« 2011年10月 | トップページ | 2011年12月 »

2011/11/15

富士見歩道

《本日の特ダネ》

111113_063

なんと! 法行大滝が、その姿を変えてしまいました。たぶん、9月の豪雨のせいだと思うけど・・・逆に前よりも迫力のある姿になっている。これは、丹沢の名瀑の一つに数えても良いんじゃないだろうか。

 

2011年11月13日

~~~~~

2年ちょっと前だろうか。世附の山奥に地蔵平と水ノ木という2つの集落が有った事を知ったのは。そして、その二つの集落を結ぶ古道が有った事を。材木を積んだ馬車が通れるほどの立派な経路だったらしい。

まずは織戸峠から上法行沢までを探索してみた。S-OKさんやM-Kさんの記録を読んでいたから、これは簡単だった。

織戸峠から水ノ木の古道跡は、AYさんと織戸沢を下降している時に、偶然見つけた。

残るは地蔵平~富士見峠~上法行沢だ。探しに行こうと思いながらも、ずっと躊躇していた。ちょっとヤバい探索になりそうだったから。とにかく、ネット上に記録は上がっていなかった。今は林道で繋がっているから、わざわざ古道を探索して歩くヤツはいないのだ。だから「オレが探索してやろう」と思っていた。

なんて思いながらも、行きそびれているうちに、先日イガイガさんが古道跡を探り当てて完歩した。オイラも負けず嫌いだから、それが他の人なら悔しがるところだが、相手がイガイガさんだから悔しさは無かった。逆にイガイガさんの記録をじっくりと読んで、イメージが掴めた。

よっし! オイラも行くぞ!! 古の道を探しに・・・

                          ~~~~~~~

Tizu18

メンバー  AYさん、MASAHIKOさん、shiro

MASAHIKOさんの車に同乗させてもらい、上ノ原に着いたのが7時。支度をして歩き出したのが7時10分。二本杉峠を8時に通過してイガイガさんに教えてもらった清水沢の右岸尾根を下降する。さかせ古道の崩壊が激しく通過に困難する今、地蔵平へ入る最短ルートかもしれない。

9時10分。2時間で地蔵平へ到着した。

一休みした後、いよいよ古道の探索開始だ。先日入手した林班図には『富士見歩道』として地蔵平から富士見峠まで、イデン沢、富士見沢に沿った経路が記されている。林班図に記されているのは林業用の経路だから、古道と一致するのかどうかはわからないが、ほぼ同じだろうと思う。

111113_021

まずは、林班図にしたがって、慰霊碑の裏から沢へ降りる。ずっと昔、まだ古道が生きていた頃に歩いた事があるというT氏からお話を伺った時、「山神社の裏から沢に降りた」と聞いたが、どこで沢を渡ったのかはわからない。

大又沢がバケモノ沢とイデン沢に分かれる辺りで、沢を渡渉する。すると、経路跡らしき物を見つける。「ここか!」と思ったが、跡はすぐに消えた。

111113_027

イデン沢の右岸に渡ったり、左岸に渡ったりしながら探索する。それらしき平らな場所が随所に見つかるが、もしかしたら河岸段丘なのかもしれない。

大きな堰堤を2つ越えた所で、少し先に富士見沢の出会いが見えた。

おかしい・・・

林班図では、富士見沢出合より手前で沢から離れ山腹に上がっている。イガイガさんの軌跡を見ても、そうしているはずだ。

急斜面を這い上がる。3~40m這い上がった所で見つけた! 薄いけれど間違いない。経路跡だ。

111113_030

とにかく経路の痕跡を追う。

111113_031

ここはヤバかった。支沢を横断するのだが、濡れた岩をへつらなければならない。

MASAHIKOさんが乗った岩が剥がれて崩れる。身体能力が高いMASAHIKOさんだから、とっさに移れたが、オイラだったらヤバかったかも。

111113_033

経路は富士見沢にぶつかり、右岸斜面に続いている。沢には滝が見えた。

111113_034

よ~く見れば、経路の痕跡に間違いは無いのだが、ほぼ崩壊していて危ないトラバースが続く。

この程度で「危ない」なんて言っていたら、バリウォーカーの名が廃ってしまうが、先日の滑落以来こういうトラバースには恐怖心が沸いてしまうのだ。慎重になってしまうから、AYさんとMASAHIKOさんにどんどん置いていかれる。

いや、これでいいんだ。逆に恐怖心は大切だ。それだけ慎重で注意深くなれる。慎重さが欠如していたから、滑落なんてしてしまったんだ。

111113_035

やがて経路跡は消えた。沢床を歩く。沢床から右岸斜面を観察しながら歩く。所々、それらしき痕跡を見つけては這い上がって辿ってみるものの、すぐに消える。

111113_040

そんな事を繰り返しながら源頭部まで来ると、鞍部が見えた。

111113_042

這い上がってみると、間違いなく富士見峠だった。見覚えのある、朽ちた道標が転がっていた。

時刻11時20分。地蔵平から2時間もかかってしまった。

一応、地蔵平~富士見峠の沢ルートを解明できた。完璧とは言えないが、一度や二度の探索で完全に消えた古道の完全解明は無理ってものサ。残るは、ここ富士見峠から上法行沢までの区間だ。このまま探索を続けてもよかったのだが、日の短いこの時季に無理をする事は良策じゃない。それに、今日は満足感で一杯だ。

P830の尾根で帰ることにする。3人とも未知の尾根だ。

111113_046

林道からP830の尾根に入る。なだらかで歩きやすい尾根だ。薄っすらと踏み跡もある。

111113_049

P830に立つ。何にも無いピークだった。

111113_050

P830からは南の尾根を下る。最初は気持ち良く歩ける尾根だったが・・・

111113_053

標高650m付近からだんだんヤブが濃くなり・・・

久しぶりに猛烈なヤブ漕ぎをした。ホント、ひどいヤブだった。

降り立ったのは法行沢林道。

帰りがけの駄賃に、法行大滝を見物する事にする。

111113_057

滝壺に降り立ってビックリした。滝の姿が変わっているのだ。3段20mのこの滝、以前は中段が大岩の奥を斜めに落ちていて、滝壺からは中段が見れなかったのだ。9月の豪雨で上段の滝壺が埋もれて、流れが変わったんだろうと思う。中段が直爆している分、迫力が増している。オイラ的には、以前よりも美滝になったと思う。

参考までに、下の写真は今年の1月に撮ったものです。

11122_016

さて、ここから二本杉峠に戻るのだが、ただ登山道を歩いてもつまらない。清水沢を登る事にする。

111113_066

大又ダム湖に降り立つ。と言っても、もうダム湖じゃない。完全に土砂で埋もれてしまったんだ。以前なら、こんな所に立つのは不可能だった場所。

111113_070_2

清水沢は、堰堤が3つ有っただけで滝も無く、清流も無く、ただガラガラしただけのつまらない沢でした。

ただ、大又ダム辺りから二本杉峠へ行く時は、千鳥橋まで行って登山道に入るよりも、若干時間的に早いかも。

この後、二本杉峠を越えて、15時35分、無事に上ノ原へ帰還しました。

 

オイラ的には、とっても有意義な山行だった。長い間暖め続けていた、地蔵平~富士見峠の古道を歩けたのだから。

ただ、危険なルートである事は間違いない。途中の富士見沢支沢を渡る場面は、本当に危険だった。興味あってここを歩こうと思う人は、心して行ってください。決して気楽に歩けるルートではないです。AYさんとMASAHIKOさんという強力な達人と一緒だったから達成できたのだろう。

お二人に・・・謝謝。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2011/11/06

ニカニカ集会 ~2011年秋~

2011年11月3日

この日は、ニカニカ集会だった。丹沢のVルートを愛する者達がM-Kさんの呼びかけで年に2回集るのだ。

秋の集りは、谷太郎川の清川リバーランドだ。飲むから当然車ではなく、本厚木からバスで行く。どうせ行くなら朝の1番バスで行って、谷太郎川周辺の沢を散歩でもしようと思っていた。集会は11時からだから、3時間くらいは散歩ができる予定だった。

が・・・、前日仕事が夜中12時過ぎまで押してしまい、朝目覚めた時にはすでに7時半を回っていた。1番バスどころか2番バスにも間に合わない。それでも急げば3番バスには間に合うかもしれない。

本厚木駅前で冷たいビールを仕入れ、8時40分発の宮ヶ瀬行きのバスにギリギリで飛び乗る。煤ヶ谷のバス停に到着したのが9時20分頃。1時間くらいは散歩できそうだ。どこら辺を歩こうか・・・。不動ノ滝でも見に行くか・・・。

なんて考えながら林道を歩いていると、MASAHIKOさんにバッタリと会う。もうすでに集会前の散歩をしてきたらしい。

リバーランドに荷物をデポして、MASAHIKOさんを誘って不動沢に入る。

111103_008

不動沢に入るのは初めてだ。ここら辺の沢はあまり歩いた事が無いんだ。この辺はヤマビルの巣窟だからね。冬は沢歩きは滅多にしないし。だから、近場の沢なのに歩いた事が無い。

それにしても水量が少ない。こんな水量だと、滝もたいした事は無いだろう・・・なんて思いながら進む。ところが、不思議な事に、上流へ行くにしたがって水量が増えてくる。

111103_016

30分ほど登った所で、滝が現れた。これが不動ノ滝かァ。2段で10m程。決してショボイ滝ではない。それなりに見応えはある滝だ。

111103_017

よく見れば、落ち口の脇に祠が立っている。そこまで登ってお参りをする。不動様の祠だった。なるほど・・・。これが不動ノ滝の由来なのかな。

昔読んだイガイガさんの記録のかすかな記憶では、ここから上流が滝場が続いて面白いような事が書いてあった気がするが、10時半には会場に戻って準備の手伝いをしなければならない。名残惜しいが、ここで戻る事にする。

途中に朽ちた道標やくっきりとした道型なども残っていて、かつてはハイキングコースだったらしいことが想像できる。が、経路は完全に崩壊しているし、いやらしいトラバース箇所なども有って、あまりお気楽に歩ける場所ではない。事実、この日ジョギングシューズだった僕は、ズリズリ滑ってちょっと怖かったりもしたんだ。あの日以来、『滑る』という事に対して過敏になっているもんで・・・。

 

さて・・・

ニカニカ集会

いつものように、とりとめの無いおしゃべりをしながら、飲んだり喰ったり・・・

111103_029

参加メンバーは

M-Kさん、AYさん、イガイガさん、ゼフィルスさん、YAMさん、fu-ohさん、fu-kosuさん、EAさん、レガーさん、山猫さん、Yoko2さん、yamajinnさん、MASAHIKOさん、ardbegさん、キリヤマ隊長、アンヌ隊員さん、T.Sさん、aibouさん、はっぴーさん、つっちーさん、ZAPさん、TKさん

皆さん知った顔ばかりです。はじめましてはZAPさんだけかな。でも、話は他の方々から聞いていたので、初対面の気はしませんでしたけど。

上の集合写真には、僕とイガイガさんが写っていません。僕がアホなせいです。いつも集合写真を撮ってくれる花立小僧さんが仕事で欠席だったので、僕が撮る事になったのですが・・・。タイマー撮影などした事が無かったもので・・・。設定に失敗して撮れていませんでした。タイマー撮影の前に試し撮りした写真が1枚だけ・・・。

スミマセン皆さん・・・。

と・・・なんだかんだで、楽しい時間はあっという間に流れ・・・。

15時に散会しました。

 

さてさて。

この後に一騒動。バスまで1時間待ちと知った僕達は、鐘ヶ岳北尾根を乗越して、別所辺りまで歩こうと画策。歩き出したメンバーはおバカ揃いのニカニカ会の中でも特におバカ度が強い数人だ。誰とは言わないけれどね・・・。

111103_031

まず、谷太郎川を渡るのに一苦労。普段ならなんでもない渡渉だけれど、なにせ酔ってるんだから。

その後も酔った足で急斜面を登れないわ、座り込んじゃうわ、日は落ちてくるわ・・・。

なんとか暗くなる前に別所温泉にたどり着いたから良いものの・・・。

いくら「鐘ヶ岳北尾根なんてへでもねぇ」と言ったって、酔って歩く場所じゃないよね。ホント・・・猛反省ものだぜ・・・。

天罰はバッチリと受けましたから。なんと! ヒルに3箇所もやられていた。オマケに靴の中に2匹お持ち帰り。玄関でニョロニョロしているのを娘に見つけられて、家の中がパニックになる。もちろんアイカタ(奥様)の悲鳴と罵声を浴びせられる。「これは人を咬まないヤツだから」とかウソを言ってごまかそうとしましたが、こっちは足から血を流しているのだからすぐにばれる。

さんざん叱られちゃいました。トホホ・・・

油断してたァ! もうこの時季、ヒルはいないと思って、全く警戒していなかった。

きっと、谷太郎川から尾根に上がるジメジメした斜面でやられたに違いない・・・。

酔っ払ってあんな所歩くからだぜ・・・。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

« 2011年10月 | トップページ | 2011年12月 »