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2016/11/22

女郎小屋ノ頭でニカニカ集会

毎年春と秋に開催される、M-K師匠主催のニカニカ集会。丹沢Vルート愛好者達が集まって雑談を交わす・・・ただそれだけのたわいない集会ですが、山仲間の人達の顔を見るのが楽しみで、何をおいても参加するようにしています。
2016年秋の集会は、丹沢でも秘境中の秘境、女郎小屋ノ頭に集まることになりました。

2016年11月3日

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7:45頃 玄倉バス停裏の駐車場から出発です。
この時点で、ここに集まったメンバーはM-Kさん、AYさん、EAさん、ゼフィルスさん、ardbegさん、nenetaさん、レガーさん、初参加のutayanさんとshiroの9名。

おしゃべりしながら玄倉林道をテクテク歩く事1時間弱でようやく女郎小屋沢出合に到着です。

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玄倉川の向こう岸に4名の人影が・・・
イガイガさん、花立小僧さん、はっぴーさん、MASAHIKOさんでした。

総勢13名となって、女郎小屋沢に入ります。

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途中、イガイガさん達4名は旧経路の探索だとかで沢から離脱し日向山の斜面へ登っていきましたが、9名は沢の遡行を続けます。

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標高550m付近の小滝群。なんてことはない小滝だが、釜が深く太ももまで濡れなければならない。水濡れ嫌いのオイラはもちろん巻です。
左岸に付けられている旧作業経路で巻くのですが、途中2ヵ所ほど崩壊していて危うい感じ。安全第一なら水の中じゃぶじゃぶの方がいいかも。

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570m二又を右の支流へ進むと、すぐに10mの直瀑が現れます。
とても直登できる滝ではないので、見学したら二又まで戻り尾根へ上がります。

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右又F1の落ち口付近で沢へ降りると、すぐにチョックストーンを抱えたF2。これも直登は無理なので、見学したら再び尾根へ上がります。

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F2の落ち口を越えたあたりで沢へ降りると、すぐにF3。2段で15mくらいでしょうか。
この3連瀑の存在は、以前女郎小屋沢ノ頭南尾根を降りた時に気が付いていましたが、沢へ降りて目の前で見るのは初めてです。それぞれ見事な滝なので、一見の価値はあるねぇ。

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イガイガさんの記事を読んで、下段は登れても上段が登れないことを知っていたので、滝を見学したらオイラは再び尾根へ上がります。
が、5名は果敢に滝へと取り付いていく。チャレンジャーだねぇ。(皆もイガイガさんの記事を読んでるはずなのにねぇ・・・)

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尾根からF3の落ち口付近へ巻降りると、中段のテラスから「ロープおろしてくれぃ」の声が。
ホ~ラ!遭難っつうんだぜ、こういうの。

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女郎小屋沢右又の遡行を続けます。この右又、イガイガさんが古い文献で調べたところ、石小屋沢という名称らしい。でも、同じ玄倉川の檜洞支流にも石小屋沢があるから紛らわしいね。

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650m二又で、右の沢へ入る。この沢は日向山北のコル、仲間内での通称『モミの木の鞍部』へ詰め上がる沢です。
このモミの木の鞍部へ詰め上げることが重要なんです。
理由はちゃんと説明できないけれど、モミの木の鞍部へ詰め上げてみたかったんだ。

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水が涸れてからはボロボロの脆い岩盤に苦しめられる。

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最後の急斜面はふかふかの地面に足を蹴り込みながら。

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やったね!樅の巨木が立つコルへ、見事詰め上げ成功です。

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気持ちの良い美尾根を女郎小屋ノ頭を目指して登っていく。
途中で経路探索チームとも合流して、頂上に12時10分、予定よりも10分遅れで到着しました。

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M-K師匠の音頭で、第17回目のニカニカ集会が始まりました。
17回目って・・・すごいことだね。年2回の開催だから、もう8~9年経つわけだ。
オイラは第4回目からの参加ですから、この会に参加して7年が経ちます。
皆、それぞれ少しずつ年を取ってきたけれど、丹沢…特にVルートに対する熱意は相変わらずです。
今回は特に、この女郎小屋ノ頭での開催ってところが嬉しい。相当にバリ慣れしていないと、おいそれと来れる場所では無いもの。

楽しい歓談の時間はアッというまにすぎて・・・

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最後は恒例の花立小僧さんによる記念撮影でお開きです。
今回の参加者
後列左からEAさん、はっぴーさん、イガイガさん、AYさん、レガーさん、utayanさん
前列左から花立小僧さん、ardbegさん、M-Kさん、MASAHIKOさん、nenetaさん、ゼフィルスさん、shiro

時刻は1:30。残惜しいけれど、日の短いこの時季ですから、下山を始めなければいけません。

下山ルートはそれぞれ。大タル丸手前からケヤキ平へ降りる人達、大タギリから小川谷へ降りる人達。オイラは、M-Kさん、AYさんと一緒に大タギリを登り返してドーカク尾根の稜線で小川谷出合へ向かいます。
簡単に書いたけれど、それぞれ厳しいルートだよ。女郎小屋ノ頭はそれくらい厳しい山中にあるんだ。

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16:30 特に示し合わせたわけでもないのだが、それぞれのルートで下山した13名が立間大橋の上で再び集合。
こういうのが嬉しいよね。

再びおしゃべりに花を咲かせながら玄倉の駐車場へ向かいました。

2016年秋のニカニカ集会も無事終わりました。
これからもM-K師匠が元気である限り続く事でしょう。そしてそれを、切に願います。いつまでもいつまでも続きますように・・・

最後に今回のルート図を・・・

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蛇足
この後、仕事の都合で参加できなかったまーちゃんと、厚木で合流。AYさん、ardbegさん、nenetaさんとニカニカ番外集会を開きました。

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2016/11/19

境沢を新大日へ詰める

もう、かれこれひと月近く前の話ですが・・・

M-K師匠が札掛から境沢周辺を散歩するってんで、お供することにしました。

「丹沢をくまなく歩きたい」とか言っておきながら、どうも足が向かない山域ってのがいくつかあるもんでして。この札掛からタライゴヤ沢流域もその一つ。
大っ嫌いな山ビルの巣窟である事が大きな理由でもある。何しろ、沢にも尾根にもウヨウヨしているからね。
10月後半だからと言って油断はできないぞ・・・とは思いつつも、このチャンスに一緒に付いて歩こうと。
何かきっかけがないと、なかなか気が向かない場所ですから・・・

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2016年10月23日

メンバー : M-Kさん EAさん shiro

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7:35 札掛の駐車場を出発します。
今日ははっきりとコースを決めていないとか。歩きながらなりゆきで決めましょうと。
M-K師匠に沢靴の方が良いかと尋ねたところ、「必要ないでしょう」という返事。今日は気軽なコースでいきますからと。
それじゃあ登山靴にしておくか。沢を歩かないなら、登山靴の方が足が楽だもの。
が、これが間違いだった。
考えてみりゃ、EAさんが一緒だもの。気軽なコースですむわけがない。ホラ、二人ともヘルメットをしょってるぜ。

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のんびり歩く事1時間弱。林道終点に到着です。
タライゴヤ沢はここから右又境沢、左又ヤゲン沢と分かれます。そして界尾根は行者ヶ岳へ登るVルートの入門コース。オイラは大昔にこのV尾根を歩いたっきり、久しぶりにこの山域へ足を踏み入れます。

まずは境沢沿いに付けられた登山道を登っていきます。

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この登山道、あちこちで桟道が崩れ落ちているし、道型不明瞭な箇所も多いし、すっかり廃道なのかと思ったら、エアリアではいまだ登山道扱いのよう。でも、登山道のつもりで気楽に入ってきたら危険だよ。

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1000m付近で登山道から離れ、境沢本流を遡行します。

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1020m付近の二又。ここは本流の右へ。

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するとすぐに滝が現れる。3段で15mくらいか。
ここを登るの? そりゃあ、登るんだろうさ。やっぱり、沢靴履いてくりゃ良かった・・・と後悔する。

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水流をガシガシと登るM-K師匠。
オイラは水濡れ嫌いだし、ましてや登山靴だ。左手の倒木を伝い登り、へつって落ち口へトラバース。ちょっと怖かった・・・

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中段のテラスに立ったが、上段はとても登れそうもない。

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で、左岸の岩壁をよじ登る。

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落ち口のすぐ上で沢へ戻って遡行を続ける。
M-KさんとEAさんはここまでは来たことがあるとか。その時は、ここから尾根へ上がったそうだが、今日は本流の遡行を続けます。ここから先は3人とも未知のルートになります。

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小滝を越えて・・・

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標高1100m付近の二又。本流の右又にも支流の左又にも滝。両方とも4~5mだが、直登は無理。周囲も絶壁で巻くこともできない。

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で、少し戻って左岸のルンゼを20mほど登り、尾根を乗越して本流へ向かう。
すこし厳しい巻だったが、何とか成功。

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すっかり水流の消えた沢をさらに進むと、標高1150m付近で再び二又が見える。

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本流の右又には、倒木の向こうに垂直の涸れ棚。左又はゴルジュ。
本流を進みたいなら左岸尾根からの巻だろうが、滝の手前はハングした絶壁なので、かなりの大高巻を強いられそう。
オイラは、左又のゴルジュへ進もうと提案したが、「ゴルジュを抜けたら崩壊地の気がする」と先輩二人から却下。後程上から確認したところ、確かにすり鉢状の崩壊地になっていたのだから、お二人の見解には恐れ入る。

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相談の結果、ここから界尾根に上がる事にする。下部は岩壁だが、何とか這い上がれそう。

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岩壁を這い上がった後も、ぞっとするような急斜面が続くが、樹が生えてるから怖くない。

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突然、裸地に飛び出した。
ひゃあ~! 気持ちイイ。こんな所に裸地尾根があるとは・・・
しばし、ここからの眺望を楽しむ。

後は、稜線までひたすら上るだけ・・・と思ったら・・・
EAさんが右手へトラバースしろと言う。
何故? かなりの急斜面なんだ。トラバースっていったって危険だぜ。
でも、もっともっと右手へトラバースしろと言われ、右へ右へと斜上していく。

どうやら新大日頂上へピッタリと詰めたかったようです。

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12:25 狙い通り、新大日山頂へピッタリと詰め上がる。

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休憩後は、三ノ塔へ向かって表尾根登山道を歩く。
帰りは気楽にヨモギ尾根で…という事です。

久しぶりに歩く表尾根。眺望が良いから気持ちが良い。

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ここもまた久しぶりに来た烏尾山頂。いつのまにか公園のように綺麗に整備されていてびっくり。

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三ノ塔のお地蔵様の脇からヨモギ尾根に入る。

ここも久しぶりなので知らなかったが、モノレール軌道がヨモギ平付近まで敷かれたんだね。

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ヨモギ平を通過。

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AYさんが言うところの『丹沢一』の大ブナを見学。

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おとなしく本尾根を札掛に向かわないで、P806から左の支尾根に入る。
理由は「未踏の尾根だから」

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かつて山仕事用のモノレールでも敷設してあったのだろうか。尾根の背が見事に刈り取られてハイウェイのようになっている。

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尾根を降りきった所はタライゴヤ沢のゴルジュ。
対岸の林道へ上がるためには、激流の中を下らなければならない。
EAさんとM-Kさんは平然と渦巻く水流の中を歩いていくが、オイラはここまで来て濡れたくねぇし・・・。
大岩をよじ登ったりへつったりして、なんとか濡れずに対岸へ渡ったが・・・疲れた・・・
気楽に下山しようと言っていたのに、結局こうなるんだ・・・。

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15:30 無事林道へ上がりました。

お疲れさまでした。
最初は「気軽なお散歩ショートコース」と言っていたのに、結局今日もハードな山行でした。
こうなるだろうとは思っていたけれどね・・・
境沢は確かにショートだけれど、アドベンチャー感満載で・・・
面白い山歩きでした。

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