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2012/09/18

丹沢一回お休み

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タイトルを『丹沢一回お休み』としてみたが、深い意味は無い。
ただただ、はっぴー姐さんのこの名文句を真似してみたかっただけです。

適切なタイトルををつけるならば、『丹沢、何回休んどるつもりや』となるだろうか。
そのくらい、ここのところ丹沢へ行っていない。
山の花達が一番綺麗な季節なのにである。
貴婦人サガミジョウロウが咲く、短くも最高の季節なのにである。

確かに仕事は忙しかった。
でも、日曜日に休めないほど追われていたわけでもない。

気持ちが萎えてしまっていたのだ。精神的に、とても山へ行く気分になれなかったのだ。

事の発端は8月の末頃。
ガン検診というのを受けてみた。
別にそんな心配があったわけでも、体調が変だったわけでもない。
ただ役所からそんな案内が来ていたので、行ってみただけだ。国保の加入者には、毎年そんな案内が来るのだ。今までは受けた事もなかったが、フと気まぐれに受けてみただけだ。

受けたのは、近所の行きつけのクリニック。(行きつけというほど行っているわけでもないのだが・・・。)
検査結果が出るのに1週間ほどかかるというので、翌週になって結果を聞きに行った。

すると・・・

いつものんびりしている先生が、少しあわてている感じ。
「あ~・・・。精密検査を受けてください。○○病院へ紹介状を書きますんで。肺にね。すこ~し影がね。」
と、レントゲン写真を見せられる。が・・・。先生が指す場所を見ても、よくわからない。
「それが影なんですか?」「う~ん。薄いんですけどね・・・。すこ~しね・・・。」
なんだかさっぱり要領を得ない。
「どういうことなんですか先生。肺ガンって事ですか?」
「いや、わからないんですよ。ただガンの可能性も否定できないという事でね。とにかく、精密検査を受けた方がいいでしょう。○○病院の予約はこちらで取っておきましょう。」

待合室で待っていると、受付嬢から一週間後に○○病院の予約が取れたと告げられる。

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それからの一週間。呆然とした心持で過ごした。
まさか・・・いやいや、そんな訳は無い。別に胸が苦しくなった事も無い。山の急斜面を登っている時だって、息が上がる事も滅多に無い。心肺には自信があるんだ。
なにかの間違いに決まっているさ・・・。と思いながらも、釈然としない。
週末は山へ貴婦人探しを計画していたのだが、なんだか気分が乗らず中止してしまった。

そして精密検査。CTスキャンだとか、なんだとか。
検査の終了を告げられたので、聞いてみる。
「で、どうなんですか?」
医師の答えは、「これからデータの解析をいたしますんで」
そりゃそうだろうさ。で、いつその結果が?
「結果は△△クリニックさんの方へ送っておきますので、そちらで聞いてください。およそ一週間くらいでしょうか。」

また一週間かよ! きょうび、行政サービスだって即日交付が当たり前だ。一週間も待たせるサービスなど滅多にないぞ。

そして、長い長い一週間が始まった。

グダグダといろんな事を考えてしまう。
ネットで調べてみたりもする。そうか・・・。初期の肺ガンは、自覚症状が全く無いのか・・・。
今は止めたとは言え、高校生の時から煙草を吸っていた。毎日20本も。
日が経つにつれ、どんどんとマイナス思考に傾いていく。

そのうちに咳が出るようになってきた。下痢もしだした。頭痛までも。
もうダメかも・・・。

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そして運命の日がやってきた。

クリニックの診察室に入る。
ドキドキしながら先生の顔色をうかがう。いつもののんびりとした雰囲気だ。
「検査、お疲れ様でした。結果から話しますね。」

緊張MAX

「異常は見つかりませんでした。」

全身の力が抜けた。良かったとか嬉しいとか、そういう感じじゃない。なんか、ヘナヘナ~という感じ。

先生の検査説明をポーっと聞きながらも、ハっと思い出す。
「そういえば。レントゲン写真の影の正体はなんだったんですか?」

「わかりません。」
「・・・・・へ?」
「正直言うと、僕の所見では怪しさは無かったんですけどね。」

ハァ!? である。おいおいちょっと待て。それじゃあ何故、精密検査を受けさせた。検査代1万数千円の事はいいとしても、人の心を弄びやがって!
さすがに口の悪いオイラもお医者様に対しては乱暴な口調は使わないが、黙ってるわけにもいかない。

問いただしてよくよく聞けば、こういう事だ。
レントゲンの画像は、肺ガン検診の専門機関に送って診断してもらう。その回答書が『要精検』になっていたのだ。実際、その回答書を見せてもらったが、汚い字で肺の部所と要精検と書かれただけの走り書きのような物だった。
クリニックの先生も「?」とは思ったが、専門医の所見が『要精検』になっている以上は・・・という事だったらしい。

チっ! こんな落書きみたいな紙に振り回されていたのか・・・。
己のメンタルの弱さに腹が立つ。神経は図太い方だと思っていたけどな。こんなにクヨクヨしいのヘタレだったとはな・・・。

まあ、そんな訳でした。
萎えていた心も、一気に回復いたしました。
ようやく「週末は山歩きでもすっかァ」という気持ちになってきました。

そうそう。
咳と下痢と頭痛は、風邪だそうです。
『病は気から』とはよく言ったもので、気持ちが折れると体調もおかしくなるんですなあ。
週末までに治さないとね・・・。

 

今日の教訓
『検診なんて気まぐれで受けるものじゃないね。精神衛生にはかなり悪いワ。』

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コメント

shiroさん、検診に翻弄された2週間でしたね。

それにしても、「病は気から!」の過程が目に浮かぶようです(失礼)。

検診は気まぐれはダメですよ。定期的でないと。
血液検査だけども定期的にすると良いですよ。

自分は今は止めてしまいましたが、長期間、血液検査をしていました。それも、献血の時に。喜ばれて、自分の健康状態が分かるのですから、有り難い事です。

投稿: yamajinn | 2012/09/19 07:35

shiro師
おつかれさまでした<(_ _)>
X線写真の「疑わしい影」はよくある話みたいですが、
わかっちゃあいても翻弄されてしまいますですね。
「病は気から」は当隊の観察でもまさしくその通りです。
気力が抜けたときに大雨が降ったりするとあっさり
崩れたりするみたいです。
(先日のトヨアラシ沢E3がまさにそれです)
歳を取るとどっかおかしくなってくるので、
素早く修復したいところですが、そのために
検査が必要、いうジレンマですね。

丹沢はよいと申します(ハァト)

投稿: TI-AEK31 | 2012/09/19 21:00

yamajinnさん、こんばんは。
本当に、悪夢のような2週間でした。
 
確かに検診を受けるなら、定期的に受けたほうが良いのでしょうね。
今回、先生にもそう言われました。レントゲン画像は、人によってクセがあるので、最初は判断が難しいのだとか。次からは、この画像と比べて判断するので、毎年受けるようにしましょう。だそうです。
 
献血では、血液検査をサービスでしてくれる話は聞いた事があります。
献血自体が良い事だし、ただで検査ができて、良い方法ですね♪
でも・・・。80年代にイギリスに滞在した事があるという理由で、献血を拒否されてしまう身なんですよ。トホホです・・・。

投稿: shiro | 2012/09/19 21:32

T.Iさん、こんばんは。
これって、よくある話なんですか?
それならそれで、「よくある話ですから、お気楽に精密検査を」くらい言って欲しかったです。

「病は気から」の話は、意味を図りかねますが・・・。
ようするに、人間の身体も堰堤も同じだという事ですね。
ますます、何言ってるのかわかりまへん・・・。
 
まあ、「丹沢はよい」事だけは間違いありません。
と申します。(ハアト)

投稿: shiro | 2012/09/19 21:45

shiroさん

まだだいじょうぶ!(なにが!?)
秋の丹沢でとりかえしてください!(なにを!?)

なにを書かれても読ませる文章、
もったいないからイッパイ書いてくださいな。

とにかくおつかれさま~ m(_ _)m

投稿: はっぴー | 2012/09/20 17:13

はっぴーさん、こんばんは。
はっぴーさんの名文句を、無断借用してしまいまして・・・どうもスミマセン。
 
もちろん、まだまだ大丈夫ですとも(あれ?なにが!?)
どこにとりかえしに行こうかと思案中です(で、なにを!?)

投稿: shiro | 2012/09/20 22:38

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