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2015/12/30

大山三峰周辺の名も無き沢

M-K師匠がコラボ山行を募集するのはこれで最後にするとか言い出した。
「また・・・何を言い出したんだ・・・」
最近は仕事が忙しくって、なかなかM-K師匠の山行にも参加できていないが・・・
オイラにとっても大切なコラボ山行なんだ。Vルート歩きの楽しさを教えてもらったんだ。
これを止めさせるわけにはいかない。
今回はなにがなんでも参加して、ちょっと意見をしてこなきゃ。

てなわけで、年末立て込んでる仕事を無理矢理休みにして・・・
いや、でも、やっぱり山はイイね!
なんだかんだ言っても、山を歩くとスッキリするワ。
人間、仕事ばっかしてちゃダメになるよ。
無理にでも山へ行ってホントに良かった。

2015年12月27日   

M-K師匠の突然の発表にみんなびっくりしたんだろう。
今回のメンバーはEAさん、YAMさん、ardbegさん、nenetaさん、H-Mさん。それにM-K師匠とshiroで総勢7名の大人数となった。

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M-Kさんが計画したルートは、不動尻から三峰へ向かう登山道の途中、標高500m付近から分岐する名も無き枝沢を遡って、P866へ。
その後、唐沢へ降りて、適当な尾根か沢で三峰へ登り返すという。

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その名も無き枝沢に入ったところ。
こりゃあ、ヤブ沢だ。
嫌いじゃないけど・・・

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と思ったら、なかなかのナメ床が出てきたよ。

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みんなこの寒い中、水流を登る。
濡れるのゴメンのオイラは右岸を高巻。

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水が枯れて、詰めが近づくと結構な急斜面だ。岩溝を這い上がる。

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最後の詰め上りはしんどかったぁ。

 

この後、唐沢へ降りて、下流へ向かう。

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杉ノ沢の少し下流。名も無き涸れ沢にさしかかった所で、これを登っていこうとM-Kさん。
なぜ、これに惹かれたのかわからないが、それがM-K流なんだ。

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滝の一つも無い、ただのヤブ沢だったが、最後はやっぱり痺れる急斜面。

杉ノ沢右岸尾根に這い上がって、三峰山頂へ。

下山は境界尾根。
脚立のピークと呼ばれている750m付近から南の尾根へ入る。
そして、最短ルートを目指して南東方向の支尾根を下る。
ここら辺は崖っぽいから近づかない尾根なんだよなぁ・・・と思いながら付いて行く。

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最後はホラね。
崖状の斜面を降りてきたよ。

 

 

今日の山行、いったいどう説明したらいいんだい?
blogのタイトルはどうする?
名も無き支沢を2本登って、最後は危険な支尾根を下って・・・
こんなルートはM-K師匠じゃなきゃ計画しないだろう?
この日のようなルートは、決して他人におススメできるルートではない。
沢も尾根も危険含み。リスクが高い割には見どころは少ない。
単独だったら、絶対に計画しないし、辿ってみようとも思わない。

でも、やっぱり楽しいんだなぁ。こういうルート。
単独だったら行かないだろうし、ましてや他人を連れて行くようなルートではない。
Vの悪路を歩きなれた者同士で歩くから楽しいんだ。
誰も歩かないようなルートを歩いたという充実感はたまらない。
だから。M-K師匠にはいつまでも、こういうルート計画を立てて、みんなを刺激してほしいと思うよ。

それでは・・・

拙いblogにご訪問してくださった皆々様。
今年もお世話になりました。

良いお年を!!

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2015/12/07

善八沢~能ノ爪~P677

相変わらず働きづめの毎日です。
でも、たまには山へ行ってリフレッシュしないと死んでしまいます。
久しぶりに仕事を休んで山へ行くことにしました。
11/1にニカニカ集会でM-K師匠達と石尊沢右岸尾根に行って以来だから、1ヶ月以上開いてしまったか・・・。

どこへ行こう・・・
そうだ、この時期・・・12月の第1日曜日・・・
ここ数年、モトさんの慰霊山行で、ニカニカのメンバーでゴジラの背尾根のP677へ登っていたっけ。
今年はM-K師匠も何かと忙しいようなので、慰霊山行はしないのかなァ・・・
今年は一人で行ってみるか。

2015年12月6日 

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どのルートで行くのかはすぐに決まった。
堤川の最上流部、善八沢を能ノ爪へ詰め上げるのだ。

3年ほど前に、当blogで『能ノ爪』と呼ばれている鍋嵐尾根と宮ケ瀬尾根の分岐ピークについて言及したことがある。
この変な名前の由来は、吉田喜久治の「丹澤記」であるに違いないと。丹澤記で土山峠から境川(堤川の間違え)の記録に“ツメまでのうのう”と書かれているのだ。
清川村地名称では堤川山となっているこのピークに、吉田喜久治ファンの誰かが『のうのつめ』と名付けたに違いない。確証はないが・・・

で、自分でも堤川から能ノ爪へ詰め上げてみなけりゃなるまいと思っていたのだ。
思いながら3年もたってしまったが・・・
はたして本当にのうのうと詰め上げられるのでしょうか・・・

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本厚木から宮ケ瀬行の1番バスに乗って、土山峠のBSで降りる。
7:40 バスはハイカーで満席だったが、土山峠で降りたのはオイラ一人だった。

吉田喜久治もバスでここに降り立ったはずだ。
まだ宮ケ瀬湖が無かった時代。本には「出合はゴルジュ」と書かれているが、いまそのゴルジュは湖の中なのだろう。

喜久治は堤川を遡行していったのだろうが、オイラは右岸の高みにつけられた堤川林道をテクテクと歩く。
林道から覗いた堤川は穏やかな流れ。きっと喜久治ものうのうと歩いたことだろう。

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8:10  標高400m付近。林道の終点から沢へ降りる。
沢が二又になっている。右はカシノキ沢。2年前に歩いた事があるが、穏やかな沢だった。
左が本流。堤川はここから善八沢と名を変える。
さあ、ここからが本番だ。

すぐに大きな石積堰堤。左岸にうっすらと経路痕が有ったので、それを辿って越える。

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堰堤を越えたら穏やかな流れ。
こりゃ、今日は楽勝かな・・・と思った。
・・・が、大間違いだった。

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すぐにゴルジュっぽくなる。
正面突破できそうな気もするが、水濡れは避けられない。
こんな寒い日に水に濡れるわけにはいかない。
へつりながら行けそうな気もするが、ちょっと滑ればドボンだ。
ここは巻きだ。

と、右岸の斜面を這い上がる。結構な急斜面だ。
トラバースできそうな場所を探しながら這い上がるが、木の生えていないルンゼ状斜面が走っている。結構な斜度だ。ここを横断しなければいけないのだが、獣の踏み跡すらついていない。足を滑らせたら沢底まで止まらないだろう。怖くて踏み出せない。

結局30mくらい上まで追い上げられてしまった。
そこから降りるのも大変だった。崖のような枝尾根をそろりそろりと降りる。途中で6mの補助ロープをだした。

結局この巻きで30分も使ってしまった。

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また、大きな石積堰堤。
先ほどの巻きの途中でも大きな堰堤を確認しているから、善八沢に入ってから3つめだ。

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またまた、大きな石積堰堤。4つめ。

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滝だ。5~6mってとこか。そこそこ見ごたえのある滝だ。
とても直登できそうな滝ではないので巻くしかないが・・・
両岸とも急斜面。先ほどの事を思い出してげんなりする。
「またかよぉ・・・」

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左手真横のルンゼを目で追う。「ここ、なんとか登れんかなァ」
最上部が立ってる上にオーバーハングしているが、引っかかっている倒木につかまれば這い上がれるかも。
倒木がしっかりしている事を祈りながら、ルンゼを四つん這いで登る。
幸いにもうまくいった。

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大きな堰堤が多い沢だ。
それもすべて石積だから、結構古い時代の物だろう。

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なんとなく、堰堤博士T.I氏の好みのタイプのような気がしたので・・・
博士のためにアップで1枚。

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標高480m付近の二又から右又を覗いた写真。
本流は左だが涸れ沢、水は右の支沢から流れてきている。奥に滝が連なっているのも見れる。
きっと滝の上には湧水がある予感。
ちょっと行ってみたい気もするが、今日の目的は能ノ爪へ詰め上がる事だ。

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で、ガラガラの本流を進む。

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なんかゴルジュっぽくなってきたゾ。
でも、水が無けりゃ、ゴルジュも怖くない。

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完全にゴルジュになった。
2~3mの棚が連なるが、ステップ豊富なのでどんどん進む。

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両岸とも逃げられる斜面ではない。険悪な棚が現れない事を祈りながら谷底を進む。

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う~ん・・・。ちょっと嫌な予感。
でも、進むしかない。

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やっぱり・・・予感は当たった。
3mの壁で詰まった。

なんとか登れねぇかな・・・
細かいホールドを探って、グイっと身体を引き上げた。
その瞬間、ホールドがパカッと剥がれた。
冷汗かいた。

こうなったらもうダメだ。
次のホールドを探っても、怖くて身体を託せない。

ハイ! バック、バック。

左岸の崖斜面に這い上がれそうな場所を探りながら20mほどバック。

なんとか弱点っぽい場所を見つけて這い上がった。
泥斜面に一歩づつステップを切りながら慎重に、慎重に。

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巻き上がって、沢床に復帰。
もう、すぐ上に稜線が見える。
なんとかこのまま詰められそうだな。

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最後がカール状斜面。
こいつを登りきれば・・・と突入したが、登りながら後悔した。
ブカブカの泥斜面。蹴り込んだ足がズルズルと滑る。
斜面が崩れる恐怖と戦いながら、ヒーヒーと這い上がった。

詰め上げた場所は、能ノ爪のピークの直下だった。

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10:05 能ノ爪へ詰め上げた。

短いながら、キツイ沢だった。
吉田喜久治は、ここをのうのうと詰めてきたのか?
スキルがオイラと違うだろうとはいえ、とてものうのうと歩けるような沢ではなかった。

まあ、いいや。とにかく詰め上げたんだ。

大休止の後、P677へ向かって歩く。
何度も歩いている稜線をただ辿ってもつまらないので、P719から真北の支尾根に入る。
この尾根は、鍋嵐へ向かっている人がよく間違えて入りこんでしまう尾根だ。以前、この尾根に入って行こうとしている人を見かけて、声をかけた事もある。
能ノ爪方面からくると、鍋嵐へ向かう尾根は木の陰で見えず、こちらへスッと入ってしまうのだ。

驚いた事に、この尾根の入り口に、黄色いガムテープがべたべた貼ってあった。
何のために? 道迷いを誘発するようなマーキングだ。こいつは悪質すぎるゼ。
もちろん引っぺがしました。

近頃、丹沢のあちこちでマーキングの類が異様に増えてるように思う。
ホント、止めて欲しい。山を汚してるだけだぜ。

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P719から北へ伸びる尾根を歩く。
ナベアラシノ沢へ降りて、対岸の尾根を登り返そうって魂胆だ。

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標高550m付近でナベアラシノ沢へ降り立つ。見覚えのある滝だ。
2年前の慰霊山行の時は、この沢を登っていったっけ。

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沢を横断して、対岸の尾根に取りつく。
ナベアラシノ沢からいくつも派生している支尾根の一つだ。
滅多に人が入る尾根じゃないだけに、クマが怖いけど・・・。
なにせ、ここら辺はクマの密度が濃い山域だから。

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あァ・・・綺麗な紅葉だ。
なんて樹かわからないけど、けっこうな大木だ。

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ワイルド感たっぷりの良い尾根でした。

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12時ちょっと前。
今年もやって来ましたP677。

モトさんに手を合わせる。

静かなピークだ。

ここ、ゴジラの背尾根。
名付けたのは丹沢Vルートの先駆者S-OKさんだったろうか。
ちょっと前までは、よほどの物好きしか来ない秘境だった。
今は歩く人も多い。踏み跡も登山道の様にくっきりとしている。
先ほども7~8人の団体さんとすれ違った。

それは別にいい。みんなバリエーションを楽しんでいるんだ。
オイラもその一人。
だけどさ。余計なマーキングをするな!
目に余るくらいのマーキングだ。
いい加減にしろ!!

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尾根のゴミ掃除をしながらのんびりと下り、15号橋へ降り立ちました。
時刻は13時。ここから宮の平BSまでのんびり歩いて30分ちょっとか・・・

短いながらけっこうハードな山行でした。
太ももが攣り気味です。
1ヶ月以上山行が開くと、いっつもこうだけど。

でも、いい山歩きだった。
善八沢も、なかなか面白かったセ。

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