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2013/12/25

白滝沢から滝ヶ谷戸右岸尾根

前日、前々日と連チャンで忘年会だった。
まあ、それはそれで楽しいのだけれど、日頃あまりお酒を飲まないオイラとしては、なんとなく身体がダルい。
体調悪いのに山へ行ってもなァ・・・と思ったが、この後年末のスケジュールを考えてみたら、今日行かなくてはもう行けないかも・・・。

短いコースで、それほど体力的にも厳しくなく、なのにそれなりに刺激的なコースで・・・なんてムシの良い山域っていったら・・・
やっぱ、白滝周辺でしょ!

ってなわけで行ってきました。

今年最後の山歩きかなァ。

Tizu18

2013年12月23日

朝、家を出るのがかなり遅かったが、8時半過ぎには広沢寺の駐車場に着いた。この近さもこの山域の魅力だ。
支度をして、8:45に出発。二の足林道をテクテク歩く。
普段は長い林道歩きも厭わないのだが、今日はやっぱり身体が重い。「ゲートまで車で来ちゃえばよかったなぁ」などと弱音を思ったりする。でも、ここのゲート前とか谷太郎林道の終点とか、車上荒らしが出るから嫌なんだよねぇ・・・。

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長い林道歩きの後、沢へ入ってまもなく。
1時間かかって不動滝に到着。

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不動滝を巻き上がったら、さあ。ここから気を引き締めなければいけない沢歩きが始まる。

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大ナメ滝。
人によっては巻くより水流を登った方が簡単とも言うが、巻き専門のオイラは当然巻く。
左岸の巻きルートには虎ロープが張られているが、緊張を強いられるトラバースルートである。

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白滝前衛の2段の滝。
以前来た時には、下段の滝の水流際を登った記憶がある。それも真冬に来たはずだから、濡れずに登ったはずだ。
でも、どう見ても無理だ。水流の中ならホールド・スタンスを探れるかもしれないが、びしょ濡れは避けられない。流れが変わったのかなぁ。

濡れずに登りたいなら左の泥崖をよじ登るしかない。よく見りゃ落ち葉に埋もれた残置ロープがある。
前からこんなのあったかなぁ・・・と引っ張って確認するが、どうも心もとない。
ここは、四つん這いでホールド・スタンスを探り、残置ロープは万一の時のセーフティーとしてありがたく使わせてもらう。残置にテンションをかけないようにして登った。
何種類かのロープを繋ぎ繋ぎで、滝場で風雨にさらされている残置はあまり信用しない方がいい。何人もがテンションをかけながら登っているうちに、ブチッ!なんて事もあるだろうからね。

Pc230067

来た~! 白滝!! 時刻10:20

やっぱりいい滝だねぇ~。

Pc230063

そして白滝の横の赤茶滝。
今日は赤茶じゃなくて黒に見える。そういや、白滝も白じゃなくて薄茶色をしている。

滝つぼでしばし休憩。この秘境感をたっぷりと堪能する。

さてこの後、今日は白滝を巻き上がるのではなく、滝つぼから左岸の尾根によじ登る。
体調イマイチであまり無理をしたくないってこともあるけど、白滝見物をして楽にエスケープできるルートを探ろうって目的もある。

Pc230072

地形図を眺めていて、白滝の滝つぼからそれほど苦労せずに登山道に上がれるんじゃないかと思っていたんだ。

取り付いた斜面はかなり急ではあるけれど、根っこをしっかり張った木がたくさん生えているから、危険を感じる事無く登れた。決して楽ではないけれど。

斜面の途中で滝の落ち口へトラバースする踏み跡(獣のかもしれないけれど)があった。
白滝の巻きルートは、右岸側だとM-K師匠から教わったし、前回はそっちから巻いた。
でも、左岸にも巻きルートがあるのか?観察しただけだけれど、こっちからも巻ける気がする。

7~80m木を頼り根を掴みの登りを続けたら、植林地帯となり二足歩行ができるようになる。

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植林地をトラバース気味に登って登山道に飛び出した。
沢を歩かずに白滝見物をするってケースでは使えるルートかも・・・と飛び出した場所の光景を記憶の中に叩き込む。

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登山道を三峰方面へ歩く。
稜線に出たら、数日前に降った雪が4~5cm積もっていた。
雪を歩くのはあまり好きではにけれど(疲れちゃうから)、これくらいの積雪なら気持ちが良い。

Pc230076

なんか可愛らしいもの見っけ!
2cmくらいの足跡。誰のだろう?

三峰の手前、七沢山から境界尾根に入る。

Pc230080

境界尾根を下り始めたら、雪が消えた。
標高は同じでも雪の残る尾根と消える尾根。何の差なんだろう・・・。

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境界尾根の途中から見た大山。
あっちはだいぶ残雪があるみたいだ。尾根筋・沢筋がくっきりとわかって面白い。
あれがネクタイ尾根、あれが裸地尾根。石尊沢の源頭部はあんな地形か・・・なんてしばし見とれていた。

Pc230081

先週と同じ、脚立のピークでランチ休憩にする。

そう。なんで2週続けて境界尾根を下っているのかっつうと。
滝ヶ谷戸の右岸尾根を下降してみたかったのだ。
先週、滝ヶ谷戸を下りながらM-K師匠から、「ここの右岸尾根は複雑で必ず迷うんだ。迷い尾根だ。」ってな話を聞いたんだ。
で、下降してみたくなったんだ。

標高750m、脚立のピークから本尾根をそれ南の尾根に入る。

先週下降したウシプッテイを左手下に見ながら尾根を下降。
標高620m付近。まず、進路を東へ変える付近がわかりづらかった。
分岐地点は尾根のような、尾根じゃないような・・・でもあれじゃないかなァ…という斜面。

その後の要注意地点は520~30m付近。
「迷い尾根」とあらかじめ聞いていてコンパスを注意深く確認しながら歩いていたから分岐に気が付いたが、そうじゃなけりゃまず見落としがちな分岐だ。
さらに地形図をいくら見ても描かれていないような支尾根もあって、確証が持てない。
最後はカンを頼りに決めたが、半信半疑で下降する。
下った後に登り返しがあると、ホッとする。(沢に消える枝尾根は登り返しなくそのまま落ちる事が多いから。もちろん例外もあるけれど)

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さらに420m付近も要注意だった。
M-Kさんが迷い尾根だと言った意味がよくわかる。各所で本尾根の分岐があやふやな感じで、沢へ落ち込む枝尾根の方が下降しやすい本尾根に見えてしまうのだ。

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なんとか間違える事無く、谷太郎川へ無事降り立つ。
右上から流れ込む小さな沢が先週下降してきた滝ヶ谷戸だ。狙った場所にピッタリ下降できた。

面白かった。未知尾根のRF下降を堪能した。こういうのってリアルRPGって感じで大好きなんだ。
まあ、運良く間違えずに降りられたから言うんだけれどね。

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谷太郎川を渡って、そのまま対岸の尾根に取りつく。
鐘ヶ岳へと登る尾根だ。

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これもなかなかいい尾根だった。
ワイルドで痺れる急斜面。
好みのタイプだ・・・。

Pc230093

わざわざ鐘ヶ岳に登ってきたのは、浅間様に今年のお礼を言うため。
今年も楽しい山遊びをさせていただきありがとうございました。

さて。

皆様

これがおそらく、今年最後の山歩きです。
拙いblogにお付き合いくださっている皆々様。
本当にありがとうございました。
来年も相も変らぬご贔屓と・・・
皆々様のお幸せを祈りつつ・・・

それでは

よいお年を!!

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コメント

shiroさん
この辺りをお独りでササッと歩かれるのが、毎度思いますが凄いです。
今年はもう山納めですか。
境界尾根からの大山を観る度に、shiroさんとの大山初詣を思い出しますね。
来年は登り出せるのが、おそらく3週目以降かなと思います。shiroさんの初詣ルート、拝見するのを楽しみにしております。
裸地尾根からみで、後追いをさせていただくかもしれません(^^)

来年も宜しくお願い致します。

投稿: レガー | 2013/12/25 20:35

レガーさん、こんばんは。
正月に一緒に大山詣でをしたのが懐かしいですね♪
境界尾根から見る大山はなかなか良かったです。
見ながら今年の初詣のルートを考えていたんですよ。
またそのうち、一緒に歩きましょうね!
来年もよろしくお願いいたします。

投稿: shiro | 2013/12/25 22:48

shiroさん

花探索コラボ、楽しかったです。
来年もどうぞよろしくお願いいたします m(_ _)m

いただいた地図、とても重宝しています。
クマさんの本は、相変わらず“眠り薬”ですが、
内容は面白いですね。
何度も読み返して“クマ通”になるぞ~! (^^)

投稿: はっぴー | 2013/12/26 21:39

はっぴーさん、こんばんは。
今年もいろいろとありがとうございました。
花コラボは楽しかったですね!
あのクマの本を読んだら、「一度出会ってみたいな」なんて気持ちも・・・あ、こういう事言ってると、本当に出会っちゃうからやめよ・・・。
そういえばはっぴさーさん、今年はクマとばったりもあったんでしたね。ちょっとだけうらやましいです。(笑)
 
来年もよろしくお願いします。
3月になってネコノメ達が咲きだすのが、待ち遠しいです。

投稿: shiro | 2013/12/26 23:53

shiroさん
いろいろありがとうございました。今年は怪我なく終わりそうでホッとしています。迷い尾根、お疲れさんどす!細心の注意をして下って今回のshiroさんの記述ですから、ボケッと下ると「今、私はどこにいるんでしょう?」になるんですね。単独で即検証はshiroさん流石です!

頭の中は中ノ丸南尾根(荷干沢・白石沢界尾根。1067mの尾根)踏破に燃えています。車が入れるか状況が心配。よろしかったらまた来年もよろしくお願いいたします!

投稿: M-K | 2013/12/27 19:50

M-Kさん、こんばんは。
こちらこそ、今年もありがとうございました。
迷い尾根は、短いながらなかなか面白かったです。
ちょっとした地図読み遊びをするにはもってこいの尾根ですね。
RFに失敗すると、滝ヶ谷戸の厳しい所に迷い込んでしまいますけど。(笑)
  
中ノ丸ですか! 城ヶ尾~菰釣辺りの尾根は(もちろん沢も)全く未踏なんです。
是非よろしくお願いします。
また来年もよろしくお願いいたします。

投稿: shiro | 2013/12/27 22:10

shiloさん

今年もいろいろありがとうございました。

黄金猫の目草、ロマンの花探しに来年も行きましょうね。

それでは良いお年を!

投稿: AY | 2013/12/29 04:49

AYさんこんにちは。
こちらこそ、今年もありがとうございました。
AYさんのRF術は、一緒に歩いていて本当に勉強になります。
花探しの山歩き、来年もよろしくお願いします!
まず3月のネコノメ探しからですね♪
それでは良いお年を!!

投稿: shiro | 2013/12/29 16:39

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