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2016/06/06

カワゴノ沢

前回に続いて、世附奥地の探索です。
今回は荷干沢上流のカワゴノ沢へ入ってみる事にします。

Tizu16529

2016年5月29日

メンバー : AYさん shiro

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今日は水晶橋からのスタート。時刻は7:30。

このゲートをまたいで城ケ尾峠へ・・・ではないんです。今日は。
ゲートとは反対側へ数十m行った場所の小さな沢(堰堤銘盤に伊勢沢と書いてありました)から右岸の尾根に取り付きます。

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植林の急登。朝一番でのいきなりの急登はキツイ・・・

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やがて尾根はなだらかな自然林に。気持ちの良い尾根です。

1時間ちょっとでP1240に到着。甲相国境尾根の登山道へ飛び出す。
登山道を城ヶ尾峠経由で来るよりも、少しは早いかな。

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登山道を西へ少し辿って、中ノ丸の一つ手前のピークから南のヤブ尾根へ突入。
荷干沢の白石沢出合を目指します。

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ヤブはすぐに消え、穏やかな尾根になりました。
気持ちの良い尾根です。

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巨木が並ぶいい尾根でした。
甲相国境尾根から世附へ下る尾根は、ブナの巨木が多いんです。
ここもまた美尾根でした。

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10時 狙い通りの地点にピッタリ着地。
右が白石沢。左が本流荷干沢。

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休憩後、荷干沢の遡行開始。
穏やかなゴーロの沢です。

P5290026

短いけれどナメもあるよ。

30分ほどで790m二又。左のカワゴノ沢へと入ります。

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カワゴノ沢へ入るとすぐに滝場が現れる。

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3~5m級の小滝が連なります。

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ナメもあります。

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この沢の北のカモオキ沢は2年前、南の菰釣沢は3週間前に歩きましたが、3本とも似たような渓相の沢です。小滝とナメで歩いていて気持ちが良いです。

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オイラ好みの沢だ。
菰釣東面の沢は、どの沢も穏やかな美渓だね。

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5mのすだれ滝。
美しい滝でした。これは一見の価値がある。
規模は小さいけれど、秀逸でした。

P5290056

940m二又。いや、よく見ると三又になっている。
水流は左又が一番多い。でも地形図を見れば、本流は菰釣山頂へ突き上げている中又だろう。
でもオイラ達は、一番しょぼそうに見える右又を選択。なぜならば・・・帰路に一番近いから。国境尾根の避難小屋付近へ詰め上げれば、菰釣山への苦しい登りをパスできるからね。

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でも、その前に。
三又地点から遠望できる左又の滝を見物に行く。

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右又へ戻って遡行を続ける。
滝のある左又と比べると貧弱。
AYさん曰く、あの三又でこの右を選ぶ人はまずいないだろうね。
そりゃあ、ほとんどの人は、滝と水流に惹かれて左へ入るだろうさ。
でも、そういう事に囚われないのがオイラ達の流儀。

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4~5分歩いたら、いつの間にか水流も消えていた。

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少しづつ傾斜も立ってきた。
菰釣山へ突き上げる沢の詰めがおとなしいわけがない事は、経験上わかっています。

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ほらね!10mの岩棚が現れた。
でも、乾いていればそれほど怖くはない。

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ここからクライミング地帯が続くゾ~という予想に反して、棚は先程の一つだけ。
その代わり、V字谷の深さが増してくる。

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樋状の溝がある3mスラブ。
こんなの楽勝。と、取り付いたが、意外と苦戦した。
傾斜はそれほどでもないが、ホールド・スタンスが無い。手足に加え膝のフリクションも利用して、なんとかかんとか這い上がる。

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稜線まで80m。傾斜はますます立ってくる。

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稜線まであと50mの地点で、ずるずるの泥斜面になった。
足を蹴り込みながら登るもずるずると滑るので、だんだん嫌になってくる。

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標高1190m地点で、谷を横切る割とくっきりした踏み跡を発見。
まあ、獣道には違いないが、獣が歩くって事は、わりと楽に稜線へ出られるに違いない。
という事で、ここで沢から離脱。右手へトラバースを始める。

P5290098

ところが、これが大失敗。
獣道は激ヤブの中へと消える。
急斜面の激ヤブ。上へ登るのも無理。戻るのはイヤ。仕方なしにトラバースを続ける。
激ヤブのトラバースのしんどさと言ったら・・・
もがきにもがく。

P5290099

13;20 菰釣避難小屋の少し上で、国境尾根の登山道へ飛び出す。

藪の中をずいぶん長い時間もがいていたように感じましたが、ほんの4~5分のヤブ漕ぎでした。
ここ数年、西丹沢では笹枯れが激しく、すっかりヤブも薄くなってきた今日この頃ですが、久しぶりに猛烈なヤブ漕ぎをしました。
終わってみれば、これもまた良し。
ヤブ尾根歩きがオイラの原点。久しぶりで懐かしかったよ。

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水晶橋から伊勢沢の右岸尾根を登ってきたのだから、左岸尾根を下って帰ろう。
と、AYさんと意見が一致。

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踏み跡もテープも無い尾根を、のんびりとRFを楽しみながら下りました。

15時には無事水晶橋へ帰着。
今日も楽しい山行でした。

さて。
奥世附の沢探索もだいぶ進みました。
まだ歩いていないのは、白水沢、桃ノ木沢、梅ノ木沢・・・あ、法行沢の源頭部である上法行沢もまだだったか・・・
う~ん、まだまだたくさん残っているな。
やっぱり世附は奥が深い。人の匂いが薄い感じも好きなんだなぁ。
次はどこへ行きましょうか。

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コメント

shiloさん

藪の横移動はNGですね、お疲れ様でした(^^)
次も楽しみにしています。
お待たせばかりになると思いますけど(;_;
よろしくお願いします。

投稿: AY | 2016/06/11 00:00

AYさん
激ヤブの横移動、ホントにキツかったです・・・
でも、久しぶりの本格的ヤブ漕ぎでした。
終わってみれば、これもまた面白かった。
 
あの辺の山域は徹底的に探索してみようと思っています。
またよろしくお願いします!

投稿: shiro | 2016/06/11 00:40

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