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2015/09/01

地獄崩沢から鍋割山へ

世附の奥で沢探索の予定だったのだが、生憎の雨模様。
でも、せっかくの休日だからねぇ・・・世附奥地は難しいとしても、小雨なら近場をショートで歩くかなぁ。
同じく小雨上等のAYさんと相談した結果、寄から手軽な尾根歩きでもしましょう・・・と。寄ならヒルも少ないだろうし・・・と。

2015年8月30日

Tizu_2015830_2

メンバー : AYさん shiro

寄へ向かう車中で、どこを歩くか相談。
オイラが未踏の尾根という事で、地獄崩(ジゴクザレ)沢右岸尾根をAYさんがチョイスしてくれる。

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7:10 小雨の中、寄大橋を出発。
寄沢沿いの登山道を歩くのは、本当に久しぶりです。

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雨の中をダラダラと歩いて地獄崩沢へ到着。
対岸の梯子がかかっているのが今日の目的、地獄崩沢右岸尾根です。
ここから尾根に乗って登るのかと思いきや・・・
この辺りに精通しているAYさんによると、この少し上に通過できないキレットがあるのだとか。

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そこで、いったん尾根を乗越して、この小さな枝沢を登る。

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小滝があったり・・・

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よじ登ったり・・・
小さいながらも雰囲気を持った沢です。

右手の尾根にキレットを確認したら、そこを越した地点で、登りやすそうな斜面を見つけて尾根に這い上がります。

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そこは穏やかな植林の尾根。

ああ、今日はのんびり歩きだね・・・なんてまったりとした気分。
・・・ここまではね・・・。

少し尾根を登った所で、右手のすぐ下に地獄崩沢が見えた。
「ちょっとだけ沢へ降りてみない?」とAYさんが言い出す。
「ええ?なんで?」と答えながらも、地獄崩の中に立ってみたいという思いは確かにある。

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で、地獄崩沢に降りたつ。
地獄の名にふさわしい、ガラッガラの沢だ。水は一滴も流れていない。

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で、せっかく降りたんで、少しだけ沢を登ってみる事にする。
全てが浮石。歩きにくい事この上ない。・・・ていうか危ない。
浮石を崩さないように慎重に慎重に登っていく。
2年前にやはりAYさんと西丹沢の崩レノ沢を破風口まで詰めた時の事を思い出した。

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で、登ってるうちに両岸が切り立ってくる。
こりゃ、尾根に逃げるのは難しくなってきたね。
まあ、行けるとこまで行ってみるさ。

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やがてまた尾根が近づく。
「尾根に逃げるなら、この辺がラストチャンスかもしれないっすよ。」と言ってみるが、もはや二人とも尾根に逃げる気などない。
このまま地獄崩沢を詰めてみたい・・・という気持ちが強くなってきた。

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標高1070m付近まで登ってきた。
ガラガラの沢は、泥の沢に姿を変えた。
45度超の急傾斜だが、浮石ガラガラよりは登りやすいと思った。
が・・・ここで大苦戦。
さんざんバリを歩いてるオイラも、経験した事が無いようなズボズボ斜面だった。
足を蹴りこんでも蹴りこんでもグズグズと崩れて登れない・・・

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たった2mの泥の壁が登れず・・・

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しかたなく左手斜面に逃げる。
泥と岩の斜面を登る。
ここは尾根だか谷だか窪だかわからないような・・・それらが複雑に入り混じっているような不思議な地形。

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どこを登るのが正解なんだかわからない。
オイラは尾根っぽい所を選択したが、危険含みの岩尾根だった。

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AYさんはルンゼを選択。最後は壁に当たって岩尾根に這い上がってきた。

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標高1180m付近で登山道に飛び出す。
気が付きゃ、雨も激しくなっていた。
でも、何とも言えない充実感。
あの地獄崩沢を最後まで詰上げたゼ!

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10:40 鍋割山山頂の鍋割山荘へ到着。

久しぶりに鍋焼きうどんをいただく。
山荘のオーナー草野さんと少しだけお話しさせていただいたが、草野さんも地獄崩を詰め上げてきたという話は聞いた事が無いとか。

まあ、登って楽しい所ではないし、危険だから決しておすすめしないけどね。
不思議な充実感に包まれる。

さて・・・

雨も本降りになってきたし、真っ直ぐ下山しましょうか。
最短ルートなら後沢下降だけれど、ヒルが多そうだしね・・・
などと相談していると、AYさんが大崩壊地の脇を降りて、コシバ沢左岸尾根に抜けようと言い出す。

大崩壊地の脇って・・・まともに歩けるんでしょうかね?といぶかりながらも、オイラは未踏のルートだから賛成はする。

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山頂直下の1230m付近から登山道を離れ、西側の尾根を下降する。

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立派なブナの樹を発見。
見事な枝ぶりだねぇ。

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草原を抜けたら大崩壊地の真上に出た。
ひゃ~ここはとても這い上がれない。

この崩壊地の左手がコシバ沢左岸尾根につながっているのだが、AYさんによると途中に岩崖が有って、登りはいいけど下りは危険なんだとか。
さすがAYさんはこの辺りを歩きつくしている。

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で、大崩壊地右手の斜面を降りる。
ここだってまともに歩けるような斜面ではない。岩混じりでボロボロだ。
ロープが出したくなる場所が何か所かあった。
悪路に強いAYさんは、平気でとっとこ降りていたけどね。

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150m程下降した地点で、大崩壊地を横断する。
ここもまた全てが浮石。
緊張した・・・。
もし足を置いた岩が崩れたら、岩もろとも滑り落ちかねないからね。

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大崩壊地を横断したら、そこはコシバ沢左岸尾根。
仕事道を辿ってそのまま登山道へと抜ける。

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13:30 寄大橋脇の駐車場へ帰還しました。

「雨だからのんびり尾根散歩でもしましょう」で始まった今日の山歩き。
結局は、行も帰りも危険地帯歩きになってしまった。
AYさんと一緒だと、やっぱりこうなるよねぇ・・・

でも、充実した山行でした。

アドレナリン出したわァ・・・
楽しかった。

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コメント

Normally I do not read post on blogs, but I wish to say that this writeup very compelled me to try and do it! Your writing style has been surprised me. Thanks, quite great article. ebefdfaadkec

投稿: Johnf511 | 2015/09/29 16:31

shiroさん

遅ればせのコメントで失礼します。
この下られた尾根を5月12日にAYさんと、
登りに使いましたが、大崩壊地の横断は緊張でした。
その上の登りも気が抜けず、
おかげでP1020へのルートが前回よりも楽に感じました(笑)

“巧みな話術”にはまって(?)なぜかAYさんと一緒だと、
充実感ある危険地帯歩きになりますね~(笑)

投稿: はっぴー | 2016/05/18 10:34

はっぴーさんこんにちは。
あそこを登られたんですね!
それはそれはお疲れ様でした。
P1020というと、オラガ沢右岸の? あそこらへんも険しい地形ですが、大崩壊地に比べれば・・・ね。
AYさんと一緒だと、ついつい危険地帯に立ち入ってしまいますねえ~。(笑)
何故でしょう?

投稿: shiro | 2016/05/18 13:46

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