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2013/10/11

塔ノ岳~竜ヶ馬場~大丸

なんと!
2週連続の山歩きですよ。
こりゃ、珍しい。

 

近頃めっきり足の筋力が落ちてきている事を実感させられる。
登りのスピードが明らかに遅くなっているし、バリエーションの急登で筋肉が耐え切れず痙攣をおこしたりするのだ。

最近の山歩きは月イチペースになってしまっているし、それでは筋力が維持できないんだ・・・きっと。
日課のジョギングも、忙しさにかまけてサボり気味・・・っていうか走らない日の方が多いし・・・。

これじゃあダメだ。
いつも一緒に歩いているニカニカの人達は、皆言わずと知れた健脚ばかり。テクニックがものをいう急斜面下降やゴーロ歩きのスピードはとてもかなわない。急斜面登りの強さだけで皆とタメ張っているのに、このていたらくじゃあ相手にされなくなってしまう。

ちゃっとマジで鍛えなおさないと・・・

というわけで今日はバカ尾根を登ることにしました。
年に1回はバカ尾根を登るんです。
大倉バス停から塔ノ岳まで何分で登れるかが体力のバロメータ。
2時間半ならまあまあ。2時間15分が目標。

その後は、未踏尾根の竜ヶ馬場南西尾根を下降して、箒杉沢から鍋割沢へ。そこで大丸北西尾根を登る予定のM-K師匠にサプライズ合流してやろう・・・という計画です。

Tizu18

2013年10月6日

朝、7時ジャスト。大倉バス停前の駐車場に車を停め、1番バスの到着とほぼ同時に歩き出す。

見晴茶屋を過ぎた辺りから1番バスの連中に次々と追い越される。
ホント速いんだ、このバカ尾根の1番バス組の連中は。60代70代と思われる方々が、すごいスピードで登っていく。

でも、今日は無理に付いて行こうとはしない。自分のペースを守って登るんだ。

Pa060005

花立下の階段で極端にペースダウン。
以前はトントントントンと登っていけたにになァ。

Pa060008

9時36分 塔ノ岳山頂。濃い霧でモヤっている。
大倉から2時間36分。
2時間半を切れなかった・・・
ちょっとしょげる。
やっぱり、かなり体力がおちているなぁ。

でもね、この後のルートを考えて歩き方をセーブしたのはホント。
Vルート尾根の下降と登りを予定しているからね。
特に大丸北西尾根の登りは、地形図を見てもかなりキツい事が予想される。
タイムアタックだけだったら、体力使い切るつもりのダッシュであと20分は縮められたはずだ・・・
と、未練がましい言い訳。

この日は湿度が高くて、この季節としては尋常じゃない汗をかいた。
尊仏山荘で冷たいサイダーをいただきながらシャツを着替え、気を取り直して先を急ぐ。

Pa060015

日高(ひったか)を越えると、正面に竜ヶ馬場が見えてきた。
山頂から左手に伸びているあの尾根が、これから下る竜ヶ馬場南西尾根だ。

10時15分 竜ヶ馬場の休憩所に到着。
ここで一休みしながら地形図を眺める。
これから未知のV尾根を下降するんだ。
1400m付近のRFが難しそうだなぁ・・・。
この予感は見事に当たった。

10時30分。
鹿柵の脇を抜けて、竜ヶ馬場南西尾根に突入。

Pa060018

最初は笹原を掻き分けて進む。ヒザ高の低い笹だからヤブ漕ぎのような辛さはないが、露でズボンがびしょびしょになる。

笹原を抜けたら、不思議なくらいくっきりとしたケモノ道が付いている。
「こりゃ経路か?」と思うくらいくっきりとしている。
その時!
ブ~~ンという音に振り替えると・・・ヤベっ! スズメバチだ。
2週間前にMASAHIKOさんがスズメバチにやられた話を思い出して、ちょっと血の気が引いた。
身をかがめながらのダッシュでケモノ道を駆け下りる。あまりにもくっきりしたケモノ道だったからなんの疑いも無く。

ハっと我に返って腕の高度計を見ると1370m。事前に要注意と思っていた1400mを過ぎている。コンパスをあてて見ると真西を指している。
「んん??」と思いながらもさらに少し下降。もう一度コンパスをあてて見ると、尾根の方向が少し北に傾きだした。
クソっ!やっちまったか。1本北側の尾根に入ってしまったのは明らかだ。
このままこの尾根を下ってみるのも一つの手だが、ここは初志貫徹。登り返すしかないだろう。

登り返しながら、さっきスズメバチがいた所まで行くのはやだなあ。どっかとらばーすできないかなぁ・・・。
で、1380m付近で無理矢理トラバース。

Pa060021

で、こんな尾根に乗った。コンパスをあてると方角はピッタリ。ヨシ!っと下降をはじめた。
でも、しばらく下降して、やっぱり違うと気が付いた。左隣には立派な尾根が並行している。
「もう1本向こうだ」とはわかったが、間の谷が急峻で、とてもじゃないけど乗り移れない。
谷の上流を眺めながら考える。「こりゃ、あと100m近くは登り返さないと、とてもトラバースできないぞ。この急尾根を100mかあ?」そして今度は下流を眺めながら考える「このままこの尾根を下降して沢へ降りようか。そこから隣の尾根に登れそうな斜面はきっとあるはず。」
いける確証はないが、試してみるか。ダメならそこから登り返すだけさ。

乗った支尾根は、1330m付近で沢へと消えていた。最後は崖状ではあったが、ギリ、ロープ無で下降できる程度。
そして沢へ立った地点からは、わりと楽に本尾根に登れる斜面があった。

Pa060022

竜ヶ馬場南西尾根に戻ってみると、とても気持ちの良い自然林の美尾根だった。

やがて植林の尾根になり、箒杉沢の沢音が聞こえ始めてきた。
迷走で遅れた時間を取り戻そうと早足で駆け下りる。

箒杉沢へ降り立ったのは12時ちょうどくらい。自分の中のタイムスケジュールよりも30分遅れている。

実はこの日、M-Kさんが鍋割沢から大丸北西尾根を登る事は知っていた。きっとM-Kさんの事だから、鍋割沢の河原でランチ休憩をするに違いない。そこへサプライズで登場してやろうと目論んでいたのだ。
寄から鍋割峠を越えて鍋割沢へ降りるはずのM-Kさんのコースタイムを読む。何度も一緒に歩いているから、大体のペースは読める。12時には鍋割沢へ降り立つはずだ。
ここから鍋割沢のコシバ沢出合まで30分以上はかかる。
このままじゃ会えないかも・・・。

気持ちは焦るが、箒杉沢のゴーロは浮石だらけでスピードが出せない。林道跡に入ると小走りで急ぐ。

尊仏ノ土平を駆け抜け、コシバ沢出合に12時25分到着。
人の姿は見えない。
さらに先を急ぐ。
鍋割沢の大堰堤に12時35分到着。
人の姿は見えない。
大堰堤を左岸から巻き上がる。泥の巻道に足跡がついている。期待が膨らむ。
が・・・堰堤上の河原にも・・・
人の姿は見えない。
そして目の前の尾根が登る予定の大丸北西尾根だ。

う~ん・・・やっぱり遅かったか。
とにかくこっちは休憩をとらないと身体がもたない。メシも食ってないんだ。
河原に座り込んで休憩しながら考える。
とにかくこの尾根を登ろう。途中で追いつけるかもしれないし、大丸山頂で会えるかもしれない。

12時50分。大丸北西尾根に取り付く。
のっけからもの凄い急登だ。
地形図を見て予想はしてたけどさ。
本当に厳しい急斜面の尾根だった。
追いつくために急ぎたいが、それこそ足の筋肉が持たない。しばしば立ち止まっては、筋肉に溜まった乳酸を沈めなければならない。

Pa060027

傾斜は厳しいけれど、自然林のヤセ尾根。
嫌いではない。

それよりさっきから気になるのは、人が歩いた気配が全くない事だ。
こういうヤセ尾根は歩けるルートが決まってしまうから、直前に歩いた人がいれば必ずその気配は感じる。それが全く無い。

おかしいなぁ・・・。まさかまだ下にいるって事はないだろう。予定を変えて他のルートへ行ってしまったのかなぁ。これは上へ行っても会えないなぁ。
と、半ば気落ちしながら黙々と登る。

左手上方から人の話し声が聞こえた。
「ああ・・・稜線登山道が近いんだ。もう一息だ。」と思う。が、高度計では稜線までまだ200mもある。おっかしいなあ。高度計がこんなに狂っているのか?

人の話し声がだんだん近くなってくる。あきらかに左隣の尾根からだ。
この尾根もそうだけど、隣の尾根だってバリバリのVルートだ。よっぽどおかしな人間しか歩いたりはしない。そんな所を歩いているのは・・・
まさか・・・

左の谷が見通しの利く崩壊地だったので際に寄ってみた。
隣の尾根の崩壊地際を登っている3人組。一目でわかった。
M-Kさん、YAMさん、EAさんだ。

オ~イ!!

崩壊地をトラバースして隣の尾根に移る。

会えてよかったぁ!

急尾根を登りつめてきた疲労が一気に出て、座り込んでしまった。

「なんで?なんでこっちの尾根にいるんですか?」と聞くと、鍋割沢で予定変更して、F1見物をしてから、F1脇の尾根に取り付いたのだそうだ。
臨機応変でルート変更するのも、M-Kさんらしいけどね・・・。

Pa060037

その後、大丸山頂まで4人で登る。
紅葉が始まっていたよ。
短い時間だったけど、とても楽しいひと時でした。
こんな急登も、おしゃべりしながらだと楽しい、楽しい。

Pa060040

大丸山頂でしばし歓談をした後、鍋割山経由で寄へ降りるM-Kさん、YAMさん、EAさんとはお別れです。

14時45分

オイラはおとなしくよいこ道、バカ尾根を下る事にします。
疲れ切ってしまっているんだ。ここからなら、なんだかんだ言ってもバカ尾根が一番楽。

下山はもうヘトヘトだった。楽なはずのバカ尾根下りもスピードが乗らず、大丸から1時間半もかかって・・・

16時15分。無事、大倉へ帰還しました。

今日は長距離だった。家でロガーの記録を読んだら、21kmも歩いていた。
ちょっとは体力増強にはなっただろうと思う。
でも、次の歩きまで1ヶ月近く空いてしまうと、また元に戻ってしまうんだよなぁ・・・
言いたくないけど、若い時みたいに体力を維持するのが難しくなってきているんだ。

 

さて最後は今日の花ですが・・・

Pa060012

今日目立っていたのはリンドウくらいかなぁ。
リンドウが咲きだしたら、稜線ではそろそろ花の季節が終わる。
寂しくなってしまうよねぇ・・・

 

今日の蛇足

この度、スマホをiPhonからアンドロイドに変えました。
それに伴って、地図ロイドと山旅ロガーを使い始めたのだけれど・・・。
山旅ロガーはいいね。精度がとっても良い。(これは機種内蔵GPSの性能かもしれないけど)自動で暴れたログをクリーニングしてくれるのも良い。地図ロイド上で山旅ロガーのログを見るのは全く問題が無い。見やすいし。

でもね...

ログデータをPCへ移すやり方がわからねぇんです。
いろいろ試してはいるんですが・・・
カシミールでは山旅ロガーのログをみれないんでしかねぇ。

誰か教えてくれないかなぁ。

お願い!

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コメント

shiro師 筋肉痛おつかれさまです~
"カシミール 山旅ロガー ログ"でググるといろいろ出てくるっぽいです。
これとか↓
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1497605264
いや~堰堤ってホントにいいもんですねぇ。

投稿: TI-AEK30 | 2013/10/11 02:07

shiroさん
大倉尾根~塔ノ岳~竜ヶ馬場~箒杉沢とは・・!
ちょっと欲張りすぎではあ~りませんか?(**);
しかも初V尾根下降+スズメバチ!!間違えて
当然の条件になりましたね。今回のおバカルートで
よもや途中でのサプライズを目論むお人は断固として
いない筈・・、を確信していたのです。(あっても
鍋割峠で)悪魔?の囁きにより「F1見物・・、
行きましょう、行きましょう」で登られた尾根を
見送ったのでした。誠に相スミマセン!(__);

しかしよくぞまぁ・・。shiroさんに惚れ直しました。
本当にありがとうございました。楽しかったです!

投稿: M-K | 2013/10/11 02:31

T.I-AEK30さん、こんばんは。
さっそくググっていただいてありがとうございます。
いろいろ試してみます。
鍋割沢の堰堤もでっかくて迫力ありましたよ。
石積ではないですけどね。

投稿: shiro | 2013/10/11 22:03

M-Kさん、こんばんは。
今回はちょっと欲張りすぎたかもしれません。
さすがに最後はヘロヘロでした。
でも、お会いできて本当に良かったです。
短い道中でしたが、楽しかったです。
それにしてもキツイ尾根でした。
まだまだ魅力的な尾根は丹沢にたくさんありそうですね。

いよいよ涼しくなって、ヤブ尾根探索の季節がやってきました。
これからもよろしくお願いします。

投稿: shiro | 2013/10/11 22:13

こんばんは。
二週連続だとしましても、その前は一カ月空いているではないですか(^_^;)
それでこの距離とルートは、やはり俊足のshiroさんならではです。
なぜかお正月の鍵掛~唐沢~南大山沢を御一緒させていただいたのを思い出しましたよ。

おお、shiroさんも山旅ロガーデビューですか。
私は前から山旅ロガーと地図ロイドですよ(^^♪
ardbegさんが、以前にパソコンへの落とし方を書かれていましたよ。
私はいまだに携帯内で納まっていますけれど・・・。

投稿: レガー | 2013/10/12 22:27

レガーさん、こんばんは。
バカ尾根で2時間半を切れなかったもので・・・
いくらなまっていても、2時間半以内ではいけるだろうと思っていたので・・・ちょっとショックです。(涙)
>鍵掛~唐沢~南大山沢
懐かしいですね♪
あの時は大山の登山道を二人で駆け下りましたっけ。
また行きたいですね!
 
ardbegさんの記事は、もちろん読んでいます。
が・・・
国土地理院の地形図にログを落とし込みたいんです。
ログがスマホ内のストレージのどこに記録されているのかが、探し当てられません。それがわかればPCに移植できるとは思うのですが・・・。

投稿: shiro | 2013/10/12 23:31

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