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2016/06/24

桃ノ木沢~白水ノ沢

このところ世附の奥地、特に大又沢の源流域探索に情熱を傾けています。
久しぶりにM-K師匠とも一緒にあるきたいなぁ・・と思いつつも、やっぱり世附の奥地が気になる。
ならばM-K師匠も巻き込んで世附の奥地を探索しよう!
という事で、M-K師匠に持ち込み企画。AYさん、EAさん、はっぴーさんが賛同してくれて、ワイワイと楽しく歩いてきました。

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2016年6月19日

メンバー : M-Kさん AYさん EAさん はっぴーさん shiro

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8:00 水晶橋のゲートからスタートです。

今日はおとなしく登山道で城ヶ尾峠へ向かうのかと思いきや・・・
やっぱり途中で道をそれて、城ヶ尾山直登の尾根を登ります。

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出発から1時間10分ほどで城ヶ尾山山頂到着。

桃ノ木沢の源頭目指して、山頂から南側の窪斜面を下降します。

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窪地から溝状の斜面に降りた場面、ここが桃ノ木沢の源頭でしょう。
気の抜けない急斜面です。

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緩斜面になり一息ついたところ。
はっぴーさんは以前、桃ノ木沢を歩いたことがあるそうで、1020m付近に岩棚があったと言う。今回歩いている場所とは別の源頭部ではあるけれど、同じ高度に岩棚がある可能性が強いなと思った。一応、その考えは皆にも伝えたが、そんなことを気にするメンバーではないもので・・・お構いなしにずんずん下る。

が、やっぱりね。という感じで岩棚にぶつかる。20m?30m?上から覗き込んでもはっきりしないが、とても降りる気はしない。

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で、左岸から巻降りを試みる。
うっすらと獣のトレースはあるものの、傾斜角と高度感は半端じゃないよ。

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なんとか巻降りて岩棚を下から眺める。2段で20m以上はあるか。立派な棚だ。
AYさんは「登れないことはないかな」とか言ってるけど、登らねぇよ!フリーで登るにはリスクが大きい岩棚でした。

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桃ノ木沢を下降します。滝場も無くゴルジュも無く、水流も乏しくひたすら単調なゴーロの沢でした。

白石沢に合流後も沢下りを続け・・・

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11:15 荷干沢に合流。

さらに荷干沢の下降を続けます。

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荷干沢の堰堤。
良い堰堤だなぁ。と思った。
石積みの出っ張り具合がいいのかなぁ。水流を白糸状に細分して、流れが美しい。
それを計算して石積みをしているのだとしたら、尊敬に値する職人技だ。

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12:00 ようやく白水ノ沢出合に到着。
そこに単独の男性が立っていて、手を振っている。
「ええ??誰?」と思ったら、utayanさんでした。M-KさんのHPでこの山行計画を知って、待ち伏せしてくれていたんだって。
M-KさんとAYさんは周知の仲らしいが、オイラは「初めまして」です。でも、当blogにコメントを入れてくれたことも有るし、ヤマレコの記録も拝見しているし、お会いできて嬉しい気持ちになりました。
これからもちょくちょくお会いするような予感。

utayanさんを交えて、しばし楽しいランチタイムの後は、本日のメインイヴェント、白水ノ沢の遡行開始です。

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なんたって記録が少ない白水ノ沢。どんな沢なのか楽しみですが・・・
水流が乏しすぎる。こりゃヤブ沢だな。なんだか堰堤もパッとしないゼ。

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左岸の上に林道が沿っていて、皆は林道に上がってしまいました。
オイラは一人水流沿いを歩くが、堰堤を巻くために結局林道へ上がる。

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林道の終点から再び沢へ降りる。

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下が崩れた堰堤。

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なんだか沢底が青白い。この山域に多い白御影石の沢床なのだが、異様なまでに青白い。こんな色の沢床は初めて見た。
たぶん、水の中の何らかの成分が、石と化学反応をしているのだろうと思う。
これが白水ノ沢の名前の由来か・・・

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おおっ! ナメだ。
規模は小ぶりだが、青白いナメが珍しさもあって妙に綺麗。

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ミニミニながら、ゴルジュもあるよ。

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おおっ! 滝だ。
写真じゃよくわからないだろうけど、水流の下が青白くて「綺麗な滝だなぁ」と思ってしまう。

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800m二股。本流左股には堰堤と滝の2段構えが。
右股にも古い石積堰堤がある。
ずいぶん堰堤の多い沢だなぁ。

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そこを越えたらヤブっぽさが増してきて・・・

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そろそろ皆、沢歩きに飽きてきた模様。

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850m二股。本流は左だが、右へ入れば信玄平の付近へ詰められそう。
「ここは右」とのM-Kさんの号令に、全員がうなづく。

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だんだん傾斜が立ってきて、なおかつ浮石ばかりになってきた。
そろそろ尾根に逃げないとヤバいね・・・と話してると・・・。
経路らしき痕跡が沢を横切っているのを発見。

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やややっ! これは奥野歩道ですねぇ。
これを辿れば、楽々と信玄平だ。

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14:00 信玄平へ到着。

後は登山道を辿って水晶橋へ戻るだけ。本日の冒険も無事終了かと思いきや・・・

M-K師匠がこの先の奥野歩道の崩壊地点の様子を見に行くと言いだす。
見に行くのはいいですけどね。その崩壊地点の通過が一苦労だった。
なんでわざわざおバカな事をするのかねぇ・・・と思いますが、これがM-K隊の流儀だから仕方が無い。オイラも含めてね・・・。

まあ、なんやかんやで16時前には水晶橋へ無事帰還です。

白水ノ沢。地味ながらもそれなりに面白い沢でした。
青白い沢床が珍しくもあり、美しくもあり。滝ありナメあり堰堤あり。
全てが小ぶりで水流も少なく、ショボい感は否めませんけどね・・・

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2016/06/14

バケモノ沢

ちょっと前の話ですが・・・
ardbegさんとnenetaさんがバケモノ沢の25mの大滝を巻き上がって、そのままバケモノ沢を詰めたって記事を読んだ。(ardbegさんの記事はこちら
大滝の上は何もないゴーロの沢って書いてあるのだが、それを読んで「んん?」と思ったのだ。
2年前にM-K師匠と奥野歩道(旧東海自然歩道)を歩いた。赤沢方面から歩いてきて、戸沢に出る少し手前でそこそこ水量のある沢を横断しているのだ。そこはバケモノ沢だろうと思う。そして10mクラスの直瀑を見たのだ。
その事をardbegさんに言うと、そんなのは無かったと言われる。
う~ん。見た気がするんだ・・・。でも、そう言われると、自信が揺らぐ。勘違いかもしれない。記憶が定かでは無い。当blogのその時の過去記事を読み直してみたが、バケモノ沢の横断については触れていない。保存してある写真を引っ張り出して見てみる。確かに直瀑らしき写真は残っているが、それがバケモノ沢なのかどうかわからない。
なんかモヤモヤする。
こうなったら、自分の目で確かめに行くしかないだろ。

 


ここでいうバケモノ沢とは、大又沢の上流部、地蔵沢の標高900m地点の二又の上流の事です。右又が戸沢、左又がバケモノ沢です。
これは『西丹沢頂稜河川土地名称図』に従っての事です。
ところが、この山域の沢名は非常に混乱していています。『山と高原地図』では大又沢の地蔵平から上流は地蔵沢ではなくてバケモノ沢になっています。確か、浅瀬に掲示してある釣師の沢割表でも地蔵平から上流をバケモノ沢と呼んでいた気がします。
何が正解なのかはわかりません。正解は無いのかもしれません。
結構いいかげんな当blogの過去記事では、地蔵沢と書いたりバケモノ沢と書いたり、赤沢出会いから上流を戸沢と書いたり、その時その時でまちまちでした。
が、当blog的に統一しなければと思い、西丹沢に関しては『西丹沢頂稜河川土地名称図』に基ずく事にしました。

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2016年6月12日
   単独

この日は夕方からヤボ用があるため、早めに帰らねばならない。バケモノ沢を確認するだけの、最短距離の周回ルートを考えた。

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『道志の湯』からずずっと林道を奥まで入って、旧横浜野外活動センターのゲート前からの出発。
時刻は9:20。短い周回だからと油断してたら、すっかり寝坊してしまった・・・。

3年前に廃止になった横浜市の野外活動センターの敷地内を通り抜け、忘路峠(犬峠)へ向かう登山道へ入る。いや、もはや登山道ではない。廃道ではある。
わりとくっきりとした道が残っているが、崩れてしまって道型がわからない部分が何か所かある。そういう所はたいてい、谷筋であったり尾根を乗り換える所であったり、要は迷いやすい場所に限って道型が消えてしまうものなのだ。
道が不明の場所は地形図を確認して、峠を目指す。ここら辺は、どこを歩いたって危険地帯は無い。

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出発してから40分ほどで忘路峠(犬峠)へ到着。
甲相国境尾根に乗るには、やはりこのルートが一番早い。

“峠”と名が付いているのだから、かつては道志から地蔵平へ抜ける経路がここを乗り越していたに違いない。
そんな思いから、国境尾根を乗り越して、戸沢側の谷筋へ降りる。

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急斜面を20mほど滑るように降りると、あとはなだらかな谷。
ここは戸沢の枝沢の一つ。思った通り、滝場も無い。
いくつかの枝沢と合流しながら水の無い沢筋を下っていく。
沢床から水が湧き出す地点を通過したら、まもなく戸沢の本流に合流した。

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戸沢本流のなだらかなゴーロを下る。

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10:55 奥野歩道(旧東海自然歩道)が横切る地点に到着。

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ここから、あの朽ちた梯子を登って、奥野歩道を西へと辿るのだ。
尾根を回り込んで、次に現れる沢がバケモノ沢のはず。

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梯子上から水平経路に入るが、その10数mの間はかなり危険。
道型など残っていない崩れた急斜面をトラバースする。
そこを通過して安全地帯に乗ってホッとした場所が上の写真。
こんなでも一番道型がくっきりしている方なのだ。獣道レベル。
2年前に探索した時よりも、さらに荒廃が進んでいるように思えた。

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でも、物好きはいるもんだねぇ。廃道マニアの間では有名な奥野歩道。探索に訪れる人はいるようだ。壊れた軽アイゼンが転がっていた。泥の付着具合から見て、割と最近の物だと思う。
確かに、ここを歩くならアイゼンはつけた方がいい。オイラもチェーンスパイクを履いている。それくらい危険な経路なんだぜ。言っとくけど、経路痕があるだけで、もはや経路では無いからね。
この軽アイゼンは回収しておきました。

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一本目の沢筋に降り立つ。地形図を確認しても、ここがバケモノ沢で間違いない。
水はチョロチョロ程度。
記憶では結構な水流があったはず。あの時は雨後だったけかなぁ?そして記憶の中の滝は見えない。

もう一本西側の枝沢か?
沢を横断して、さらに経路を西へ進む。

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すぐに枝沢に当たる。
この光景を見て「あ!」と全てが鮮明に思い出した。
この階段状の滝に水が流れていたんだ。ここをそこそこな水が流れ落ちていた。
それじゃあ、記憶に残っていた10m直瀑は? その事もはっきり思い出した。
あれはこの先にある、赤沢の枝沢だ。あの直瀑とこの階段状滝が記憶の中でごっちゃになってしまっていたんだ。

「バケモノ大滝の上には10m直瀑がある」というのは、オイラの勘違いでゴメンナサイ。という事になってしまったが、何はともあれスッキリした。
ついでだから、赤沢枝沢の滝の再確認にも行こうかとも思ったが、寝坊のせいで時間が押している。それに、この危険な経路をヤブをかき分け歩くことに嫌気はさしている。
予定通りバケモノ沢を遡行しよう。

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その前に、大滝を確認するために沢を下る。
大滝の落ち口から下を覗き込んで・・・

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さあ、バケモノ沢の遡行開始。
っつても、水は沢床をチョロチョロ流れている程度。

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けっこう深いV字谷ではあるから、雨の後は結構な水が流れ落ちるんじゃないかと思う。

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まあ、こんなヤブ沢だけれど、オイラ的にはこれはこれで良し。
丹沢をくまなく歩くことが、究極の目標だからね。

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嘘か真か、何かで読んだ話だけれど。
『バケモノ』とかって名前が付く山には、他人に知られたくないお宝があって(キノコとか山菜とかあるいは金とか)、わざと「あそこはバケモノが出る」なんて言いふらしたのが由来だったりするんだって。
で、なにか変わった物がみつかるかなぁ・・・なんてキョロキョロしながら歩くも、特に何も無し。

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標高1050m地点で巨岩ゴロゴロ地帯。左手には手が届きそうなくらい近くに尾根筋が見える。
休憩後、ここから尾根に上がる事にする。

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ひと登りで大界木山南尾根に乗れた。
この尾根はマイナールート探検隊と一緒に下降したことがあったなぁ。と、懐かしむ。

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1060m地点で振り返って。
そうだ。ここはオイラが痛恨のRFミスをして、キリヤマ隊長とアンヌさんに迷惑をかけてしまった場所だ。
左倒木の奥が正解ルート。尾根筋をそのまま右へ行くと、沢の源頭へ落ち込む。
だけど、今こうして見ても、左に尾根があるようには見えない。さらに地形図を睨んでも、ここで尾根が分岐しているようには読み取り難い。
ここを初見一発でRF決める奴がいたら尊敬するぜ。
とは言うものの、あの時はゴメン。キリヤマ隊長、アンヌさん。

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甲相国境尾根から世附へ降りる尾根は、どこを歩いてもブナ林の美尾根ぞろいだ。
その中でも、この大界木山南尾根はワイルド感溢れる極上の尾根だと思う。
とにかくバラエティに富んでいる。急峻なやせ尾根あり、なだらかな広尾根あり、大木あり、ヤブあり。
そして、地形は複雑で下りのRFは難しい・・・ときたもんだ。
お気に入りの尾根です。

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12:50 大界木山山頂へ到着。
だいぶ時間が押している。帰路を急がねば・・・
といっても、来た道を引き返すのは芸が無い。
山頂の西側から野外活動センターへ伸びる尾根を下ってみる事にする。

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降り口は45度超の崖地。へっぴり腰でそろそろ降りる。
崖地を降り切った所で、仕事道らしき痕跡にあたった。トレースは崖の東側へと延びていたから、手前の鞍部から下降するのが正解だったようだ。

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しばらくは仕事道の痕跡を辿って快適に下っていたが、1020m辺りで経路と別れを告げ、北東の尾根に入る。
別にどこを下ったって、室久保川沿いの林道へ出るだろうから、そのまま仕事道を辿ってもよかったのだが、一応最初に決めた最短ルートにこだわりたい。

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幹回り3mクラスの様々な大木が並ぶいい尾根でした。
樅やブナはわかるが、悲しいかな樹木の事はほとんどわからない。「この樹はこないだAYさんに教わったなぁ。シオジっていったかなぁ。」
最近、AYさんやイガイガさん達は巨木探しに夢中だ。それに影響されての事だが、大木を探し観察しながら歩くのも、なかなか面白い。

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尾根の末端は崖。
上から覗き込んで「ヒエ~~」と思ったが、樹を辿り辿り、何とか降りた。
こんな時はkazさんの名言を唱えるんだ。「樹が生えてるから大丈夫」

13:55 無事、駐車場所に帰還しました。
短い周回でしたが、満足できました。
何より、バケモノ沢上流を確認できてスッキリした。
いや、オイラが勝手に思い違いをして、オイラの記憶がいかにテキトーであるのかを、自ら確認しただけの話なんだけどね・・・。

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2016/06/06

カワゴノ沢

前回に続いて、世附奥地の探索です。
今回は荷干沢上流のカワゴノ沢へ入ってみる事にします。

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2016年5月29日

メンバー : AYさん shiro

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今日は水晶橋からのスタート。時刻は7:30。

このゲートをまたいで城ケ尾峠へ・・・ではないんです。今日は。
ゲートとは反対側へ数十m行った場所の小さな沢(堰堤銘盤に伊勢沢と書いてありました)から右岸の尾根に取り付きます。

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植林の急登。朝一番でのいきなりの急登はキツイ・・・

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やがて尾根はなだらかな自然林に。気持ちの良い尾根です。

1時間ちょっとでP1240に到着。甲相国境尾根の登山道へ飛び出す。
登山道を城ヶ尾峠経由で来るよりも、少しは早いかな。

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登山道を西へ少し辿って、中ノ丸の一つ手前のピークから南のヤブ尾根へ突入。
荷干沢の白石沢出合を目指します。

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ヤブはすぐに消え、穏やかな尾根になりました。
気持ちの良い尾根です。

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巨木が並ぶいい尾根でした。
甲相国境尾根から世附へ下る尾根は、ブナの巨木が多いんです。
ここもまた美尾根でした。

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10時 狙い通りの地点にピッタリ着地。
右が白石沢。左が本流荷干沢。

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休憩後、荷干沢の遡行開始。
穏やかなゴーロの沢です。

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短いけれどナメもあるよ。

30分ほどで790m二又。左のカワゴノ沢へと入ります。

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カワゴノ沢へ入るとすぐに滝場が現れる。

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3~5m級の小滝が連なります。

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ナメもあります。

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この沢の北のカモオキ沢は2年前、南の菰釣沢は3週間前に歩きましたが、3本とも似たような渓相の沢です。小滝とナメで歩いていて気持ちが良いです。

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オイラ好みの沢だ。
菰釣東面の沢は、どの沢も穏やかな美渓だね。

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5mのすだれ滝。
美しい滝でした。これは一見の価値がある。
規模は小さいけれど、秀逸でした。

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940m二又。いや、よく見ると三又になっている。
水流は左又が一番多い。でも地形図を見れば、本流は菰釣山頂へ突き上げている中又だろう。
でもオイラ達は、一番しょぼそうに見える右又を選択。なぜならば・・・帰路に一番近いから。国境尾根の避難小屋付近へ詰め上げれば、菰釣山への苦しい登りをパスできるからね。

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でも、その前に。
三又地点から遠望できる左又の滝を見物に行く。

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右又へ戻って遡行を続ける。
滝のある左又と比べると貧弱。
AYさん曰く、あの三又でこの右を選ぶ人はまずいないだろうね。
そりゃあ、ほとんどの人は、滝と水流に惹かれて左へ入るだろうさ。
でも、そういう事に囚われないのがオイラ達の流儀。

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4~5分歩いたら、いつの間にか水流も消えていた。

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少しづつ傾斜も立ってきた。
菰釣山へ突き上げる沢の詰めがおとなしいわけがない事は、経験上わかっています。

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ほらね!10mの岩棚が現れた。
でも、乾いていればそれほど怖くはない。

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ここからクライミング地帯が続くゾ~という予想に反して、棚は先程の一つだけ。
その代わり、V字谷の深さが増してくる。

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樋状の溝がある3mスラブ。
こんなの楽勝。と、取り付いたが、意外と苦戦した。
傾斜はそれほどでもないが、ホールド・スタンスが無い。手足に加え膝のフリクションも利用して、なんとかかんとか這い上がる。

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稜線まで80m。傾斜はますます立ってくる。

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稜線まであと50mの地点で、ずるずるの泥斜面になった。
足を蹴り込みながら登るもずるずると滑るので、だんだん嫌になってくる。

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標高1190m地点で、谷を横切る割とくっきりした踏み跡を発見。
まあ、獣道には違いないが、獣が歩くって事は、わりと楽に稜線へ出られるに違いない。
という事で、ここで沢から離脱。右手へトラバースを始める。

P5290098

ところが、これが大失敗。
獣道は激ヤブの中へと消える。
急斜面の激ヤブ。上へ登るのも無理。戻るのはイヤ。仕方なしにトラバースを続ける。
激ヤブのトラバースのしんどさと言ったら・・・
もがきにもがく。

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13;20 菰釣避難小屋の少し上で、国境尾根の登山道へ飛び出す。

藪の中をずいぶん長い時間もがいていたように感じましたが、ほんの4~5分のヤブ漕ぎでした。
ここ数年、西丹沢では笹枯れが激しく、すっかりヤブも薄くなってきた今日この頃ですが、久しぶりに猛烈なヤブ漕ぎをしました。
終わってみれば、これもまた良し。
ヤブ尾根歩きがオイラの原点。久しぶりで懐かしかったよ。

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水晶橋から伊勢沢の右岸尾根を登ってきたのだから、左岸尾根を下って帰ろう。
と、AYさんと意見が一致。

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踏み跡もテープも無い尾根を、のんびりとRFを楽しみながら下りました。

15時には無事水晶橋へ帰着。
今日も楽しい山行でした。

さて。
奥世附の沢探索もだいぶ進みました。
まだ歩いていないのは、白水沢、桃ノ木沢、梅ノ木沢・・・あ、法行沢の源頭部である上法行沢もまだだったか・・・
う~ん、まだまだたくさん残っているな。
やっぱり世附は奥が深い。人の匂いが薄い感じも好きなんだなぁ。
次はどこへ行きましょうか。

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