2015/07/06

雨の日のひとりごと

015

チッ・・・ついてねえな・・・
雨空を眺めながら心の中でつぶやく。
久しぶり、ホント久しぶりの休日なのに山へ行けない。
家でダラダラしてるのもなんだし、花菖蒲でも見に行くか・・・
と、雨の中出かけてきたら、花菖蒲はすっかり散っていた。

そりゃそうだ。
もういつの間にか7月だ。
そんな感覚もマヒしていた。

065

ここんとこ働きづめだったもんなぁ。
自分で言うのもなんだけど、ホントよく働く男だと思う。
でもね。
時々フッと我に返ることがある。
「オレ、なんでこんなにバカみたいに働いてるんだろう。」

男だからね。
男なんて本能的に働く生き物さ。
何かを守るためにね。

何を?オイラは何を守るためにこんなに働く?
家族?・・・まあ、当然それもあるだろう。
会社?・・・まあまあ、それもあるだろうさ。
でもそれだけじゃあ説明が付かない。

プライドを守るため・・・
そうかもね。
オイラ、自他ともに認める単純で能天気でいい加減な奴だけれど、仕事に対するプライドだけは人一倍強い。
ところがこのプライドってのが厄介なんだ。
失敗する時は、いつもこいつのせいだ。

つい先日もクライアントと大喧嘩してしまった。
それもこいつのせいだった。
電話の相手に「ぶっ飛ばしに行くから、そこで待ってろや。」と啖呵を切って車に飛び乗った。
ほどなく部下から電話がかかってくる。たしなめられ、説教される。
わかってるって。運転しながら冷静さをとりもどしていたとこさ。
この事態をどう収拾するかを考え始めていたとこさ。
わかってるよ。謝罪するしかないんだろう。
翌日には若い女子スタッフからも説教される。「社長がこんなんじゃ困りますから。大人になってもらわないと!」

へこむぜ・・・。

そして気持ちがダウンすると、「何のためにこんなに働く?」
そんな思いに包まれて憂鬱になる。

028

わずかに咲き残っていた紫陽花を見つけて少しだけ嬉しくなる。
紫陽花って素敵だよねぇ。
雨に打たれて、その美しさを増す。

そんなふうになれたらいいなぁ。
辛ければ辛いほど、苦しければ苦しいほど、輝きを増す。
みたいなさ。
そんな男になりたい・・・

036

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2015/03/30

スカジャンを買う

いやはや・・・
よう働くワ・・・我ながら。
1月半ばから1日も休まず。その間に徹夜も10回は下らない。
毎年1~3月は繁忙期だから仕方が無いとはいえ。
もちろん山へはしばらく行っていない。

ようやく落ち着いてきた今日この頃。
本当は昨日(3月29日)は山へ行く予定だったんですよ。
前々からはっぴーさん、AYさん、レガーさんと約束していた、毎年恒例の世附のハナネコ探しに。
ところが・・・
雨・・・
久しぶりの山歩きに心躍らせていたのに・・・

まぁ、しかたないよね。

それは、しかたないからいいとして。
さて・・・
久しぶりの休日だ。何をすればいい?
山歩き以外ほとんど無趣味のオイラとしては。

そんな時にハッと思いついたね。
「そうだ!スカジャンを買いに行こう」

いや、決して突然思いついた事ではなく、少し前から考えていた事なんだ。
またスカジャンを着て歩きたいと・・・

スカジャン。
若い頃から大好きだった。
でも、ずっと着続けていたわけではない。
結婚して、子供ができて、ふんべつ付けなきゃいけなくなると、自然に着なくなってなってしまっていた。
当たり前だよね・・・

でもそれが、先日フと思ったんだ。
今なら逆に、スカジャン着てもおかしくないんじゃない?
この年になれば逆に、チンピラっぽくなく着こなせるんじゃない?

そんな事を思っていたわけ。
予定が空いた今日こそが買いに行く日だ。
そう思いついたわけ。

どうせ買うなら手縫いのやつだ。
そう・・・横須賀どぶ板のプリンス商会。
あの店、まだ有るんだろうか?
若い頃、プリンス商会の手縫いのスカジャンは憧れだった。
若造にとっては少しお高めで、なかなか買えなかったプリンスのスカジャン。
まだ店が有るといいなァ・・・
なんて思いながら、横須賀へと車を走らせる。

有ったよ!
小汚いテントの古めかしい小さな店。
あの当時のまんまだ。
三十年の時が止まった・・・

Dsc_0040

本当はブルーに惹かれたのだけれど、ここは年を考えてブラウンにしとこう。
久しぶりにスカジャンの袖を通す。
20数年振りだろうか・・・

最近つくづく思うんだよね。
子供が巣立つ年になった今。
もうしばらくすれば“ジジイ”と呼ばれる日も来るのだろう。
その事に抵抗している自分がいるわけだけれど、否応なしにその日はやってくる。

この日、久しぶりにスカジャンを着ながら決心したね。
どうせジジイになるなら、スカジャンの似合うジジイになってやるゼ。

一生、スカジャンの似合う男でいたい・・・

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2015/01/01

謹賀新年

明けましておめでとうございます

Img_0529

今年の初日の出は何年かぶりに鐘ヶ岳から。
東の空は厚い雲に覆われていて、はっきりとしたお日様を拝む事はできませんでした。
それでも雲の切れ目がオレンジ色に輝きだした時には、引き締まる思いが身体を走りました。

新たな年が始まったんだ・・・

 

 

 

それにしても。

昨年はなにかとあわただしい年でした。
いえ、決して悪い事があったわけではないのですけど。
人生の一つの転機の年だったと思っています。

11月に新たに会社を起ち上げ、従業員の数も一気に増やしました。
思いつきでの行動ではなく、2年前から思い描き温めてきた計画を実行に移しただけですけども。
それでも想定以上に湧き上がるいろいろな事態への対処で、山へ行く時間も取れず、blogをupするヒマも無く・・・

いえいえ、時間が無いなんてのは言い訳です。
どんなに忙しくたって、休みは作れるはずだし、blogをupする時間も無いなんて事があるはずない。
そんなに働き詰めだったら過労死しちゃうよ。

ようは、精神的余裕がなくなってしまっていたんだ。
我ながら器の小せぇ奴だな・・・と思う。

少しづつ気持ち的にも落ち着いてきています。
今年はまた、暇さえあればの丹沢を歩きをつづけていこう。
blogもコマメにupしていこう。
やっぱり、山を歩き、blogにくだらない事を書き連ねるのがオイラの健康法なんだ。
身体的にも精神的にもね。

 

 

事業の方もおかげさまで、今のところ順調です。
まずはうまい事スタートできた・・・と思っています。
でも、もともと野心家でもビジネスライクな人間でもないんです。
元来、職人ですし、「飯さえ食えれば高望みはしない」と思っていたし、自分が納得いく仕事をする事を最優先で考えていました。
それが数年前から少し考えが変わってきました。
自分の仕事に対する姿勢が「攻め」から「守り」に変わってしまっている事に気づいた時、思いました。
「このままでは萎んでいくだけだ。自分が築いてきた技術も実績も自然消滅していくだけだ。」
「このまま終わりたくない」そう思った時、もう一歩、二歩、上へ上がるしかないんだと思いました。

山と同じさ。
とにかく進むしかないんだ。方向とルートを考えて定めて、先へ進むんだ。
道の無いバリエーションルートを歩く楽しさ。それと同じような事なのかもしれない。

 

 

まあ、そんなわけです。
そんなわけですが、今年もよろしくお願いいたします。 

 

Img_0533

正月早々嬉しかった事。

鐘ヶ岳でイガイガさん、kazさん、massyさんにお会いしました。
こうして山のお仲間にお会いして、とりとめもないお喋りをする事が、今はなによりも嬉しく楽しい。

どうぞ、今年一年、良い年になりますように!

皆様にとって・・・
そして僕にとって・・・

2015年元旦

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2013/03/20

P3190015

成城の撮影所での仕事を終わらせ、気が抜けたようにフラフラと駅へ向かって歩いていた。
桜並木の住宅地。ああ・・・仕事が1本ケリつくと気持ちが良いなあ。なんて、いい気分で満開の桜の樹の下を歩く。

・・・って?

ええっ??

桜、満開じゃん!

そういや昨日のラジオで、東京でも桜が開花したって言ってたっけ。
にしても、満開って・・・。
いくらなんでも、お彼岸の日にソメイヨシノが満開って・・・。
こんな事って過去にあったかなぁ?

いくつもいくつも通り過ぎてきた春の日々を思い起こしてみる。

春って楽しいんだよなぁ。
大好きなんだ、春。
毎年そうだった。
お彼岸が近づくと、三月ウサギのように心が浮かれだす。
1年で一番気持ちが弾む季節なんだ。

P3190020

でも、今年は少し様子が違う。
少しだけ、心が沈みがち・・・

先日、大学を卒業した娘が、会社の寮に入るために家を出て行った。

やれやれ。一つ肩の荷が降りたよ・・・。
なんて言いながらも、寂しい気持ちは隠せない。

「仕事が辛かったら、すぐに辞めて帰ってきなさい。」
言いながら、こんな事を言っていいのかな?と思い、横のアイカタ(奥様)を見たけど、彼女も「そうしなさい」と頷いていた。

こんなバカ親に育てられた娘だから、ホント心配なんだ。
辛くない仕事なんてあるわけ無いじゃん・・・
大丈夫なのかなぁ・・・
なんて心配が頭をよぎっては寂しくなってしまう。

P3120002

ふいに甘い香りに包まれる。
沈丁花だ・・・
この香りをかぐと、春が来た事を実感する。

今年も春になったんだなあ・・・
大好きな春に。

それにしても早すぎるぜ、桜・・・。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2013/02/21

P2100003

アベノミクスってマジなのかも・・・。そんな事を思ってる。
と言ったって、自民党の提灯を持つつもりはないよ。政治的なイデオロギーやポリシーは一切持たないのがオイラのスタイルだ。
でも、昨年末に自民党が政権を取った時から、間違いなく風向きが変わった事は明らかに実感している。
決して民主党が悪かったとは言わないけどね。野田元総理の知的で清潔そうなイメージには好感を持っていたくらいだ。

もうやめよう。政治の話は。オイラのスタイルに反するからね。

言いたかった事は、昨年末から途端に仕事が忙しくなったって事だ。
大震災以来、一昨年、昨年と本当に厳しい状況だった。ホント。業界全体が停滞している感じだった。
それが一気に動き出した感じだ。ウソのように仕事の依頼が舞い込む。
元来ガツガツ仕事を取るタイプではないんだが、この2年間厳しかった事もあって、できる限り、物理的に可能な限り仕事を受けようと・・・。オイラ的にはかなり頑張ってる。

「小さな工房を経営してます」なんて言うと、気楽な稼業に思われがちだが・・・現に聞かれりゃ「気楽にやってますから」と答えちゃいるが・・・本心は常に、仕事が途切れる事を怯えてるんだ。
数週間、下手したら1ヶ月間仕事が途切れるなんて事もそれほど珍しい事ではないけれど、ホント辛いんだぜ。

それを考えたら、「仕事に追われて」なんて幸せな事さ。
もちろん、こんなバブリーな事がそう長くは続かない事はわかってる。ほんの数か月だけの現象かも、とも思っている。
だから今は頑張る。
たとえ、休みが取れなくて、山へ行けない日々が続くとしてもね。

つうわけで、正月明けから1日しか休みを取っていない。当然しばらく山歩きもしていない。

この日、半徹夜で仕事を1本終わらせた。数時間寝て昼頃起きはしたが、さすがに午後はオフにしようと思った。
「そうだ・・・梅の花を観に行こう」
フとそう思った。どんなに忙しくても、季節を感じる心だけは無くしたくない。それがオイラのスタイルだ。

梅ヶ丘の羽根木公園に梅を観に行ってくる事をアイカタ(奥様)に告げると、珍しく一緒に行くと言う。外歩きが大っ嫌いなアイカタと一緒に散歩するのは、ずいぶん久しぶりかも。「ついでに美登利寿司(梅ヶ丘じゃ相当有名な寿司屋)でも寄ってこよう」とつぶやいたのが利いたのかもね。

P2170035

さて、梅の花。
ちょっと驚いた。7割ほどの木がまだ蕾のままだ。咲いている木も3~5分咲きってとこ。
この羽根木公園、例年は2月半ばにすべての木が満開になるんだ。

そういや寒い日が続いているものな。
今年は例年になく寒い。こんな年は当然梅の開花も遅れる。
そんな感覚にさえも鈍感になっていた。

P2170033

でも思ったね。
やっぱり、こうやって花を見ながらブラブラ歩く事が大好きなんだ。
それだけでいろんなストレスから解放されるんだ。
そしてそれがオイラが一番大事にしているスタイルでもある。

P2170039

もうじき花の季節がやってくる。
花が咲きだしたら、また野山を歩き回ろう。
どんなに忙しくてもね。それを理由にしだしたら何もできなくなる。
時間は作ろうと思えば、作れるものさ。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2012/09/24

能ノ爪か熊ノ爪か

Img_0093

先週も山へ行かなかったぜェ。
日曜日には久しぶりに山へ行くつもりだったんだぜェ。
土曜日の予報で傘マークがついた途端に気持ちが折れたぜェ。
ワイルドじゃ無いだろゥ。
珍しく入念にルート計画を練っていたのに、あっさり中止してやったぜェ。

計画ルートにはヒルの巣窟の通過が含まれていたんだぜェ。
9月の雨の日にそんな所を歩くほどワイルドじゃ無いんだぜェ。
オイラ、ヒルは大っ嫌い。
ヒルだけじゃないぜェ。蛇や虫も大っ嫌い。
自然派を広言しているのに、聞いて呆れるだろゥ。

それじゃあ、ルートを変更して・・・なんて事は全く思わなかったぜェ。
雨に濡れながら歩くなんて、まっぴらごめんなんだぜェ。
ワイルドじゃ無いだろゥ。
「こいつ、言うほど山好きじゃねぇな。」って事は、自分でもちょっと思ったぜェ。

Img_0081

ってことで、今日も山行の話しじゃないんだぜェ。
本を読んで、スッキリ大発見した。って話をするぜェ。

吉田喜久治の『丹澤記』って本を読んでるんだぜェ。
入手困難なこの貴重な本は、堰堤博士のT.I氏から借りたんだぜェ。
去年借りた本を、ようやく今、読んでるんだぜェ。
ワイルドだろゥ。

もう、打ち込み辛いんで、スギちゃんの真似はやめるぜェ。
いいかげん飽きてきたしな・・・。

実際、この本は面白い。
昭和初期から中期の丹沢の様子がわかって、驚く事、感心する事、目からウロコな事、そんな文のオンパレードだ。

そんな中、1961年の記録に『境川、817㍍』という一文がある。
行程が『あつぎ=土山峠-境川-720㍍-817㍍-カラ沢-宮ヶ瀬=あつぎ』となっている。
ここでハテと考えてしまった。土山峠の周辺に境川なんてあったかな?
地図を見てみたが、やはり無い。
土山峠からカラ沢方面に向かっているなら、境川とは堤川の事かもしれない。
とすれば、817㍍とは鍋嵐の事だろう。720㍍とは鍋嵐の東のP719の事か、あるいは能ノ爪と呼ばれているピーク(740m)の事か。堤川を遡行したなら、能ノ爪に上がった可能性が高い。
などと考えていたわけです。

ちょっと『能ノ爪』について説明します。
宮ヶ瀬尾根と辺室~鍋嵐尾根のぶつかるピークを『能ノ爪(ノウノツメ)』と呼んでいます。
意味不明な名前ですが、丹沢Vルートのバイブル、S-OKさんのHPにそう紹介されていた事で知りました。僕がここを初めて訪れた3~4年前には赤帽白杭にマジックで『能ノ爪』と書かれていました。昔の昭文社のエアリア(山と高原地図)にも『能ノ爪』と記されていたそうです。(この事はFu社のO氏から教えていただきました)
ずっと「能ノ爪ってどういう意味なんだろう?」と思っていたんです。

ところが近頃、誰かが「能ノ爪とは、熊ノ爪の間違いである」と言い出したんでしょう。
ピークの杭は『熊ノ爪』と書き直されています。最近ここを歩いた人達の記録を読むと、「熊ノ爪」と呼んでる人の方が多くなってきたように思います。
この辺は熊の多い山域でありますし、「この山の木に熊の爪痕が残っている」などと説明されれば、納得しやすいですしね。
でも僕は、なにか釈然としないものがあって「能ノ爪」と呼び続けていました。
だって昔のエアリアに「能ノ爪」とかいてあったんだぜ。それが誤植であった可能性があるにしてもさぁ。

さて。丹澤記の話に戻りますね。
行程に続いて、境川(堤川?)の短い説明文があります。
“境川、出合附近はゴルジュ。ただし左岸高みにみちがある。あとはツメまでのうのう。”

読んだ瞬間に頭の中がピカーンと光りました。
“ツメまでのうのう”
そうか~! そうだったのかぁ~!!
堤川を詰めていけば能ノ爪に上がります。“ツメまでのうのう”のピークの事だったんだ。

丹澤記を丹沢歩きのバイブルにしていた人は多いはず。吉田ファンの一人が「のうのツメ」と言い出したとしても、何の不思議も無い。

長年の疑問が晴れた瞬間。
いやはや、気分爽快だったワ。

もっとも、この能ノ爪。清川村地名抄には堤川山と記されていますから、これが正しい山名なのでしょう。
丹澤記ではこの事にも言及しています。
“720㍍は境川山(風土記稿)とはいわないから、もしその名があるとすれば地域称だろう”
ちょっと意味が判りづらいが、清川では堤川山と呼んでいたんだろうね。

さてさて
ここで新たな疑問が・・・。
何故、吉田さんは堤川を境川と書いたのでしょう?

1. かつては堤川は境川と呼ばれていた。
2. 単たる吉田さんの書き間違い。
3. 吉田さんの原稿の字が汚くて、印刷屋が堤を境と読んでしまった。つまり誤植。

僕は3の可能性が強いと踏んでいるのですが・・・どうでしょうねぇ・・・。

そして大事な疑問。
“ツメまでのうのう”の意味は?

こんな表現は聞いたことが無いしねぇ。
語感から察するに“楽勝”って事なのかな?
これは一度歩いてみないとね。
宮ヶ瀬尾根から堤川の方を覗いた感じ、とても詰が楽な気はしないんだけど・・・。

確か・・・。AYさんとkazさんが堤川から能ノ爪へ詰上がった事があったような・・・。
今度会ったら様子を聞いてみよう。

最後に。この場を借りてT.I博士へ。
貴重な本を、長々と借りっぱなしですみません。
もうちょっと貸しておいてください。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2012/09/18

丹沢一回お休み

1285_018

タイトルを『丹沢一回お休み』としてみたが、深い意味は無い。
ただただ、はっぴー姐さんのこの名文句を真似してみたかっただけです。

適切なタイトルををつけるならば、『丹沢、何回休んどるつもりや』となるだろうか。
そのくらい、ここのところ丹沢へ行っていない。
山の花達が一番綺麗な季節なのにである。
貴婦人サガミジョウロウが咲く、短くも最高の季節なのにである。

確かに仕事は忙しかった。
でも、日曜日に休めないほど追われていたわけでもない。

気持ちが萎えてしまっていたのだ。精神的に、とても山へ行く気分になれなかったのだ。

事の発端は8月の末頃。
ガン検診というのを受けてみた。
別にそんな心配があったわけでも、体調が変だったわけでもない。
ただ役所からそんな案内が来ていたので、行ってみただけだ。国保の加入者には、毎年そんな案内が来るのだ。今までは受けた事もなかったが、フと気まぐれに受けてみただけだ。

受けたのは、近所の行きつけのクリニック。(行きつけというほど行っているわけでもないのだが・・・。)
検査結果が出るのに1週間ほどかかるというので、翌週になって結果を聞きに行った。

すると・・・

いつものんびりしている先生が、少しあわてている感じ。
「あ~・・・。精密検査を受けてください。○○病院へ紹介状を書きますんで。肺にね。すこ~し影がね。」
と、レントゲン写真を見せられる。が・・・。先生が指す場所を見ても、よくわからない。
「それが影なんですか?」「う~ん。薄いんですけどね・・・。すこ~しね・・・。」
なんだかさっぱり要領を得ない。
「どういうことなんですか先生。肺ガンって事ですか?」
「いや、わからないんですよ。ただガンの可能性も否定できないという事でね。とにかく、精密検査を受けた方がいいでしょう。○○病院の予約はこちらで取っておきましょう。」

待合室で待っていると、受付嬢から一週間後に○○病院の予約が取れたと告げられる。

12816_005

それからの一週間。呆然とした心持で過ごした。
まさか・・・いやいや、そんな訳は無い。別に胸が苦しくなった事も無い。山の急斜面を登っている時だって、息が上がる事も滅多に無い。心肺には自信があるんだ。
なにかの間違いに決まっているさ・・・。と思いながらも、釈然としない。
週末は山へ貴婦人探しを計画していたのだが、なんだか気分が乗らず中止してしまった。

そして精密検査。CTスキャンだとか、なんだとか。
検査の終了を告げられたので、聞いてみる。
「で、どうなんですか?」
医師の答えは、「これからデータの解析をいたしますんで」
そりゃそうだろうさ。で、いつその結果が?
「結果は△△クリニックさんの方へ送っておきますので、そちらで聞いてください。およそ一週間くらいでしょうか。」

また一週間かよ! きょうび、行政サービスだって即日交付が当たり前だ。一週間も待たせるサービスなど滅多にないぞ。

そして、長い長い一週間が始まった。

グダグダといろんな事を考えてしまう。
ネットで調べてみたりもする。そうか・・・。初期の肺ガンは、自覚症状が全く無いのか・・・。
今は止めたとは言え、高校生の時から煙草を吸っていた。毎日20本も。
日が経つにつれ、どんどんとマイナス思考に傾いていく。

そのうちに咳が出るようになってきた。下痢もしだした。頭痛までも。
もうダメかも・・・。

12816_057

そして運命の日がやってきた。

クリニックの診察室に入る。
ドキドキしながら先生の顔色をうかがう。いつもののんびりとした雰囲気だ。
「検査、お疲れ様でした。結果から話しますね。」

緊張MAX

「異常は見つかりませんでした。」

全身の力が抜けた。良かったとか嬉しいとか、そういう感じじゃない。なんか、ヘナヘナ~という感じ。

先生の検査説明をポーっと聞きながらも、ハっと思い出す。
「そういえば。レントゲン写真の影の正体はなんだったんですか?」

「わかりません。」
「・・・・・へ?」
「正直言うと、僕の所見では怪しさは無かったんですけどね。」

ハァ!? である。おいおいちょっと待て。それじゃあ何故、精密検査を受けさせた。検査代1万数千円の事はいいとしても、人の心を弄びやがって!
さすがに口の悪いオイラもお医者様に対しては乱暴な口調は使わないが、黙ってるわけにもいかない。

問いただしてよくよく聞けば、こういう事だ。
レントゲンの画像は、肺ガン検診の専門機関に送って診断してもらう。その回答書が『要精検』になっていたのだ。実際、その回答書を見せてもらったが、汚い字で肺の部所と要精検と書かれただけの走り書きのような物だった。
クリニックの先生も「?」とは思ったが、専門医の所見が『要精検』になっている以上は・・・という事だったらしい。

チっ! こんな落書きみたいな紙に振り回されていたのか・・・。
己のメンタルの弱さに腹が立つ。神経は図太い方だと思っていたけどな。こんなにクヨクヨしいのヘタレだったとはな・・・。

まあ、そんな訳でした。
萎えていた心も、一気に回復いたしました。
ようやく「週末は山歩きでもすっかァ」という気持ちになってきました。

そうそう。
咳と下痢と頭痛は、風邪だそうです。
『病は気から』とはよく言ったもので、気持ちが折れると体調もおかしくなるんですなあ。
週末までに治さないとね・・・。

 

今日の教訓
『検診なんて気まぐれで受けるものじゃないね。精神衛生にはかなり悪いワ。』

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2012/07/19

山へ行かなくっちゃ・・・

すっかり月イチblogになっちまった・・・

12519_021

なんだか忙しい。
もちろん仕事がさ。
これだけ働いてるんだから、さぞ大儲けだろう・・・と思いたい。
が・・・
これがそうでもないんだなァ。それが不思議でしょうがない。

確かに仕事が忙しけりゃ、入ってくるお金も多い。
でも、その分出ていくお金も半端じゃない。
アルバイト代。
外注先への支払い。
材料屋への支払い。
ビックリするくらいお金がでていく。
結局、手元に残るお金はたいした事がないんだ。

なんなんだろうねェ・・・

元々、金勘定が苦手なんだ。

にしてもさァ。

毎年、この時期になるとホントあったまくるんだ。
これは自営業の人にしか伝わらない事なんだろうけど。
7月には健康保険を払えと言ってくる。
恐ろしい額なんだぜ。
そして来年分の所得税を見込みで払えと言ってくる。
来年分をだぜ。訳わかんない。

だいたいさァ。

所得税。市・県民税。固定資産税。国民健康保険。国民年金。
なんだかんだで年収の3割を取られる。

税金のために働いてるわけじゃねェゾ!
バ~カ!!

なんてね・・・

本当は、こんなグチを言うような子じゃないんだよ。

ちょっと疲れてるんだ。
仕事のしすぎでストレスが溜まってるんだ。
きっと・・・

こんな時こそ
山へ行かなくっちゃ・・・

そうだ!

今週末こそ・・・。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012/06/18

どうもご無沙汰しちゃってます

12617_026

もう一ヶ月も山へ行っていません。
他意は無いんですけどね。
ただ、日曜日に仕事が入ったり、体調を崩したりが続いてまして。

昨日(6/17)は久しぶりに山へ行こうと思っていたら、午前中は雨って予報でテンション下がっちゃった。

で、朝からコーヒー片手にぐずつく空を眺めていたんだけれども。
やっぱり暇なんでね。
近所(って言うほど近所では無いけれど)の里山を散歩してきました。
なかなか良いとこですよ。上の写真のような場所です。
里山ったって、ヤブもありーの湿地もありーの。
ちょっとはストレス解消にもなるもんです。

小雨がぱらつく中でした。

12617_025

話し変わりますけど

先日電車に乗っていて、フと思った事。滅多に電車には乗らないんですけどたまたま朝のラッシュ時に乗ったんですけどね。

ネクタイをしている人がずいぶん少なくなったなァ・・・と。

そうか。これがクールビズってやつか。なんか違和感をかんじるなァ・・・と。

イヤ、オイラなんかね。冠婚葬祭のときにしかネクタイなんて締めないですから。別にノーネクタイに対して、なんの抵抗も無いですし。

でも、なんだか・・・

そして今日。

昼飯を食いながらTVのニュースを見ていたんです。エダノ大臣をはじめ、閣僚の方々や議員先生の方々・・・ありゃりゃノーネクタイだ。

そりゃまあ、国をあげてのクールビズですもんね。

でも、思わず箸を止めてつぶやいちゃいました。「なんだかだらしねェぞ、エダノ」と。

だらしなさにおいては人後に落ちないオイラが、人様に「だらしねェ」なんて言える筋合いは無い事は承知ですけど。
だって、本当にそう思っちゃったんですもの。

わかった。何に違和感を感じているのか。

議員先生や、電車の紳士の大半のが、折り目正しいスーツパンツにパリッとしたYシャツを着ているからだ。おまけにエダノ大臣なんかは背広を羽織っている。
つまりスーツスタイルでネクタイだけを外して襟元をはだけているから、だらしなく思えちゃうんだ。

なんかさあ。もっと考えた方がいいよ。ノーネクタイならノーネクタイなりのファッションってもんが有るんじゃないの? 酔っ払ってネクタイ外したオヤジみたいなスタイルってカッコ良くないぜ。

などと。普段、カーゴパンツにコットンシャツという、超だらしないカッコのオイラは思うのでした。

12617_006

そのうち、「ネクタイをしている奴は不良だ」なんて言われる時代が来るのかねェ・・・。

まだ若かった頃、カッコつけて締めていた超細身のネクタイ。まだタンスの奥に仕舞ってあったかなァ。
久しぶりにネクタイ姿で歩いてみるのも悪くないなァ・・・。

なんて思ってしまうへそ曲がりです。

12617_036

で・・・散歩の話。

ホタルブクロの群生地を見つけたよ。

山を歩いてりゃ、とりたてて珍しい花でもないけれど。
都市部ではこれも珍しい花になってきちゃった。
それも、こんな群生地は久しぶりに見た。

ちょっとだけ嬉しかったんだ・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012/04/06

さくら

1245_015

仕事場の物置が傾き始めてきたんで、建替え中です。
で、先日、古い物置の荷物を整理していたんです。
奥から大量の砂が出てきた。いろんな種類の化粧砂です。20kgの袋が20袋ほども。
10年くらい前に、とある仕事で大量に砂を使った余りなんですね。

珪砂(けいさ)というグレーと黒が混ざった砂。白竜という純白の砂。寒水という白にキラキラした雲母が混ざった砂。カナリアというオレンジの砂。

さて・・・どうしようかねェ。この大量の砂。捨てるには惜しいけど、とって置いたって物置の肥やしだ。無駄なスペースをとるだけ。

で、思い付きで、工房の前の砂利の通路に撒いてみたんですね。各種の砂で模様を描きながら。

こりゃいいや。と、一人悦に入っていたわけです。オシャレなビーチの出来上がりだ。訪ねてくる友には、「どうだい、すっかりリゾート気分だろう。」と自慢したりして。

ところがですね・・・

数日前から、妙に臭い事が気になりだした。なんだろう・・・この異臭は・・・と。

そして、見てしまったんです。

野良猫がおしっこをしているところを・・・。

どうやら、工房の周りをうろついている野良猫達がトイレに使っているらしい。我が自慢のビーチを!

猫好きとしては、猫達を責める訳にもいかず・・・。泣く泣く自慢のビーチを処分する決心をしました。
ヒーヒーと大汗をかきながら、スコップで砂をすくいとって。

隣の廃工場の裏庭に投げときました。
オット・・・これは内緒だぜ。

誰かから言われる前に、自分で言っておくけどさ。
バカの思い付きって、ろくなもんじゃない。
この後、地べたにファブリーズをシュッシュしてるんだぜ。地べたに・・・。

オノレのバカさ加減に、ホトホト呆れるヮ・・・。

1245_014

それはそうと

ウチの周りでも、ようやく桜が咲き初めました。
ここ数日は、毎日、自宅から仕事場まで自転車通勤です。30分ほどの道のりですが、桜の木が生えている用水路や土手や公園を回りながら。

4/2でしたね。最初に開花を見つけたのは。それから3日経ちますが、やはり開くスピードは例年よりもかなり遅い。

そして、咲き方も変です。
ソメイヨシノは全ての木が揃って咲くのが特徴なのに、今年は違う。
すでに7分咲きまで開いた木もあれば、ようやく開花したばかりの木も。
バラバラなんです。

そして・・・さらに驚く事に・・・。

1245_028

甘い香りに気がついて、ふと見れば・・・
なんと、沈丁花。
例年なら、春分の前に満開を向かえ、4月にはすっかり散っているはずの花です。

そういや、モクレンもレンギョウも今が満開だ。

4月には入って、遅れていた春の花が、一斉に咲き始めたようです。

 

山でもやはりそうなのかな?
早春の花達の開花がだいぶ遅れているけれど、そろそろ一斉に咲き出すのかもしれない。

それはそれで楽しいかも。

なんて、山の花への思いがつのる、今日この頃でした。

| | コメント (4) | トラックバック (0)