« 湯船山稜から一ノ沢 | トップページ | 竜ヶ馬場沢 »

2017/05/09

西丹沢 ショチクボの頭~畦ヶ丸周辺

AYさんとardbegさんと3人でのコラボ山行です。GWが始まったばかりの4月30日。自家用車では行きも帰りも大渋滞は目に見えてます。バスで西丹ですかねぇ~という事で、コース設計はAYさんにお願いしました。
ルートは西丹沢ビジターセンター(西丹沢自然教室が、4/1から西丹沢ビジターセンターに名称変更したそうです)を起点に、焼山沢という聞いた事も無い沢からショチクボの頭へ上がり、善六山から北西の尾根でモロクボ沢へ下る。その後は畦ヶ丸へ上がって、下山路は成り行きで・・・というアバウトな計画。
一見、ユルユル歩きっぽいルート計画ですが、なかなかどうして、AYワールド全開のハードな山行でした。

2017年4月30日

Tizu17430

メンバー:AYさん ardbegさん shiro

さすがGW、新松田駅前は登山客でごった返していました。始発前の増便を見送ったおかげで、何とか座ることができました。西丹までの1時間、満員バスで立つのと座るのじゃ大違いだもの。途中の谷峨駅から花立小僧さんが乗り込んできたのだけれど、何せ身動き取れない満員状態。話す事も出来ないまま目で挨拶だけして、花立さんは大滝橋で降りていきました。

P4300001

8:40頃、西丹沢VC(ビジターセンター)を出発します。

P4300003

西沢沿いの登山道を歩き、二つめの堰堤を越した所で右手から流れ込むのが焼山沢です。
ゴロゴロと岩が転がるだけの枯沢。なるほど記録が無いはずだ。これでは誰も遡行しようとは思わないよね。

P4300005

が、少し歩くと水流が出てくる。
そして前方に3mほどの滝が出現。
ヌルヌルのスラブで、一目見て直登は無理。両岸とも傾斜がきつく、巻くのも大変そうだなぁ・・・と思ったが、意外と簡単に左手から巻ける。

P4300007

滝を巻き上がったら、ナメ床が続いていた。
出合付近の渓相からは予想もしていなかったので「おお~!」と声を上げてしまう。

P4300009

またまたスラブ滝3m。
左岸にトラロープがフィックスされてあるので、楽に越えられるが・・・一体誰が何のために?
魚はいそうもないから釣師の残置ではないだろう。沢屋が来るような沢ではないし、山仕事の人の通勤路とも考えにくい。

P4300014

倒木に埋もれた滝。そしてここにもトラロープがフィックス。

P4300015

おおっと、連瀑だ。3m×3段・・いや4段。さらにその上にも続いていそう。
よく見れば右手の小尾根を10mほど登った所からトラロープが垂れているのが見える。

ともかくトラロープを辿って連瀑帯を巻き上がる。
トラロープが途切れた場所は沢床から20mほど上。沢へ降りるのも、このまま尾根に上がるのも急傾斜という場所。
沢の上流を観察すると、ガラガラとした岩がちな渓相だ。上流部は等高線も詰まっている。オイラが苦手なクライミング地帯になるに違いない・・・と思った。

で、このまま尾根に上がってしまう事にする。
AYさんとardbegさんは当然ながら、沢を詰めるという。「それじゃあショチクボノ頭で」と二人と分かれて、一人尾根を登る。

P4300020

急傾斜の尾根だった。岩盤むき出しのいやらしい場面もあったが、あれ以降フィックスロープは無かった。

P4300023

ショチクボノ頭~焼山の稜線に出てからは、下の沢を詰めてくる二人を見物しながらのんびりと歩く。
後から聞けば、やはり涸棚が続き、厳しい沢だったよう。二人には楽しかったみたいだけどね。

P4300028

ショチクボノ頭からはクラシックVルートをのんびり歩き善六山へ。
しばらく来ないうちに、山名板が付けられている。それも2つも!

P4300029

北西の尾根を下ってモロクボ沢を目指す。
この尾根も初尾根だが、いい感じのやせ尾根だ。

11:30 狙い通りにモロクボ沢の越場ノ沢出合に着地。

P4300031

久しぶりのモロクボ沢2年ぶりくらいかな。

P4300034

ここは大好きな沢です。
と言いながら、去年は一度も来ていないけれど・・・。

P4300041

Z型の滝。
「モロクボ沢は大滝とその上の数百mだけが見どころ」なんていう人が多いけども、上流部のこの辺りの渓相も見てほしい。

P4300049

標高1000m付近で左岸の支沢へ入る。

P4300050_2

2年前に初めてこの支沢を歩いた時にも書いたけれど、ビックリするくらいナメ床が続く。
水流が少ないのが残念だが、一度訪れてみる価値はあると思うよ。

P4300052

ああ、こんな小滝もあったっけと懐かしむ。

P4300053

2年前は標高1080m二又で右沢を詰めたが、今日は左沢へと入る。

水はすっかり枯れて、沢床に樹が生えている。

P4300054

緩やかなまま、何事もなく稜線へ詰め上げた。

P4300056

13:00モロクボノ頭へ到着。

休憩しながら、帰路の相談。登山道で下山ってわけじゃないだろうけど、このまま何事もなく帰るのかと思っていたが・・・ここからがAYワールドの真骨頂だった。

P4300058

畦ヶ丸避難小屋の裏手から、鬼石沢へ下る尾根に入る。
こんな所、誰も歩かないよね。

P4300060

ワイルド感たっぷりの尾根を下降して、鬼石沢980m付近に着地。

P4300063

鬼石沢の鬼石を見学。
ardbegさんはわざわざ鬼石の下まで降りて、鬼石胎内潜りのクリアの仕方を実演してくれた。

この後は、仕事道を辿りながら権現山へと向かう。
この付近で、オイラはもうけっこうバテバテ状態です。

P4300072

権現山の手前の小ピークから、権現沢左岸尾根を下るというAYさん。地形図を見て、ゾッとする。こりゃ厳しそうな尾根だぜ。
オイラはもうすっかりバテバテで、RFを頑張る気力はゼロ。「後ろ付いて行くから好きにして」という感じ。

P4300073

地形図から感じ取った通りの厳しい尾根だった。RFも難しいし、急傾斜だし、ナイフリッジの上に樹が生えていて、巻くのも危険を感じる場所もあったし・・・

P4300076

権現沢出合で登山道に無事着地。
16:30には西丹沢VCへ戻ってきました。

 
距離は短めなものの、登ったり降りたりの繰り返しで、しばらく山から遠ざかっていたオイラの足には相当なダメージが。最後の尾根下降はヘロヘロだった。
でも、なんだかんだで面白いコースだった。これぞAYワールドだね。

朝のバスですれ違った花立さんとは、新松田で合流した後、ビールで乾杯したことを付け加えておきます。

P4300069

センボンヤリの春花を発見。丹沢ではあまり見かけない花だ。

|

« 湯船山稜から一ノ沢 | トップページ | 竜ヶ馬場沢 »

コメント

シロさん ご無沙汰しております。
何の気なしに見ていたら 見覚えのある谷が写っていました。暁山沢っていうんですか
僕 以前降ってました。
その時はロープの類は全くなく涙目状態でしたよ
同じ場所で写真を撮っていました。

https://blogs.yahoo.co.jp/tequila4392/40399662.html

投稿: テキ~ラ | 2017/05/23 20:50

テキ~ラさん、本当にご無沙汰してました。
テキ~ラさんの過去記事、見に行ってきました。
同じ場所で同じアングルで写真を撮ってましたねhappy01
あの沢を下降してきたなんてオドロキです!
さすがテキ~ラさん。
また、どこかでご一緒したいです。

投稿: shiro | 2017/05/23 23:30

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73531/65257437

この記事へのトラックバック一覧です: 西丹沢 ショチクボの頭~畦ヶ丸周辺:

« 湯船山稜から一ノ沢 | トップページ | 竜ヶ馬場沢 »