじゃないかと思う。

野草の花なんて、歩いてりゃ自然に見つかるってもんでもありません・・・いや、たいていは自然に目に入るんですけどね・・・中には「よく見つけられたね」なんて花もけっこう有るもんですよ。

例えばこれだ。

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ムシクサ

この写真で実物の3倍くらいです。畑の縁とかに生えている雑草です。草丈5cmくらい、花は2mmくらい。しかも葉っぱの陰に隠れるように花を咲かせるから、足元で咲いていても気がつかない。しかもそんなにあちこちで咲いている草でもない。むしろ少ないくらい。

さすがに私でも、歩いていて花が見えるわけではないんです。なにか気配を感じてしゃがんでみると・・・「おお、ムシクサだ」という感じで見つけるんです。

それじゃあ、これはどうだ。

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ギンラン

これも数少ない野草ですよ。山林の半日陰に咲く花です。

この花も、山林の中を歩いていて、なぜか「このヤブの向こうに何かある」という予感がして、山道を外れてヤブを掻き分けて入ってみたんです。普段はこんな事しないんですよ。やたらと山を荒らさない事は心がけていますし。それに・・・実はヘビが嫌いだったりするので・・・。ヤブの中に入ってみることなんて滅多にしないんですよ。でもこの時は何かを感じたんです。そしたらヤブが途切れた所にギンランが咲いていた。

これってスゴイでしょう?

ちょっとした才能じゃないかと思うんですよね。

・・・え?

「こんな才能、誰もうらやまないぞ」

いいんだよ!

こんな事くらいしかないんだよ!人に自慢できる事。

それに、私にとっては大事な才能なんだよね、これ。

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