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2018/03/19

ハナネコと白滝と

まだお彼岸の前だってのに、もう桜の開花宣言が出た。今年の冬は異様に寒かったから、春も遅いんだろうなぁと思っていたが、またそれは別の話なんだろう。いずれにしても、冬が大っ嫌いなオイラにとっては嬉しい便りだ。山を歩くのにしたって、早春から初夏にかけてが一番楽しい。
さっそくやまへ繰り出さなくっちゃと思いはするのだが、このところどうも調子が良くない。もう2週間も風邪気味なんだ。だいぶ良くはなってきているけれど、仕事が立て込んで徹夜続きだった事と重なって、身体は重い。
でもなぁ。山ではハナネコたちが咲き始めたと思う。久しぶりの休日なんだ。軽く歩いてこよう。軽~くね。

2018年3月18日

Tizu18318

そんなわけで、本日の山歩きに選んだのは谷太郎川の源流地帯。
ハナネコが咲いていて、朝寝坊してもいい近場で、短い周回で回れて、それでいて誰も来ない秘境感たっぷりの山域だ。久しぶりに湧水滝と白滝の姿も拝んでこよう。

朝、遅めのスタートで8時10分に広沢寺の駐車場から歩き始める。
なにせ、また1ヶ月以上のブランクを作ってしまったからな。林道歩きで足慣らしをしなくっちゃ。

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二の足林道をテクテクと歩く。トンネルを越えたら、谷太郎川の右岸高みの道を行く。
早春の花々が咲き乱れ、気持ちの良い林道歩きだ。

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ダンコウバイ

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フサザクラ

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何だっけ?

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不動尻はミツマタの群生地。

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ちょうど花の盛りが始まったところだ。これから花が真ん丸に広がって良い香りを放ち始めるんだろう。
今から2週間ぐらいが見頃だね。

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沢に入ってすぐに不動の滝。

この谷太郎川。不動尻の二又から左又のこちらを大山沢と呼ぶらしい。
数日前にUPされたAYさんのblogにそう書かれていた。
今まで沢の名前がわからなかったから、『谷太郎の源流』とか『白滝の沢』とかテキトーに呼んでいたけれど、これからは大山沢って呼ぶことにする? でも、梅ノ木尾根を挟んだ南側にも大山沢があるから紛らわしいよね。

P3180030

不動の滝を越えてすぐに、第一ハナネコノメ発見!
ちょうど咲き始めたばかりの姿だ。
大好きな花だからね。こいつらを見ないと春が来た気がしないんだ。
今年も会えてヨカッタヨカッタ。

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ムカゴネコノメもハナネコノメもそこかしこに咲いていました。

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そして大ナメ滝。
まずは大ナメ滝を素通りして、湧水滝の方へ向かいます。

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湧水滝の門番、10m直瀑。
いつも眺めながら、「あそこへ取り付いて、こっちへ行けばのぼれるなぁ」とルートは見えるんですが、巻道があるのにわざわざ岩にしがみついたりしないのがオイラの主義。
今日も巻道から滝の上へ上がります。

P3180039

そして秘境中の秘境。湧水滝。
こればっかりは写真じゃ伝わらない。実際にこの滝の下に立ってみれば、圧倒される景観だ。
取り囲む岩壁のあちらこちらから水が湧き出し流れ落ちている。

数年ぶりに訪れたけれど、やっぱりすごいなぁ。

湧水滝を堪能したら、大ナメ滝の下まで戻ります。

大ナメ滝は巻くよりも直登する方が楽・・・ってのはわかるけど、まだ寒いし濡れたくない。
それに春先は岩がヌメってるからやだなぁ。と、左岸の高巻道から上がる。
秘境と言われているこの山域にも、最近は入ってくる人が増えたんだろうか。人が歩いたような気配を感じる。1週間ほど前にAYさんが歩いているはずだけれど、そればっかりじゃないな。

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白滝の門番の滝。2段10m。今は残置ロープがあるから安心して簡単に登れる。
やっぱりこの残置も、ここ最近何人かが使っているようだ。グローブで磨かれていた。いつもこの時季は、冬の間泥に埋もれていた残置を、掘り出していたのだから。
手に取った感じ、この残置もいつまでもつかわからないけどね。

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そして、白滝20m。
ここまた久しぶりだ。何度見てもいい滝です。

白滝の下で休憩をしていると、下から単独の男性が上がってきた。
こんな所で人と会うなんて思っても無いからびっくりした。この山域を単独でうろついているなんて、相当な人なんだろうと少し話をする。
オイラが「この後右岸の尾根で稜線へ上がるつもりだ」と言うと、それじゃあご一緒しましょうという事になった。

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白滝右岸の崖をよじ登って、そのまま尾根に取り付く。

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取り付きからかなりの急斜面が続く。
振り返ると、先程の男性は両手にドライバーを持ってグイグイと登ってくる。
いやア、ダブルドライバーは初めて見た。かなりバリ慣れした人に違いない。
歩きながら話をしているうちに、ヤマレコユーザーのtantanmameさんだとわかった。
なるほど。丹沢バリの記録は何度か拝見したことがある。
今日は日向薬師から、屏風沢を登り、梅ノ木尾根からシチミ尾根を下降して、大ナメ滝を登って白滝まで来たとか。
そりゃ、相当マニアックなコース設定だ。かなりの猛者だな。

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前方に大岩が見えてきた。
ここまでは以前来たことがある。その時は、ここから湧水滝の上流へ向かって下降したので、この先は未踏区間になる。
さて、まず尾根上に立ちふさがるあの大岩をどうやって越えるか。
中央突破しかねぇか・・・と思ったが、それもきつそうだったので、左手へ回り込んでみたら割と楽に岩へ登れるルートがあった。

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この辺りの尾根がみなそうであるように、がりがりに痩せたワイルドな尾根だ。
こりゃ、絶対にキレットがあるな・・・と思った。

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キレットもあるには有ったが、通過に危険を伴うほどでもなかった。南隣の展望岩の尾根に比べたらだいぶ安全な尾根だ。

白滝から50分ほどで唐沢峠の登山道へ飛び出す。
短いけれどワイルド感のある良い尾根でした。

ここでtanntannmameさんとはお別れです。短いけれど楽しい時間でした。この後、石尊沢を遡行して大山まで行くという。そうとうな健脚だ・・・とビックリする。また、どこかでお会いしましょう!

さて、オイラはもうすでに疲労感が出始めてます。梅ノ木尾根経由で帰りましょう。

P893から梅ノ木尾根に入り、P778を越え、大沢分岐を直進し・・・

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登山道が直角に曲がって弁天御髪尾根に入るこの分岐を直進してみようと思います。
二ノ足沢へと降りてゆく尾根です。
ここら辺はまだ歩いた事が無い未知尾根です。

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植林の尾根は、特に何事もなくすんなりと25分ほどで二ノ足沢の500m付近に降り立つ。

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降り立った場所にカッコいい石積堰堤。こりゃきっとT.I博士も気に入るに違いない。

その後、二ノ足沢沿いの経路痕を辿って下ります。

P3180067

かつては橋だったのだろう、朽ちた丸太。
ここが旧ハイキングコースだったという事は知っていたが、廃道になってどれほどの年月が経つのだろうか。
それほど危険だとは思わないが、気軽な気分で歩ける道ではない。

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5段の滝というらしい。傍らの道標にそう書いてあった。

そのまま進むと、キャンプ場の跡地にたどり着き、そこからは林道歩きで広沢寺へ戻りました。

今年もハナネコたちに会えたし、久しぶりに湧水滝と白滝も拝んだし。初尾根もなかなか良かった。下山路の二ノ足沢ハイキングコースもお初で新鮮な面白みがあった。
なんやかんやで今日も満足です。

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コメント

shiroさん
今年も春先の嬉しい出会いが出来たのですね♪
shiroさんがネコノメ探しをされている事、
ニカニカでの春ですね(^^)

湧水滝の門番、流れが変わりましたね。
ここ数年訪れておりませんが、以前は右のチョロチョロ
流れが主流だったように記憶しております。
湧水滝を目の前にしたあの圧倒的なスケール感、
体感したくなりました。

投稿: レガー | 2018/03/24 09:10

レガーさん
今年もハナネコの季節が到来しました。
春ですねぇ~~
冬はどうしても山へ行くのが億劫になってしまう僕ですが、ようやく待ちに待った春です。
 
湧水の門番滝、レガーさんに言われて過去の写真を引っ張り出して見てみました。なるほど!水の流れ方が変わっていますね。
一目で気が付くなんて、さすがレガーさんです。
湧水滝は久しぶりに訪れましたが、やっぱり光景に圧倒されました。
あの場所に立たないと味わえない感覚ですね。

投稿: shiro | 2018/03/24 13:49

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