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2013/06/05

鳥屋鐘沢

早戸川のマス釣り場の少し上流辺りに流れ込んでいる鳥屋鐘沢。
短いけれど見ごたえのある滝が連なる沢と聞いていたので、前々から歩いてみたいとは思っていた。
だけどヤバそうな匂いも漂わせてる沢だなあ・・・なんて思いもあって、単独で入る事をためらってもいたわけです。これで、けっこうビビリなとこもあるもんで・・・。

今回、師匠のM-Kさんから「鳥屋鐘沢へ行くけど、どう?」なんてメールをいただいたので、こりゃチャンスだ、って事で行ってきました。

こういう急流で人があまり入らない沢の怖さは、ゴルジュや滝の巻き方を間違える事。
ネット上で情報を調べてから入っても、1回の大雨で様子が全く違ってしまう事など当たり前にある。この手の沢は、もとよりルートが確立されているわけじゃない。その場でルートを見極める的確な目と判断力が必要になってくる。経験値で磨いた“カン”も重要だ。
こういう点がオイラも自信無いんだよね。実際、判断ミスで怖い思いをしたのも1度や2度じゃない。いけるとふんで突進した挙句、わずか数mの棚でセミになってしまった事も2度ほどある。
笑い事じゃすまないんだ。命にかかわる事だからね。

この鳥屋鐘沢。やっぱりゴルジュや滝のルート取りは簡単なものではありませんでした。決して高度な技術が必要ではありませんが、ルートの見極めが難しい。
もし単独だったらルートを見つけるのにかなり苦労しただろうと思います。もしかしたら判断をミスって危険な目にあっていたかもです。

今回はベテランの達人たちと一緒だったので、楽しんで歩く事ができました。
ルート見極めのプレッシャーと、ルートをミスった時の危険とその恐怖心を考えなくていい山行は楽しいよね。
短いけれど見所が多い、なかなか素敵な沢でした。

まずはM-Kさんをはじめ、AYさん、EAさん、山猫さんに感謝をしつつ・・・

Tizu17


2013年5月26日

メンバー M-Kさん AYさん EAさん 山猫さん shiro

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8時ごろ早戸川林道のゲートの先に車を停め、早戸川へ降りるとそこは鳥屋鐘沢の出合。

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すぐにナメ。
が、けっこう岩がヌメヌメしていて滑る。
この日はハイパーVの靴を履いてきたが、ハイパーVとは相性悪い沢のような気がする。

P5260013

小滝が続く

P5260018

ここら辺までは楽しい沢歩き。

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この沢の名物、取水塔。今はもう使われていない施設だが、今でも勢い良く水を噴出している。この先もずっと水を吹き出し続けるんだろうね。
右奥に見えるのはF1。10m弱くらいかな。

P5260029

F1は簡単に巻けるが、その先のミニゴルジュの巻きが最初の難関。

P5260032

岩のクラックをよじ登る。これくらいは楽しい範囲。

P5260033

F2、20m。
こいつを越すのが大変だと聞いていた。
中央突破はクライマーじゃなきゃ無理。巻くなら右手からだけど、落ち口の高さに大岩が有って、それを越えられるか・・・。なんて思いながら近づくと、大岩にアブミが残置してあった。
おかげで苦労せずに滝の上へあがれたが、危なっかしいアブミだったのでいつまでもつやら・・・です。

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小滝だが釜が深い。右手から巻く。

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次々と小滝が現れ、飽きる事が無い。

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標高500m付近で堰堤が現れた。この先、大きな堰堤が連なっている。
この沢の名物、巨大堰堤群だ。

この沢の核心はここまでだそうだ。
短い距離だったが、確かに面白い沢だった。
と、同時に噂通り、危険な沢でもあった。
前置きでも書いたが、巻きルートが見極めづらい。よっぽどなれた人じゃないと、すんなりとは巻き上がれないだろう。
もちろんオイラも、単独だったら難しかっただろうと思う。

P5260075

大方の人達は、この辺で沢から上がるのだろうと思う。
が、この日のM-Kさんの計画は行けるところまで沢を詰める事。
そういうのは大好きです。
で、次々と現れる堰堤を越え、ゴーロの沢を上がって行く。

650m付近の二又。ここは左へ。
まだ堰堤群が続く。

P5260079

680m付近の二又。ここも左へ。

ここから先はM-KさんやAYさんも未知のルートだそうです。

P5260082

地形図からはヤバそうな匂いがぷんぷんしている。
予想通り、両岸が立ってきました。

P5260083

倒木の向こうはゴルジュ。その奥には滝。5m程だがほぼ垂直。

EAさんは滝を直登したそうだったが、相談の結果安全策で巻く事に。
が、両岸とも厳しくて巻きも危険そう。
で、少し戻って左岸のルンゼから大高巻きをする。

しかし、この高巻きも危険含みだった。
急傾斜のうえに岩混じりの斜面を手足フル稼働でよじ登る。

こういう高巻きでは、どこで沢へ戻るかという判断が難しい。
AYさんの適確な判断で、ベストな場面で沢へ戻れた。
さすがだなぁ~と感心する。もしオイラ単独だったら、判断が付かずそのまま尾根へ上がってしまっていたかも・・・なんて思った。

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沢へ復帰したら、穏やかなゴーロ帯。
やがて水も涸れた。

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850mの二又で、ここらが上がり時かという事になり、界尾根へ上がる。

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急斜面の尾根だったが、こんな雰囲気の良い素敵な美尾根だった。

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当初の目論見通り、鐘沢ノ頭南西のコルへ上り詰めた。

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栂立尾根からP888へ向かって尾根を下る。

このままおとなしく帰還するのかと思いきや・・・。

M-Kさんが、P888のやや北から進路を北北西にとろうと言い出す。
標高500m付近を水平にトラバースしている旧経路の痕跡を見つけて、それを辿って帰ろうという事だ。

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標高530m付近でやや危険な崖尾根になった。
なんとか崖を下降する。

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と、予想通り(というかMASAHIKOさんからの情報通り)、500mで仕事道が走っていた。

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こんな石積みも残っていた。かつてはかなり立派な経路だったのだろう。

P5260111

もちろん崩れて危険な場所もあったので、気軽に歩いていいルートではない。

P5260118

旧経路の途中で、真北に向かう尾根に乗って早戸川へ下降しました。

 

なんだかんだで盛り沢山の楽しい山歩きでした。

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