« 第11回ニカニカ集会 | トップページ | 原小屋沢~ボッチ沢から蛭ヶ岳 »

2013/05/04

狩川源流部から金時山へ

やっぱり春は箱根だよねぇ~

などと野草好きは言うのだ。
オイラと同じく野草好きのAYさんとはっぴーさんにそう言ってみたら、「そんじゃあ箱根へ行くか」という事になったのだ。

コース計画を任されたオイラは考えたね。本当はコース計画を練るのはあまり好きじゃないのだ。めんどくさいからね。でも、今回は考えたよ。

やっぱり金時山は外せない。花が豊富だからね。金時~明神の稜線も花が多いよ。Vルートも織り交ぜないと、登山道歩きばっかじゃつまらないよね。

という事で、狩川源流部を遡って、金時山へ行ってきました。

思った以上に面白いコースだったよ。

Photo

2013年4月27日

メンバー : AYさん  はっぴーさん  shiro

P4270008

7時45分 足柄の地蔵堂に車を停めて歩き出す。
朝日に輝く菜の花にテンションも上げ上げで、黒白林道そして明神林道へ入る。

国土地理院の地形図を見ると、ここから明神ヶ岳へ黒破線が付いている。
この黒破線は狩川に沿って付けられ、標高700m付近から尾根に乗って明神ヶ岳へ向かっている。
今日はこのルートを使って明神~金時の稜線へ登ろうって計画だ。

もちろんこの黒破線が、まともなルートでない事は承知の上だ。どのガイドブックにだって載っていないし、さんざん調べてみたがネット上にも歩いた記録は上がっていない。(と思う・・・もしupしている人がいらっしゃたたらゴメンナサイ)
おそらく数十年前には廃道になってしまっているルートなのだろう。
地形図の黒破線なんてそんなものだ。大昔に廃道になってまともに歩けないルートに、平気で経路を示す黒破線を記す。
それが国土地理院のやり方だ。

もっともそれを承知の上で、面白がって歩きたがるバカがいるのも事実だけどね。

P4270023

さあ、おバカさん達は林道から黒破線ルートへ入る。
なんとな~く道型が残っている。・・・ような、いないような・・・。

P4270025

微かな道の痕跡を探りながら、ヤブをかき分けかき分け。

と、突然くっきりとした踏み跡にぶつかる。林道から沢へ向かっている。
どうやら釣り人の道だろうと想像できる。

とりあえず、その踏み跡を追って沢へ降りてみた。

P4270033

沢へ降りてみたものの、結構水量が多い。この日は沢装備をしていないので、ジャブジャブ遡行するのはちょっと辛い。
沢から20mほど上に、ヤブに消えかかった経路の痕跡を見つけはしたが、AYさんの判断でいったん林道へ上がろうと。このままヤブをかき分けても、この先の枝沢を横断する所でどうなっているかわからない。ということになった。

で、いったん林道に上がって、560m付近の沢が二又に分かれている地点を目指して下降しようという事になった。
そこから先なら水量も減って、最悪沢沿いでも歩けるだろうと。

P4270057

ヤブの薄そうな斜面を探して、右又に降りてから二又地点に向かって沢沿いに下降する。

別に危険な沢ではないが、濡れずに歩こうと思うと少し苦労する。

二又地点からは左又へ入る。

P4270069

すると、経路痕を発見。水流際ではないけれど、沢から離れずに上流へ向かって経路は続いている。

踏み跡はわりとくっきりとしている。
土地の人達が、山菜取りなどで今でも使っているのかもしれない。

P4270074

この狩川源流部。なかなかの癒し空間です。

P4270076

新緑と緑の苔生す水の流れに、気持ちよく歩けます。

P4270077

標高700m付近で、地形図の黒破線に従って、沢から尾根へと上がります。

すると、ここにも薄らと踏み跡が。

P4270083

と思ったら、猛烈なヤブ漕ぎ。覚悟はしていたけどね。
でも、ヤブの中にも薄らと経路痕があるんです。

P4270084

標高810m付近で、突然林道に飛び出してビックリ。
どんなに地図を眺めてみても、この林道は記されていません。

どうやら最乗寺から伸びてきている林道の延伸工事をしているようです。

相談の結果、明神へ向かうのをやめてこの新しい林道を辿ってみることにします。
金時方面へ難なくトラバースできるのですから、もしかしたら楽に稜線へ上がれるかも。

しばらく歩くと、林道の工事現場へでました。
昼休み中の職人さん達にビックリした顔をされましたが、にこやかに挨拶を返して先へ進みます。

そして、林道工事の終点地点。
地形図を検討した結果、そこは火打石山の真北辺り。200mも上がれば稜線登山道に出られるはず。

予想通りです。

P4270092

そこにも薄らとした踏み跡がありました。山仕事の人達が使う経路かもしれません。

が、薄い経路痕は消えたり現れたり。
でもAYさんの超人的な嗅覚が、確実に経路の痕跡を捉えていきます。

P4270097

ヤブ漕ぎも急斜面のもがきも無く、楽勝で稜線直下まで上がってしまいました。

飛び出したのは、火打石山の直下の鞍部。

なんだか新しいルートを発見したようで、すごく嬉しい。
そして楽しかった~

P4270107

後は登山道を辿るだけ。

この稜線登山道は雄大な眺めが大好きなんだ。
ここから見る金時山もいいよねぇ~。

そして矢倉沢峠~金時山~地蔵堂と、登山道をのんびりと。
野に咲く花を眺めながら歩いたのでした。

野草好きのAYさん、はっぴーさんと一緒に歩くと、花談義がまた楽しいんだよね。
花を見つけるたびに撮影しながら、あ~でもないこ~でもないと。

とっても楽しい春の花探しの山歩きでした。

 

それではこの日見つけた花達。

P4270017

アケビ

P4270063

ヒロハコンロンソウ

P4270095

トウゴクサバノオ

P4270113

ジロボウエンゴサク

P4270122

ツルキンバイ
ミツバツチグリやキジムシロに似ているけど、標高1000mを超えるとツルキンバイの花盛りでした。

P4270123

そしてちょっと珍しい。ツルキンバイの6弁花。

|

« 第11回ニカニカ集会 | トップページ | 原小屋沢~ボッチ沢から蛭ヶ岳 »

コメント

丹沢とはまた違った破線道歩きと花談義
楽しかったですね♪
またよろしくお願いいたします。

・・・6弁花のツルキンバイは気づきませんでした。

投稿: はっぴー | 2013/05/08 23:32

そう、6弁花のツルキンパイ、私も全く気づかなかったですね!

またの花コラボ、楽しみにしてますよ~。

投稿: AY | 2013/05/09 05:18

はっぴーさん、こんばんは。
本当に楽しい山歩きでしたね。
箱根のヤブ漕ぎはまた一段とキツイですが、また是非行きましょう!
 
実は6弁花に気づいたのは、家に帰って画像をチェックしている時でした。
なんとなく雰囲気の違うツルキンバイを見つけて、無意識的に写真を撮っていたのですが、その時ははっきり気づかなかったんです。

投稿: shiro | 2013/05/09 20:12

AYさん、こんばんは。
AYさんの経路を見分ける達人技があってこそでした。
おかげで、楽しい山歩きができました。
 
また晩夏から初秋くらいに箱根歩きをしたいですね。
よろしくお願いします。

投稿: shiro | 2013/05/09 20:17

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73531/57303916

この記事へのトラックバック一覧です: 狩川源流部から金時山へ:

« 第11回ニカニカ集会 | トップページ | 原小屋沢~ボッチ沢から蛭ヶ岳 »