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2012/08/09

原小屋沢

ここずっと寝不足が続いています。
それも無意味な寝不足が・・・
お察しの通り。オリンピックのせいなんですけど。
サッカーなんかライブで見たいでしょう? 眠いのを我慢してソファに座ってTV観戦をするんですけどね。ついウトウトとしてしまう。ハッと気付くといつの間にか点が入っている。あいやァ・・・つい眠ってしまった・・・と眠気を我慢しながらTVを見るが、またウトウトと。
なんて事を繰り返しながら、気がつくと別の国が試合をしている。ありゃ・・・いつの間にか終わってた。
かくして、感動のシーンを見る事も無く、ただただ寝不足だけが・・・なんて事を連夜繰り返し・・・。

そんな事はどうでもいいのですが・・・

夏になったら原小屋沢へ行こうと思っていたんです。
原小屋沢のカサギ沢出合から上流部は未踏であったことが理由の一つ。
早戸川上流部の他の沢や尾根を歩いた時の様子から考えて、きっと原小屋沢あたりは野草の植生が豊かであるに違いないと思っていた事が二つ目の理由です。

で。
AYさんと一緒に行ってきました。

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2012年8月5日

7時15分 早戸川林道の魚止橋に車を停めて歩きだす。
いつもの休日のこの時間なら、早戸大滝を目指す人や釣り人の車が何台も停まっているはずなのに、今日は1台も無い。何故だろう? ちょっと不気味。

伝道から登山道に入り、一つ目の渡渉地点に着いてみると、木橋が跡形も無く流されていた。ははァ、これでここに入ってくる人が少ないのかな。なんとなく予想はしていたけどね。
今日は沢靴を履いているし、橋が無い事くらいは何てこと無い。

ここでAYさんが流れが以前と変わってしまっている事に気がつく。ここの上流は、ちょっと流れが激しい所だったのだが、わりと穏やかな流れになっている。釜も埋まって浅くなっている気がする。

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セオリーならここで渡渉して右岸の登山道を歩くのだが、AYさんの提案でこのまま沢を歩いてみようという事になる。
以前だったら、この辺は沢を遡上するのはちょっと苦労しそうな場所だったのだが、わりと簡単に歩けるようになっていた。

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沢の中から、右岸のへつり地点を見る。こんな岩場をへつるのなら、沢をジャブジャブ歩いた方が楽かもね。(もちろん、この先また流れが変わったらどうなるかわかりませんが)

そして二つ目の渡渉地点を通過。ここの橋もなくなっていました。ここの木橋は太いワイヤーで繋がれていたはずだけど・・・あのワイヤーをちぎって流されてしまったんだね。

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8時15分 原小屋沢出合に到着。 ここの木橋も流されています。
しかし、ここの流れも穏やかで渡渉するのはなんでもなさそう。以前は流れが渦巻いていて、橋が無ければ渡渉をためらってしまう雰囲気が有った場所だ。
それにしても、今は早戸大滝まで橋は一つも無いよ、って事です。登山靴だと、何回も靴を脱いで渡渉しなければならないから、かなりメンドクサイ事になったね。

さて。ここから原小屋沢へ入りますが、まずは左岸の踏み跡を辿ります。

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そして、ご存じ雷滝!

今日は水量が少なめだけれど、相変わらず大迫力の滝です。
ここは大好きな滝の一つ。

一般的な巻道は右岸だけれど、今日は左岸から越えます。

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原小屋沢のこの辺りは、何度も歩いた事があるけれど、1年以上振りかな。
相変わらずの美渓です。

魚止橋から約2時間でカサギ沢出合に到着。
さあ、いよいよ未踏地帯に踏み込みます。
未知の沢に入る時は少なからず緊張が走ったりするのですが、今日は達人AYさんが一緒なのでのんびり気分。まったりと沢の景色や野草を楽しみながら歩きます。

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カサギ沢出合から少し遡上した所で2段の滝。バケモノ滝らしい。
ここは右岸から巻きます。

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バケモノ滝からいくつかの小滝を越えながら歩くと、こんな滝。高さはないが、両岸が切り立っていて、巻くには相当高く登らなければいけなさそう。なんて考えていると、AYさんが「右岸のスラブをヘツれる」と言う。「怖かったら左岸を高巻してもいいんだけど」と。

う~ん。ちょっと危なげだけど、行ってみますワ。と、右岸のスラブに取りつく。ズリズリと滑り落ちても、釜にドボンするだけで大怪我は無いかなと思ったので。
取りついてみると、意外にもバンドがしっかりしていて、それほど恐怖感も無かった。

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続いて階段状の滝。ここは水流の中を登る。
極力濡れないで歩く事を心がけている自分としては、水しぶきで腰まで濡らしながら歩くのは不本意ではあるけれど。ここは高巻くよりも水流を登った方がずっと楽。

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10mほどの滝。 ここも右岸から巻く。

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10時30分 標高1160m  ガータ小屋ノ滝だ。
これが噂に聞いていたガータゴヤだ。
丹沢山塊の最深部早戸川の源流の原小屋沢の奥の奥。滅多に人が訪れない秘瀑。

ああ・・・ついにここまで来たかァ・・・という感慨に浸る。

心なしか迫力不足に見えるのは、水量が少ないせいか・・・。
真夏の渇水期だからねえ。

などと、観瀑しながらしばし休憩をとった後、巻きにかかる。

AYさんはなんか登れないこともないようなきがするんだけどねぇ。などとのたまうが、とんでもない。そんな気はサラサラ無い。
なるほど、ステップは豊富に見えるが、あの水の勢いで体を押されたら、バランスを保つ自信が無い。当然巻き巻きです。

AYさんが以前来た時には右岸から巻いたそうだが、左岸側にも結構明瞭な踏み跡がついている。
で、今回は左岸から巻いてみることにする。これが滝の巻道としては、かなり快適なルートだった。

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滝の落ち口に降りて、その上数mのミニゴルジュ状の水流を登った。
が、踏み跡はこのミニゴルジュも巻くように付いている。濡れたくない冬場でもOKな巻道です。

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これが最後の滝らしい。
小滝だがけっこう深く、両岸が切り立っている。
でも、右岸のスラブに鎖が付いているから安心だ。

鎖はアンカーで岩盤に打ち込んである。いつ誰が付けた鎖なんでしょう。
山仕事の人達が設置したものなのだろうか。

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鎖の滝を超えたら、ゴーロ歩きが続きます。
沢登の人達は、こうなると面白みがなくなるのでしょう。
が、僕は山歩きが目的なので、こんなゴーロ歩きも大好きです。

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蛭ヶ岳へ向かう又兵衛沢の分岐を越えて、地蔵平へ向かう支沢の分岐を越えて、原小屋平を目指します。
標高も1250mを超えて源頭も近いはずですが、まだまだ水量豊富です。

1300mの手前で、塩ビ管から水が溢れ出ていた。どうやらここが水源のようです。

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そろそろ原小屋平へ詰めあがる頃だけどなあ、と左手を見ると、開けた感じの明るい尾根。「あそこが原小屋平でしょう」とAYさんが言うので、10mほど斜面を這い上がると、ぴったり原小屋平でした。

12時ジャスト

原小屋沢は原小屋平が源頭かと思っていましたが、沢はこの先まだ北へ伸びている。(地形図をよく見りゃ、その通りだ) どうやら姫次直下が源頭のようです。

この後、登山道をのんびりと歩き、姫次のベンチでゆっくり休憩します。

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姫次からの下山はP1384を通って、カサギ沢へ降り、榛の木丸へ登り返し、魚止橋先のヘアピンカーブへ直接降りるコース。
経路が付いている一般的なコースではありませんが、自然林の良いルートです。
危険な場所も有りませんが、RFが難しい地点はいくつかあります。

3時頃、無事魚止橋へ戻ってきました。

原小屋沢。良い沢でした。渓相は美しいし、滝が多く厭きさせない。そのくせ巻きも難しくは無い。詰はもがきもヤブ漕ぎも無く簡単。(丹沢でこんなに詰が穏やかな沢も珍しいよ)
そしてそして。思ったとおり、野草の宝庫でした。
たくさんの野草に出会う事ができた。
面白かったなァ。
きっと、これからこの沢には、何度も足を運ぶ事になるでしょう。

 

最後はこの日出会った野草達。
あまりにもたくさんの種類の野草の写真が撮れたので、全てを紹介はできませんが。

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ボタンヅル

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イワタバコ

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これは初めて見た。キンレイカです。

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これも初めて。タマガワホトトギス

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そしてこれも初めての花。クサアジサイ

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ミゾホウズキ

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ウスユキソウ

きりが無いので、この辺で・・・

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コメント

shiroさん

原小屋沢お疲れ様です。
もっともshiroさんには余裕あり過ぎで物足りなかったんではないでしょうか? 花、キンレイカ、クサアジサイなど出会えてよかったですね。下降の尾根、AYさんとご一緒とはいえ、あの尾根をきっちり下降され、お見事です! 伝道沢方向やヘアピンへ下りる尾根よりベリグーだったでしょう!ヒルはどうでしたか?

投稿: M-K | 2012/08/11 20:01

M-Kさん、こんばんは。
原小屋沢、いい沢でした。
厳しい巻きは無かったものの、行程が長いので、それなりに疲れました。
キンレイカは、はじめオミナエシかと思ったんです。「何故こんな所にオミナエシが!?」と驚きました。AYさんが調べてくれて、キンレイカだとわかりました。
クサアジサイも嬉しかったですが、なによりもタマガワホトトギスに出会えた事が嬉しかったです。
 
この日は日差しが強く、地面も乾いていたので、ヒルはお休みだ・・・と思っていたのですが、しっかり沢靴の中に1匹潜んでいました。
幸いにも実害はありませんでしたが、家で靴を水洗いしていたら中から転がり落ちてきたのでビックリです。
ホント、奴らは油断なら無い。
もちろん家族には内緒で処刑しました。(笑)

投稿: shiro | 2012/08/11 22:24

shiroさん

当日のドタキャン、本当にすみませんでした。
行いが悪く、冷たい物を食べすぎました。
結果、楽しみにしていた原小屋沢を棒にふり・・・(泣)

今度は自己管理しっかりやりますので、懲りずに声かけてくださいね。
何しろ花コラボできる人は限られていますから~(^-^)

投稿: はっぴー | 2012/08/15 17:53

shiroさん
私も行きたかったですよ。
お誘い下さったのにこの日は実家の用事ありで・・・(T_T)
次回はぜひとお願いしたいところです。
原小屋界隈水が美味しいですよね。
今までは東沢が一番と思っておりましたが、
最近は神ノ川の美味しさに目覚めております。
ガータゴヤノ滝、キレイですね。
いつか観に訪れます。

投稿: レガー | 2012/08/15 22:17

はっぴーさん、こんばんは。
一緒に行けなくて、本当に残念でした。
蛭ヶ岳の北斜面は、丹沢の最深部。人もあまり入らない山域だし、野草の種類も豊富である事が確認できました。
 
これから9月にかけてが丹沢で一番花の多い季節ですから。
またご一緒してください。
よろしくお願いします。

投稿: shiro | 2012/08/15 22:55

レガーさん、こんばんは。
原小屋沢は、水が湧き出している所が何箇所もありましたヨ!
正直、水の美味しさはあまりよくわからないのですが・・・(汗)
岩水沢の湧き水は、そんなに美味しかったのですか?
美味しい湧き水探しの歩きなんかも楽しいかもしれませんね♪
また、一緒に歩きましょうね。
そうそう、東沢界隈の探索にも行かなくっちゃね。
よろしくお願いします。

投稿: shiro | 2012/08/15 23:01

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