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2014/11/08

宮ケ瀬金沢

おいおい・・・なんだよ、最近のこの風潮。
丹沢の山仲間達のblogの更新が滞る、滞る。みんなblogにupしなくなってきている。
名前を挙げると、またお叱りを受けるから言わないけどさ。あの人もあの人もあの人も・・・。
憧れの某先輩などは「ブログはめんどくさいのでしばらくなし」などと公然とのたまわれている。

そういうの、よくないゾ!

とか言ってるオイラも更新が滞っているけどさ。
オイラはいい。オイラは昔っからだ。けっこうテキトーな性格だからね。
別に歩いた山を全てblogにupしてきたわけじゃない。めんどくさくなってとばした事などちょくちょくある。

そんなオイラの事は横に置いといて言わせてもらうけどさ。

みんな、ちゃんとupしろや!

こちとら、最近なかなか山へ足を運べないんだ。
だから丹沢の山仲間達の記事を読むのだけが楽しみなのさ。
一般ハイカーの「登山道で蛭ヶ岳へ登りました」なんて記事読んだって面白くねぇんだよ。
バリラーのヤブ尾根がどうだったとか沢がどうだとか、そういうのが読みたいの!

丹沢のバリエーション歩く人はちゃんと記事をupしよう!

と、自分の事を棚に上げて、ひとしきり吠えてみました。

10/12にM-K師匠達と宮ケ瀬金沢を歩いてきました。
もうひと月近くも過ぎちゃって、めんどくさいから飛ばしちゃおうとも思いましたが・・・
やはりこの沢の事は記事にして残しておかなきゃと思い直し・・・

この宮ケ瀬金沢。あまり人が入ってないのだろうと思う。webにも記録が少ない。
それなのに、なかなかの良い沢だった。美渓だった。滝場も良かった。ちょびっと危険だった・・・。

Tizu_20141012

2014年10月12日

メンバー : M-Kさん EAさん YAMさん shiro

ヤビツ県道の青宇治橋に車を停めて出発。
ここから丹沢三峰の稜線を乗り越して宮ケ瀬金沢へ降りようっていう、M-K師匠の計画だ。
普通ならば、宮ケ瀬園地か早戸川大橋に車を停めて、林道をテクテクと歩いて入渓するのが正攻法だろう。
ところがM-Kさんは「そんなかったるい事はしてられない。」と言う。
確かに距離は林道歩きの半分で済む。が、高低差500mの尾根越え、しかもVルートとなると、林道歩きの方が時間的にもよっぽど早いだろうし、体力の消耗も少なく済むだろう。
ところがM-Kさんは「こっちの方がショートカットで楽だ。」と言う。
まあ、そんなところが師匠の良い所なのだ。そういう思考回路が好きな所なのだ。
オイラも「決してこっちの方が楽ではない」と言いはするが、反対はしない。林道歩きよりもバリ尾根歩きの方が面白いに決まっているからね。

そんなわけで金冷しからバリ尾根をダダっと下って、宮ケ瀬金沢の520m付近に降り立ったわけです。

Rimg0280

降り立った520m付近の様子。
宮ケ瀬湖からこの辺までは歩いた事がある。
滝場が無い穏やかな癒しの沢だという印象が残っている。
その時は、ここから左岸の枝沢に入り、栂立ノ頭へ詰めたから、ここから先の本流は未知だ。
でも、こんなゴーロが続く感じで鼻歌で歩ける沢だろうとタカをくくっていた。
去年の夏に歩いたというEAさんの話でも、「この先すぐに水流が無くなる。滝場もあるが涸棚だから簡単に登れる。」との事だ。

Rimg0284

やがて滝場が現れる。こうこなくっちゃ。これくらいなら楽しく歩ける範囲だ。

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先頭を行くEAさんの話では、去年来た時は全然水量が違うとか。
小滝が連なり、思わぬ美渓に酔いしれながら歩く。

Rimg0295

いや~。良い沢です。

Rimg0303

標高800m付近で炭焼釜跡を発見。
林道も無い時代。こんな所までよく・・・。
ここまでの沢ルートも、それほど優しいものでは無いと思うけど、昔の山人達にとってはなんてことない沢だったんだろうね。
つくづく感心する。

Rimg0314

標高800mを越えてしばらく行くと7~8mの滝が出現。
EAさんの話では、こんな滝を登った記憶はないと言う。たぶん涸れていたから簡単に登れたのだろうと。
でも、この水量で、しかも濡れたスラブを登れる気はしない。
右岸のルンゼから巻きにかかる。簡単ではなかった。それなりに危険含み。

Rimg0317

なんとか巻いたら、続いて10m。
ここも右岸から巻きにかかる。かなりの高巻になる。
落ち口は越えたものの、斜面が急すぎて沢へ降りられない。降りられそうな場所までザレ斜面をトラバースする。
ここで足を滑らせた。踏み出す前に「ここはヤバイ。ザレに足をとられるかも。」という意識が有ったので滑った瞬間に身体を大の字にして踏ん張ったから、3mほどの滑落で事なきを得た。滑っても下が岩場ではない事を確認したうえで踏み出してはいた。
でも、絶対やっちゃいけない事をやってしまった。
猛省ものだ。めんどくさがらずにロープを出すべきだった。戒めとして心に残さなければ。

Rimg0320

その上にさらにもう1段。10m以上はある。
すっげ~。こんな大滝を持った沢だったのか・・・。
なかなか見ごたえのある滝だった。

ここは水流右手のスラブを登るしか手はなさそうだ。
乾いていたらなんてことない斜度だが、濡れたスラブはかなりスリッピー。
フェルトだったら行けるだろうが、オイラのスニーカーではヒヤヒヤものだった。

Rimg0322

900mを越えると滝場も終わり、水量もぐっと減る。
滝場の通過にかなり時間を費やしてしまったので、本間ノ頭まで詰める事はあきらめ、920m付近で沢から離脱する事にする。

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地形図上で「三峰の稜線に上がるならここしかない」という尾根に上がったが、こことて生易しい尾根ではなかった。恐ろしいくらいの急斜面を這い上がる。

Rimg0326

絶対に人が入ってこないだろうと思うような急尾根だったが、こんな尾根にも清川村の標柱が立っていたので愕然とする。
『歩ける・歩けない』の線引きは、一般ハイカーに比べたらオイラ達バリラーは相当緩いと思う。が、山仕事の連中の線引きはさらによっぽど緩いんだろう。
恐れ入るばかりだ・・・。

Rimg0337

松小屋ノ頭の西のピークから金山沢左岸尾根に乗り、最後は青宇治橋目指してヤブの急尾根を下降する。
これもまたおバカな・・・いや、なかなか面白い尾根だった。

それにしても宮ケ瀬金沢は思わぬ収穫だった。
こんなに面白い美渓だとは想像もしていなかった。
EAさんの話をまとめると、水流の有る無しで沢の印象が全く違うのだろうと思う。
そして、渇水時と増水時の差が激しい沢なんだろうと思う。

ぜひ、増水期に訪れてほしい。
丹沢にもまだ人に知られていない美渓が有る事を実感するだろう。

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コメント

shiro師 おつかれさまです。

そうなんですよ、このところ毎日3回クリックしてる
「ニカニカ諸師」のブックマークホルダーをクリックしても
更新がないorz
もう何というか、人生の楽しみが激減です(泣)
まあこの隙に諸師の御記録をくまなく探して
「丹沢エンテイmap」を埋めていこうかと。

>ヤバイという意識が有ったので滑った瞬間に身体を大の字にして踏ん張った
>滑っても下が岩場ではない事を確認したうえで踏み出して
こういう情報がまたありがたくて<(_ _)>

投稿: TI-AEK29 | 2014/11/08 13:56

TI-AEK29さん、お久しぶりです。
全く近頃のニカニカ諸兄の怠慢ぶりは目に余ります。
などと、自分の事を棚に上げて言うオイラですが・・・。
TIさん。アンタが一番ヒドイ!
blogを書け!
っていうか、山を歩け!!
積もる話もありますから、今度一緒に丹沢を歩きましょう。
世附の奥には、まだまだイイ堰堤がありそうな気がしますヨ。

投稿: shiro | 2014/11/08 21:42

いやー!!ホント・・・その通り

何やってんですかね、皆さん

湖畔サイクリングなんてやっている方や
引き篭もりの石積み氏
ブログの画面が・・・製作中・・・

・・・そう言うお前は・・

って言う話は置いといて


現役は辛いですね、色んな意味で

投稿: M氏 | 2014/11/09 18:20

M氏さん、こんばんは。
ホント、皆さんどうしちゃったんでしょうか。
せめてM氏さんには頑張ってもらわないと。
悠長に玄倉林道を散歩している場合じゃないですゾ。
また一緒にどこか歩きましょうね♪

投稿: shiro | 2014/11/09 21:31

shiroさん
兄貴の天国への見送りも終了しました。これからまた丹沢V探検家に戻ります。単独でもヤバヤバルートに行く気力はあるのですが、熊さんもいるし控えてしまいます。(弱気)
世の中何でも「流行」があります。“V探検”も廃れてしまったのでしょうか・・? 私はそれには関係ありませんよ! 飽くまでも“丹沢V探検”に情熱を注ぐのが私の使命なのです。(アホか?)shiroさん仰る「面白くなくっちゃつまらない」この金沢しかり、榛ノ木丸~(ショートカット)~蛭ヶ岳がそのものですよね! 
まだあちこち行きますのでよろしくお願いいたします。

投稿: M-K | 2014/11/10 00:32

M-Kさん
師匠の丹沢探検にそそぐ情熱にはいつもあきれる・・・もとい、感心するばかりです。
M-Kさんが頑張っている限り、興味を持って後に続く者は次々と出てくる事でしょう。
いつまでも最前線でバリバリとお願いします。
また、面白いルートの開拓に連れて行ってくださいネ♪
蜘蛛の巣払いはお任せください!

投稿: shiro | 2014/11/10 10:48

shiroさん
私も皆さんのアップに「あれ?変化が・・・。」と思ったのです。
その私も歩けていない一人ではありますが(*_*)

行ける数は少ないのですが、それもあって
限られた日数であるのなら、余計に丹沢しか行く気になりません♪
まだまだ皆様には追いつきませんが、私なりに丹沢の秘境を発信していきますよ。

またご一緒お願い致します。

投稿: レガー | 2014/11/10 22:05

レガーさん
レガーさんもまた、最近は山の記事が少なすぎますネ(笑)
僕もそうですけど、仕事を休めそうな休日に限って雨が降ったりとかが続いていますしね・・・。
お互いなかなか一緒に歩く機会が作れませんが・・・
同角尾根周辺の探索もしたいですね。
是非、また一緒に歩きましょう!

投稿: shiro | 2014/11/10 23:44

最近さっぱり山行ってないけど、ニカニカの皆様の記事で机上登山するのが楽しみです。
更新が滞ってるブログ、HP寂しいなぁ~

投稿: まーちゃん | 2014/11/14 23:58

まーちゃん、こんにちは。
本当に・・・更新が滞っているblogが多くて寂しいよねぇ~~。
だけど、まーちゃんが山歩きをしてない事も寂しいよぉ~~。
クライミングばっかりじゃなくて、たまには山へおいでよ。
そういう僕も最近はあまり山へ行けてないけど・・・
また一緒に山を歩こうネ!

投稿: shiro | 2014/11/15 11:57

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