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2017/06/10

土沢四ノ沢

「6月には世附の奥深くを探検しましょう。」と約束していた。「オイラがルート案を考えときます。」と。
今日のメンバーはAYさん、はっぴーさん、レガーさん、MASAHIKOさん。丹沢を歩きつくしてるような面々だ。このメンバーが歩いてないルートを考えるだけでも大変だが、なんとか3案絞り出した中で、全員の賛同を得たのが四ノ沢だ。
土沢の支流の中で、一ノ沢、二ノ沢、三ノ沢は歩く人もそこそこいるが、四ノ沢はまずいない。仲間内ではイガイガさんくらいしか入っていない沢だ。
マイナーなヤブ沢を好んで歩くオイラにはもってこいだ。

2017年6月4日

Tizu1764

メンバー: AYさん はっぴーさん MASAHIKOさん レガーさん 
       shiro

P6040134

7:55 三国峠のすぐ脇、三国林道のゲートから出発です。
ここは標高1150m。最初の目標地点、四ノ沢出合の標高が680mですから、登山開始ならぬ下山開始という事になるのでしょうか。

P6040139

林道をしばらく歩き、一ノ沢と二ノ沢の界尾根を探し当てたら、下降を始めます。
地形図からは、いかにも緩やかで穏やかな尾根であることが読み取れますが、まさしくその通りの尾根でした。

P6040157

標高800m付近で山神様の祠を発見。
御幣やお供え物が新しいことからみて、この辺の山仕事の人達に祀られているのでしょう。

この山神様から少し下った所で、水ノ木幹線林道に出ました。
が、ここでルートミス。地図に載っていない鉄塔巡視路や廃林道が交錯していて、地形図を読み間違う。目的の尾根を見失って、少しウロってしまった。

P6040160

無事、目的の尾根に乗って、下降を続ける。
右手に一ノ沢、左手に二ノ沢の水音が聞こえ始めると、尾根は痩せてワイルドになってくる。
穏やかな尾根散歩もいいけれど、やっぱりこういうワイルドな尾根歩きの方が好きだなぁ。

P6040162

10:05 一ノ沢・二ノ沢出合に着地。尾根の末端は拍子抜けするくらいなだらか。

P6040177

この出合から下流部の沢名は土沢です。休憩後、土沢を下降します。
ちなみに『ツチザワ』じゃなくて『ドサワ』だよ。

P6040181

少し下れば四ノ沢出合。出合からいきなりゴルジュです。
さあ、四ノ沢遡行開始だ。

P6040184

遡行開始早々、いきなり滝出現。
高さは5~6mだが、どう見ても登れない。両岸の崖も上部がハングしていて、巻きも無理。
オイラは早々に見切りをつけて「出合に戻って大高巻するから」と言ってバックする。
AYさんとMASAHIKOさんは粘り強くルートを探っていたが、やはりあきらめて出合まで戻ってきた。この二人がルートを見つけられなかったのだから、本当にルートが無いんだと思う。
が・・・帰ってからイガイガさんの記録を読んだら、“右の岩を登り、トラバースで落ち口に抜けた”と書いてある・・・
神業だな・・・

P6040186

で、出合地点から斜度45度超の崖斜面をよじ登る。
斜度が緩んでトラバースできそうなルートを探っていたら・・・あれれ・・・20mほど上に林道が見える。このまま林道まで登っちゃうことにする。
林道から沢を眺めたら、5m滝の上にさらに3mほどの滝があった。

林道の四ノ沢橋から改めて入渓。

P6040191

橋から入渓してすぐに堰堤。
沢の脇には経路痕がある。四ノ沢歩道っていうらしい。

P6040194

出合のゴルジュの荒々しさから一転。穏やかなゴーロの沢歩き。

P6040197

いやはや倒木がすごいのなんの。

P6040203

標高790m二又地点。
こちらは右又。4~5mの滝で出合っている。

P6040204

こちらは左又。ゴルジュになっている。
沢床が低い左又が本流だろうと、こちらへ進むことにする。

P6040208

短いゴルジュの出口は滝。5~6mか。直登は無理っぽいが、倒木にしがみついて登れば行けるか・・・なんて気もしたが、ここも無理せず左岸から巻き。
でも、巻きも決して楽ではない。緊張を強いられるトラバースで巻いた。

P6040213

巨大なコンクリート堰堤を越えた所でちょうど12時。ランチ休憩とする。
そこでレガーさんがお湯を沸かしてコーヒーを落としてくれる。
山で飲む淹れ立てのコーヒーって格別だなぁ・・・なんてしみじみ思ったのでした。

P6040215

のんびりとランチを楽しんだ後、さあ、詰めに向かって出発だ。

P6040217

黒く光る沢床。これがヌメヌメで小滝といえど気を抜けない。

P6040204_2

源頭に近づくにつれ、沢は複雑に枝分かれをする。本流と思われる筋を詰めていく。
目指すは地形図に崖地記号が描かれている地点。

P6040226

何だこりゃ?
どうやら堰堤(土留め)が崩れて最上段だけが残ったらしい。

P6040227

どうやら崖地記号の地点はここらしい。
かつての崩壊地も土留めを築いて植生が復活しつつあるという事か。

ここから稜線まで100m急斜面を辛抱の登り。

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13:20 稜線の林道に這い上がりました。
朝出発した三国林道の丸尾山の西方400mの地点です。

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ついでに丸尾山のピークを踏んで、帰路につきます。

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火燃峠(ひもしとうげ)。見晴らしのいい場所です。

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三国林道から甲相国境尾根の登山道へ這い上がりました。
なんて気持ちの良いプロムナード。

P6040252

最後のピーク、鉄砲木ノ頭。ここは丹沢で一番富士山の眺めが良い場所・・・だが、残念ながら雲の中。

こうして15:26、無事に三国峠の駐車場へ戻りました。

 

四ノ沢は最初のゴルジュと滝だけが見どころで、あとは倒木だらけの平凡な沢でした。
ヤブ沢好きのオイラはそれなりに楽しんだけれど、他の皆はどうだったかな・・・とルート発案者としては心配なところではありますが・・・。
ワイワイとおしゃべりしながら楽しく歩けました。
レガーさんのコーヒーとはっぴーさんのお菓子もね♪

 

P6040143

白花ヘビイチゴ。東丹沢ではまず見かける事は無い。西丹でも中川辺りでは見たことが無い。が、世附の西の方へ来ると、そこかしこに咲いている。

P6040149

トキワハゼ・・・だよね。
本来は里の花だ。道端や畑の脇でよく見かける。標高1000mの山中に咲いているなんて思いもしないから、新発見の花かと思った。でも、写真をまじまじと見れば見るほどトキワハゼだ。
林道や保護柵工事の資材に種がくっついてきたのかねぇ・・・。

P6040169

サワハコベだ。
たぶんそれほど珍しい花ではないのだろうが、見つけた時に妙に嬉しい気分になった。たぶん何年も前に見たっきり、目にするのは久しぶりだからだ。あるいは、見かけても気に留める事が無かったのかもしれないが・・・。それほど小さくて何の変哲もない花だけれど。

P6040245

サカネラン。
これは本当に珍しい花。絶滅危惧種であると思う。7~8年前にやはりこの山域で見て以来、2度目の対面だ。
レガーさんが見つけてくれた。レガーさんは本当に目が良くて、保護色の小鳥やら草陰の小さな花やらをすぐに見つけ出してしまう。

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コメント

shiroさん

私も楽しかったですよ♪
また、よろしくお願いします。

トキワハゼ、現地では名前が出てきませんでした(;;)

投稿: はっぴー | 2017/06/10 23:01

はっぴーさん
ヤブ沢でしたが、楽しく歩けました。
またこのメンバーで歩くことを、楽しみにしています。
 
やっぱりトキワハゼですよね。本来、山にはない花ですから、山中で見ても名前が出てきませんよね・・・

投稿: shiro | 2017/06/10 23:42

ありがとうございました。
なかなか出向けない界隈ですが、今回の計画にご一緒させていただき良かったです。
一見地味な場所であっても、必ず見所がありますからね。

今回沢の光景も素敵でしたが、「お散歩林道」を見つけられたのが収穫でした♪

また宜しくお願い致します。

投稿: レガー | 2017/06/13 11:27

レガーさん
こちらこそありがとうございました。
車のお世話になった上に、おいしいコーヒーまで淹れていただいて!
四ノ沢は地味な沢でしたが、それなりに楽しかったです。
一ノ沢、二の沢の界尾根もいい尾根でした。
三国峠スタートの周回コース、まだまだ色々なコースが楽しめそうです。
また、一緒に歩きましょうね!!

投稿: shiro | 2017/06/13 22:29

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