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2012/12/06

東沢の名も無き尾根から同角ノ頭を目指す

小川谷の支流東沢のまた支流、大ヒデノ沢の右岸の尾根に取りついて同角ノ頭まで登ってみよう。

そんな約束をレガーさんとしていた。
何のきっかけでそんな約束をしたのかも忘れてしまったが、確かに約束をした事だけははっきりと覚えている。もう1年も前の話だ。

ようやくその約束を実現する事ができたわけです。

そして、師匠のM-Kさんとardbegさんも一緒です。

なんだかんだで皆と一緒に歩くのは久しぶりですから、楽しみにしていました。

Tizu18

2012年12月2日

今日のメンバー  M-Kさん、ardbegさん、レガーさん、shiro

そういえばこの4人。去年の夏には小川谷から同角尾根の周辺をよじ登ったり、誰も見た事が無いようなキレットを発見したり、ヒヤヒヤでキレット渡りをしたりと、ずいぶんおバカな事をやった4人組です。

Pc020053

8時10分 西丹沢県民の森駐車場から出発。
このところ帰りの東名渋滞に嫌気がさしていて、西丹沢からすっかり足が遠のいていたので・・・西丹沢に来るのも久しぶりな感じでなんだか新鮮な気分。

Pc020055


まずは仲ノ沢経路で欅平を目指します。この仲ノ沢経路を歩くのも久しぶり。1年以上来ていない気がする。
去年はだいぶ整備の手が入って(たぶん山仕事の)、だいぶ歩きやすくなったと思ったこの経路ですが、またあちこちで崩れ始めてます。
人があまり歩かないトラバース経路の宿命ですね。
『山と高原地図』では一応登山道扱い(赤破線)になっていますが、ステップが完全に無くなって危険な場所もありますので、決して気楽に歩けるルートではありません。

Pc020057

欅平で小川谷の堰堤の下を渡渉して、東沢に入ります。

Pc020059

この東沢もかつては綺麗な清流の沢だったんですがねぇ。
一昨年、去年の台風で倒木とゴロゴロ石のヤブ沢になってしまいました。
でも、自然の力は偉大ですから。また少しずつ清流に戻っていくのだと思います。

Pc020065_5

東沢で一番の見所、5mの滝とこの下のナメ滝。
右岸に巻道(たぶん、昔ここが登山道だった頃の名残)もあるのですが、あえてナメ滝を登り、5m滝の横をよじ登ります。

さて。
この滝を越えて少し進むと、左手から大ヒデノ沢が出合います。この大ヒデノ沢の右岸尾根が今日の目的の尾根。

Pc020068

取り付きやすそうな場所を探りながら歩きますが、どこも急斜面。
「取り付くならここかな」と思った斜面も45度超ですから、当然四つん這いで這い上がります。
20mほど頑張ってなんとか尾根の背に乗った所で、振り返って1枚。
う~ん・・・。写真からじゃ緊張感ある急斜面っぷりは伝わらないか・・・。

Pc020069_3

5~60m登った所で振り返ると、向こう側の尾根に、びっくりするようなV字のコル。

おお~っ!あれは女郎小屋乗越だ。
そうだ・・・思い出した。
去年、レガーさんと東沢から女郎小屋乗越に這い上がった時に(これも相当おバカな行為だけどね)、「この恐ろしいキレットを真横から見てみたいね」「今度、向かい側のあの尾根に登ってみようか」なんて話をしていたんだ。

真横から見ると、こんな深いV字型だったんだ。
じっさい歩いても恐ろしいキレットだけれど、横から見てもやっぱり恐ろしげだ。
こんなとこをよく歩くよね。

Pc020073_2

標高1100mを超え、小川谷と東沢の出合からの尾根と合流すると、穏やかなブナの美尾根。
こういう尾根を歩くのは本当に気持ちが良い。
このまま同角ノ頭までのんびり歩きだ・・・と思いきや・・・。

Pc020076

やっぱり有った。ザレザレのキレット。
同角へ向かう尾根には必ずと言っていいほどキレットが有る。
通過してみりゃ「まあ、ヤバイってほどでもないか」となるが、最初の一歩を踏み出す時はやっぱりビビる。ザレに足を滑らせたら、谷底へまっしぐらだからね。

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小キレットを通過したら、すぐに同角尾根に合流。
ここから山頂までは岩とブナの庭園。
何度来ても気持ちの良い尾根だ。

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12時15分 標高1491m。同角ノ頭に到着です。

さて、下山ルートはどうする?
M-K師匠は、石棚山から未知尾根を下降したかったようですが、日没時間を考えて最短距離の長ザレ沢右岸尾根を下降することにします。
レガーさんは、この尾根を歩いた事があるようですが、他の3人には未知尾根です。

Pc020093

登山道を少しだけ北へ辿ると長ザレ沢右岸尾根の下降点です。
そこは、こんな穏やかな尾根。

Pc020095

と思ったら、恐ろしい急斜面が始まった。

レガーさんが一度歩いているから安心して歩けるけど、単独だったら「こんなとこ降りて、この先大丈夫かい。」と不安になるような急尾根。

Pc020099

この後も緩斜面と急斜面を繰り返しながら、高度を下げてゆきます。

でも、ここも自然林のなかなかいい尾根だった。
踏み跡、マーキングも一切無し。

Pc020101

下降開始から1時間ほどで小川谷に降り立ちました。

Pc020102

紅葉を楽しむのも、今年はこれで最後でしょうかねぇ。
仲ノ沢経路をテクテクと帰ります。
この後、雪が舞い始め、「こりゃいい趣だ」とはしゃぎながら。

今日も素敵なV尾根を2本ゲットできました。

M-Kさん、ardbegさん、レガーさん、どうもありがとう♪

 

前回の記事で“『今日の花』も今シーズンは終わり”と書きましたが・・・

Pc020087

ツルキンバイが咲いているのを見つけました。
それも標高1450m地点でだぜ! 3株も咲いていた。
丹沢では晩春から初夏にかけて咲く花。
狂い咲きなんだろうけどビックリだ。
この日の同角は顔がピリピリするぐらいの寒さ。気温も0度近くまで下がっていたと思う。

こんな事もあるんだねぇ・・・。

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コメント

一年越しとなってしまいましたが(^^)
とっておきにしておいて良かった尾根でしたね。
一日を通して、自然林を楽しめました。
今回の女郎小屋乗越は良かったですね。
見る事が出来そうで、なかなか見られない角度からの景色。
ありがとうございました。

また東方面も宜しくお願い致します。

投稿: レガー | 2012/12/06 19:44

レガーさん、こんばんは。
本当に!
想像以上に良い尾根でした。
まあ・・・“良い尾根”の基準が、世間一般とは違うかもしれませんが・・・。coldsweats01
女郎小屋乗越を真横から眺められたのは、今回一番の収穫でしたね。
 
あの辺もまだまだ歩きたい尾根がいっぱいあるし。
また一緒に歩きましょうネ!
よろしくお願いします。

投稿: shiro | 2012/12/06 21:33

shiroさん

楽しいコラボ、ありがとうございました。
白ザレのピーク下のキレットを今度は上から訪問したくありませんか?(しかしあの下のザレの下降はカンベンです)ardbegさんとこにも書きましたがワナバ沢源頭の鞍部から南西にある2つのピーク・・、これを探索せねばなりません!おバカ4人でまたよろしくお願いいたします。

投稿: M-K | 2012/12/07 01:54

M-Kさん、こんばんは。
こちらこそありがとうございました。
白ザレピーク下のキレット、もう一度見てみたいですね。
でも、ピーク側からあのキレットを渡っても・・・最後は小川谷に向かって崖を下降する事になりますよ・・・きっと。coldsweats01
 
ワナバ沢周辺を探索する時は、ぜひお声をかけてください。
あの辺はヤバそうですねぇ・・・ドキドキします。

投稿: shiro | 2012/12/07 21:46

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