« Eric Clapton | トップページ | シキリ尾根と菰釣沢 »

2016/05/11

伊勢沢周辺の尾根探索

ゴールデンウイークはカレンダー通りに休みにする事になった。
世間一般的には当たり前の事だろうが、オイラ的には思い切ったことである。
ようやく世間並みに・・・と言いたいが、土曜は休みではないのでまだまだ世間並には遠い・・・

さて。
連休を謳歌しなければならない。
まずは山だ。
どこへ行こうか・・・と考えているところへ、M-K師匠からメールが入る。
伊勢沢周辺で「おバカコース」を歩くという。
オイラ、「おバカコース」は大好物なんだ。
で、同行を即決する。

いやはや・・・おバカなルートだったワ。
さすが、我が師匠だ・・・

Tizu1651

2016年5月1日

P5010001

7:50 神ノ川林道の孫右衛門滝のゲート前から出発。
メンバー : M-Kさん EAさん shiro

P5010014

のんびり歩くこと30分。お馴染み伊勢沢出合に到着。

P5010025

20日ほど前に来たばかりの伊勢沢を再び遡る。
上の写真はF2。

P5010030

前回は少し緊張したヘツリ場も2回目となれば余裕だ。

P5010032

さて。標高800mで伊勢沢はU字型にカーブする。そこに突き刺さるように入ってくる尾根の先端がこれだ。
絵瀬尾根のP1148から派生している支尾根。今日はまずこの尾根を登るのだという。

尾根の先端は岩崖。とても登る気になれない。無理すりゃ登れないことも無いだろうが、リスクが大きすぎる。
沢を上流へ回り込んでしばらく行くと、尾根へ斜上する踏み跡を見つけた。獣道かもしれないが、獣道って意外と安全ルートだったりするんだ。

P5010035

尾根の背に乗った。
自然味溢れるワイルドな尾根だ。
なだらかな尾根を「いい尾根だねぇ~」などと言いながら登る。

P5010058

が、ご機嫌に歩けたのもつかの間。
すぐに急登の尾根となる。

P5010061

標高1000m付近でワイヤーを発見。
西の枝沢の方から上がってきている。伊勢沢F1の上でもワイヤーが張られているのを見たが、そこへつながっているのだろうか。

P5010069

大きなエンジンの残骸を発見。
三菱製だ。他にもこの周辺にはワイヤーの束やら滑車やら一升瓶やらが散乱していた。
ここにケーブル軌道の基地があったのだろう。ちょっとした発見だ!
一部の機械に『昭和40年製造』のプレートが貼られていた。

P5010074

その後も急斜面をヒイヒイと・・・そして11時過ぎ。絵瀬尾根のP1148に這い上がる。

P5010075

休む間もなく、今度は一本東側の尾根を伊勢沢へ向かって下降する。
なんておバカなルートなんだ・・・
常人では考えつかない。
たった今、やっとこさ登ってきたばかりなのに・・・
でも、疑問や不満は無い。なぜならおバカなルートが好きだからだ。

P5010076

さすがに下りは早い40分ほどで伊勢沢F5の下へ降り立つ。

少し下って、大滝の落ち口のちょっと上。作業小屋跡地付近で休憩。

P5010085

さてさて。今度はここから袖平山へ向かって登っていくという。

P5010086

沢から少し上がった高台に、おびただしい数の一升瓶やお釜や食器。ドラム缶などが散乱している。ここに作業小屋があったことは明らかだ。
が、建物の残骸が全く見当たらない。それが不思議だ。
もし、建物を綺麗に撤去したのなら、この無数のゴミをなぜ放置したままにする?

P5010087

ここもまたいい尾根だった。
何をもってして『いい尾根』と言っているのか、自分でもはっきりとしないところはあるが・・・。おおむね自然林で、人が歩いている気配を感じず、ワイルド感に溢れ・・・そんな尾根を『いい尾根』と思ってしまうのだ。

うっすらとながら、経路痕は感じる。作業小屋があった時代、この尾根が通勤路だったのかもな・・・と思う。

P5010093

標高1190m付近。 ここでもまたエンジンを発見、ケーブルの束もある。

詳しいことはわからないが、ここら一帯には林業(おそらく)のケーブルが張り巡らされていたのか。
地蔵尾根や絵瀬尾根にもケーブルの残骸がある。M-K師匠は岩水沢の右岸でケーブルとゴンドラを見たと言っている。
神ノ川上流部は今は秘境となっているが、かつては林業でにぎわった山域なのかもしれない。

P5010103

13:45 袖平山の下で東海自然歩道に飛び出す。

P5010118

東へ下って、P1135の少し東。ここから神ノ川へ向かって尾根を下るという。
M-Kさんは20日前にここを通過した時に、この尾根の入り口を下見していたのだ。くっきりとした経路が付いている。

P5010121

邪魔な枝を鉈で切った跡さえある。明らかな仕事道だ。
今日はこのまま鼻歌で下山できると思った。

が・・・甘かった。

P5010132

やがて経路は消え、ヤブ漕ぎが始まる。
そして尾根の派生は複雑で難解。

それでもEAさんのRFで藪の中でルートを見定め・・・多少の右往左往はあったものの・・・狙った下降地点へ向かって降りていく。

狙っていた下降尾根は標高800mから真東へ派生する支尾根。
そこには神ノ川から経路が付けられているはずだとM-K師匠は言う。

P5010135

経路が現れるのを信じて急尾根を下降する。
地形図を見れば先端は崖だ。
M-K師匠が言うには、経路は北側の斜面にあるはずだと。
先端の崖を避けて、北側の斜面へ獣道を辿って入る。

P5010136

結局、経路は見つからず・・・
最後は急傾斜地をズリズリと滑り降りてきた。
写真ではわかりづらいが、普通は上り下りしない急斜面。そしてその上部は岩崖。
おバカしか歩かないルートだ。
斜面の中ほどに白い看板が立っているから、かつてはM-K師匠がいう経路があったのかもしれない。

P5010137

16:30 神ノ川から林道へ這い上がってゴール。

本当におバカなコースだった。沢歩きから一転、尾根へ登って、また沢へ降りて、再び登って、最後はヤブ漕ぎと崖下り。
M-K師匠ならではのコース設定だ。
オイラもおバカを自認しているが、こんなコース設定は考えないだろう。
でも楽しかった・・・
まだまだM-K師匠の『おバカ』にはかなわない。

 

 

今日の花

P5010009

神ノ川林道ではアオダモの花が盛りだった。

P5010114

標高1200m付近ではミツバツツジが満開。
下界ではそろそろ初夏だが、1000mの稜線では今が春真っ盛り。

P5010109

フデリンドウも真っ盛り

P5010052

ヒメイワカガミの群生を発見!
崖に咲いていたので、真横から撮るのが精一杯。下からは無理だった。

P5010018

ハルザキヤマガラシ

帰化植物だ。普通、帰化植物は里地で見かけるが山ではあまり見ない。
ところがこの花は、里よりも山で見ることが多い。丹沢ではあまり見かけないが、大野山で見たことがある。
どうやら『侵略的外来種ワースト100』に選定されているらしい。

|

« Eric Clapton | トップページ | シキリ尾根と菰釣沢 »

コメント

shiroさん

オホホホ‥‥、ヤッタネ!(^^)v
バカはね、バカほど面白いんたって!
落ちこぼれ人生のアッシがよい子に生きたって
ナンも面白くナイッすね。
こんなおバカをやっていると本当に楽しいんです。
しかしね~、ドジはもう踏めませんよ。
「もう、面倒みませんよ!」と云われて
おりますから‥‥。

投稿: M-K | 2016/05/12 01:55

M-Kさん
本当におバカな山行でした。
でも、こんなコースが楽しいと思ってしまうのは、僕もおバカだからなのでしょう。
こういうコースはM-Kさんしか計画できません。
これからもおバカなコース計画をお願いします。
ドジ踏みの事はそれほど心配していません。
M-Kさんは「これ以上突っ込んだらやばい」というカンもまた、一流ですから。
その点では、僕の方が危ないですね・・・

投稿: shiro | 2016/05/12 09:31

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73531/63613491

この記事へのトラックバック一覧です: 伊勢沢周辺の尾根探索:

« Eric Clapton | トップページ | シキリ尾根と菰釣沢 »