神林学 展
11月5日
造形屋なんてアホな稼業をしているわけです。アホな稼業ですが、彫刻の技術は一通り身に付けていないといけない仕事ではあります。駆け出しの頃、彫刻技術を教えてもらったお師匠様が、彫刻家の神林 学氏です。その神林師匠が、久しぶりに東京で個展を開いているというので、ちょっと行ってきました。今回の個展は、目白の千種画廊です。鈴木三重吉の旧邸宅としても有名な画廊です。
この人は、日本中を駆け回っている売れっ子にもかかわらず、携帯電話を持っていない。今時にだよ! パソコンは持っているらしい。メアドは教えてもらっているが、電源を入れる事などないらしいから、メールを送ってもしかたがない。ホント、この時代に立派だよ。
それで時々こうやって、展覧会会場に出かけて行くわけです。元気な姿を確認しにネ。
私にとって、彫刻の師匠のみならず、神経質気味だった私に「人生、気楽に、おおらかに生きなきゃダメだ」と教えてもらった、生き方の師匠でもあります。この人を見習って、私も『ノーテンキであること』を心がけているのです。
着いたのは6時近く。もう会場を閉める間際でした。その後、神林さんとたまたま会場にいた彫刻家のS子さんと居酒屋へ。1年半ぶりに積もる話ができて満足です。
実は神林さん、若かりし頃は北アルプスを放浪していた山男でもあり、私に山の楽しさを教えてくれた人でもあります。私が最近バリエーションルート歩きに嵌っているという話をすると、「そうか、そうか。バリを歩かないと、山の本当の楽しさはわからないサ。」とニコニコ聞いていてくれました。
が・・・、突然険しい顔になり、「お前くらいの時が一番危ないんだ!」と。「山に慣れてきて、自信を持ち始めた時が一番危ない。くれぐれも『怖い』という気持ちを忘れるな。」と釘を刺されました。
うん・・・わかった。
ネットなど一切やらない神林師匠から、「ネットでしっかり宣伝しておいてくれ」と命じられましたので・・・
神林 学 展
目白 千種画廊で絶賛開催中!!
※ 千種画廊での展示は終了しました
11月8日までだから、後2日しかないけどね・・・。
この人の作品は、眺めるだけよりも手にとってみた方が、素晴らしさがわかるはず。
とってもハートウォーミングな作品なんだ。
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最初のフロアーで、和田三造の《南風》を見つけました。昔は一番最後に展示してあった絵ですね。
そんな事を思ったりしながら、娘そっちのけで、絵を見て回ります。昔とは、趣味が変わった・・・と言うか、絵に対する見かたが変わった自分に気が付きます。
イラストタッチの画風で、認めたくなかった小茂田青樹の絵の前で、ボーゼンと立ちすくみました。
若い頃は、興味が無かった日本画。上村松園や、小倉遊亀や、加山又造などの絵の良さが、ちょっとだけ解るようになった気がします。
娘に、「気に入った絵はあったかい?」と聞いたところ、ドローネーの《リズム螺旋》だそうです。


















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