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2023/12/08

松茸山

最近何かにつけ「忙しい」という言葉が出てしまう。そしてその事に対して嫌気がさし、落ち込むのだ。
以前のオイラは「忙しい、忙しいと言ってる奴ほど、タイムマネジメントができない無能な奴だ」などという暴言を吐いていた。その暴言を今、自分自身で浴びているのだ。結局はオイラも無能な奴だったってことか・・・。

実際、以前ほど仕事をこなす事ができなくなってきている。すぐに疲れてしまうし、集中力も続かない。
同年代の仲間と会話すると「もう我々も現場は後進に譲って・・・。第一線からは退いて・・・。」なんて話題も出るような年齢になってしまった。
いやいや・・・でももうひと頑張り、ふた頑張りはしなければ・・・。コロナ騒動の3年間で大幅に業績が落ち込み、大赤字を作ってしまった。それを取り戻さなければ。景気が回復してきた今が頑張りどころだ。
そう思って頑張ろうとはしているのだが、昔ほど馬力が出ない。バリバリと働けなく無くなってきている。そしてつい、「忙しすぎて・・・」と言い訳してしまう。

そんな今日この頃ですが、夏前から続いていた体調不良もだいぶ良くなりました。8月に大腸ポリープの手術をして、2か月くらいはお腹の調子も変でしたが、それもおさまりました。
仕事面と健康面とで気持ちに余裕が無く山からも遠ざかっていましたが、久しぶりに山を歩いてこようって気にもなってきました。
といっても、体力的にはとっても不安。まずは軽~いお散歩程度としておこう。

で、思いついたのが松茸山。あそこはまだ登ったことが無いんだ。お散歩気分にはちょうどいいや。

2023年12月3日

Tizu123

早戸川大橋のすぐ側の松茸山登山口から松茸山に登る事にしました。山頂に着いたその後はノープラン。時間と体力の余力をみながらこの辺を適当に歩くつもり。

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9:30 ここから出発です。ここは栂立尾根方面や金沢林道方面へ行く時によく車を停める場所ですが、この登山口を登るのは初めて。
案内板によると山頂まで1時間ほどのよう。気分的には裏山を散歩するくらいのノリですから、気負いもなくのんびりと登り始める。

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登り始めてすぐ。登山道から少し離れた場所に祠が見えた。山中で神様をお見かけしたら必ずご挨拶するのがオイラの流儀ですから、お参りするために寄り道してみます。
祠の扉は施錠されていますし、何も書かれていないのでどんな神様なのかはわかりません。山神様だとは思うけど・・・。

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植林の急登をジグザグに上がり尾根の背に乗る。ああ、いい感じのプロムナードだ。思惑通りのんびり歩く。

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やがて植林から自然林に変わり、ちょうど紅葉真っ盛り。

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50分ほどで三角点のあるピークに到着。ここが松茸山のようです。
想像では、かつては松茸が生えていた赤松林だろうか、なんて思っていましたが、赤松ではなくて樅の大木が立ち並ぶピークでした。

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山頂付近から北の方角を望む。あのピラミダルなカッコいい山は仙洞寺山だろうか。

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そしてこの山は紅葉の山でもあった。

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紅葉を踏み分け、とっても気分よく歩く。

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水沢橋の手前で松茸山登山口の標を見た記憶があるので、そこに降りてみようと思います。
歩く人も少ないらしく登山道には落ち葉が積もっていますが、クッキリとした良い道です。

途中で水沢橋方面へ降りる尾根に入ります。地形図に破線はついていませんが、しっかりした登山道は続いていました。

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水沢橋手前の堰堤の上に降りてきました。水沢川の向こうが奥野林道です。

さあ、ここからどうしよう。時間はまだ11時。体力的にもまだまだ歩けそう。
少し考えて、奥野隧道の上を渡って水沢川左岸の尾根を辿って戻ろうと決めました。

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奥野林道を少し東へ進み、この谷から左岸尾根に上がろうと思います。
地形図には黒破線が記されていますから、きっと道跡があるに違いない。

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と思い、沢の斜面を無理やりトラバースしながら進んだが、道跡らしきものがあるどころかどんどん危うい斜面になってくる。
たまらず尾根の背に這い上がった。

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尾根の背まで上がると、そこにはなんと立派な道がついていた。巾1間はある立派な道だ。
下の方を少し辿ってみると、どうやら這い上がってきた谷とは反対の西側の谷から続いているよう。
あきらかに地形図の表記間違いだと思う。よくある事さ。

もう歩く人がいない道は薮に戻りつつはあるが、1間巾の立派な痕跡は簡単に消えない。尾根まで続いていた。
尾根の鞍部に登ると、反対側の谷にも道があった。これで、確信した。今辿ってきた道跡は、杣道なんかじゃない。古道だ。きっと鳥屋から大平へ向かう古道の一部に違いないと思った。

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水沢川左岸尾根の背を辿る。
基本的に植林の山だが、時々現れる紅葉が綺麗だ。

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P464でRFをミスった。30mほど降下してから気が付いた。まあ、よくある事さ。

穏やかな尾根だと思いながら歩いていたが、奥野隧道の真上のコルがちょっとした崖状になっていてビックリした。通過してみれば、それほど危険というほどでも無い。だけど、「穏やかだなぁ」と思いながらのんびり歩いていたところに突然現れたのでちょっとビビった。

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そしてここが奥野隧道の真上のコル。幅広のコルなのだが、向こう側も崖状になっている。
ちょっと不思議な地形だなと思った。

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その後も紅葉を楽しみながらのんびりと歩く。

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あれは虹の大橋だ。この角度から見るのは初めてだ。

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紅葉もとっても綺麗です。

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鉄塔『新多摩線』。大山界隈でなじみ深い新多摩線の名前を見て、ちょっと嬉しくなってしまった。嬉しくなった理由は、ちゃんと説明できないけれど・・・。

この鉄塔までは本当に良い散歩でした。

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鉄塔から先は地形図でも等高線が密になっているので、少しだけ危惧はしていました。
思った通りの急斜面。植林から自然林に変わり、急斜面には落ち葉が堆積しています。落葉したばかりの紅葉は滑る滑る。いやはや、大変・・・っていうより怖い。
今日は散歩のつもりで、10Lのサブザックです。入っているのは食べ残しのパンとアクエリアスとタオルだけ。チェーンスパイクもロープも持っていません。せめてどちらかでも持っていればなんてことなかったのでしょうが、マジで怖かった。へっぴり腰で恐る恐る急斜面を下降する。後からログをチェックしてみると、傾斜の厳しい区間50mを降りるのに20分もかかっていた。

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13:50 松茸山登山口へ戻ってきました。

終始紅葉を堪能しながらの良い散歩だった。最後の斜面を除いては。
いや、それもまた面白かったか。終わってみれば。
5kmのコースを4時間20分の周回だったけど、余力もまだまだある。
これならバリルートも歩けるかな。
これからも時間を作って山歩きを続けていこう。

 

 

 

 

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コメント

お久し振りの古道探索、
お疲れさまでした(笑)。
松茸山にマツタケ生えてないじゃん!
なんて揶揄していた頃が懐かしいですね。
鳥屋平戸、荒井から越路、
八丁大滝で寛いで鳥屋鐘径路を急ぎ足、
伝道で一仕事終えて帰路をぐ。

おっと忘れていました!!
行き帰りの道中で
六百沢の山神様に今日一日の
無事をお願いします。

今日もいい一日でしたね!!

投稿: M氏 | 2023/12/14 19:37

帰路を急ぐ・・・
脱字ご勘弁。

投稿: M氏 | 2023/12/14 19:38

M氏、お久しぶりです。
この日僕が辿った古道は、鳥屋鐘径路へ繋がる道だったのでしょうか。
以前、M氏から鳥屋から大平へ繋がる古道があった話を聞いた事を想い出して、そっちの道かと思いました。
古道跡を見つけたことがなんだか嬉しく、古道探索のスペシャリストだったM氏の事を想い出しながら歩いていました。
そういえば、M氏に教えてもらった伝道の山神様の祠もまだ見つけられてなかった・・・。

投稿: shiro | 2023/12/15 08:37

お察しの通り、
鳥屋鐘径路につながる古道です。
早戸川を渡渉する前
六百沢出合を望む早戸川左岸に
山神あり。

伝道山神は林道終点から直ぐの所、
誰かが訪れるのを待っていますよ!
すき好んで行くのは
マシラさんかイガイガさんくらいですがね!!

投稿: M氏 | 2023/12/15 19:40

M氏
六百沢出合の対岸に、山神様の祠なんかありましたっけ?吊橋の辺りに?
伝道の山神様は、M氏のblogを頼りに、一度探してみたのですが、見つけられませんでした。また今度探してみます・・・といっても、伝道もすっかり遠くなってしまったからなぁ・・・。

投稿: shiro | 2023/12/16 08:53

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