« 2023年5月 | トップページ | 2023年7月 »

2023/06/21

赤沢

ちょっと風邪気味かもしれない。鼻水と咳が少し出るくらいなのだが、身体が重い。
だけどせっかくの梅雨の晴れ間の日曜日、山を歩いてこようと思います。あまり身体に負担がかからず、のんびりと歩ける沢がいいなぁ・・・と考えて、世附大又沢の奥の赤沢を歩いてくることにしました。

2023年6月18日

Tizu618

浅瀬から歩くとかなりの長距離になる山域ですが、道志側から入ればお手軽なショートコースになります。

P6180001

道志の森キャンプ場から東沢林道へ入り、いつもの水晶橋に車を停めてスタートです。
8:20

P6180004

城ヶ尾峠へ登山道で登るのもつまらないかと思い、未踏の尾根で登ろうと思います。
まあ、この辺りはどこを登ったってたいして変わり映えしないのですが・・・。
浦安峠~大界木山登山道の1130mから派生している枝尾根に取り付いてみます。

P6180006

地形図からの印象では穏やかな尾根だろうと思っていましたが、予想外のヤセ尾根でした。でも危険を感じるほどでもない。

P6180007

予定通り、1160mで登山道にぶつかります。
そのまま登山道で大界木山へ。

P6180010

大界木山からは久しぶりに南尾根を下降します。

この尾根のRFは本当に難しい。GPSを見ながらだって迷う。この尾根を地形図とコンパスだけで迷わずRFできる人がいたら、本当に尊敬する。
オイラ、この尾根は何度も歩いているが、やっぱり今日も迷った。1170~1150m付近でだいぶ右に左にとウロってしまった。
1170mでどうみても本尾根に見える顕著な尾根を進むと、バケモノ沢の大滝の上に降りてしまう。その事はわかっているから引っかからないのだが、肝心の本尾根が見つけられないのだ。

P6180012

ようやく本尾根を見つけて、振り返って撮影。尾根形状の無いただの急斜面を20mほど下降しないとここへたどり着けない。
5~6年前まではこの辺りは薮が濃かった。薮の中に薄っすらとついた獣の踏み跡が目印にもなっていたのだが、笹枯れで薮が消えてから歩きやすくはなった反面、獣道の目印も無くなってしまった。

P6180014

その後もだいぶ複雑に枝わかれするので気が抜けない尾根だが、1050mを過ぎればどの枝尾根を降りたって赤沢か戸沢に軟着陸できるから危険は無い。だけどやっぱり狙い通りの場所に降りたいから真剣にRFをする。

1000m付近はとっても気持の良いブナの森だ。水晶平にはかなわないかもしれないが、ここのブナの森も相当素敵です。オイラお気に入りの場所です。

P6180016

狙い通りの850m付近で赤沢に降り立ちました。

P6180017

まずは赤沢の大桂にご挨拶。何度見ても惚れ惚れするような立派な巨樹だ。

P6180020

一休みしたら赤沢遡行を開始します。
11:00

P6180022

5分も歩けばこの沢一番の滝が見えてきます。

下の2mは簡単に登れますが・・・。

P6180023

上の6mはちょっと厄介。階段状にはなっていますが、今日は水量も多くとても直登は無理。
右岸の崖を這い上がって巻くのですが、いつからか残置ロープが垂れているので巻くのも楽になりました。
でも、落ち口へ抜けるトラバースが少し崩れ気味で悪くなっているような気がしました。

P6180026

940m二又。今日は左へ行ってみようと思います。

P6180029

3mの滝が出てきました。
濡れるのが嫌でなければ、直登できそうです。
もちろんオイラは濡れるのが嫌なので巻きます。左岸の泥斜面を巻きましたが、ズリズリで苦労する。ここは直登するのがよっぽど楽だと思います。

P6180031

気持の良いナメ滝もあります。

P6180032

いい渓相だなぁ。

P6180033

今日はいつもより水量も多いので、渓相も5割増しで良い感じです。

P6180036

5mのすだれ滝。
濡れるのは嫌ですが、ここは直登するしかなさそうです。水の少ない場所を選びながら登ったので、ひざ下だけで済みました。

P6180038

1010m二又まで登ってきました。こちらは3m滝がかかる左又。

P6180039

そしてこちらが右又。

この先どう詰めるかは現地判断で・・と思っていました。
左又の方に気持ちはひかれますが、さっきからどうも身体が重い。歩くにつれてだんだん重くなってきている。やっぱり風邪気味なんだろうとは思う。
ここは一番リスクの少ない界尾根に登って城ヶ尾峠に詰めよう。

P6180042

急斜面の登りだ。いっきにしんどくなり、眩暈もしてくる。ハーハーしながら休み休み登る。

P6180043

登るにつれ傾斜も緩んでくると、眩暈からも解放される。周りを見回すと、ここもやっぱりいいブナの森だ。

P6180044

12:50 城ヶ尾峠に詰め上げました。
ベンチにへたり込んで、しばし休憩します。だいぶ長い時間休憩していました。

下山はおとなしく登山道で・・・。

P6180045

峠から少し下った崩壊地。(通過後に撮影)ここは15年前から崩壊していますが、バンドもクッキリとついてきてもう危険な感じもしません。

P6180046

そこから少し進んだ小崩壊地点。
ここはバンドもしっかりしているし危険も無いと思うけど、いつのまにかロープが何本も張られている。ガチャガチャのロープがザックに引っかかりそうで、逆に危ないよぉ・・・。

P6180047

13:40 水晶橋に戻ってきました。

少し体調が悪い自覚はあったが、決して無理を押して出発したわけでも無いのだけれど・・・歩くにつれ身体が重くなってきてしんどかったぁ。

でも水量の多い赤沢で良い沢風景の中を歩けて、気持ちが良かった。

 

 

 

| | コメント (0)

2023/06/12

諏訪大社

2023年6月11日

雨の日曜日。なんとなく思い立って諏訪大社にお参りに行ってきました。

いざ行こうと場所を検索してみると、なんと、諏訪大社は4宮からなる神社なのだそうです。それぞれ離れた場所にある四か所のお宮ですが、どうせお参りするなら四か所とも回らなければ意味がない。

Dsc_0589

まず最初にやって来たのが上社前宮。中央道諏訪ICを降りて10分ほどでした。

Dsc_0590

鳥居をくぐり、坂道を5分ほど登ると本殿です。
歴史の重みを感じる建物でした。

Dsc_0600

前宮から車で5分。上社本宮です。
やはり歴史を感じる厳かなたたずまいです。

Dsc_0599

これが有名な御柱(おんばしら)。各お宮に4本づつ奉られています。

Dsc_0597

この本宮はお山がご神体なので本殿という建物は無いそうです。ここは参拝するための幣拝殿。

さて。境内を一通り散策して、参拝を済ませたら、今度は下社へ向かいます。
ナビによると、下社は30分ほど離れているようです。

Dsc_0601

下社春宮へやってきました。
四つのお宮の中では一番こじんまりとした境内でした。

Dsc_0602

ここもまた本殿が無く幣拝殿に参拝をします。ご神体は杉の樹だそうです。

Dsc_0606

春宮から車で5分ほど。最後にやって来たのが下社秋宮です。

Dsc_0607

参道を歩いていくと、まず巨大なしめ縄に度肝を抜かれますが、ここは拝殿では無く神楽殿と書いてありました。

Dsc_0608

拝殿は神楽殿の裏にあります。
神様は2/1~8/1の間は春宮に、8/1~2/1の間は秋宮にいらっしゃるという事なので、ちょうど今はこちらにはいらっしゃらないのかもしれませんが、ともかく参拝はしておきましょう。
ちなみにこちら秋宮のご神体はイチイの樹だそうです。

Dsc_0611

どのお宮も彫刻が見事でした。神社仏閣の楽しみ方の一つが、宮建築の彫刻です。
その精緻な技巧はずっと見てられる。

Dsc_0612

お守りも4つゲットしました。

有意義な雨の休日でした。

 

 

| | コメント (0)

2023/06/07

西沢本棚沢

去年の9月、M氏の送別山行としてイガイガさん、レガーさんと一緒に下棚沢を遡行しました。その渓相の美しさに感激をしたものですから、次は隣の本棚沢にも連れて行ってほしいと、イガイガさんにお願いをしていたのでした。
そして水も温み沢の季節になってきたこの日、イガイガさんレガーさんと3人で本棚沢を遡行してきました。本当はardbegさんとnenetaさんも参加するはずだったのですが、当日朝の車トラブルで参加できず・・・残念。

 

2023年5月28日

Tizu528

本棚沢ですから、出発は当然西丹沢VCになります。VC前の駐車スペースは、近頃すぐに満車になってなかなか停められない事は知っていましたが、「6時半集合なら余裕でしょう」と言ったオイラの甘い見通しは見事に外れ、この日は5時にはすでに満車だったようです。

P5280014

という事で、箒杉の少し先に新たにできた駐車場に車を停めて出発です。(こんな駐車場ができたことを、この日初めて知りました。)
ここから西丹沢VCまでは歩いて20分ほどかかりますが、これくらいならOKの範囲内。

P5280015

6:35 西丹沢VCから西沢沿いの登山道へ入ります。

P5280016

しばらく歩いて本棚に到着。
70mと言われている豪快な滝は、いつ見ても圧巻です。

P5280020

本棚の対面にある唐棚にも今日は水流があります。いつもは涸れ棚の唐棚(滝名もそこからついたと思う)。水流があるってことは沢が増水しているってことです。
増水した沢は遡行の難易度が上がる場合もありますが、滝やナメの見栄えがグッと良くなりますから、この後の沢遡行への期待が高まります。

P5280025

本棚をたっぷりと鑑賞したら、右岸の尾根から巻きにかかります。
この巻道を歩くのは2回目ですが、とにかく険しく高度感もあり、危ういトラバースもある。でも、踏み跡はちゃんとついている。

P5280026

F3の落ち口まで続く巻道の途中からF2とF3を眺める。
イガイガさんとレガーさんは写真を撮るためにロープでF2の滝壺へ降りて行きますが、オイラは体力温存のために上から眺めるだけ。

P5280040

F3の上で沢に降り、いよいよ遡行開始です。

P5280044

すぐに現れるF4。
滝にかかる倒木は景観の邪魔である場合が多いですが、ここの倒木は風景に溶け込んで滝とセットになっているような感じがする。
ここは右岸から巻く。

P5280049

下棚沢と同じような雰囲気の、いい渓相の沢です。

P5280052

P5280054

ナメ棚区間は気持よく歩けます。

P5280056

赤茶けた滝が現れました。F5 5m。
右壁をよじ登るのがセオリーらしいです。

P5280058

ところが、先行したレガーさんが上部で苦心している模様。それを見て、すかさずフォローに入るイガイガさん。
どうやらたった一歩分だがホールド・ステップが無くどうしようもないらしいのだが、レガーさんの持ち前の身体能力とイガイガさんのフォローで、なんとか這い上がった。
オイラは上からレガーさんにロープを落としてもらい、楽々と登った。ホントいつもいつもありがとうございます・・・。
この沢を何度か遡行しているお二人、この滝もいつもは苦労せず登っているそうだから、岩の形が少し変わったのかもしれない。そんな事はよくある事で、ホールド・ステップにしていた岩の角が少し削れただけで登れなくなったりするものです。だから他人の記録や過去のトポなどは鵜呑みにしてはダメと思う。沢や巻道の状況なんて大雨のたびに変わるものだもの。

P5280061

F5をクリアするとすぐに、湧水滝と呼ばれているF6が現れます。

P5280060

F6自体は湧水ではありませんが、滝の両岸の岩壁から湧水があふれ出しています。
なんだか不思議な空間にいる気持ちにさせてくれます。

この滝は左岸の崖を20mほど這い上がって高巻きしました。

P5280066

湧水滝を越えると途端に水量が減りますが、まだまだ飽きることない沢光景が続きます。

P5280067

980m二又。ここまでくると水もチョロチョロになり、詰めの事を考えなくてはなりません。
両方歩いているイガイガさんの記憶では、楽な詰めは左又。

P5280070

大岩と5mの棚。ここはフリクションだけで登れた。

P5280071

大岩がゴロゴロと転がっている。異様な光景でもあるがファンタスティックでもある。これもまた「来て良かったなぁ」と思わせる光景の一つ。

P5280072

前方に稜線のコルが見え始め、いよいよ詰めです。最後は急斜面をジグザグに登る獣の踏み跡を追って、這い上がりました。

P5280075

11:15 畦ヶ丸山頂に到着です。
ああ、面白かった!

ベンチで休憩をとったら、下山にかかります。

P5280077

下山コースはいくつか案が出ましたが、オイラが考えるに大滝橋へ下山する一番楽なルートではないかと思う、畦ヶ丸の南1160m付近から東へ派生する尾根で鬼石沢850mへ降り、鬼石沢沿いに一軒家避難小屋へ降りる。という案を採用してもらいました。

という事で、登山道を南へ。そして1160mの小ピークで左折。

P5280079

その尾根を100mほど下ると仕事道が出てきます。径路に乗って鬼石沢850m付近へ楽々下降。

P5280081

鬼石沢へ降りたら右岸径路を使って一軒家避難小屋へ。
避難小屋から登山道で大滝橋へ降り、14時ごろ駐車場へ帰着しました。

 

本棚沢も良い渓相で楽しい沢でした。
でも、それなりに厳しい沢でもあります。楽しく歩けたのも、この沢を熟知しているイガイガさんとレガーさんのおかげである事は間違いない。下棚沢と同じく登れない滝も多く、巻道も脆い崖地でルート取りを間違えるととんでもないことになりかねないなと思いました。

イガイガさん、レガーさん、またよろしくお願いします!

 

| | コメント (2)

« 2023年5月 | トップページ | 2023年7月 »