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2024/04/15

大山南尾根

2024年4月14日

先週のAYさんとの山歩きで、まったくもって山を歩く身体ではないことをはっきりと自覚した。
大半が林道歩きであったにもかかわらず、情けないくらいにヘロヘロになってしまったのだ。
最近はジムにも行っていないし、ランニングもしていないし、山歩きからもだいぶ遠ざかっているし、仕方ないといえば仕方ない。
でも、また以前のようにバリバリと歩きたい気持ちはあるんだ。
少しずつ山を歩ける身体に戻してゆこう・・・。

花が多くてのんびりと歩ける登山道はどこかな・・・と、考えて、大山の南尾根が思い浮かんだ。きっと様々な春の花が咲いていることだろう。人もそれほどは多くないだろうし。

今日は電車でやってきた。
鶴巻温泉の駅に降りたち、駅前のコンビニでおにぎりと水を買って8時半に出発する。
住宅地を抜けて岩座神社を通り過ぎると野草が多くなってきた。

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ムラサキハナナだ。オオアラセイトウとかショカツサイともいう。群生しているととても綺麗だ。

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小川のほとりにはクレソンが群生していた。

吾妻山の西の鞍部で稜線に乗る。この稜線は大山山頂まで続いているんだ。
大山南尾根の良い所は、どこからでもエスケープできること。西へも東へも降りるルートは随所にあるから、体力的に不安を抱える者としては気が楽です。今日は行けるところまで行って、バテたらその地点で下山するつもり。

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さっそくニオイタチツボスミレを見つける。
珍しいというわけではないが、見かける機会も少ない花だから、少し嬉しくなる。

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こちらは普通のタチツボスミレ。

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善波峠から北に進路をとると、本格的な山道になる。

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山吹はいいなぁ。満開の山吹はとても綺麗だ。

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クサイチゴ

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念仏山を通過する。

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ミヤマシキミ

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高取山の登りにかかる。
樹の根むき出しの急こう配。こんな光景は他で見たことは無い。

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高取山で一休み。
ここまでで2時間半かかっている。バテないように、意識してゆっくりと歩いている。

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モミジイチゴだ。

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ヒメウズ。小さな可愛らしい花だけど、毒草らしいよ。

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浅間山の直下には立派な林道ができていてびっくりだ。道の両脇に切りたての丸太が積み上げてある。シチミさん達が仕事しているのかなぁ。

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蓑毛越に到着。ベンチに座って休憩しながら考えた。
無理すればこのまま山頂まで行けそうな気もする。が、無理することもない。すこしバテはじめてきていることも事実だ。
また先週みたいにヘロヘロになるのも嫌だし、今日はこのあたりまでにしとこう。
で、下社に向かってトラバース道へ進む。

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ヤマルリソウがまだ咲き残っていた。

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ミヤマカタバミは半開き。お天気良いのにね。

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下社に到着。
いつものように参拝して、女坂で下山します。

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境内の枝垂れ桜がちょうど満開でした。

 

ほどほどの疲労感に包まれ、いい散歩ができました。

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2024/04/11

世附の散歩 ~明神歩道と林道~

2024年4月7日

久しぶりの山歩きです。
AYさんと「春の花を楽しみながら、ぶらぶらと散歩しましょう。」ということで、明神峠あたりから世附の奥地を歩くことになりました。
別に決めた目的地があるわけでもなく、気の向くままにぶらぶらと・・・いつものオイラとAYさんのスタイルです。

行きの車の中で「明神歩道を歩いてみましょうか。」ということになりました。
明神歩道という古道があることは、イガイガさんのblogで知っていました。明神峠から一ノ沢、二ノ沢と横断して、三ノ沢の手前で三国林道へ上がる、昔の森林巡視路じゃなかったかな。イガイガさんが探索されたのももう10年くらい前の事だと思う。いつか辿ってみようと思いながらも、すっかり忘れていた。

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明神峠の少し先のスペースに車を停め、7:50 出発します。
明神歩道の入り口はすぐにはわかりませんでした。

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獣道っぽい薄い踏み跡を辿っていくと、だんだんと道型がはっきりとしてきて、ここが明神歩道で間違いないと確信を持ちました。

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経路に沿って、ポツポツと白いリボンが結んであります。
オイラが大っ嫌いな自己顕示欲テープとは明らかに違う。山仕事のテープです。今でも山仕事で使っている道なんでしょう。

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一ノ沢の支沢に差し掛かったところで経路は消えました。白リボンもこの少し手前で消えました。
でも、こんなことは想定内です。古道なんてたいていは沢筋を横断するところでぐちゃぐちゃになっているものです。
対岸を目を凝らして観察しますが、経路らしき痕跡を見つけることはできません。
でも、AYさんのカンで少し遡った場所で経路痕を見つけることができました。

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そこから一ノ沢本流までの間は、経路痕も薄くほとんど歩かれている様子もない感じでした。

経路は尾根を回り込み、一ノ沢本流と並行してトラバースしてゆきますが、しばらくして崩壊斜面にぶつかります。
ちょっと危険なにおいもありましたので、少し手前に戻って東電の巡視路で一ノ沢へ降りることにします。

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ジグザグと一ノ沢へ降りてゆく東電の鉄塔巡視路。
これは明神歩道と違うのか?という疑問をAYさんに投げますが、たぶん違うと。明神歩道はもっと上流で一ノ沢を横断しているはずだそうです。

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一ノ沢へ降りると、対岸に経路が続いているのが見えますが、これは東電巡視路。
明神歩道を探すべく、沢を遡ってみることにします。

少し遡った所で、山腹を斜上する道を見つけたので辿ってみますが、どうやら山仕事の踏み跡のようでした。しばらく行くと道型も消えてしまいます。

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もう引き返すのも嫌なので、このまま斜上を続けます。
これは道のない場所を無理やり斜上している場面。
この後、尾根の背に乗り、尾根伝いに上りました。

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P992の少し先で経路を見つける。

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すぐに二ノ沢を横断。
ああ、この橋は、以前二ノ沢を遡行したときに潜ったことがあるなあ。あれは何年前だったか・・・その時はまだ橋も健在だった。

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続けて二ノ沢支流の湧水地帯を横断。
ここはあちこちから水が湧き出している、見事な湧水スポットだった。ちょっとした発見。

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二ノ沢以降は、ずっと立派な経路が続いていた。
AYさんによると、この辺は東電の巡視路と重なっているので整備されているのだとか。

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約4時間かけて三国林道へ上がりました。
時間はかかったけど、まあ面白かった。
しかし、途中の一ノ沢近辺が未解決なのが心残りです。帰ってからイガイガさんの記事を読み直してみましたが、やはりイガイガさんも一ノ沢の近辺で迷われている。もう、その辺りの経路は完全消滅しているのかもしれません。が、もう1回くらいは探索してみようかな・・・。

休憩をした後、三国林道をぶらぶらと歩きます。

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どこで水ノ木林道へ降りようか・・・と話しながら歩いているうちに、橡ノ丸までやってきました。
ここから南東尾根を尾根を下って、250m下の水ノ木林道へ降りようと思います。

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なだらかな歩きやすい尾根でした。
降りながら、AYさんは初めての尾根だといいます。オイラは自分の地図に踏破済みの印がついているから、過去に歩いていることは間違いないが、いつ歩いたのか、どんな尾根だったのかが思い出せない。

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林道際は切り立った崖だったので、木の根を掴んで降りました。
そして降り立ってから思い出しました。昔、AYさんと一緒に歩いているよ。もう15年くらい前だろうか。あの時はM-K師匠やはっぴーさん、ミックスナッツさんも一緒だった。この崖には熊笹がびっしりと生えていたので、笹を掴みながら降りたっけ。あの頃世附の山は笹薮だらけで、この尾根も藪の濃い歩きづらい尾根だった。

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水ノ木林道をてくてくと歩いて帰路につきます。林道の勾配なんて大したことないはずなのだけど、最後はそのわずかな登り勾配がきつくてきつくて・・・。体力が落ちていることを痛感しました。
一ノ沢橋を渡った後の明神峠へ向かっての50mの登りで足が上がらない・・・。ヘロヘロになりました。

でも、久しぶりの山歩き。AYさんといろんなおしゃべりをしながら、楽しかった!
やっぱり山の空気はいいワ。

さて。今日の目的は『早春の花を楽しむ』でした。
しかし、標高1000mの世附の奥地では、まだ少し早かったみたい。今年は春の訪れが少し遅れているからねえ。もっともここ数年が以上に早かっただけで、これが普通のような気もするけれど・・・。

そんな中で見つけた花々。

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ヒナスミレ

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ヨゴレネコノメ

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とても小さいから、最初はコケリンドウかと思った。が、萼がカールしていないので小さなフデリンドウのようだ。白花はちょっと珍しいでしょう。

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シキミ

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アブラチャン
AYさんにアブラチャンとダンコウバイの見分け方を教わる。

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そして今年も会えました。黄金色に輝くネコ。

 

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2024/04/03

ザ・ミュンヒ

3月末で白浜の仕事も無事に完了し、戻ってきました。
休む間もなく、出張している間に溜まりに溜まった事務仕事の処理に追われています。

帰る前に、大阪のとある店に行ってきました。ずっと行きたいと思っていた店で、今回、関西にいる間に絶対に行こうと決めていました。

 

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大阪は八尾の住宅地の中にあるザ・ミュンヒという喫茶店。
コーヒー好きの間では有名な、名店中の名店です。
以前にも書きましたが、オイラ自他ともに認めるコーヒー好き。この噂の店にはぜひとも行ってみたかった。
が・・・、こんな・・・さびれたつぶれかけの店のような佇まい。びっくりしました。
ここが、世界中からコーヒー好きが訪れてくるという名店なのか。

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おそるおそる店内に入ってみます。
店内には常連らしき一組の客。雑然とした店内。昭和の香りがプンプンとする古い什器と古いバイク。オイラ、バイクの知識は全くないけど、店名の由来になっているドイツ製のバイクらしい。
マスターは私の顔を見ると「初めての方かな。どちらからいらっしゃった?」と言い、「神奈川の川崎です」と答えると「そうかそうか」と笑顔で迎え入れてくれました。
「うちのコーヒーは特殊だからね」とコーヒーの豆と淹れ方の講釈を聞き「どんなコーヒーにする?」
もちろん、有名な特別抽出のやつを!

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それが、これ。
ネルドリッッパーに、150gの粉をギュウギュウに詰め、1時間かけて30㏄のコーヒーを抽出する。つまり、通常の10杯分の粉からデミタスカップ半分の量しか抽出しない。超濃厚なコーヒーだ。
豆はマスターに勧められるままに、モカとゲイシャのブレンドで頼んだ。1杯7500円。

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マスターや常連さんといろんなおしゃべりをしながら待つこと1時間強。出来上がってきたのがこれ。
いや、本当にビックリします。想像をはるかに超える味。
こんなコーヒーは飲んだことがない。いや、コーヒーの味ではない。甘酸っぱいフルーティーな味。奥に感じるかすかな苦みが、かろうじてコーヒーらしい味。
1時間以上かけて抽出しているから、もちろんぬるい。だけど、熱いとかぬるいとかはどうでもよい。「コーヒーは熱くなきゃ」という概念でさえ吹っ飛んでしまう。
一口の量をちびちびとなめるように飲む。至福のひと時でした。

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そして、もう一つ頼んだのがこれ。
これまたこの店を有名にしている28年物のコーヒーです。抽出したコーヒーを木樽で28年間熟成させたもの。
信じられます?28年前に淹れたコーヒーが、なぜ酸化もせず腐りもしない?
スプーン1杯で2500円。ちなみにデミタスで頼むと11万円だそうだ。

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さらに想像を絶する味だった。まるでワインのようだった。甘く高貴な味。
これは実際に飲んだ人しか信じられないだろうと思う。

この貴重な28年物も、もう残りはわずかだそうです。樽を振りながら、あと何杯いれられるかな、と言っていました。
28年物がなくなったら、グッと年代が新しくなって10年物になるそうです。
無くならないうちに来れて良かった!

マスターも、もうすぐ80歳になるそうです。まだまだお元気な様子でした。
「こんな高いコーヒーを飲みに来る奴はもの好きだけだから、全然儲からないよ。でも、遠方や外国からわざわざ飲みに来てくれるんで、やめられないんだよ。」

いい経験をさせてもらった。
コーヒー好きな方は、ぜひ一度味わってほしい。
オイラもまた行こうと思う。マスターが元気なうちに。

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