« 高尾 | トップページ | モロクボ沢 »

2017/09/07

相模上臈杜鵑

今年も丹沢の貴婦人と呼ばれている相模上臈杜鵑(サガミジョウロウホトトギス)の季節がやってきました。
そして、今年も見に行ってきました。

P9020132

2017年9月2日

メンバー:AYさん イガイガさん はっぴーさん shiro

朝起きたら雨が降っていた。が、AYさんの事だから雨でも行くんだろうなぁ・・・と思っていたが、案の定、2時間遅らせて集合の連絡が入る。

P9020001

AYさんの読み通り、雨がすっかり上がった9時15分に出発です。

今日は、AYさんが去年探索して、たくさん花が咲いていたという沢へ連れて行ってもらいます。
イガイガさんもはっぴーさんも初めての沢だそう。もちろんオイラも。

P9020012

まずは誰もが知ってるメジャーな沢を遡行します。
あえて沢名は書かないけれど、このF1を見ればわかる人はわかるよね。

右手の細い水流が本来もう少し太いはずだとかで、落ち口に詰まったガレを掃除するイガイガさん。滝好きの極みだね。

P9020019

ここは丹沢でも一二を争うメジャーな沢だから、滝には必ず鎖かロープが設置されています。
鎖が設置されているから簡単ちゃあ簡単な沢なんだろうけど、どの滝も高度感があるからそれなりに怖い。
特にF3の落ち口へのトラバースなんかは何回使ってもビビる。鎖に身を預けなきゃいけない場所があるし、しかもそこの鎖がビヨーンとのびるんだ。

P9020045

1番の難所だと思っていたF5。水流右に鎖は付いているが、スタンスが悪すぎて取り付く気がしない。
少し下流の右岸ルンゼを利用していたが、左岸に知らない巻道ができていた。(前からあったのかなぁ?気が付かなかっただけか?)ロープに誘導されながら巻いたら、なんてことない。安心・安全に巻けてしまった。

そんなこんなで、メジャー沢の遡行を続け、いよいよ未知の支沢へ入ります。

P9020067

その支沢へ入った所。なかなか良い渓相です。

P9020068

まず現れたのが3mの滝。
AYさんとはっぴーさんはずぶ濡れになりながら水流をくぐって直登します。
そのずぶ濡れが嫌なイガイガさんとオイラは左岸から巻き巻き。

P9020075

次いで現れた大滝。10m以上はあるだろうな。
これは見事な滝だ。

P9020083

大滝の巻はなんてことなかったが、その上の4mが厄介だった。
AYさんが絶妙のバランスで左岸から巻き上がる。続いてイガイガさんも。
でも、下から見ててもヒヤヒヤもんだ。
オイラとはっぴーさんは無理をしない。イガイガさんにロープを下ろしてもらってラクラク登る。
ありがとうございまッス!

P9020115

大滝を越えた辺りから、貴婦人がお姿を現し始めた。

P9020121

遡行を続けると、ここにもあそこにもという感じで咲いてる咲いてる。

P9020125

そして5m+5mの滝を越えると、穏やかなゴーロの沢になり、稜線への詰めも比較的楽でした。

ああ、良い沢へ連れてきてもらったなぁ。というのが正直な感想です。

 

さて。

『相模上臈杜鵑の詳細な生息地はネットに上げない』というのが暗黙の決まりになっているので、今回の記事では沢名も書きませんでしたし、ルート図も無しです。
『盗掘によって絶滅危惧種に追いやられた花だから』というのが理由です。
以前はオイラもそう思っていました。
でも、何年もこの花を追いかけていろいろな沢、支沢、枝沢を覗いてきて、「そればっかじゃないだろうな」と思っています。
確かに書策新道沿いに咲いていた株などは盗掘されたのかもしれない。昔から丹沢を歩いている人によれば、かつては書策新道沿いにもたくさん咲いていたそうです。
今ではほんのわずかしかありませんから、心無い人に盗掘されたのかなあとも思います。

でも、盗掘よりも鹿の食害の方が多いような気がしています。もし、生息数が激減しているのだとしたら、それはたぶん鹿のせいです。ユリ科の植物は鹿も大好きですから。

昔の事は知りませんので、生息数が減っているのか増えているのかわかりませんが、『激減』しているという気はしないんです。咲いている場所にはたくさん咲いている。たいていは厳しい谷間です。鹿も入って来ないような岩場であったり、鹿も届かない崖であったり。そんな生息地は何か所もあります。
今回の沢もそうでした。滝場と滝場に挟まれた厳しい谷です。「こんな場所に盗掘目的で入ってくる人いないだろ」と思うような場所です。

一応、沢名は書きませんでしたが、この花を追いかけている人にはヒントになるような書き方をしました。決して気楽な花見気分で行けるような場所ではありませんが。

そしてオイラは、今後もずっと、サガミジョウロウの生息地を探して歩き回ります。この花の生息域とされている山域のすべての枝沢を見て回りたいと思っています。
相模上臈の生息地を全て把握したいんです。
それが何の役に立つわけではありませんが・・・

 

最後におまけの写真。

P9020142

花の撮影に夢中になるはっぴーさんとイガイガさん。
崖にしがみついて危ないよォ。
でも、こういう場所にしか咲いていないんだよねぇ。花を接写したかったら、どうしてもこういうあぶなっかしい撮影になってしまうのです。

|

« 高尾 | トップページ | モロクボ沢 »

コメント

ボカしどころは違えども、
二人合わせればバレバレですね(笑)

投稿: イガイガ | 2017/09/07 19:21

イガイガさん
それはそれでいいかなぁ・・・と。
絶滅危惧種だから咲いてる場所を隠すって考え方も、なんだろうと思ってるんです。

投稿: shiro | 2017/09/07 21:54

shiroさん

行かれて、見られて、良かったですね♪
時季もピッタリでしたし。

F3の巻きは二度めでもビクビクもんです。
三度はご免です(笑)

投稿: はっぴー | 2017/09/07 21:54

はっぴーさん
あの花を見ると、なんだか幸せな気分になってしまいます。何故でしょうね。
ホント、今年は時季もピッタリで幸せでした。
F3越え、多分今後もありますよ。このメンバーで花探索を続ける限りは。(笑)

投稿: shiro | 2017/09/07 22:01

shiro師 おつかれさまです
あっ,この花の色がshiro号の色だったんですね!

投稿: TI-AEK26 | 2017/09/12 22:30

TIさん
黄色い車、懐かしいです。
今でも良い色の車だったと思ってますヨ。
この花に限らず、黄色は好きな色なんです♪

投稿: shiro | 2017/09/13 08:45

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73531/65761188

この記事へのトラックバック一覧です: 相模上臈杜鵑:

« 高尾 | トップページ | モロクボ沢 »