2009/11/06

ニカニカ集会

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11月3日

M-Kさんが主催するニカニカ集会へ参加してきました。

M-KさんのHPに集まってくる丹沢バリエーションルート愛好者達の集まりです。

いやはや・・・楽しい集まりでした。

私は今まで、オフ会にはいっさい参加しないと決めていました。まあ、そんなに深い主義も無いのですが、素顔をさらすのもどうだかな・・・というくらいの理由で。

ですが、この道無き山中を歩き回る達人達がどんな人達なのか、とっても興味があったものですから。

いつも、それぞれのHPやblogで「なんてスゴイ連中だろう」と感心してみていた人達とお会いできて、握手ができて、お話を伺えて・・・とても楽しく有意義でした。そして、私がこの世界に入り込むキッカケとなった本。『誰も知らない丹沢』の著者、S-OKさんとお会いできた事も感激でした。

険しい尾根のヤブを掻き分け歩いている人、沢や滝をガシガシと登っている人、熊と格闘した人。会う前は、どんな恐ろしい男達だろうと想像していたのですが・・・。意外にもみんな優しそうで、気の良い人達ばかりで・・・。真の猛者ってこういう事なのかねぇ。

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2009/11/01

丸渕

相変わらず調子悪いです。体調はまあまあなんですけど、精神的に。

まあこれは、私の持病なので気にしないでください。まったくこの躁鬱症には二十歳くらいの時から悩まされてきた。それでも年を重ねると共にだいぶ良くなってきているんです。症状が軽くなってきている。(若いときに発症した躁鬱は、そういうものらしいよ) 今は、気持ちがどんよりとしたり、何もやる気が起きない程度です。

長い間こいつらと付き合っているから、自分でもどうすれば心が落ち着くかはわかっているんです。欝の時にはスポーツで汗を流したり、好きな趣味に集中するのが効果的。今の私の場合は、大好きな山歩きをするのが一番です。

ただ、残念な事に・・・行く気にならない。大好きな事なのに、行きたいという気持ちがわきあがらない。でも、無理してでも行きましょう。それが自分の精神安定のためですから。

1週間くらい前に、KAZESAYAGE(通販で買っている、丹沢Vルートの小冊子)5号が届きました。今号でM-K師匠が紹介しているのは『大タギリ~大タル丸』のルート。このKAZESAYAGEルートは全て歩く事にしている私ですが、今は全く行く気にならない。「だって、危険なルートなんでしょう?」てな感じです。

ただし、これは私のためには良かったかもしれない。だってこのルート、噂は聞いていますが、とっても危険な上級者向けのルートらしい。私の実力ではどうなの? というルートです。が、躁期の私なら「ウヒャ~」とか言いながら突入している事でしょう。危ない、危ない・・・。

さりとて他に行きたいルートもなし・・・。気持ちは萎え萎え状態だから、危なっかしいルートは嫌なんだ。かと言って表尾根を歩くくらいなら、家で本でも読んでるさ。

てな感じで、気分的に盛り上がらないけど、大山北尾根の、まだ歩いていない支尾根を歩いてみる事にしました。そしてついでに、最近M-K師匠のHPで話題になっている丸渕の見物でもしてこよう。M-K師匠も、この日はこの山域を歩くらしい事がHPにそれとなく掲示してあったので、もしかしたらお会いできるかなァ・・・なんて期待もあって。

ゴメンナサイ・・・前置きが長くなりすぎたようです・・・。

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11月1日(日)

朝7時半頃。 札掛のいつもの駐車場に車を入れる。 尾根の名前は知りませんが、大山北尾根のP752から西へ伸びている尾根を登ります。札掛から少し北へ行った場所が尾根の取り付き。さて、どんな尾根でしょうか・・・。

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ほらほら、そこそこワイルドな尾根です。2本足でやっとくらいの急斜面有り、痩せたコル有り。それでいて危険な箇所は無い。今の私にはピッタリだ。

取り付きから1時間弱で北尾根のP752に乗りました。ここから進路を南へ。北尾根を少し登り、標高800m付近で北東へ伸びる尾根に入ります。これは18号鉄塔が有る尾根。大月尾根と呼ばれているらしい。

この尾根もまた、なかなかワイルドです。落ち葉でフカフカになった急斜面をトットットッ・・・と駆け下りる。気持ち良い・・・。

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ほどなく18号鉄塔の下へ。ここは眺望がいいので、一休みする事にします。西には丹沢山と丹沢三峰。東には大山三峰。三峰に挟まれて気持ちがいいなァ。

なんだか気分も晴れてきました。やっぱり、好きな事をやって、汗を流すのが一番効くんだ。

そこで予定を変更です。ここから大月橋のあたりへ降りて、黒岩から丸渕まで沢道を歩いていこう。この道は、私の持っている丹沢ガイドブックにも『とても良いハイキングコース』と紹介されているのですが、数年前に径路崩壊で通行止めになっている道です。

そう。廃道を歩く事にちょっと嵌まっているんです。でも廃道歩きに危険は付き物。そこを歩いてみようと思ったという事は、気持ちがちょっと上向いてきた証拠。

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唐沢林道の大月橋の脇へ降り、少し歩いて黒岩入り口へ。入り口には通行できない旨の立看です。

よしよし。そうこなくっちゃ。

この道が、元ハイキングコースながらとてもワイルド。崩れた斜面を渡ったり、橋の流された唐沢川を裸足でジャブジャブ渡ったり。

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廃道の定番、腐った木橋もちゃんと有ります。先日の山神径路以来、腐った木橋はトラウマ的に怖いのです。が、ここは簡単に巻けるのでとっても安全!

途中までは径路跡を辿ってきたのですが、物見沢に入ってしばらくした所で径路跡を見失う。

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しかたなく沢の岩伝いに歩いていたのですが、ついにこんな場所で行き詰ります。

ええい!しかたない!! と、左岸の崖をよじ登ります。 なんとかトラバースできそうな斜面までよじ登り、上流へ向かってトラバースしていきます。

その時!

沢遊びをしている3人組を発見!!

絶対M-K師匠に違いない。 と、斜面を駆け下ります。

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そこが丸渕でした。そしてM-Kさん、AYさん、ミックスナッツさんの達人3人組でした。

感激です。ネットでいつも感心しながら読んでいた達人達が、今、目の前にいるんです。

ほんの少しの時間でしたが、一緒に水遊びをさせていただきました。

 

さて・・・12時15分。

残念ながら、今日は夕方から他の約束があったのです。もっといろいろ、お話を聞かせていただきたかった・・・と名残惜しみつつ帰途につきました。

でも・・・

久しぶりのVルート歩き。そしてM-K師匠達と出会えた。楽しかったァ。だいぶ心も落ち着きました。今、昨日や今朝と比べて、心のどんよりが晴れてきているのがわかります。

本当に有意義な山歩きだった・・・

 

蛇足

帰りの東名が事故で大渋滞。3時に戻るつもりが、結局5時になってしまいました。約束は、途中でTELしてキャンセルしてもらう事に。それはいいんだけどね・・・。それだったら、M-K師匠達ともっと遊んでいればよかった・・・。

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2009/10/17

足が棒になった話

歩きつかれた時のたとえとして、「足が棒になった」とかって言うじゃないですか。だけど、本当に棒になった事ってあります? 棒になったらどうなるかってわかります?

今日は「本当に棒になっちゃったよ」という話です。

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10月11日

この日は、塩水橋から三角沢ノ頭~丹沢山~本間ノ頭と周回する予定でした。

朝、塩水橋に車を止めて、キュウハ沢出合に向かって本谷林道をテクテクと歩き出しました。歩き出してすぐに、右足に違和感を感じます。ヒザの裏が変な感じ。痛いわけではないのだけれど、なんかつっぱた様な感覚。実は朝起きたときから少し変だった。でも、歩いているうちに治るだろうと・・・。

だけど、違和感はどんどん強まります。でも、ノーテンキを売り物にしている私としては、「今日の山歩きは止めた方がいいんじゃない?」などとは決して思いません。「足が暖まってくれば治るさァ」と、相変わらずのお気楽モード。

キュウハ沢出合から、三角沢ノ頭の尾根に取り付きます。山道を登り始めると、違和感は有るものの歩けないわけじゃない。いや、むしろさっきより歩きやすくなっている。ホラネ、なんともないさ、これくらい。

この尾根は初めて歩く。バリバリのルートかと期待して来てみたが、そうでもない。仕事道が山頂近くまで続いていて、ちょっとガッカリな尾根。イヤ、もとい。歩きやすくてとても良い尾根。苦労する事も無く山頂に到着。

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三角沢ノ頭は、とてもいい山です。誰もいない静かな山頂。表尾根を裏側から眺めながら、ゆったりとした気分に浸れます。この山は『お気に入り』に登録だ。

さて、塔ノ岳と丹沢山の中間あたりに有る日高(ひったか)というピークを目指して、出発します。

ところが下りに入ったところで、「ああれれ・・?足がおかしい」右足の太ももの裏からヒザの裏にかけて、突っ張った感じ。痛いわけではなく、歩けないわけじゃないけど・・・。鞍部を過ぎて上りに入ると「ああ、大丈夫、大丈夫」

日高からは丹沢山へ向かって稜線を下ったり登ったり。登りだと大丈夫だけれど、下りだと足が突っ張る。きっと、下りで使う筋肉のスジが変になっているのでしょう。いつまでもずっと登っていたいが、さすがにそういうわけにもいかない。

さすがにノーテンキな私も、もうこれ以上歩くのは無理と思う。無理と思うが、とにかく車を止めてある塩水橋までは降りなくてはならない。とにかく丹沢山までいって、堂平へ降りよう。それが一番早くて安全だ。

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丹沢山の山頂でしばらく足を休める事にする。みやま山荘に入って、カップラーメンとコーヒーを頼む。丹沢山は何度も来ているけれど、山荘に入るのは初めてだ。しかも山の上でコーヒーなんか飲むのも初めてかも。

いいもんだね、山頂でこんな風にのんびりとするのも。山歩き中に30分も休憩を取ることなんて、今まで無かった。ここのコーヒー美味しいね。山の上だから、余計美味しく感じるのかな。

と、のんびりと休憩をしたら、足も良くなった気がした。ストレッチをしてみる。あ、大丈夫だ。・・・と歩き出す。

が、ちょっと歩き出したら、やっぱりダメ。どんどん変になってくる。スジが完全につぱってしまって、1本の棒になってしまった感じ。

「なるほど! 足が棒になるって、こういう事だったのか!!」

生まれて初めての経験だ。 ヒザの感覚が無くなって、ヒザが曲がらないんだ。

いや、実際はヒザを曲げていないわけじゃない。そんな某国の兵隊さんみたいな歩き方で山を歩けるわけが無い。でも、感覚的にヒザを曲げてる感覚が無い。ピンと伸びたまま、自分の自由にならない感じ。ピョコン・ピョコンとビッコ歩きをする。

仕方がない・・・。ゆっくりゆっくり歩く。

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ああ・・・こんなにゆっくりと山道を歩くのって・・・。そう・・・最近忘れていたのかも。ゆったりと景色を楽しみながら山を歩く事を。

早足で山を下ると、転ばないように足元ばかりに注意がいってしまうから。周りの景色を楽しむ余裕を忘れてしまうんだ。ゆっくり歩けば風景がとてもよく見えてくる。

何回も歩いているこの堂平の道も、ホラなんだかとても新鮮。

これって、負け惜しみじゃないよ。足を変にしたおかげで、忘れかけていた大事な気持ちを思い出した。

・・・・というお話でした。

 

 

さて、いったい・・・この「足が棒になる」は何だったのでしょう。この日は一日ビッコ歩きをしていたけれど、次の日にはすっかり治っていました。

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2009/10/06

地図から消えた道を歩く ~山神径路~

プロローグ

玄倉林道の通行止めが続いている今、ユーシン辺りへ行くには寄から雨山峠を越えて行くしかないのか? 他にもルートは有るんじゃないか? と調べている時に引っかかってきたのが“山神径路(さんじんけいろ)”という古道の存在です。玄倉の集落からユーシン手前の雨山橋まで、玄倉川の南側の山腹に道が有るらしい。昔、ユーシン辺りにも集落が有って、その生活道路だった古道らしい。ところが、私が持っている『2008年版山と高原地図 丹沢』にはその道は載っていません。蕗平橋から山神峠までは赤破線(難路)で道の表記が有りますが、山神峠から先は道が書かれていません。

これはどういう事でしょう?

調べているうちにわかってきました。2000年前後に県でハイキングコースとして整備し直したものの、その後道が崩落して通行が危険になったため、2005年12月に県としては通行止めにしたとの事。そして地図からも消されたらしい。

“危険”・・・

“通行止め”・・・

おいおい・・・そんな言葉でオイラを誘惑するなよ・・・。

“地図から消された古道”・・・

なんて魅惑的なモチーフなんだ・・・。

これは行ってみないわけには、いかないだろう。

行くしかない! いくら荒れているといっても、そこに道はあったのだ。歩けないわけがない。

え? 「何故そんなバカな事をするのか」って?

そんなのは愚問だぜ。バカな事をしたいからに決まっているだろ。

 

さて、まずは下調べだ。崩壊後の道の様子を知ろうとググってみる。情報はおそろしく少ない。当たり前だ。通行止めの道なのだから、歩いている人などいるわけが無い。が、やはりそんな道をわざわざ歩く連中もいるのだ。検索で出てきたのはM-Kさんと仲間の達人連中。キリヤマ隊長率いるマイナールート探検隊。そして超人的な山歩きをする丹沢達人のイガイガさん。私が県の職員だったら「またこの連中か!」と叫んでいるに違いない。

イガイガさんの山行記を詳しく読む。道の崩壊は2箇所らしい。地形図と照らし合わせながら読み、頭に叩き込む。但しイガイガさんが歩かれているのは2年近く前だ。その後様子も変わっているかもしれない。

それでも行くしかない! 私も、あの猛者達に1歩でも近づくのだ!!

山神峠へ

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10月4日(日)

朝7時少し前。寄大橋の駐車スペースに車を入れる。さあ、冒険の始まりだ。朝の冷たい空気に身震いをする。山神峠は、目の前にそびえる檜岳山稜の向こう側だ。

秦野林道を進み、中沢橋の少し先から伊勢沢ノ頭南東尾根に取り付く。このルートもイガイガさんのblogを参考にしている。バリエーションルートだから地図には載っていないルートだ。でも、檜岳山稜を越えて山神峠へ行くには、最短ルートらしい。尾根の上に乗ると仕事道に出た。整然とした植林の山を登る。なるほど、仕事道というのはよく考えられている。尾根のアップダウンをかわしながら、歩きやすいようにつけられている。地形図を見た時に、等高線の密度にゾッとしていた標高750mから950mにかけての急斜面も、ジグザグに道がつけられていて、それほど苦も無く登る事ができた。

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1000m付近で植林地帯を抜けて自然林になる。この辺りで仕事道は無くなる。植林地じゃないのだから当たり前だ。林床は鹿が食べないマツカゼソウとトリカブトの草むらだ。草むらを踏み分けながら進む。昨日の雨露でズボンがぐっしょり濡れる。こういう道を朝一番で歩くと、必ずこうなる。Vルート歩きをするかぎり、これは仕方がない。もう馴れた・・・とは言え、やはり良い気持ちはしない。

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9時  伊勢沢ノ頭に到着。南東尾根は、とても歩きやすい尾根だった。ここから山神峠へ向かって、反対側の尾根を下っていく。

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山頂の北側へ回ると、尾根の下降口はすぐに見つかった。はっきりとした踏み跡がついている。少し降りると作業用モノレールの線路があった。線路に沿って歩きやすい尾根道を下って行く。気持ちの良い尾根歩きだ。

やがて線路と別れを告げると、尾根の形がはっきりしなくなり、踏み跡も消える。が、それほどの急斜面と言うわけでもなく、どこでも歩けるような斜面。コンパスで方向だけ確かめながら降りていると、下にうっすらと道標らしき影を見つける。あれが山神峠に違いないと、それを目指して進む。が、道標には山神峠まで140mの表記。う~ん、微妙に外したか・・・。目標は山神峠の上にピッタリと下降する事だったのだが・・・。

 

山神径路

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9時40分  山神峠に到着。山神様に無事をお祈りする。

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峠には通行止めの立看。ヨッシ! これからが本番だ。ザックの腰ベルトをギュッと締める。

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立看の横をすり抜けたとたんに、この光景を目にする。完全に道が崩れ、木橋が宙に浮いている。

「いきなりかい!」

ここは冷静に周囲を観察。3mほど登れば、安全に巻けそうだ。

その後しばらくは、多少崩れた箇所は有るものの、比較的安全な道が続く。アッチ沢を越えしばらく進むと、モノレールの線路に出た。綺麗なテーブルが有るので、ここで小休憩。なるほど、先程尾根上で分かれた小尾根は、ここへつながっているのか。

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ヘビ小屋沢の少し手前。道が完全に崩壊している。イガイガさんが書いていた、一つ目の崩壊地だ。確か、上を高巻くと書いてあった。上へ登れそうな場所を探して少し戻ると、踏み跡を見つける。やっぱり歩いている奴はいるんだ。踏み跡に沿って上へ登る。10m程登ったところで、踏み跡は二つに分かれる。さらに上へ登る跡とトラバースする跡。少し迷ったがトラバースしながら、崩壊地の真上へ出る。

なんとか渡れそう・・だが危険な香りもする。傾斜的には歩けそうだが、ザレた斜面は滑りそうだ。さらに上へ高巻いた方がいいかも。しばらく考えたが、思い切って踏み出す。すぐ下に立ち木が何本か有り、もし滑っても立ち木につかまれそうだと思ったのだ。

なんとかザレた斜面をこらえながら、渡りきる事ができた。

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大崩壊地をクリアーして、径路歩きを楽しむ余裕も出てきた。良く見れば、なんとも趣の有る道じゃないか。古の人達が積み上げた石垣が続く。きっとこの道を樵たちが、材木を乗せた馬達が、あるいは鉱山目当ての山師達が行き来したのだろう。こんな素敵な古道、後世に残していきたいなあ。山道って人が歩かなくなると、どんどん崩壊していくものなんだ。この道もこのまま風化していくに違いない。

が・・・それもまた、自然の摂理か。

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なんて思いを巡らせながら歩いていると、谷向こうの尾根に黒い影が。

「熊か!」 身体中に緊張が走る。 いや、熊じゃない。鹿・・・でもなさそうだ。カメラを取り出しズームで見る。

カモシカ? 初めて見た! シャッターを押しながら、少し興奮する。

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腐った木橋にぶつかる。 渡れるか? 少し踏んでみる。ヌルヌルだ。昨日の雨のせいもあるかもしれないが、苔と腐った木肌でヌルヌルしている。こんな滑る橋を渡れるか? ストックの先端のゴムを外し、木橋に突き刺しながら一歩一歩慎重に歩く。綱渡りってこんな気分なんだろうか。

なんとか渡りきった。両足がカクっとなる。きっと両足にものすごい力を入れていたんだ。

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こんな崩壊箇所は、次から次へと出てくる。慎重に歩けば、なんとか渡れる程度だが、気の休まる暇が無い。

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板小屋沢、モチノキ沢と越えて、しばらく進んだところで大崩壊地にぶつかる。これは無理。ここは絶対に渡れない。イガイガさんが書いていた、二つ目の崩壊場所だ。イガイガさんはなんて書いていた? 思い出せ。 そうだ20m上を高巻くと書いてあったはずだ。

道を戻りながら、上へ登るルートを探る。やはり踏み跡が有った。急斜面を木につかまりながらよじ登る。20mほど登って、崩壊地の上を渡る。今度は急斜面を、木につかまりながら降りる。

ヤッタ! 渡りきったゾ。

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崩壊地をクリアーして、ホッとしたのも束の間。またヌルヌル橋だ。(写真は渡りきった後に撮ったもの)

1本目の橋は先程の要領で慎重に渡る。が、2本目は無理だ。橋が傾いている。ヌルヌルの上にこんなに傾いていたら、絶対に滑り落ちる。橋の下、チョロチョロと水が流れる急傾斜の沢を岩にしがみつきながら渡る。

渡りながら、「死にたくねぇ~」と思う。だったら、こんな事しなきゃいいのに・・・

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また腐った木橋だ。もう木橋にはうんざりだ。こんな橋渡れるわけないだろ!

ここは上へ巻く。5~6m登ったら、なんとか巻けた。

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11時30分  玄倉林道へ降り立つ。雨山橋の少し手前、第八隧道の脇だ。

山神峠から約2時間。なんとか歩ききった。緊張の連続だった。長い戦いだった。肉体よりも精神的に疲れきっていた。

林道の真ん中に大の字に寝転ぶ。青空だ。抜けるような秋の空だ。

じわじわと達成感が込み上げてくる。

ヤッタぞ! 勝ったゾ!

 

エピローグ

後は雨山峠を越えて寄大橋へ戻るだけだが・・・。まずい、予定時間をオーバーしている。今日は、夕方からアイカタ(奥様)の買い物に付き合う約束なんだ。3時までに戻る約束だから、寄大橋には1時半に戻らなければならない。後2時間弱。普通に歩けば2時間半はかかる。急ごう。

雨山峠の道をギアをトップに入れて、急ぎ足で歩く。雨山峠の道だって、アチコチで荒れていて歩き難い道では有るが、山神径路に比べたら散歩道みたいなもんだ。

あの道を歩ききった事で、そんな事が思えるくらいになっている。確実に自分の実力がアップした気がする。

なんだろう! この達成感と満足感。今迄で一番だ。

それだけ手ごわい相手だった。

もし、山神径路歩きを考えている人がいるのなら、聞いて欲しい。

とても危険な道です。たぶん、日に日に崩壊が進んでいる道です。そして木橋は本当にヤバイ。崩壊地を巻いて渡る事よりも、腐った木橋を渡る事の方が怖い。腐ってヌルヌルになった木橋は、想像以上に滑るんです。雨の次の日だったから、ヌルヌルだったのかもしれません。雨の日は絶対に危険です。もし、この道を歩くならば、腐った木橋を渡る対策が必要です。私が再びこの道を訪れる事があるとしたら、きっと軽アイゼンは持っていくでしょう。

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2009/09/25

岩沙参の道 ~同角山稜~

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9月23日

丹沢の中でも、まだ行った事の無い山はたくさんあります。特に、玄倉川北側の山域はまだ歩いた事がありません。私が丹沢歩きを始めた頃には、もう玄倉林道は完全封鎖されていましたから。

丹沢の地図を眺めながら「ここら辺も歩いてみないとなァ」なんて思うわけです。「まずは同角山稜からか」と。大石山・・・石小屋ノ頭・・・同角ノ頭・・・

そこでまずはググってみます。

ウィキにはこんな事が書いてあります。『大石山 : 丹沢山地の山で特にアクセスの悪い山・・・』

別のサイトにはこんな事も『玄倉林道が閉鎖されている今、大石山は丹沢の中でも最も行きにくい山の一つ』

なるほど、なるほど。そういう事ならオイラの出番だ。「行きにくい」なんて言われたら、ますます行きたくなってしまうじゃあないか。

という事で、シルバーウィークの最終日は同角山稜を歩いてきました。

コース及びタイム

新松田駅(7:20)・・・バス・・・箒沢公園橋バス停(8:35)~板小屋沢ノ頭(10:00)~ヤブ沢ノ頭(10:45)~石棚山(11:00)~テシロノ頭(11:25)~同角ノ頭(12:30)~石小屋ノ頭(13:05)~大石山(13:40)~ユーシンロッジ(14:25)~雨山峠(15:15)~稲郷(16:50)~寄バス停(17:10)

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西丹沢の箒沢公園橋からまずは石棚山稜を登り始めました。ここの登りはキツイ、キツイ。自分でも不思議なくらい足が上がっていかない。言い訳すると、2日前に丹沢主脈を縦走した時の疲労が抜けきっていないんだ。

3時間弱かかって、ようやくテシロノ頭に到着。自分のイメージでは、2時間半くらいだったんだけどなァ。さあ、いよいよここから同角山稜へと入っていきます。

同角山稜の道は赤実線コースですし、いろんなガイドブックに載っているコースですから、私がコース説明をする必要も無いでしょう。

でも、あえて言わせてもらうと・・・この道はキッツイ。アップダウンが激しいんだ。おまけにザレた急坂を下る時には、足を踏ん張らなくてはならないから、余計に疲れる。

玄倉林道が封鎖されてユーシンロッジが閉鎖されている今、おそらく歩く人がいなくなってしまった道なんでしょう。赤実線のコースなのに道は荒れています。木々の枝葉は登山道に張り出し、倒木が道をふさぎ、しばしば通るのに苦労する。道が崩壊している場所もありました。そのうち、破線コースに格下げになるんじゃないかなァ、なんて思ったりしました。

でも、こういう山道の方が好きなんです。私個人的には。

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そして誰とも会わない山道(こんなに良い天気の連休だっていうのにね)。これがいいんだなァ~。山を独り占めしているようで。

この山稜で出会ったのは一人だけ。同角ノ頭ですれ違いました。ビックリしたのは彼がトレランの格好をしていた事。こんなキツイ山道を走っているのか!? スゴイ奴がいるもんだ。

そしてこの山稜をとても気に入った理由がもう一つ。

大好きな岩沙参(イワシャジン)の花が、尾根のいたるところで咲いていた。青紫のこの花、とても好きな花なんだ。

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イワシャジンだけじゃあないよ。ほら、シラヒゲソウも見つけた!

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あッ、タンザワヒゴタイだ!

なんて珍しい山野草を見つけては喜々としていたわけですが・・・。

 

5時間歩いてようやく大石山へ到着しました。そしてアップダウンの激しい道は、予想以上に体力を奪います。大石山へ着いた時には、もうヘトヘト。山名の由来となった大きな岩もチラ見しただけで、ゆっくり見物する余裕さえ無いほどでした。

なるほど『丹沢で最も行きにくい山』と言われている事に納得。

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ユーシン、雨山峠と越えて、稲郷へ降りた時には本当に疲れきっていた。時計を見ると16時50分。ヤバイ・・・寄発のバスは17時10分だ。これを逃すと1時間待ち。普通に歩けば30分かかる道を、最後の力を振り絞って小走りに駆け下りる。ギリギリセーフでした。

バスの中で今日の山行を振り返る。こんなキツイ山歩きは初めてだ。2日前の縦走の疲れが残っていた事、ロングコースだった事、アップダウンが激しかった事、道が荒れ気味だった事・・・いろんな事が重なって、本当にしんどい山歩きでした。

・・・でも。

面白かったなァ。いい山だった。数々の山野草にも出会えたし。

また来よう・・・同角山稜。

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2009/09/22

丹沢縦走

今、ちょっとピンチです。

ホラ、漫画家の臼井氏が荒船山で滑落したでしょう。高山では熊が大暴れをしたり。そして丹沢でも沢登りで遭難したり。(この人は10日ぶりに救助されてグッドニュースでしたけどね。) アイカタ(奥様)が疑いはじめているんですよ。私が危ない遊びをしているんじゃないかと。

そりゃ確かに、バリエーションルート歩きなんてバカな事をやっていますから、突っ込まれりゃ「危なくない」とは言い切れない。でも、ロッククライミングとか沢登りとかはやってませんから(やりたくてもできないし・・・)、そこら辺を前面に押し出して「危ない事はしていない」と言い切るしかない。

ウチのアイカタは、私の判りづらい性格を良く理解してくれるし、やたらと私の行動を否定したりはしません。いつも好き勝手にやらせてもらっています。ですが、彼女が「ダメ」と言った事は、ダメなんです。私もそこを強行突破することはできません。いつの頃からか、それが我が家のルールなもので・・・。

ですから、彼女が「山歩きなんて危ないからしてはいけない」と言い出したらアウトです。ここはなんとか乗り切らねばなりません。「道無き山中をさまよい歩いている。」なんて絶対に言ってはいけません。彼女が山の事を全く知らない事を逆手にとって、誤魔化しきるしかないのだ。

なんとか・・・。

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9月21日

丹沢歩きを始めた頃から(と言っても、1年ちょっと位ですけどね)、いつかはやらねばならないと思っていた事、それが『丹沢山塊の端から端まで歩く』事。今日はそれに挑戦です。丹沢主脈と言われている、塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳~姫次を歩き通す。ガイドブック等では、1泊2日のコースになっているが、これを1日でやる。

距離は25kmくらいか。(ちゃんと測っていないけど) 距離的にはいけるはず。問題は交通だ。縦走だから車は使えない。大倉から登って道志街道側へ降りれば、バスがえらく不便だ。何しろ休日は一日2便しかない。それも最終は16時20分だ。ここは道志側から登って、バス便の多い大倉へ降りるのがいいだろう。

もう一つの問題は時間だ。暗い山中を歩くのはゴメンだ。日没までには山を降りたい。『山と高原地図』でコースタイムを計算する。東野バス停から大倉バス停まで、コースタイムを足していくと、10時間30分になる。しかもこのコースタイムには休憩時間は含まれていない。休憩時間を入れると、12時間といったところか・・・。

朝1本しかないバスの、東野到着時刻は7時30分頃。とすると、大倉到着は19時半頃か・・・。アウトじゃん。最後2時間くらい、暗い山道を歩かねばならないじゃん。

さあ! どうする。

考えた作戦はこうだ。

急いで歩く そして 休憩は短めに

・・・・幼稚すぎ。

とにかくやるしかない。『挑戦』こそが私のスタイルだ!・・・なんてね・・・。

かくしてこの日も、“おバカ山行”が始まったのだ。

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橋本発6時20分のバスに乗るために、4時半起きだ。眠くてたまらない。バスには登山の格好をした人が6人ほど。同じ丹沢でも、こっちの方は人気無いんだね。きっと今頃、大倉バス停ではぎゅうぎゅう詰めのバスが何台も到着している事でしょう。

東野バス停に7時35分到着。支度を整える場所を探しながら少し歩くと、こんな神社を発見。しかも、横にはそこそこ綺麗な公衆トイレ有り。

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8時15分  登山口に到着。神社からここまでは、道標が誘導してくれます。

さあ! 登るゾ~!!

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登り坂はかなり急勾配できつい。でも、まだ歩きはじめで体力充分ですから急坂もへっちゃらです。やがて、八丁坂の頭という場所で主脈尾根に合流します。

ここは東海自然歩道。こんなに素敵な、まるで公園みたいな山道です。緩やかなアップダウンの道を快調に飛ばします。

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10時25分 姫次(ひめつぎ)到着。 5分だけ休憩。

「姫次は眺望が最高」と聞いていたが、木立の中の山頂は眺望ゼロ。「??」と思っていたら、ここから少し下がった場所に展望の良い休憩所がありました。ただし、この日はガスがかかっていて、眺望なし。

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姫次から蛭ヶ岳への尾根は、とても気持ちの良い自然林。今の季節、林床はシロヨメナでいっぱいです。

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蛭ヶ岳山頂が近づくにつれ、だんだんガスが濃くなってくる。

やはりここも階段道。丹沢は階段道が多いんです。「興醒め」と言う人も多いけれど、 私は別にいいんじゃないかと思う。こういう山道が嫌な人は、バリエーションルートを探せばいいんだし。歩く人の多いルートでは、山の保護にもなるでしょう。それに歩きやすいよ、階段道は。

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12時ジャスト 蛭ヶ岳(ひるがたけ)山頂到着。

はじめて立った、丹沢最高峰。「ここが憧れの蛭ヶ岳かァ~」と思うも、こうガスが濃くって何も見えなきゃ、あまり感慨もわかない。

15分ほど小休止する。

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ここ標高1500mの稜線歩きは、丹沢山地の中でも屈指の眺望を誇るのであろうと思われるが、ご覧の通りのガスガス。夏の丹沢ってガスの日が多いんですよ。もう秋だけどね・・・。

今日一番楽しみにしていた稜線歩きも、これじゃあガッカリ。

まあ・・次来る時の楽しみが残ったって事さ。

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そんな中でも嬉しい発見!

なんだ、この変な花!! 初めて見る花だ!

初めての花を発見した時って、本当に幸せ。(先程、ようやく名前が判明しました。ハナイカリだって。やっぱり珍しい花らしいよ)

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おお! これが鬼が岩か。写真で見ていたのよりも、不気味で鬼の角っぽく見えるのは、霧に霞んでいるせいか。

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不動ノ峰下の休憩小屋。何故か3人分のレトルトご飯とパスタソース。

何?この組み合わせ?  ・・・じゃなくて、何故こんな所に?

実は、1ヶ月前にここを通った時にも置いてあった。その時も「なんだか気味悪いなァ」と思ったが、1ヶ月経っても・・・。ますます気味悪い。

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13時45分 丹沢山到着。お約束の百名山看板。

それにしても、この山頂へは何度も来ているけど、ガスがかかっていなかった事が無い。相性悪いのだろうか・・・。

ここから先はよく知った道だ。時間も計算できる。かなり疲労が溜まっているが「いけるゾ」と確信する。

15分休憩。

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竜ヶ馬場付近で、ブナの老木に着生するダイモンジソウとイワギボウシを発見。

植物に興味の無い人には、どうって事無い事なんだろうけど。なんかこういうのに感激してしまう。

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14時50分 塔ノ岳到着。 ここまでくれば安心だ。だいぶ足にきているけど・・・と15分休憩。

山頂は相変わらず人がいっぱい。山で3時といえばだいぶ遅い時間だけれど。みんな、早く降りないと、日が暮れちゃうよ。

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さあ、後はバカ尾根を駆け下りるだけだ。このバカ尾根の道はとても歩きやすいから、小走りしても危なくない。

それにしても来るたびに思う。表尾根とかバカ尾根を歩いている人達って、みんなオシャレさんだよね。カッコイイ登山服やリュック。そして若い女の子が多いんだよね。

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16時55分 大倉バス停到着です。休憩含め9時間20分で歩ききりました。

やったァ~!! 日没30分前に歩ききったぞ。また勝負に勝った。(何のだ?)

 

さて。

丹沢山地を北から南へと縦走しました。次の目標は東から西へです。できれば半原あたりから山中湖まで・・・。これは長い。とても1日じゃ無理です。1泊・・・下手したら2泊か・・・。

でも、いつかきっと。

 

 

オマケの情報

高度計付きのカシオ プロトレックという腕時計を買ったんです。先日の椿丸歩きでRF(ルートファインディング)に苦労して、「高度計が有ればいいかも」と思ったもので。一般ルートでは必要無いものかもしれないけど、今日はお試しです。

結果・・・これは使える。

姫次、蛭ヶ岳、丹沢山、塔ノ岳とほぼ正確に高度を示していました。これは、Vルート歩きのRFに、強い武器になるゾ!

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2009/09/17

椿丸

整備された登山道だって危険がいっぱいだというのに、何故わざわざ道無き山中を歩き回るのか。

その魅力の一つは、ルートファインディングです。つまり、地形図とコンパスだけを頼りに山を歩く。尾根の形や沢の様子を注意深く観察しながら、地図上で自分がどこにいるのかを考える。そしてどっちの方向へ歩いたらよいのかを考える。もし間違えたら遭難だ。だから必死に地形を見る。そして地図を読む。それだけに読みきった時の達成感は格別だ。

こんな面白い事はない。だから今日もまた、誰もいないバリエーションルートを歩く。たとえバカとかアホウとか言われようとも。

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9月13日(日)

西丹沢の椿丸へ行ってきました。ここら辺には登山道が一切無く、それゆえに丹沢の秘境と呼ばれている山域の一角です。どうやらここらの山へ入るのは、よほどの丹沢通か物好きなアホウらしい。もちろん私は後者の方です。

丹沢湖の西端、浅瀬のゲート前に車を置き周回するコースです。これは丹沢の達人M-KさんがKAZESAYAGEで紹介しているコースです。

M-Kさんの絵地図と記述を頼りにルートを決め、世附川と悪沢の出合地点から尾根に取り付き、P701~山神峠~P862~椿丸~P838西のピーク~P795西のピーク~P780東のピーク~P519~浅瀬ゲートと歩いてきました。

M-Kさんの記述では『100%径路歩き』とありますが、トンデモナイ! 径路=道とするならば、道らしき跡がついていたのは50%もない。いや1/4も無かった。ただ、崖地や崩壊地などの危険箇所は無く、M-Kさん達クラスの達人になると“径路”という事になるのかもしれません。

尾根は複雑に枝分かれしていて、RF(ルートファインディング)はとても難しい。登りより下りのRFの方が数倍難しい事を考えると、私が歩いたコースの逆コースの方が簡単だったのかもしれません。でも、この難しいRFコースを歩ききった達成感と充実感は格別です。

などと偉そうな事を言ってしまいましたが、実は途中でルートを間違えました。P838西で南に伸びる尾根に乗らねばならなかったのですが、その手前で南西の尾根を下ってしまった。10分ほど降りたところで間違いに気が付き事無きを得ましたが、このまま気付かすに谷へ降りてしまったら・・・と考えるとゾッとします。間違えに気付いた後の、登り返しのきつい事きつい事。こういう時の登りはダメージが倍増します。間違えた下降地点に戻って、冷静に地形と地図を見比べてみると「ああ、違う」とわかるのですが・・・。ホント、地図読みは難しいです。

地図読みに自信の無い人は、あまり入らない方がよい山域だと思います。山仕事の踏み跡やテープなども多く、テープに釣られて違う尾根に入りそうになったりもしました。

でも、本当に素敵な山域です。1000mにも満たない低い山稜ですが、深山の魅力はたっぷり。きっとこれからもココへはちょくちょくとくる事になるでしょう。ここら辺の山域を極めてみたいなァ・・・。

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7時15分。浅瀬のゲートを出発です。ゲート付近にはニャンコが4匹。猫好きの私は、しばし写真撮りに夢中になります。

09913_071 しばらくは世附川に沿って、林道を歩きます。

やがて川の向こうに、素晴らしい滝が現れる。

これが有名な夕滝らしい。

川を渡って、滝の下まで行ってみたい衝動にかられる。が、今日のこの後の行程を考えて我慢する。何しろ今日は、(私にとっては)難しいバリエーションルートを歩くんだ。体力は温存しなければ。

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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この看板が目印。ここから林道を離れて川へ降りる。

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吊橋を渡ります。つり橋には『通行禁止』と書いてあります。が、もちろんためらわず通行する。バリエーションルートを歩いていると、こういう『通行禁止』とか『立入禁止』とかの表示には抵抗が無くなってくる・・・困ったもんだよね・・・。

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三保山荘という表札が掛かった廃屋の裏手から尾根に取り付きます。

ヤブ漕ぎは覚悟の上だったのですが、スズタケはご覧のように立ち枯れ状態。これは助かる・・・がちょっと気になる。数週間前に畦ヶ丸付近のVルートを歩いた時にも、立ち枯れのスズタケが目立ちました。何がおこっているのだろうか・・・。

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9時40分頃。 山神峠に到着。ちょっと調べた事によると、昔、今は無き水の木部落から浅瀬部落への径路が有ったらしい。尾根の左右にはうっすらと径路跡らしき踏み跡がある。そのうちこの径路は歩かねばなるまい。

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山神峠から急登の尾根を喘ぎ喘ぎ登る。ほどなく椿丸から西へ伸びる尾根に乗っかる。

ここから椿丸までは、本当に気持ちの良い尾根歩き。踏み跡は無いものの、なだらかで歩きやすく、それでいて深山情緒たっぷり!!

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椿丸のちょっと手前のピークはとても良い眺め。木に巻いたビニールテープに『(仮)大五郎丸』と書いてありました。仮ってなんだよ(笑)。

このピークから北へ向かってはっきりとした踏み跡があります。ここから織戸峠~大栂~菰釣山へと続くルートが有るそうな。これもまた、絶対に歩いてみたいルート。が・・菰釣山から降りた後の事を考えると日帰りでは難しいんだよなァ・・・。

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10時40分頃。 椿丸山頂に到着です。ピークである事もはっきりしないなだらかな山頂。ぼんやり歩いていると気付かずに通り過ぎてしまうかも。地図を見て、「ここら辺のはずだよなァ」と周囲を見渡すと、木に小さな標識がかけてありました。

さて、ここからの下山ルートは真剣なRFが必要です。尾根はいくつもに枝分かれしています。山仕事用の目印テープにも惑わされないようにしなければいけません。

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前述した、間違えて降りてしまった尾根。間伐材が尾根上にゴロゴロとしていて、とてもまともに歩けない。「さすがVルート」なんて思っていましたが、とんでもない間違いでした。

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正しいルートに戻ってみると、ホラ、こんなに素敵な尾根道です。

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複雑に枝分かれする尾根を、コンパスを確かめながら慎重に進めば、やがてP795の西ピークへ達するでしょう。

が・・・このピークへ登る斜面が大変です。地形図からは読み取れませんが、実際は驚くほどの急斜面。長時間歩いてきた足と心臓は悲鳴を上げます。鞍部から斜面を見上げた時には「本当にこんな所を登るのか?」と、何度も地図を確かめました。

でも、ここまでくればもうゴールは見えた。この後は迷いそうな尾根もありません。

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P780東を経て、なだらかな尾根道を下ります。ここら辺は踏み跡も有って迷う事もありません。

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13時半頃。

無事林道に降り立ちました。

ああ・・・楽しかった。

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2009/09/06

やっぱり貴婦人は美しかった・・・

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誰が名付けたんでしょうか・・・

丹沢の貴婦人

そう、この花、サガミジョウロウホトトギス(相模上臈杜鵑草)

丹沢山地の、それも限られた山域だけで咲く花です。盗掘や鹿の食害で、すっかり数を減らし、絶滅危惧種に指定されている花です。

今日はこの花を探しに行って来ました。

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9月6日(日)

サガミジョウロウホトトギスを探すために、朝早くから山へ入りました。幻のこの花、まだ実物をこの目で見た事が無いんです。いつもあんまり気負わずにノーテンキに山を歩く事をモットーとしていますが、今日は見つけるまで山を降りない決意。

おおよその生息域は見当をつけていますが、詳しい場所はわからない。でも、岩壁に咲く花ですから、狙うのは沢沿いです。

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山道を登る。そして沢に出会うと、花を探しながら沢を登り、そしてまた降りる。

そう言っても私、沢歩きなんてした事ありませんから。経験も無ければ知識も無い。一応、ビブラムソールの登山靴なんだけどズルズル滑るんだね、沢の石って。怖ぇ~、怖ぇ~。登りはなんとかかんとか上がって行っても、下りは怖いねぇ~~。やっぱり沢靴とかじゃないと無理だよね・・・。

『浮石に乗ってはいけない』くらいの事は知っているけど、実際見たってわからないって。足場になる石か、浮石なのか。

どう見てもドシっとしている大きな石に足を乗せた瞬間(それも体重乗せる前にトントンと軽く踏んで試しているのに)、ズズッーっと石がすべり落ちた。「やっちまった~」と思いましたね。とっさに隣の岩にしがみついて助かりましたけど。死ぬかと思った・・・。

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でもね。登山道を歩いているだけでは決して見る事ができない、素敵な光景を見てきました。上の写真、一枚岩を白糸状に落ちる滝。しばし、ボーっと滝を眺めていました。さすがにこの先には進めず、引き返しましたけど。

それにしても、沢屋って言うんですか?沢登りをしている連中。 あいつらは凄いね。沢をちょっと歩いてみて、奴らの凄さが良くわかった。こんな怖い所、平気で登って行っちゃうんだから。

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でも、そんな苦労をしたかいがあったんです!

ついに見つけました、サガミジョウロウホトトギス!!

見つけた時には、感極まりました。なんて優雅で美しい花なんだ・・・。“貴婦人”とはよく名付けたもんだ。

沢沿いの岩壁にぶら下がるように8株ほど。なんとか頑張れば、花のすぐそばまで行けるゾ。手を伸ばせば触れる場所までよじ登りました。

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私、初めての野草を見つけた時には、写真を撮るだけでなく、花や葉を触って手触りを確かめたり、葉を掻き分けて根元の様子を見てみたり、クンクンと匂いを嗅いでみたりするんです。

でも、この花にはそれをしなかった。なんだか、触れてはいけないような気品を感じたんです。

・・・貴婦人だもの。

時の経つのも忘れて、花に見とれていました。

 

詳しい場所ですか?

う~ん・・・それは秘密です。

なにしろ盗掘者に狙われている花ですから。まさかとは思いますが、そんな人がこのページを見たりしたらイヤなので・・・。

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でも、どうしても花を見てみたいという人のために、1箇所だけ場所をお教えしましょう。

表尾根の行者ヶ岳の鎖場の下に立って、北側の岩壁をよく見てみてください。上の写真のように、岩壁に垂れ下がる花を見つける事ができるでしょう。

ここは断崖絶壁で、どうやったて花に近づく事ができない場所です。だから人通りの多い表尾根でも生き残る事ができているのでしょう。

もちろん花に近づく事はできませんので、写真を撮るなら望遠レンズが必要です。上の写真は15倍ズームで撮っていますが、この程度ですから。そうとう高倍率のレンズが必要です。

 

さてさて・・・

なれない沢を歩いたりしたもんだから、ホント疲れた。足も、変につっぱっている。普段使わない筋肉を使ったんだろうか。明日、筋肉痛になる予感・・・。

でもでも・・・

とっても満足です。

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2009/08/30

素敵な山の一日・・・夏の終わりに・・・

え~と・・・たまには、まともな山行記でも書こうかなぁ・・・と。

いえ、“たまには”なんて言うと、時々書いているように聞こえますが・・・一度たりともまともな物は書いた事が無い。

でも、「書こうかな」と思うほど、素敵な山歩きをしてきました。ですから、この素敵なルートを皆さんにも紹介すべく、ルート図なども描いて、・・・などと考えていたのですが・・・。

めんどくさくなったので止めました。

それでも、いつもよりは少し真面目に山を紹介したいと思います。

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8月29日(土)

夏の終わりにふさわしく、太陽がキラキラと輝いていました。今日は西丹沢の大滝橋から山へ入り、一軒家避難小屋~鬼石沢左岸尾根~畦ヶ丸~善六のタワ~ショチクボの頭~用木沢出合と歩きます。登山地図には決して載っていないバリエーションルートです。

この鬼石沢左岸尾根はM-K師匠がKAZESAYAGE第3号で紹介していたルートです。読んだ瞬間から、「絶対に近いうちにココは歩く」と決めていたルートです。

朝7時半 箒杉公園の駐車場に車を止めて出発です。

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15分ほど歩いた大滝橋から大滝林道へと入って行きます。気持ちの良い林道を15分歩いたら、いよいよ登山道の入り口です。

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登山道に入って一軒家避難小屋までは一般登山道。大滝沢沿いのとても気持ちが良い道です。要所要所に道標が立っているので地図を広げる事も無く、のんびりと歩きます。

そうこの“のんびり”が今日のテーマ。ここ最近の山歩きでは、必ずといっていいほど暑さバテをしていたので、今日はバテない事を心がけ、わざとのんびり・ゆっくり歩きます。

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8時50分 一軒家避難小屋到着

さあ! ここからが本番だ!! 未知のバリエーションルートに突入です。5分ほど休憩しながら、M-Kさんの山行記と1/25000地図を眺めて、ルートを頭に叩き込みます。

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小屋の裏手、鬼石沢の右岸に、こんなはっきりとした道が。 おや?道端に何やら小さな標識が有る。

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おお! 立入禁止だって!! 

が、もちろん立ち入る。そして立ち入ってしまう事に何故か少し快感を覚えてしまうのは、根が悪い子だからだろうか。

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M-Kさんの山行記によると、鬼石沢右岸から左岸に渡り斜面を登る、とある。右岸を3~4分歩いた所で、左岸側に小さな黄色い杭が有るのを発見。ココだろうか?でも、右岸側の径路は上流へと続いている。判らない。判らないがココから尾根へ取り付くことにする。とにかく沢の左岸側の尾根へ登ればいいのだ。

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かなりの急登だ。ジグザグに登っていく。息が上がる。汗が噴出す。

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「もうダメだ。休憩しよう。」と思い始めた頃、尾根上に飛び出た。かなり長い時間登ったような気がしたが、時計を見たら12~3分だ。

いやはや・・・なんて気持ちの良い尾根だろう。自然林の緩やかな勾配の尾根。こういう所を歩ける事が嬉しくてしょうがない。

途中の鞍部で尾根の左右に径路がある。尾根の右へトラバースしている道は踏跡がはっきりとしている。尾根上は踏跡不明瞭だから、気持ち的に右へと続く道を進みたくなる。地図を眺めながらしばらく考えたが、やはり尾根上を進む事にする。

が、このトラバース道はとても気になる。権現山の方へ抜ける道だろうか・・・。ここはいつか、歩いて調べなければなるまい。

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ほどなく小さなピークに出る。M-Kさんがモッコリ小ピークと名付けている場所に違いない。一休みするには気持ちの良いピークだ。地べたに座り込んで一息入れていると、スズメバチにまとわり付かれる。刺激しないように無視していたが、いつまでもまとわり付いてくるので、近くに巣が有るのかも・・・と早々に立ち去る事にする。

このピークからはいくつもの尾根が延びている。慎重にコンパスで方向を定めて出発。

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右手に権現山の端整な姿を眺めながら、小さな鞍部を越えてすぐに権現山~畦ヶ丸の稜線に出た。はっきりとした尾根なので迷う事も無い。畦ヶ丸へ向かって左手へ進む。

この尾根もまた気持ちが良すぎる! なんて素敵な尾根なんだろう。

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10分ほど歩くと、ブナの大木の有るピークに。P1079だ。

それにしても、山を渡る風の心地良さ! ひんやりとした風が、火照った体にとても気持ちが良い。天然のクーラーだ。

さて、ココまではとっても気持ち良く歩いてきましたが・・・。だんだん勾配がきつくなってきます。踏跡も不明瞭。ですが、尾根から外れないように歩けば迷う場所もありません。

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P1079から50分ほど歩いたでしょうか。ササの背丈がだんだんと高くなり、ついに背丈を越える笹ヤブになってしまいました。M-Kさんの山行記にも書いてあった、“激ヤブ地帯”です。

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シャキーン!! ここでゴーグルの登場だ。

この日のために、ホームセンターで、一番カッコイイ(と自分では思った)ゴーグルを買っておいたのだ。

ゴーグルを装着して激ヤブへ突入だ! なんだかゴーグルをつけただけで、ヤブ漕ぎのプロになった気分。

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激ヤブを進む事15分、突然のように畦ヶ丸山頂へ飛び出す。11時半頃。

畦ヶ丸山頂は今日も登山家でいっぱいだ。“人が多い”が苦手な私は、早々に立ち去りたいが、ヤブの急坂を登ってきたばかりの心臓と肺は悲鳴を上げている。

山頂の片隅で息を整えるのに5分ほどかかってしまった。

山頂から西沢方面へ一般登山道を駆け下りる。木ハシゴなども有る急坂だが、Vルートを歩いてきた身にとっては楽勝の道だ。

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30分程で善六のタワに到着。さあ、ココからまたVルートへ突入だ。本日のセカンドステージ。

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善六のタワから登山道を離れ、尾根に乗ったところでトウセンボだ。『登山道ではありません』と書いてある。

わかってる、わかってるサ。とロープをまたぐ。またもや、何故か快感。

しばらくは尾根上にはっきりとした径路が続くが、ほどなく尾根の形がなくなり、踏跡も不明瞭になる。が、地図を見ると、もうP1119の直下だ。とにかく歩きやすそうな斜面を選びながら、上へ上へと登る。

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すぐに、穏やかな広場のようなピークだ。P1119だ。後でネットで調べたら、善六山というらしい。

ココは南側の眺めがとても良い。権現山から畦ヶ丸の山並みをしばし眺める。写真の右の山が畦ヶ丸。数時間前、左の辺りからこの稜線を歩いていたんだ。

さあ、ここから次のピーク、ショチクボの頭までのルートを地図で確認する。尾根ははっきりとしていて、迷う事もなさそうだ。

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途中の鞍部での事。痩せた鞍部を尾根上から見ると、3mほどの高さだが崖になっている。これはとても降りられないと判断。少し戻ったところから、山腹を降り、鞍部へ向かってトラバースを試みる。が、コレが判断ミスだった。滑る斜面をこらえながら、かなり危険なトラバースだった。必死の思いで鞍部に立ち、崖を眺めると・・・これは登れる。木につかまりながらだけど、わりと安全に登れるかも。という事は、降りられる。崖の上からもっと良く観察すべきだった・・・。

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13時10分 ショチクボの頭に到着。

よく見ると、山頂の木に小さな札が『塩地窪の頭』と書いてある。なるほど。漢字で書くとこういう名前だったのか。

さて、ここからどのルートで降りるか。事前に調べたネット情報では、北の尾根を用木沢出合へ降りるのが一般的らしい。いや・・・一般ルートではないのだから、一般的も何も無いのだが・・・。

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しばらくは穏やかな、気持ちの良い尾根が続く。ココもまた、極上の尾根だ。

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しばらく歩くと・・・シカ柵が現れる。尾根をちょうど半分に切るように、続いている。

シカ柵扉の前でウ~ンと考える。シカ柵の内を歩くか、外を歩くか・・・。

迷った挙句、外を歩く事に。なんとなくだけど、今までの経験上、シカ柵は尾根のチョイ下に付けられる事が多いのだ。シカ柵の外側の方が歩きやすいだろう・・と思ったのだ。

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が、これが全く逆。やがて尾根はシカ柵内に占領され始め、シカ柵外は脆い斜面を歩くはめに。シカ柵の中に入りたいが、扉も無し。乗り越えたくても有刺鉄線。

やがてガレた急斜面で、前へ進めなくなる。いったん谷を渡って隣の尾根に登り、しばらく降りたところでまた谷を渡りなおしてシカ柵尾根に戻り。かなりの時間と体力のロスだ。

完全に失敗した。シカ柵の中へ入るべきだったんだ。

ところが!

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なんとか、かんとかシカ柵沿いに尾根を降りきり、シカ柵扉を見てビックリ!! なんと、南京錠がかけてあります。もし、シカ柵の中を歩いていたら、ここで外に出られない。有刺鉄線の柵を乗り越えなければならない事になっていたんだ。いやはや・・シカ柵に入らなかったのは正解だった。

それにしても何のための鍵? 丹沢では数多くのシカ柵と扉を見てきたが、鍵をかけている扉なんかはじめて見た。だって、シカのための扉なんだから、鍵なんて必要ないでしょう? それともVルート歩きに対する嫌がらせか?

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14時20分頃  何はともあれ無事、用木沢出合の林道ゲートに到着です。

さて、ココから長い舗装路歩きだ。山を降りてからの林道歩きを嫌う登山家も多いけれど、私は別に嫌いではない。歩いてきた山の余韻を噛みしめながら、のんびり歩きでクールダウンするのも悪くは無い。

そして今日は暑さバテもしなかった。わざとゆっくり歩いた事が良かったんだ。ようやく夏の歩き方を掴んだ気がする。

が・・・もう夏も終わりだ。きっと、来年の夏には忘れている事でしょう。それが私流なのだ。

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14時45分 やれやれ。いつもの西丹沢自然教室に到着。

お疲れ様でした~。

と思ったら、今日は箒杉公園に車を止めたんだっけ。まだ30分くらい歩かなくてはならない。ガクっとくるゼ・・・。

しかたがない、もうひと踏ん張り。

と歩き出したところで、本日最大のビックニュース!!

なんと、丹沢マイナールート探検隊のキリヤマ隊長とアンヌ隊員にお会いしたのでした。丹沢歩きをしている人なら、知っている人も多いでしょう。愉快・痛快なHP『丹沢マイナールート探検隊』。私もこのHPの大ファンで、いつも読んでいるんです。だから、お二人にお会いするのはもちろん初めてですが、雰囲気ですぐにわかりました。

いや~、これは嬉しかった。舞い上がっちゃって、ろくにお話もできなかったけれど・・・。

 

というわけで・・・

本日は、素敵なバリエーションルート2本立て。そして憧れの探検隊に遭遇。

と、とても有意義な一日でした。

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2009/08/27

遥かなり・・・蛭ヶ岳

8月23日

よくもまあ、飽きもせず毎週毎週山へ登るもんだ。自分でも呆れる。

でも今日はちょっと違う。一人じゃないんだ。友人と一緒に登る。

メンバーは、仕事でちょくちょく世話になっている美術塗装会社の社長O君。そしてサイドバーでリンクもしているアーティストの中ちゃん。

2日前に急遽話がまとまって、3人で山へ登る事になった。行き先は、私の願いを聞いてもらって蛭ヶ岳へ。本当は白馬尾根での蛭ヶ岳登頂を計画していたのだが、2人をVルートへ連れて行くのもどうかと思ったので、堂平~丹沢山~蛭ヶ岳という正攻法で攻め上がる事に。

当日朝、集合場所に現れたO君の格好は、塗装屋らしくペンキの染み付いた作業着。そして中ちゃんはアーティストらしくオレンジのGパンにパナマ帽。さすがにちょっとひく・・・が、まあイイ。登山用品店で上から下まで揃えました、なんて格好されるよりもよっぽどいいサ。

朝8時、塩水橋に車を止めて出発!

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堂平付近の自然林。こういう山、大好き。

O君は体力自慢だが、登山経験は私と一緒に三の塔と塔ノ岳に登った事があるくらい。中ちゃんは富士山に登った経験アリ・・・だが体力は・・・。

という事で、自然に私がリーダーとなってしまうのだが、ド素人に毛が生えた程度の山経験。はたしてこんな3人に丹沢最高峰の蛭ヶ岳になど行けるものでしょうか?

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シロヨメナが咲き始めていました。ブナの森にシロヨメナはとても良く似合う。

今日は天気がよろしくない。登山口から山頂まで、ずっとガスの中。景色が見えないと、なかなかテンションも上がらないもの。山登りなんてテンション上げていかないと、きつさが増すだけだもの。

そして蒸し暑い。汗がダラダラと流れる。体力がどんどん消耗していく。

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キオンの花も咲き始めていました。私はこういう山の花を見つけるだけで、テンションを上げられるのだけれどね・・・。

そしてアクシデント!

中ちゃん、ヤマビルにやられる!!

気がつくと中ちゃんの靴下が血で染まっていた。う~ん、どこで襲われたんだか・・・。怪しいのはワサビ沢付近の山道か。いかにもヒルがいそうな道だった。ヤマビルが大っ嫌いでヤマビルレーダーが敏感な私は、蠢く影にはすぐ気が付くのだが・・・今日は気がつかなかった。

それにしても可哀想な中ちゃん。テンションが下がってしまった。わかる、わかる。奴らにやられると、本当に気持ちが萎えるよね。

11時すぎ、丹沢山山頂到着。ペースだいぶ遅し。この時点でだいぶ疲労がたまっていた。蒸し暑さの中を登ってきたからね。でも、とにかく蛭ヶ岳に向かってみるか、と11時半頃出発。

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丹沢山を出てすぐに見える不動の峰。疲れているせいだろうか、とっても遠くに見える。

が・・・やはり蛭ヶ岳は遠かった。丹沢山から30分ほど歩いた不動の峰付近で、戦意喪失。今日はこの辺にしておこうか。

あと1時間という地点での登頂断念。まあ、そんなのも我等らしくっていいさ。『山は楽しくのんびり歩く』が私のモットー。辛さを我慢してまで歩かない。

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フジアザミも咲き出したいました。今日もたくさんの山草に出会えて、とても満足です。

帰りは丹沢山から天王寺尾根で塩水橋へと降りました。

下山路でヒザ痛に襲われてしまった中ちゃんには、試練の1日だったのでしょうか。コレに懲りずにまた一緒に登ろうね。O君は、途中断念が少し悔しかった様子。涼しくなった時分にまた行く事を約束する。

でも、私はとても楽しい1日でした。ホント言うと、山頂に立つ事などはあまり重要じゃない。山の中を歩く事が大切なんだ。私にとってはね。そしてたまには仲間とワイワイ言いながら歩くのもいいもんだね。いつも一人で歩いているから、とても新鮮な楽しさでした。

それにしても丹沢最高峰は、そう簡単に私を受け入れてくれない。また、蛭ヶ岳登頂の宿題が残ってしまったなぁ・・・。

まあ・・・楽しみが残ってる、って事さ。

 

今日のオマケ   『これなあに?』

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山を歩いていると、“不思議な”とか“変な”物体によく遭遇します。今日見つけたコレはいったい何でしょう? 大人の手のひらくらいの大きさ。 キノコの一種だろうか?

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2009/08/07

それでもバカは山へ登る

まったく・・・今週は調子が悪かった。

咳はでるは、頭痛がするは、腹具合はおかしいは・・・夏風邪だ。それなのに、今、外せない仕事を抱えていて、休めないどころか毎朝早起きしてちょっと遠い現場へ行かなければならない。ただでさえ暑さで疲れる時季なのに、風邪が重なってまいっている。

夏風邪はバカがひくそうだから仕方がないのだが、原因ははっきりしている。先日の日曜日に大雨の中、山歩きをしてきたからだ。

“雨の中を歩く”事など、当たり前にやっている事だから、別に変わった事をしたわけではないのだが、土砂降りの中で山登りをしたのは初めてだ。

ドブネズミのような姿で帰ってきた私は、アイカタ(奥様)に「なんでこんなバカな事をするの!」と金切り声で叱られた。が、なぜこんな事をするのかは私にもわからない。いつもそうだが、バカな事をしようと思ってするわけではないのだ。結果がバカな事になってしまうだけで。

だが、決して後悔もしていないし、反省もしていない。むしろ喜んでいるくらいだ。おバカ山行記録に新たな1ページを加える事ができたのだから・・・。

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8月2日(日)

降水確率30%の予報を信じて、いつものように丹沢へ突入。札掛の駐車場に車を止める。先週に続いて『いまだ未踏のメジャールートを歩いてみよう』シリーズで、この日は長尾尾根を登る予定。

7時30分  丹沢ホームの脇から長尾尾根に取り付く。この時点では、雨は小降りながら、山は上の写真のような嫌な雰囲気。でもバカは「本降りになるかも」とは考えない。「このくらい降ってたほうが、涼しくっていいや。」くらいに考える。それがバカの特徴だ。むしろ「そのうち止むんじゃね」とも考える。ノーテンキだ。が、このノーテンキこそが私の持ち味でもあるのだ。

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雨はだんだん強くなる。そして長尾尾根はつまらない尾根だ。いや・・・それは言い過ぎかもしれない。雨の中を歩いているからつまらないのかもしれない。勾配も緩やかで、歩きやすい道だ。

が・・・下草が貧相で、私としてはつまらない山道で有ることは事実だ。だいたい私の経験から言うと、ヤマビルの多い山域は山野草が貧相なのだ。これは鹿と関係有るのかもしれない。はっきりとはわからないが・・・。

ヤマビルといえば、この長尾尾根はヒルが多い。高度1000mくらい(地図読みで)の所で、もうここまで上がればヒルはいないだろうと立ち止まって休憩をしていたら、ウネウネと蠢く影を見てしまった。ガクッと気持ちが萎えた。1000m以上の高地には生息しないと聞いていたんだけどなぁ・・・。

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9時30分 新大日山頂に到着。もう雨はザーザー降りです。

多少の雨ではレインスーツを着ない私ですが、さすがにここで着用。レインスーツを着ながら考えます。さて、これからどうしよう。

予定では、ここから塔の岳、日高と行き、三角沢の頭からキュウハ沢出合へ降りるバリエーションルートを歩くつもりでした。

が、さすがにこの雨でVルートはまずいだろ。バカではあるけど大バカではないのだ。1番短い帰路はタライゴヤ沢沿いに降りる道か。でも、この雨の日に沢沿いのルートはどうだろう。増水していたらニッチもサッチもいかなくなる。(バカのくせに意外と冷静)

来た道を降りるのは許されない。いくら雨だって、そんなつまらない事はできないのだ。そうだ、三の塔からヨモギ尾根を降りよう。ヨモギ尾根もVルートには違いないが、以前歩いて安全な道であることは知っている。

そうと決まったら、さあ出発。三の塔へ向かって表尾根を歩きます。

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10時15分 行者岳

久しぶりに歩く表尾根です。最近Vルート歩きに目覚めた私は、時々見つけるピンクのリボンがとても気になる。ここはVルートの入り口なんじゃないかと、つい踏み後を探したりしてしまう。

この行者岳山頂の奥の看板の裏にもピンクのリボンとはっきりとした踏み後が。行ってみたい衝動を抑える。さすがにこの悪天候だ。今日はやめとく。でもここは『そのうち歩く』リストに入れる。きっと近いうちに・・・。

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渓流じゃないよ。登山道なんだ。雨足、ますます強くなる。足も重くペースも落ちる。

行者岳を過ぎたあたりから、次々登山者とすれ違う。次から次へと10数人。時間から考えて、きっとヤビツ峠行きの1番バスに乗ってきた人達だろう。こんな大雨の日に何やってんだ! ああ、この人達もまた、バカなんだ。と、にこやかに挨拶を交わす。「こんにちはぁ!」

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11時 ようやく三の塔のお地蔵さんが見えた。ここから5分ほどの山頂に有る避難小屋で休憩、とも思ったが、もう一刻も早く帰りたい気持ちが強く、このままヨモギ尾根に入る。

そしてこの後・・・土砂降り。

だからヨモギ尾根の写真はありません。さすがに無頓着な私も、カメラが壊れると思ったもので。

3月に歩いた時には、「なんて歩きやすい尾根だ」と思ったものですが、今日は「なんて歩き難い!」 グチャグチャでドロドロでズルズルで。

歩きながら或る事に気がつきます。このまま尾根を降りたら、最後は川の渡渉がある。こんな日に渡渉できるだろうか? たしか途中からキャンプ場へ降りる分岐があったはずだ。

そしてキャンプ場へ降り立つ。こんな土砂降りの中何組かがキャンプをしている。「バカだねぇ~。」 大雨の中登山をするバカ者に、バカ呼ばわりされるキャンパーもたまったものではない。

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12時 キャンプ場から県道へ出る。

さすがに「助かったぁ~」という安堵感。いつもなら登山靴では歩き難い舗装路歩きも、この日は「なんて歩きやすいんだろう!」

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12時45分 無事、札掛に到着。橋の上からヨモギ尾根最後の渡渉地点を見てみる。おお、激流渦巻くだ。こんなところとても渡れないぜ。途中でキャンプ場に降りる判断は良かった。勝ったな。などと意味がわからない事をつぶやきながら・・・何故か満足。

さあ、駐車場で最後にヒルチェック。靴紐の間に2匹。そしてズボンの裾に3匹。

チッ!!!

天敵ヒルを車の中へ持ち込むわけにはいかない。着ていたシャツをズボンを靴下を脱いで、入念にヒルチェック。雨の中でパンツ一丁。バカ丸出しだ。

幸い咬まれた後は無し。だけど、雨の中じゃヤマビルファイターも役立たず、って事だな。

 

さてさて

さすがに土砂降りのヨモギ尾根では、萎え萎えでしたが、終わって振り返ってみれば「こんな経験も、これはこれで楽しかったかも」なんてね。

『喉もと過ぎれば熱さ忘れる』 これもまたバカの特徴の一つです。

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2009/07/30

熊の話

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最近では毎週のように丹沢へ行き、山を歩き回っています。

「今日も山へ行ってくる」と言うと、アイカタ(奥様)から「熊のいるような所へ行っちゃダメだよ」と言われるわけですが「ハイハイ」とテキトーに答えて出かけるわけです。「熊のいない山なんか無いよ」などと答えると、メンドクサイ事になるものですから。

友人達からもよく聞かれるんです。「熊、出るんじゃないの?」と。そりゃ、山ですから、熊ぐらい住んでるでしょう。『熊注意』の看板も見かけますし。でも、あんまりピンとこないんですよね。と言うか、現実味を感じないというか・・・。「熊に出会うなんて、宝くじに当たるみたいなもんさ」なんてお気楽な事を言っていました。

こないだまでは・・・

それが・・・熊の存在を間近に感じてしまったんです。

いえいえ、熊を目撃したわけではありません。「足跡を見た」という、その程度の話なんですが・・・

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先日、寄から鍋割山を目指して歩いている時の事です。コシバ沢から鍋割峠へ登るつもりで、寄沢沿いの登山道を歩いていました。途中の涸れ沢を横断する時、沢の上へ向かってうっすらとした踏み後とピンクのリボンが続いているのを見つけてしまったんです。沢の名前はわかりませんが、地獄崩と呼ばれている沢の1本南の沢だったと思います。

ちょっとした好奇心から、登山道を離れその涸れ沢を登り始めました。今から考えれば、バリエーションルート初心者の私としては、10年早い行動でした。

やがて、とんでもない急斜面を四つん這いで登るはめになり、気がつけばうっすらとした踏み後も消え、続いているのは鹿の足跡ばかり。

それでも道迷いしたわけではなかったんです。地図で有る程度の現在地は把握していましたし、登りつめれば鍋割山稜の登山道に出る事は確実に判っていましたから。とにかく鹿の足跡をたどるように登ります。

その時です。鹿の足跡の上に、見慣れぬ足跡が。

熊だ!!

一瞬息が止まりました。熊の足跡なんか見た事は無いのですが、大きさといい形といい、熊以外にありえないと思いました。くっきりとした足跡で、付いたばかりのように思いました。

「まさか熊が通ったばかりか? まだ近くにいるのか?」

青くなりました。冷静さを失いました。だって、歩きながら何でも写真に撮る私が、こんな貴重な物を撮っていないんですから。まったく、写真に撮らなかった事は不覚です。でも、それどころじゃなかったんです。

周りを慎重に伺いながら、わざと手を叩いたりしながら登りました。尾根の登山道に出た時には、本当にホッとしました。

たかが足跡を見たというだけですが、熊の存在を間近に感じた初体験でした。

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話し変わりますが。

20数年前、まだ私が20代前半だった頃。定職に付かず、アルバイトでお金を貯めては旅して回っていました。今だったらニートと言われるのでしょうが、当時はプータローと呼ばれていました。そんな事はどうでもいいのですが。

北海道を旅しているとき、森という町である農家に数日間お世話になっていた事があります。ジャガイモの収穫などを手伝いながら、寝床と食事を世話になっていたんです。

農作業もひと段落した昼下がり、その家の親父さんから「釣りに行かないか」と誘われました。二つ返事で喜んだ私は車に乗せられ、どんどん山の中へ入って行き、林道の終点で、「ここから沢を歩いて登るぞ」と渡されたのが釣り道具と刃渡り20cmくらいのナイフです。それはナイフと言うより短刀でした。「何ですかコレ?」という私に、「熊に襲われたらこれで戦え」と言うのです。「はあ?」です。でも親父は真面目な顔で言うのです。「熊の張り手を食らったら終わりだ。張り手が来る前に懐へ飛び込め」と。「懐へ飛び込んで、心臓めがけてナイフで突け」と。

オイオイ、何を言ってるんだ。と、ポカンとしている私をさらに驚かせたのは、親父が猟銃を担いだからです。たかが釣りをするのに猟銃かい! でもどうやら、それが当たり前の事らしいのです。 

北海道の人達にとっては、『山へ入る』イコール『熊と出合ってもおかしくない』なんでしょう。そしてこれは北海道に限った話ではない。丹沢でだって、山へ踏み入れば熊に出会うかもしれないんです。丹沢には、それほど多くの熊は生息していないかもしれません。でもいる事は間違いない。

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熊の足跡を見て以来気になって、“丹沢 熊”でググってみました。

出てくる出てくる。丹沢でも私の想像以上に、熊の目撃談が出てきます。中には、熊と格闘したなんていう猛者もいます。それも昔の話ではなく、最近の話として。

これはちょっと、真剣に熊対策を考えなければならない。山を歩く以上、当然、熊と出会う可能性があるのだ。

もちろん熊鈴は持って歩いています。いや・・・でもこれは熊鈴じゃないかも。

実は、あの熊鈴の『ガラン ガラン』とした音が好きじゃないんです。静寂を楽しむのも、山歩きの魅力の一つ。あの『ガラン ガラン』はちょっと・・・。という訳で、東急ハンズでいろいろと鈴を鳴らしてみて、一番綺麗な音色で上品に鳴る鈴を買ってきて、それを持って歩いています。『チリ~ン チリ~ン』と。こんな上品な音で、熊鈴として役に立つのだろうか? という疑問は常々持っていました。やっぱり役に立たないか・・・。

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そうそう。それで、熊対策と言ったって、いったいどうしたらいいの?

サバイバルナイフでも買って、持って歩いた方が良いのでしょうか。北海道の親父の言葉を思い出します。

「張り手が来る前に、懐へ飛び込め・・・」

できるわけねぇだろ! そんな事できるの、ランボーくらいだろ。

とりあえず・・・

『ガラン ガラン』とうるさい熊鈴でも買いに行くか・・・。

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2009/07/27

汗ダラダラで・・・丹沢山

美しい山の花は数多かれど

夏の女王はヤマユリだ

麗しい容姿

甘い香り

夏の強い日差しが似合う花

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7月26日(日)

この日は午後に用事が有ったので、山歩きをするのはあきらめていたんです。どうせ天気予報ではぐずつくはずだったし。

ところが早朝5時過ぎ。トイレに起きた時にちょっとカーテンを開けてみてビックリしました。眩しい朝日。抜けるような青空。こんな日に山へいけないなんて! そんなバカな事があるか!! 急いで支度して、まだ寝ているアイカタ(奥様)に「2時までには帰る」と言い残して、車に飛び乗りました。

東名高速を走りながら、さてどこへ行こうかと考えます。2時までには帰らなけりゃいけないので、西丹沢方面は無理。そうだ天王寺尾根を登って丹沢山へ、というのはどうだろう。天王寺尾根はメジャールートなのに、まだ歩いた事がありません。そうだそうだ、そうしよう。

という訳で、秦野中井ICで降りてヤビツ峠の向こう側へ・・・

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7時15分  塩水橋ゲート前へ到着。

春秋のシーズンは、駐車場所にも困るくらいのこの塩水橋ですが、真夏はやっぱり空いているね。そう言う私も、真夏にココへ来るのは初めてです。だってこの辺はヤマビル地帯。ヤマビル大っ嫌いな私が、夏のこの山域に近寄るはずがありません。・・・去年までの私ならね。

でも今年のテーマは『ヤマビルなんかに負けないゾ』ですから。「出るなら出やがれ」です。そして登山靴にヤマビルファイター。頼りはこいつだと入念に吹き付けていると、靴が白く泡を吹いてきた。オイオイ・・・いくらなんでもかけ過ぎだゼ。

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ゲートをくぐって、林道を歩き出すとすぐにヤマユリを発見。大好きな花を見つけてテンションが上がる。本谷川にかかる橋の上から「なんて綺麗な渓流なんだろう」と、またまたテンションが上がる。そして道端にミツバの花が咲いているのを見つけて、喜々として写真を撮る。

その時だ・・・。目の端にうごめく影が。

出やがった!!

そう。天敵のヤマビルです。

でも今日は自分でもビックリするくらい冷静です。3歩下がって数を数える。2・3・4・・・6匹。こちらへ向かって這って来る。チッ! 忌々しい奴らめ、写真くらいゆっくり撮らせろ!!

アゲアゲだったテンションが一気に下がります。ホントにこいつらのマイナスパワーは凄まじい。

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30分ほど本谷林道を歩いていますが、天王寺尾根への取り付きが現れません。地図だとこの辺のはずなんだけどなあ。今日は下調べもしていないし・・・見落としたか? なんて少し不安になりかけた時に登山道入り口の道標。なんて判りやすいんだ。さすがメジャールートだ。

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この天王寺尾根、植物相が貧弱な植林の山ですから、雑草マニアの私としては、あまり面白くない山です。が、時々現れる雑木林。ほら、こんなに素敵なブナの大木も。

そして急坂と緩やかな坂を繰り返す道は、変化があって面白い。なかなか歩きやすい山道です。

が・・・

それにしても暑い。ピッチが上がりません。体調は悪くないはずなんだけど、いつもよりもゆっくりペースでしか歩けません。

汗をかくことは好きなんだけど・・・。

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マルバダケブキの花も咲き始めました。

決して美しいとは言い難い、雑な感じのする花ですが・・・。鮮やかな黄色い花は、遠めで見ればそれなりに綺麗。

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10時

堂平からの登山道との合流地点。ここまでで2時間45分かかっています。2時までに帰るためには、12時半には塩水橋へ戻らなければならない。ちょっと急がなければ・・・とピッチを上げようとするも、上がるのは息だけ。暑い・・・。クソ暑い・・・。

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登山道合流点から先は、こんなに気持ちの良いブナ林の道。下草も豊かで、私が一番好きな山の光景です。

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おおっ! 鎖場だ。

でもゆっくりなら、鎖に頼らなくても登れる程度。

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この鎖場からの眺めは最高です。冬の空気が澄んだ日ならば、関東平野が一望できるのではないだろうか。

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そして嬉しい発見!

初めて見る花だ。 一瞬、「ヤマハハコか」と思ったが、葉っぱが違う。今まで見たことが無い花だ。夢中になって写真を撮る。野草を求めて野山を歩く“雑草WALKER”としては、一番幸せなひと時。

(今、名前を調べ中ですが、どうやらヤハズハハコという花かもしれない・・・)

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10時45分。 丹沢山山頂到着。 お馴染み、百名山の標識。

汗を拭いて一息入れていたら11時になってしまった。ヤバい。12時半には車へ戻らなければならないのだ。1時間半で降りられるのか? とにかく急ごう。

帰りは時間短縮のため、堂平へ降りる。

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12時。 堂平の塩水林道へ降りる。ここまで山頂から1時間。山道を早足で下りてきた。ここからは林道を通常ならば1時間ちょっと。30分で行こうと意気込み、小走りで駆け下りる。

走ったり歩いたりしながら12時45分に塩水橋ゲートへ到着です。予定よりも15分オーバーだが良しとしよう。

もともと予定なんて立ててないみたいなものだからね。いつもそう。行き当たりばったりの山歩きだけれど、これはこれで楽しいんだ。

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それにしても静かな山歩きだった。メジャールートなのに、ほとんど人が歩いていない。天王寺尾根では出会った人0。山頂でも休んでいた人、6人だけ。帰り道でもすれ違ったのは3人だけだ。

やっぱり夏の暑い丹沢、みんな敬遠しているんだろうね。

よしよし。 みんなは、長野でも群馬でも、涼しい山の方へ行ってろ。

夏の丹沢は俺に任せとけ!

てなわけで、来週はどの山へ登りましょうか。

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2009/07/21

雲の中を・・・大室山・加入道山・畦ヶ丸

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7月19日

前回の記事での予告通り、西丹沢の山々を歩いてきました。

西丹沢自然教室から犬越路~大室山~加入道山~モロクボ沢の頭~畦ヶ丸~自然教室という周回コース。

夏山の花、シモツケソウが咲き始めていました。大好きな花です。美しい花だよねぇ・・・

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朝7時、西丹沢自然教室前の駐車スペースに車を入れます。もうすでに10台以上の車が止まっています。でも、5月に来た時にはこの時間でもう3~40台止まっていましたから。真夏の丹沢は人が少ないから好き。みんな暑いのを敬遠しているんでしょうね。

さて、これから歩く予定の大室・加入道は初めての山です。ワクワクします。今日は初めての山域ですから、バリエーションルートではなく、ノーマルな赤実線ルートを歩きます。のんびりと楽しく行きましょう。仕度とストレッチをして7時15分に出発です。

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自然教室から用木沢出合を経て犬越路へ。このルートは5月に檜洞丸から下ってきた時の逆コース。

西丹沢と静岡の一部にしか自生しないというヒトツバショウマ(上の写真)を初めて見つけたり、準絶滅危惧種のタチキランソウを確認したりと、雑草WALKERとしては幸せを感じながら登っていきます。今日も気分は上々です。

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犬越路からは尾根に乗って、大室山山頂を目指します。

風が強い。夏の登山で風は本当にありがたいのだけれど、それにしても強い。風速10mは超してるな。木々がきしんでいます。

時折見える富士山は、頭にすっぽりとベールをかぶっています。う~ん・・・こんな富士山もまたいいね。

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10時半。大室山山頂に到着。

えっ?山梨百名山!? この山、神奈川じゃないんだ。いつの間にか山梨まで来ちゃったの? と思って地図を確認すると、神奈川と山梨の県境でした。

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山頂付近ではバイケイソウが咲き始めていました。

この山は、ブナの森の山。本当に気持ちの良い山だ。

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ところが次のピーク、加入道山へ向かって上機嫌で歩いている間に天候急変。気が付けば尾根の下は真っ白に! 谷から雲が湧き上がってきているようです。

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そしてあっという間に、尾根道も霧に包まれます。いや、これは霧じゃ無い。雲だ。雲に包まれてしまったんだ。真昼間とは思えないくらい薄暗い。10m先が見えません。

これがホワイトアウトか!!

いや・・・大袈裟です。

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11時45分。加入道山到着。

先ほどから雨がバラバラと降ったり止んだり。

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12時。白石峠に到着。

さて、どうしよう。

計画ではここからモロクボ沢の頭~畦ヶ丸と回って西丹沢へ降りる予定だったけど、この天候だ。ここから用木沢出合へ降りる方が正解かもしれない。ここから畦ヶ丸方面へ向かってしまえば、西丹沢へ降りるエスケープルートはなさそうだ。どうする、どうする?

いったん落ち着けと、とりあえずおにぎりを食べながら『山と高原地図』を取り出す。そしてコースタイムを計算する。ええ~っと・・・1時間10分に30分足して25分足して・・・・ああっ! もうめんどくさい!! なんかパッと見た目で3時間ちょっとくらいじゃないの? ここから用木沢出合へ下りても2時間ちょっとはかかりそうだ。たとえ雨が本降りになったとしても、1時間余分に歩く程度なら。それに、本降りにはならないんじゃない? カンだけど。エエ~イ! 行っちゃえ行っちゃえ! とモロクボ沢の頭へ向かって歩き出します。

こういうテキトーでいい加減な判断が、山では命取りになることはわかっているんですけどねぇ・・・。こういう性分なもんで。

それに丹沢あたりで遭難して死ぬ事もあるまい。・・・って、だからその甘い考えがイカンのだって、判ってはいるのだけど・・・性分なもので・・・。 でも、マジで『山を舐めるな』を肝に銘じないと。判ってはいるんですけど・・・。

(この記事を書くに当たって、地図のコースタイムを計算してみました。白石峠~モロクボ沢の頭~畦ヶ丸~西丹沢は4時間25分になっていました。が、この日実際は3時間半で歩いていますので、パっと見た目のカンもあながちはずれではない。)

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相変わらず雨は降ったり止んだりの繰り返しです。でも、こんな真っ白な空気に包まれた山道も悪くは無い・・・なんて思ったりもしてました。決して負け惜しみじゃないよ。だって、こんな光景も神秘的でしょう? 雲の中を歩くのも、また良し・・・としよう。

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水晶沢の頭、ジャガクチ丸、バンの木沢の頭、モロクボ沢の頭といくつかのピークを越えて、13時45分畦ヶ丸に到着です。

白石峠からここまでの尾根道は、ベリーグッド!! 適度なアップダウンが、とても気持ちが良い山道でした。それに何よりもいいのは、人が歩いていない事。犬越路~大室山~加入道山は、ガイドブックには必ず載っているコースですから、さすがに多くの人が歩いていました。(それでも表尾根に比べたらとっても静かな山ですが) それに比べ白石峠から畦ヶ丸までは、1組のパーティとすれ違っただけ。こういう静かな山道が大好きです。

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畦ヶ丸から西丹沢までの道も、また素敵だったなぁ。途中から沢沿いを歩くルートなのだけれど、この沢がまた気持ちがいい。沢道も数々歩いてきたけれど、その中でもこの沢道は格別だ。沢の景観がとっても美しいんだ。水音も綺麗だし。それにしても水の流れる音って、なんでこんなに癒されるんだろうね。

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3時半。無事、西丹沢自然教室に到着です。降りてきた山を眺めながら、しばし余韻を楽しみます。

それにしても、今日はバテた・・・。8時間15分の山行。最近では一番長く歩いたかも。

今日も楽しませてくれた山々に感謝。雲の中を歩いた事も、素敵な思い出さ。

 

今日のオマケ。 『これって何??』

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畦ヶ丸から西丹沢への道標に付いているこのマーク。 これ何? 他では見た事が無いけれど、畦ヶ丸のマーク? 何の意味が有るの?

なんだか気になるんです。とても良いデザインだから。

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2009/07/06

尊仏の土平

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7月5日

尊仏の土平へ行ってきました。

丹沢の山の奥。誰も訪れない場所。

寄から鍋割山を越えて、4時間歩いてやって来ました。

誰もいない。何にも無い。山奥には不似合いなだだっ広い河原。ただ石がゴロゴロとしているだけの荒涼とした景色。

なんだろう・・・この変な空間。 美しいわけではない。劇的でもない。だけど決してありふれた景色ではない。何か・・・はっきりわからないけど何かが、心に引っかかる風景。

不思議な場所だ・・・尊仏の土平。

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ところでこの“尊仏の土平”、なんて読むのでしょうか?

私はよくわからないままずっと『そんぶつのつちひら』と読んでいました。が、数週間前ウィキで『そんぶつのどたいら』と読むことを知りました。

どたいら!!

これは衝撃でした。「“どたいら”と読むか!? “どひら”ならまだしも“どたいら”か!?」それ以来、“どたいら”が頭から離れません。これは一度行ってみなくてはなるまいと。この目で“どたいら”を確かめてみなくてはなるまいと。それがこの日、この場所を訪れた理由です。

尊仏の土平、丹沢歩きをしている人ならきっと知っている名前です。玄倉林道の終点で、塔の岳の登山道入り口が有る場所です。

これは私の想像ですが、玄倉林道に一般車が入れた時代には、きっと賑わっていた場所なのかもしれません。ここまで車で入ってくれば、塔の岳へは最短で登れます。あるいは丹沢山や蛭が岳へ登るのも最短でしょう。キャンプやバーベキューを楽しむ人々も多かったのかもしれません。

玄倉林道の一般車の通行が禁止になってから、次第に訪れる人が少なくなったのかなぁ。そんな事を思いながら、しばらくの間ただボーっと眺めていました。この殺伐とした風景を。

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帰途は雨山峠へ向かって、しばらく玄倉林道を歩きます。かって車が通っていた頃の名残、倒れ掛かったカーブミラーが物悲しい。今は岩がゴロゴロとしていて、工事車両でさえも通れそうもありません。

車どころかこの玄倉林道、今は歩行者ですら通行禁止なのです。途中のトンネルが崩壊の危険が有るのだとかで、その区間が完全に閉鎖されています。

そして尊仏の土平は、完全に取り残された場所になってしまったのです。玄倉林道が通れなくなってしまった今、行くのが厄介で、行ったところで何も無い場所。だからきっと誰も訪れる事が無い場所。

このまま、忘れさられて登山地図からも消えてしまう名前かもしれません。でも、僕は忘れない。きっとまた、ここへ戻ってくる。何も無いけど、何かが心に引っかかる場所・・・・それが尊仏の土平。

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誰とも会わない林道をのんびりと歩く。傍らではイワタバコの花が揺れていました。

ああ・・・もうすっかり夏なんだなあ・・・。

 

 

オマケのコーナー

今週の『これってどうなの?』

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鍋割北尾根の途中で見つけました。木に缶スプレーで書いた道標。

ハイキングコースではないバリエーションルートを、私のような読図未熟者が歩く時、目印のリボンやスズランテープ、ましてや手書きの道標は本当にありがたい。山の中でいつも感謝しています。

だけどこれはどうなの? 強烈な違和感を感ぜずにはいられません。樹木に直接缶スプレーは無いだろう?

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2009/06/15

スリルを求めて・・・雨山・檜岳

6月13日(土)

最近、マイナールートを歩く事の面白さに目覚めてしまったのだ。誰ともすれ違わない山道。整備されていない山道。道標の無い山道。道なのかどうかさえわからない山道。そんな道をドキドキしながら歩く面白さ。雑草WALKERとしては、誰もが歩くハイキングコースよりもそういう道の方がお似合いでしょう?

この日のコースは丹沢で一番人気の塔の岳・鍋割山の隣に位置しながら、ほとんど人の訪れない雨山山稜に狙いを定めました。ここら辺の山は、まだ歩いた事がありません。ネットで探ってみると、『道が険しい』とか『迷った』とかの情報が目に付きます。昭文社の山と高原地図でも赤実線コースながら(危)マークと(迷)マークが付いています。

ヨシヨシ。冒険心がくすぐられる。

という訳で、今回のルート決定です。いざ出発!

寄~寄沢~雨山峠~雨山~檜岳~伊勢沢の頭~秦野峠~シダンゴ山~寄

 

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7:20 寄(ヤドリギ)バス停に降り立ったのは私ひとり。静かな山歩きを予感させます。きっと山向こうの大倉バス停は、今日も大混雑でしょう。

上の写真は寄バス停付近の山間風景。こういう風景、本当に心が癒されます。

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林道を50分ほど歩いて、登山道入り口に到着。なんて賑やかな登山道入り口でしょう。

さあ、ワクワクしながら山へ踏み入ります。

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寄沢の右岸を左岸をと渡渉を繰り返しながら登っていきます。

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事前のネット情報では、『道迷いしやすいルート』との事でした。が、いたるところに道標が立てられており、迷いようがない。まるで高尾なみの親切さ。道標の新しさから見て、つい最近ルートが整備されたのかもしれない。

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おお! 警告看板だ。いよいよ危険ゾーンへ突入か!

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土砂で崩れた橋が!! これは危険だ。

と思いきや、橋の上に新たなルートが付けられていて、安全に歩く事ができました。

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10:00 雨山峠に到着。 ここまで危険な道も迷いそうな事も全く無く・・・少し拍子抜け。

ですが、途中若者2人に抜かれた以外は人に会わず。静かなマイナールートで有ることは間違いない。

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雨山峠から雨山山頂へ向けて登ります。写真では判りづらいですが、かなりの急登。この日で一番きつい道でした。

が、ブナの山道を歩くのは本当に気持ちが良い。きつい坂でも気分は爽快です。

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10:30 雨山山頂到着。

が、取り立てて眺望も無く、そのままスルーです。

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11:10 檜岳到着

この山の名前を読める人は、かなりの丹沢通。 ヒノキダケではなくて、ヒノキダッカと読みます。

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檜岳山頂で、北側の山並みを眺めながらおにぎりを食べます。

見た事の無い山々だ。ずいぶん丹沢に来ているけど、まだまだ見た事の無い山もたくさんあるものだ。1/25000の地図を広げて、山座同定を試みるが、地図に山名の記載が無い。山と高原地図を広げてみる。向山ノ頭とか裸山丸とか女郎小屋ノ頭とかいう山々だろうか。カッコの良いやまだなぁ。いつかあの山々にも登らねばなるまい。

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次のピーク、伊勢沢の頭へ道はアップダウンの緩やかな雑木林の道。そして林床はマツカゼソウの大群落。きっと花の咲く秋には見事な光景だろうなあ。

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11:45 伊勢沢の頭に到着。

雨山からここまでの尾根道は、とても気持ちの良い道でした。冒険を求めてきた身としては拍子抜けですが、本当に良い山道。こんな素敵なルートなのに、何故人気が無いのでしょう。と不思議になります。が、いつまでも静かなまま残っていて欲しいとも思います。

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伊勢沢の頭山頂付近は、トリカブトの大群落。猛毒を掻き分けて歩く道・・・と考えるとちょっと不気味。

それにしてもいつも思います。丹沢は隣の箱根山塊や高尾山塊と比べて、山野草がとても貧弱。これはきっと増えすぎた鹿が、草を食べつくしてしまうせいでしょう。そしてトリカブトやバイケイソウやマツカゼソウなど、鹿が食べない毒草が大群落を作るのでしょう。このまま丹沢は毒の山になってしまうのか・・・。

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12:30 秦野峠到着です。

伊勢沢の頭からここまでの道は、傾斜の急な道です。下りでも急すぎてしんどいくらい。逆コースだととてもきついかもしれない。

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秦野峠から林道秦野峠へ向けて、少し歩いた場所。道標の裏にはっきりとした尾根道が。1/25000にはこの道の記載は無い。山と高原地図を開いてみると、なるほど、日影山から大野山へ抜ける尾根道の入り口かもしれない。この道もいつかは歩かねばなるまい。

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両側を鹿柵に挟まれた細い道。鹿柵はしょうがないとしても、有刺鉄線を使うのはヤメロ! 山椒の木をよけようとして、有刺鉄線で腕に擦り傷を作ってしまった。有刺鉄線で怪我するくらいなら、山椒のトゲに刺さった方がよかった・・・。

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13:00 林道秦野峠に到着。

車両通行止めでハイカーも少ないこの峠に、この立派な石碑は・・・。こういうのを無駄使いって言うんじゃない?

まあ・・・どうでもいいけど。

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林道秦野峠から虫沢林道を少し歩くと、すぐに山道の入り口が始まります。地図で確認すると、ダルマ沢の頭を経てまたこの虫沢林道に降りてくる道です。以前ダルマ沢の頭は登った事があります。登りがとてもきつかった事を思い出して、このまま林道でショートカットする事にします。

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シダンゴ山山頂直下の急登。それほどきつい坂ではありませんが、長い事歩き続けてきた足には、とてもこたえます。

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13:45 シダンゴ山到着です。

この山へ来るのは2度目ですが、眺め良くとても気持ちの良い山頂。草むらに寝転がってしばし昼寝。あ・・・風が気持ち良い。15分ほど寝て、体力復活です。

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歩いてきた山稜を眺めます。みぎのピークから雨山、檜岳、伊勢沢の頭でしょうか・・・。テキトーにカンで言ってますけど。

さあ、ここから一気に山を駆け下りて、15:00無事に寄のバス停に到着です。

 

スリルと冒険を求めた山行でしたが、とても快適で素敵なルートでした。一部険しい場所や崩れた場所もありましたが、とても気持ち良く歩ける道。それでいて人が少なく、(何しろ雨山峠から林道秦野峠まで、出会った人はゼロ)静かな山歩きができる。

という事で

またまた有意義な山歩きを楽しめました。

満足じゃ。

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2009/06/08

ヒルとかヘビとか・・・塔の岳

昨日、6月7日の話です。

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まだ梅雨入り前だと言うのに、うっとおしい天気が続いていましたから。久しぶりの晴れの日曜日と言う予報に、いてもたってもいられなく、早起きをして小田急に飛び乗っていました。この日は夕方から用事が有り、早く帰らねばならないので、お手軽な塔の岳にでもと思ったものですから。

7時半頃、大倉へ到着してビックリしました。いつも登山客で賑わう大倉ですが、いつもの10倍くらいの混雑ぶり。イヤ大袈裟でなく。「なんだコリャ?」と思ったら、バカ尾根でボッカ駅伝大会の日でした。

こんな日のバカ尾根はのんびり歩けるはずもありませんから、政次郎尾根を登るつもりで戸沢林道を歩き始めます。

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1時間ちょっと歩いて戸沢に到着。塔の岳はこんな重たい雲の中。ピーカン天気の予報だったはずなのに。

政次郎尾根に取り付いて、前日までの雨で湿った山道を歩きます。おまけにジトジトした空気。嫌な予感がしてたんです。そしたらホラ! 濡れた枯葉の上にうごめく影が・・・。

出た!!!

私の天敵ヤマビルです。今年、初の目撃。もうとにかくヤマビルは大っ嫌い。実際に咬まれた事も有るんです。気が遠くなりましたっけ。

のんびりと歩いていたらヒルに襲われますから、急登を駆け上がるように登ります。やがてご年配のハイカーに追いつく。即行で抜かねばならない。何故なら、『ヤマビルはパーティーの後ろの人に襲い掛かる』というジンクスがあるからです。(真偽の程は判りませんが・・・) 抜きざまに「ヤマビルがいましたよ」と挨拶すると、「ええ。何匹か見かけました」とにこやかに返される。なんてのんきな! と思いながらどんどん急ぐ。休憩もできない。立ち止まると奴らにヤラれるのだ。やがて親子3人のパーティーに追いつく。これも即行で抜かねばならない。でも、今回はヒルの事は言わない。子供をビビらせちゃ可哀相かなと思ったもので。

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そんな感じでぐんぐん登っていると、今度は道の傍らに不吉な影が・・・

ヘビ~!!

これまた天敵、ヘビの登場だ。もうヘビは生理的に無理。立ちすくんでしまった。が、立ち止まるとヤバイ。ヒルに襲われる。さあさあ、どうする、どうする! と、ヘビとにらみ合ったまま長い時間が経った(ような気がするが、実際は数10秒位か?)。やがてヘビは林の中へ消えていく。

勝った・・・!

ヘビとの戦いに勝った。さあ急ごう。靴にヒルが取り付いていない事を確認して、また先を急ぐ。

結局、戸沢から書策小屋まで1時間15分で駆け上がる。これは恐ろしく早いペースだ。ヒルへの恐怖心がこのスピードを生むのだ。恐るべしヤマビル・・・。

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廃墟と化した書策小屋の前でこの日初めての休憩を取りながら、ようやく気持ちが落ち着く。ここまでくれば大丈夫。ヤマビルは1000m以上の高地にはいないはずだ。

さあ、ここから塔の岳まで気持ち良いアップダウンの表尾根を約1時間。・・・のはずだったが・・・。あれれぇ? 足が思うように上がらない。飛ばしすぎたのだ。結局塔の岳山頂まで1時間半かかってしまった。これはおそろしく遅いペースだ。恐るべしヤマビル・・・。

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塔の岳山頂はこんな感じ。晴れていましたが眺望はゼロ。でもこれはこれで、雲の上にいる気持ち良さがありました。

下山路は、バカ尾根に決めました。「人が多いだろうから、ヒルに襲われづらいんじゃないかな。」と思ったからです。そうとう曖昧な根拠ですが。

でもバカ尾根の下りは大好きです。トントン、トントンと気持ちよく下れる尾根です。

この日のバカ尾根は、ボッカ駅伝の競技が終わった選手達が、走りながら尾根を下っていきます。それにつられて、私もちょっと走ってみます。

あ、気持ちイイ!

『山道はのんびり歩く』を信条としてはいますが、ちょっと走ってみるのも意外と気持ちいい。歩いたり走ったりしながら、大倉まで1時間45分で下りてしまいました。いつもは2時間15分くらいですから、驚異的に早い。

結局この日の山歩き、早かったり遅かったりの、めちゃくちゃペースで・・・こんなので筋肉に影響ないわけありません。今日はすごい筋肉痛です。両太ももが痛くて、階段を登るのも一苦労です・・・。

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というわけで、写真を撮る余裕も無いほどの、変な山歩きでしたが・・・。

この日の収穫。初めて見る花です。今名前を調べ中ですが、ヒメマイヅルソウとかいうやつかな? 可愛い花だったぁ・・・。

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2009/05/24

雨でしたが・・・矢倉岳

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朝から小雨が降ったり止んだり。そんな中、山へ登ってきました。

雨の日にわざわざ山へ登るほど、登山中毒ではないのですが。このところちょっとむしゃくしゃする事が続いていたので・・・山へでも登れば、少しはスッキリするかなぁ・・・なんて思った物ですから。

登ってきたのは足柄の矢倉岳。標高870m。地蔵堂から登れば1時間半。雨の日に登るには、手頃な山でしょう。

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なんて、理屈を言っていますが・・・。

はたして、雨の日に山登りなんかして、スッキリ気分になれるものでしょうかねぇ?むしろ逆でしょう?

雨は小雨で、レインスーツを着るほどの事でも無かったのですが、雨露をたっぷりと溜めた、沿道の草木のせいで、ズボンはグショグショです。

道々、タニウツギやタツナミソウが綺麗に咲いてもいますが、立ち止まって楽しむ気分にもなれず。

「なんてバカな事をしているんだろう」なんて思いながら登ります。1時間も雨の山道を歩いていたら本当にイヤになって、もう引き返そうと思ったのですが、とにかく頂上までは行ってみようと思い直す。その間も「何バカやってるんだろう」と・・・。

ところがです。頂上間近になると、雨が止み、雲の切れ間から薄っすらと陽射しが。

そして頂上に立つと・・・おおゥ!

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谷から雲が湧き上がってくる。あまり目にした事が無いような光景。これはこれで絶景だ。

この矢倉岳は、晴れていれば絶景の富士山が楽しめる山。今日の富士山は雲にかすんではいるけれど、なんだか素晴らしい景色を。と、テンションがあがる。

やっぱりバカな事もしてみるもんだよ。“バカな事”こそが感動を呼ぶんだ。テンションがあがって、さっきとは真逆の事を思ったりする。

それがいけなかった。雨の日にテンションを上げすぎた。

さて、下山路をどこにとるか。

実は前から気になっていた道があります。頂上の下、山伏平の道標のすぐ後ろに、道があります。まるで道標で“とうせんぼ”をしてるかのような道が。地図には載っていない道。でも踏み後はしっかりとしている。1/2500の地図を見ながら、この道は鳥手山を通って山北駅の方へ続いているのじゃないかと、前々から思っていたのです。

その道に入ってみました。冷静になって考えりゃ、雨の日に無謀すぎる。

結論から言うと、思ったとおり。2時間半ほど歩いて、山北駅の近くへ降りる事ができました。こういう地図に載っていない、道標も無い山道を、地形図だけを頼りにドキドキしながら歩くのは、実に楽しいものです。

でもね・・・

雨の日にこういうバリエーションルートを歩くものじゃない。

踏み固められていない山道はグズグズで、何度も谷へ滑り落ちそうになる。頼りない細道に覆いかぶさる薮草は、雨露をたっぷりと含んで襲いかかってくる。

やっぱり“バカな事”は、ほどほどで止めておいたほうがいいよね・・・。

ボロ雑巾のようになって、下山しました。

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でもまあ、満開のヤマツツジに感動したり、キンランを見つけたり、それなりに楽しめました。地図に無いルートを見つけたという満足感も。

とりあえず、充実した1日だったかな。

という1日でした。

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2009/05/11

檜洞丸

5月初旬とは思えないくらい暑かった昨日(5/10)、西丹沢の名峰、檜洞丸に登ってきました。今日はそのレポートです。

今日はちょっと長いよ。

早朝5時半に家を出、7時過ぎに西丹沢自然教室に到着。駐車場が一杯になる事を予想して早起きして来たのに、もうすでに駐車場は満車状態です。いったいみんな何時から来ているのでしょう?ビックリするよ。

なんとかスペースを見つけて車を止めて、7時20分に出発。早朝の山は本当に気持ちがいいんです。緑の香り。木々が発する匂いが濃いのです。これは言葉では表現しづらいけれど、朝の山の香りはとっても濃厚。この空気を吸うだけでも、早起きしたかいが有るというものです。

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8時、ゴーラ沢出合に到着。今日は沢の水量が多く、渡渉点を探して沢スジを行ったり来たり。沢の中でコケたら、シャレにならないからね。意を決して比較的浅い所を、ジャブジャブと渡る。

渡りきった河原で、朝食休憩。後からやってくる人達を眺めていると、皆、水量の多さに戸惑い、ウロウロし、やっぱり私が選んだのと同じ渡渉点をジャブジャブと渡ってくる。

さあ、ここからがツツジ新道。いかにも快適なハイキングコースらしい名前だが、さもあらん。とてもきつい急坂の登山道だ。

山道を喘ぎながら登る、登る。「何故こんな苦しい事を?」と思いつつも、これがクセになるんだ。

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ゴーラ沢から1時間ほどで展望台に到着。富士山ド~ン!

この檜洞丸、初めてだと読めないよね。『ひのきぼらまる』と読みます。変な名前の山だよね。

でも大好きな山。とてもいい山です。何が良いのかって、ブナの山だから。丹沢は杉の山が多いんです。決して林業を否定するわけではないけれど、やはり植林の山よりも自然林の山の方が数倍気持ちが良い。林床の草花も豊かなんだよね。野草を探して歩いている私としては、これ重要な事。

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頂上近くになると、そこかしこにツルキンバイが咲き乱れています。テンションが上がります。

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そしてワチガイソウ(だと思う)。これは初めて見る花。ますますテンションがあがる。

そして10時過ぎ頂上に到着です。

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頂上では5~6組のパーティが休憩していました。表丹沢の山に比べたら、とても静かな山。でも、この山はシロヤシオツツジやミツバツツジが有名で、その時期(5月後半)はとても混雑するそうです。うわさでは登山道が渋滞するとか。

10時45分。犬越路に向かって出発。ここからは未知の領域です。犬越路に向かう登山道の入り口に『この道はとても険しくて危険』というような看板が立っていますした。そしてその意味を身に染みる事になります。

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歩き始めてしばらくすると、シロヤシオを発見。ツツジ新道のシロヤシオはまだ固い蕾でしたから、今回はあきらめていただけにとても嬉しい。やっぱりこの花はうっとりするくらい綺麗です。

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それにしても、なんて眺めの良い尾根道なんでしょう。目の前にそびえるのは大室山だろうか?次はあの大室山へ登ってみたいなあ・・・などと思いながらのんびりと歩いていましたが・・・。すぐにあの頂上の看板の意味を知る事に。

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こんな鎖場の連続なんです。表尾根の行者ヶ岳の鎖場程度なら、なんとも思いませんが、ここの鎖場にはちょっとビビった。それが何箇所も何箇所も出てくる。こういう崖は登るよりも降りる方が数倍恐い。次にこの道を歩く時は、登りで使おうと思ったものでした。

でも、この道を来て、本当に良かったと思ったんです。

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岩山の花、コイワザクラ! こんなに一杯咲いている姿を見たのは初めてだ。

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そしてムシカリ。自生の姿を見るのは初めて。シロヤシオにも劣らない美しい花。このムシカリは、この尾根道のいたるところで咲いていました。

これらの花と出会えたのだから、険しい道もウキウキです。

が・・・

それにしても暑い。平野部では30℃まで上がったというこの日、山の上でもそうとう気温が上がっていたはず。水の消費量が予想以上です。この日は水とスポーツ飲料、合わせて2Lを持ってきました。あまり水を飲まなくても平気な私は、この時期2Lあれば余裕で余るはずでした。

12時45分犬越路に到着。最後の水を飲み干す。ここから車を置いてある自然教室まで約6km。水無しで持つだろうかと不安になります。

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暑さの中、急坂を降りる。水が無いと思うと、ますます水が飲みたくなる。そんな思いがピークに達した頃、沢の河原に降り立つ。たぶん用木沢だ。

沢の水で顔を洗う。冷たくて気持ちがいい。そして手ですくって飲む。美味い!「飲んでも大丈夫だろうか?」と思いつつもゴクゴク飲む。なんて美味いんだ!

そして空のペットボトルに沢の水を入れる。これで一気に元気を取り戻す。

2時15分。西丹沢自然教室に到着。

約7時間。疲れが妙に心地よい。充実した山歩きでした。

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2009/03/02

大山北尾根

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3月になりました。

春ですねぇ~・・・

と言いたいところですが、関東南部ではこの1週間、真冬の寒さが続いています。

そんな寒さの中、昨日は予告どおり山へ登ってきました。上の写真を見てください。どうよ、この雪山景色。これが3月の丹沢ですから、驚きでしょう?

昨日歩いてきたのは、大山の北尾根です。そう、神奈川県民なら誰でも知っている大山です。ところが山頂から北へと続く北尾根を知っている人はそんなに多くは無いと思います。だって、国土地理院の地図にはその道は表示されていませんし、道の整備もされていないので道標もありません。

そんなルートを何故私が知ったのかと言うと、1ヶ月ちょっと前『大山 北尾根・支尾根』という本を買って読んだからです。この本の素晴らしさは、また別の機会に語ろうと思いますが、この本を読んで、地図に載っていない大山北尾根ルートの魅力に惹かれ、「春になったら登ってやろう」と心に決めていたのです。

「春になったら・・」 そう、やっぱり冬山は恐いしねぇ。まして登山道として整備されていないルート。しかも土地勘の無い山域。

だからもう少し暖かくなってから登るつもりだったのだけれど、昨日ついに登ってきました。春を待ちきれずに。

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金曜日には平野でも雪が降ったので、山には雪が積もっているだろう事は予想はしていましたがやっぱり。ヤビツ峠から山頂までの南斜面にはほとんど雪はありませんでしたが、山頂から山の北側を覗くと雪山そのものです。本に書いてあったとおり、山頂のパラボラアンテナの裏へ回り込むと、そこには鹿柵をまたぐ脚立が。そしてその向こうにはかすかな道らしき跡が続いています。

「ここだ!」

もちろん道標などありませんが、ここが北尾根ルートに間違い無いと思ったとたん、身体が震えました。

かすかな道である上に雪が積もって、上の写真のようにどこが道だかはっきりわからない状態です。でも、不思議と判るんです。北へ向かって続く尾根道のルートがはっきりとわかる。迷う事無く歩けました。

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2~3cm積もった雪は、歩くのにとても気持ちが良い。本当に雪道がこんなに気持ちいいなんて思ったのは初めてです。ザックザックと鳴る足音も、とても心地よい。そして木に咲く氷の花の美しさと言ったら!

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とても素敵な山歩きでした。

そして懸念していた足の攣りも、今回は平気でした。(やっぱり先週は体調が悪かったんだね)

新しい靴も快適です。これは買った店へ持っていって、中敷を合わせてもらったんです。おかげで足にピッタリフィットして、とても履き心地が良い。

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という事で冬山を楽しんできたわけです。

でも中腹まで降りてきたら・・・ホラ!!

もうミツマタの花が咲き始めていました。

もう春が始まったんだ!

待ちに待った花の季節がやってくるぞ!!

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