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2016/10/12

大室山周辺の尾根散歩

何という事でしょう・・・
すっかり山から遠ざかってしまいました。
わけはいろいろとあるのだけれど、決して山を止めたわけではないんだ。
山へ行けない間も、計画だけはいろいろと考えていたんだ。
法行沢の最奥、記録がほとんどない上法行沢を大栂まで詰めよう、とか。
女郎小屋沢の右又に入ってみようか、とか。
8月に計画頓挫した、善六山を乗越して水晶沢右又、とか。
でもね・・・行こうと思うと雨模様だったり。
そうこうして、山から遠ざかっていると、だんだん億劫にもなってきてしまう。
あれほど『気軽~』な気持ちで入っていた山なのに、あれこれと考えて迷ってしまう。
長雨が続いているから、沢は増水してるよねぇ・・・
だとか
今の時期、クマが餌を探しまわって活発だよねぇ・・・
だとか
9月はスズメバチとかいやなんだよねぇ・・・
だとか

でもホラ!
山へ行かなくっちゃ!!
仕事のストレスを発散させる手段は、山歩きしかないんだ。オイラには。
このままだとカンも鈍るし、筋肉も萎える一方だ。
本当に山を歩けなくなってしまう。
さあ、行こう。

という事で、半分は気が乗らないままでしたが、無理に気を立たせて行ってきました。

2016年10月10日

Tizu161010

どこへ行くか迷いに迷った末、気軽に尾根を散歩してみる事にしました。
これだけ空いてしまうと、自分でもどこまで歩けるのか不安がある。
無理の無いコースにしよう。緊張感溢れる沢歩きってのも億劫だ。
まずはのんびりと尾根歩きをしながら、久しく踏んでいない大室山にでも登ってみるか。

Pa100003

8時 西丹沢自然教室に車を停めて用木沢出合に向かってテクテクと歩きだす。
すっかり秋も深まってススキの季節になってしまった。
晩夏から初秋にかけての、山歩きには最高の季節をすっかり逃してしまった。

用木沢出合からは、白石沢沿いの登山道を白石峠に向かって歩く。

Pa100004

9時 ヌタ小屋沢出合に到着。

ここからヌタ小屋沢左岸尾根に取り付いて、白石峠南のP1307へ登ろうと思う。

Pa100006

その前に。ヌタ小屋沢F1を見学。
下段は登れるかもしれんけど、上段がねぇ・・・なんて眺めてみる。
イヤイヤ、今日は沢には入らないよ。登山靴なんだ。
第一、このヌタ小屋沢、5年前に滑落して骨折した因縁の沢だ。気軽には入れない厳しい沢であることは、身をもって知っている。

Pa100011

F1の脇から尾根に取り付く。
白ザレの急斜面だ。かなり厳しい斜面だと思う。
5年前、骨折した足でこの急斜面を降りてきたのか・・・と不思議に思う。
この尾根から登山道へ降りようとしたらここを下るしかないのだから、そうしたんだろうと思う。
あの時は滑落して興奮状態で、アドレナリンが全開だったんだろうと思う。車に戻るまで、骨折している事に気が付かなかったのだもの。『ちょっと痛いな。かなり捻ったかな』くらいで。
興奮状態の人間っておそろしいね。

Pa100013

こんなヤセ尾根だったかな…と思う。あの時、痛む足で歩いた記憶では『なだらかな優しい尾根』だ。
沢から尾根に這い上がったであろう地点も観察する。かなりの急斜面だ。きっと四つん這いで這い上がったのだろうと思う。でも、そんな事は一切記憶に残っていない。ただ「簡単に尾根に上がれる地点で助かった。」としか覚えていない。
つくづく、興奮状態の人間って・・・と思う。

Pa100021

それはさておき。
いい尾根です。
標高が上がるにつれ、ブナの木が増える。美尾根です。
うっすらとした踏み跡が続いていますが、これは獣たちのトレースでしょう。
人が歩いている気配は感じません。

Pa100027

いたるところに、ふかふかの土を掘り返した跡がある。
きっとイノシシが多いのでしょう。

Pa100029

10:55 P1307で登山道に飛び出しました。
尾根の入り口にはとうせんぼロープと『この先登山道ではありません』の張り紙が。
地形図にはここから白石沢へ向かって登山道を表す点線が記されているのですから、間違える人が多かったのかもしれません。
『国土地理院の登山道は実際と違っています』との張り紙もありました。

ここから登山道を大室山へ向かって歩きます。

Pa100032

『クマヨケ』ってなんだ? これを叩けってこと?
一緒に置いてあった棒きれで叩いてみましたが、それほど大きな音が出るわけでもなく・・・効果に疑問はありますが、こんな物を登山道に設置するって事は、この周辺のクマが増えてるって事なのか?

Pa100035

12:30 大室山へ到着。
ああ、この山頂へ来るのは何年ぶりだろう。7年か8年くらいになるかも・・・

山頂では数グループが休憩中。オイラは写真だけ撮ってそそくさと立ち去ります。そして、犬越路へ降りる登山道分岐の西の肩で休憩。

Pa100038

そこにはテントを張っている人たちが。
オイオイ。テン泊禁止の丹沢で堂々と・・・と思ったら、どうやら山仕事の方々のよう。
お話を聞いたら、今日から4泊して保護柵の修理をするのだとか。ご苦労様です。

しばし休憩した後、犬越路に向かう登山道を下り始める。
手沢左岸尾根を下降して帰ろうと思います。

Pa100039

標高1350m付近。 この辺から手沢左岸尾根が分岐しているはず・・・
が、それらしき尾根は見当たらない。
適当にあたりを付けて南側の斜面をウロつくと、それらしき尾根筋を見つける。

Pa100042

この尾根は、だいぶ昔、まだVルート駆け出しの頃に登った記憶はあるが、下りは初めて。
登りと違って下りのV尾根は慎重さが必要だ。なにかけにつけ慎重さに欠けるオイラは、しょちゅうRFミスをする。

でも、この尾根はそれほど難しくはないかな。
1000m付近までは源太罠場沢を左手に見ながら降りていけばいいし、その後の尾根分岐も見通しがきいてわかりやすい。

850mの尾根分岐では、用木沢出合へ降りる右ではなくて、源太罠場沢出合へ降りる左に入る。こっっちは全く未踏だったので。

Pa100044

尾根分岐からすぐの広場。2年半前にニカニカ集会が開かれた場所だ。
懐かしいね。

Pa100045

15:05 源太罠場沢出合で登山道へ降り立ちました。

本日の山遊びはこれまで。

久しぶりの山歩き。のんびりと尾根を回ってきました。
でも、ヘトヘトです。太ももの筋肉がパンパンです。たぶん数日は筋肉痛に悩まされることでしょう。
でも、そんなことも含めて心地良さに包まれました。

やっぱり心身のケアには山だよね。
なるべく時間を作って、丹沢歩きを続けよう。
そんな事を考えながら林道をテクテク歩いて帰りました。
やっぱり西丹の山々は気持ちが良い。
久しぶりに、ブナの湯にでも寄って帰るか・・・

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