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2014/04/15

世附ネコノメ探索 今年は戸沢

丹沢の山々に春が訪れると、沢辺に猫ノ目草達が咲き始めます。
AYさん、はっぴーさんと共に世附の沢にネコノメ探索に行くのが、いつの頃からか恒例行事になっていました。
今年はAYさんが療養中で一緒に行かれないのが残念ですが、新たにレガーさんが加わって、はっぴーさんと3人で行ってきました。

2014年4月6日

Tizu20

雪解け間もない林道の様子が心配ではあったが、レガーさん自慢の4WDは何の苦も無く水晶橋まで乗り付ける事ができた。

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7:50 水晶橋のゲートを出発。
メンバー   はっぴーさん、レガーさん、shiro

ここ、道志辺りでは未明に雪が降ったらしく、うっすらと雪が積もっている。

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林道から山道に入るとご覧のとおり雪景色。キュッキュと雪を踏みしめながら歩く。4月だっていうのに・・・ね。

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8:40 城ヶ尾峠に到着。

当初の予定は、ここから赤沢の源頭部に降りて、赤沢を下降。そして戸沢を遡行してモロクボ沢ノ頭へ詰上がる予定でした。
しかしこの日の天気予報は芳しくない。15時から雨マークが付いているだけでなく、荒天に注意とまで出ている。
午前中は大丈夫と踏んでの決行だが、予定を大幅に短縮して早めに山を降りる事にする。

という事で、赤沢下降は中止して尾根下降で赤沢と戸沢の出合へ降りる事にしました。そして戸沢も最後まで詰めずに適当な所で尾根に上がろうという事に。

城ヶ尾峠から地蔵平へ降りる登山道は、想像以上に荒れていました。崩壊で危険な個所もあった。そういえば、「この登山道の城ヶ尾峠直下は危険だから城ヶ尾山へ登って尾根伝いに降りた方が良い」という話を聞いた事があったなぁ・・・と思い出す。

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信玄平の手前のP1084から登山道をそれ、戸沢と赤沢の出合へ伸びる支尾根に入る。

ブナの巨木が多い素敵な尾根だった。
ここは炭焼きの手も入っていない原生林が残る、丹沢でも数少ない山域の一つなのかも・・・そんな気がした。

枯れ笹の薮を掻き分けながら降りる。
薮としては薄い方だと思うが、ダニは驚くほど多かった。

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9:50 赤沢出合に降り立つ。

地蔵平から伸びているバケモノ沢は、ここから左又を赤沢、右又を戸沢と名前を変える。
(注:バケモノ沢ではなく地蔵沢だという説もあります)

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沢へ降り立った場所で、さっそくレガーさんがハナネコノメを見つけた。

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ハナネコのマクロ撮影に夢中な、はっぴーさんとレガーさん。

さて、撮影会が終わったら、右又の戸沢へと進みます。

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良い沢です。
登攀を目的とする沢屋の連中には魅力の無い沢なのだろうが、オイラはこういう渓流が大好き。

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随所にハナネコノメが咲いています。
ハナネコを探しながら、けっこう丹沢の沢を歩いていますが、今まで見た中では一番ハナネコ密度が高い。

実はこの沢、3年前にもハナネコを探しに単独で入っている。(正確には戸沢の支沢である水晶沢を遡行しました)その時よりも確実に多い。
理由はよくわからないが、ネコノメにも当たり年とかそういうのが有るのだろうか・・・。

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そしてポツポツとヨゴレネコノメも咲いている。

はっぴーさんが「キレイなヨゴレがある!」と歓声を上げたので笑ってしまった。
確かにね♪  綺麗な汚れです。

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なんてことない小滝だが、釜が深い。

はっぴーさんとレガーさんはためらいなく水に入って小滝を登る。
水濡れ嫌いなオイラは左の急斜面を登って巻きにかかるが・・・無理だった。
5mほど登ってみたが、斜面がキツ過ぎてギブアップ。
危ない思いをして急斜面を降りる・・・相変わらずアホや・・・
ここは二人のように釜をへつるのが正解。濡れるのは足首までで済むのだから。

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標高900m地点で右岸から40mの滝が流れ込む。
水量は少ないながら、それなりに見応えのある滝だ。

この滝のかかる支沢がバケモノ沢だという説もある。
ハッキリとしたことは不明だが、イガイガさんがそう言っていたから、たぶん正しいのだろうとは思う。

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戸沢にかかる唯一の滝。5mほどか。
水流の右も左も登れそうな気はするが、『巻ける所は巻く』それがオイラのスタイルだ。

戸沢のこの辺は、昔、M-KさんやAYさん達と下って来た事があって、左岸の15m程上に旧東海自然歩道の経路痕が残っている事を知っていた。
そこまでよじ登って巻いた。

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標高950mを越えると、残雪が目立つようになってきた。
このまま源頭まで詰めれば、腐れ雪の雪渓になるだろう事は予想が付く。
そして、先ほどから雲の流れが速くなり、晴れ間と曇りが短いサイクルで変わるようになってきた。天気が荒れる前兆だ。

という事で、1000mの二又から界尾根に上がる事にする。

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取り付いた尾根は、西丹名物のヤブ尾根だった。

西丹のヤブ漕ぎはさんざんやっているが、大抵ケモノ道が付いているものだ。
が、この尾根にはそれすら無い。
ヤブとしては“激”とまではいかない、“中”程度のものだと思うが、何故だか猛烈に疲れる。
何故だろうと言ったら、レガーさんが答えを出してくれた。
笹が南に向かって斜めに伸びているのだ。そこを逆なでするように登っているから、滅茶苦茶疲れるのだ。

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12:30 ヤブを脱出して、稜線登山道に飛び出した。

45分間のヤブ漕ぎ・・・疲れた・・・

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城ヶ尾峠で一休みした後、登ってきた登山道を下る。
朝、雪景色だった場所がたった数時間でご覧のとおり。
春の淡雪ってやつなんだねぇ・・・

13:50 無事に水晶橋へ帰着しました。

この後、レガーさんの車で道志街道を戻る途中には天気が急変。アラレが降り出してきました。
コース短縮して早めに戻った判断も正解だったね。

これで今年の世附のネコノメ探索が無事終了です。
世附のネコノメ探索にはこだわっているんです。今年もはっぴーさん、レガーさんのおかげで楽しく探索する事ができました。
何故こだわっているのか・・・長くなるので、またいずれ。

『戸沢のハナネコ密度はとっても濃い』
これが今年の収穫です。



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