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2014/08/07

大界木山南尾根と戸沢

世附地蔵平の奥地バケモノ沢源頭部もかなりウロウロしましたが、大界木山から南へ伸びるぶっとい尾根が未踏で残っていました。
今春には、はっぴーさん、レガーさんとネコノメ探索で戸沢を歩きましたが、空模様の悪化で980m付近で遡行を中止して尾根に上がりました。戸沢を源頭まで詰めていない事も気持ち的に引っかかっていたんです。

この二つの課題を一気に解決してしまおうともくろんでいた時に、マイナールート探検隊と意気投合して「一緒に行きましょう」となったわけです。

2014年8月2日 

Tizu20

本日のメンバー
    マイナールート探検隊(キリヤマ隊長、アンヌさん)
     shiro

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7:30 水晶橋のゲートに到着。

あれ、ゲートが新しくなってる。そして駐車禁止の掲示が・・・。
でも、ここまで来ちゃってからそんなこと言われたって・・・。
ゲートから少しだけ離れた場所に車を停める。

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まずは城ヶ尾峠を目指して、林道と登山道をテクテク。
ここはもう標高870m。空気が気持ち良いです。

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8:15 あっという間に城ヶ尾峠。
ここから甲相国境尾根の稜線登山道を東へ。大界木山を目指します。

Img_0462

大界木山の山頂でヤブ漕ぎの支度をして・・・
8:45 さあ! 大界木山南尾根に突入だ。

思っていた通りの激ヤブ。
でも、獣道が付いているから意外に楽に歩ける。
それと、やっぱりここら辺の藪、以前よりも薄くなってきている気がする。

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事前に地形図を眺めながら、標高1050~1150mの間がネックだろうとは思っていた。
思った通り、この辺りで尾根筋がわからなくなる。
沢の源頭部のこの辺は、地形図では判別できない枝尾根・枝沢が入り組んでいる。
見通しがきかないヤブ尾根では本尾根と枝尾根の区別なんてできない。尾根が分岐している事さえわからなかったりする。
「地図とコンパスが読めれば」なんて言う人もいるが、オイラに言わせりゃ、地図とコンパスじゃわからないって(役に立たないとは言わないけれど)。GPSも微妙な位置判別ではあてにできない。

じゃあ、ど~する?
カンを頼りに降りてみるのさ。
降りながら周囲を注意深く観察すれば、この尾根が本尾根か、隣に本尾根が走っているかがわかる。
早い段階で間違いに気づけば、それでOK。

ところが、この『カン』ってやつでスキルの違いが出ちゃうんだねぇ。
ニカニカの達人クラスの先輩方と、ヒヨっこオイラの違いがこの日も出てしまった。

2回も『カン』を外して、枝尾根に誘い込まれてしまう。
こんな事はオイラにしてみれば「いつもの事」だけれど、キリヤマ隊長とアンヌさんを危険な枝尾根に誘導してしまった事に心が痛む・・・。
ホント、申し訳ない・・・
もっとも、こんな事が楽しくって、未知のヤブ尾根RF下降なんて遊びをやってるんだけどね。

Img_0471

1020mの小ピークを越えれば、ゆったりとした自然林の良い尾根になる。
巨木が立ち並ぶブナの森。
歩いていて本当に気持ちが良い。

そう、バケモノ沢の上流部の尾根は、ブナの巨木が多いんだ。
マイナールート探検隊も巨木好きらしい。それで意気投合したのが、一緒にここを訪れた理由の一つでもある。

これはオイラの勝手な仮説ですが・・・
この辺りの山域には炭焼きが入らなかったんじゃないかと。(理由は不明ですが・・・)
それでブナなど炭焼きに使われていた雑木の巨木が多く残ってるんじゃないかなァ。

ところが、あまりの気持ち良い尾根歩きにすっかり油断してしまった。
950m付近で、予定のルートよりだいぶ西に寄ってしまっている事に気づく。
この辺りの沢の様子はわかっているし、別にどこに降りたってかまわないのだが・・・。
斜面も比較的穏やかだったので、トラバースをしながらP920の北側で予定の尾根に復帰した。

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11:20 戸沢900m付近。予定通りの地点に降り立つ。
さっそく水浴びをするキリヤマ隊長。
水濡れを嫌うオイラだが、こういうのを見てちょっとは羨ましく思う気持ちは否めない。

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さあ。戸沢の遡行開始だ。

何度来ても気持ちの良い、癒しの沢です。

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もうここを歩くのは4度目になるかなァ。
なんてことない小滝だが、最初はおっかなびっくりヘツったっけ。

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戸沢で唯一厄介な滝。4~5mってとこだが、いかにも岩が滑りそう。
オイラは当然巻く。左岸を15mほどよじ登って高巻く。

マイナールート探検隊は水流左の岩を登る。
まずはキリヤマ隊長が取りつく。
巻きの途中で上から見物していたが、途中で横移動してクリアする姿に思わず拍手をした。
クリアした隊長がすかさずロープを出し、自らが支点となって後続のアンヌさんを支える。
ウ~ム・・・見事なチームワークだ。

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980mの二又を越えると、そこからはオイラも未知の世界だ。

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基本、ゴーロが続くが、時々小ナメも出てくる。
ナメを見つけて、サっと上着を脱いで横たわるキリヤマ隊長。
そしてすかさずその姿を撮影するアンヌ隊員。

それにしてもキリヤマ隊長、この日だけで何回水浴びをしたことだろう。
ハッと気づくと上半身裸になっている。
こんなに脱ぎっぷりのいい人、見た事無いゼ!
M-K師匠やレガーさんも水浴びが好きだが、この人にはとてもかなわないな。

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1050m付近で湧水を確認して、さらに遡行を続ける。
その直後、思わず「おお~!」っと歓声を上げてしまった。
綺麗な緑の庭園だった。
フッカフカの苔。
美しい光景だった。

さて。
いよいよ詰めだ。
ニカニカの他の人達は皆、モロクボ沢ノ頭の東側のコルに詰めている。
最後の詰めでもがいたとの話も聞く。
オイラは先日、甲相国境尾根を歩きながらモロクボ沢ノ頭西側コルの南側が、とても緩やかな斜面になっている事を確認していた。
狙いはそこだ。

ここじゃないかな・・・という沢筋はV字の細い谷だった。
一瞬躊躇してしまうような両岸が崖になっている谷だったが、奥にチラッと稜線も見えていた。

思った通り。
最後はもがきもヤブも無く二足歩行で楽に詰め上がる。

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14:05 バンザイ! 
無事、甲相国境尾根登山道に到着。

帰路は登山道をのんびりと歩き、浦安峠経由で水晶橋へ戻る。

 

課題だった大界木山南尾根と戸沢源流部。
マイナールート探検隊と一緒に楽しく歩く事ができました。

ホント、愉快な人たちだ。
終始おしゃべりがつきませんでした。

また一緒に歩こうね!!

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