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2011/05/26

世附川西沢

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世附川の最深部、水ノ木沢や樅ノ木沢、金山沢、沖ビリ沢は、それはそれは美しい沢なんだって。そういう話を聞いていたから、今年こそは行かなきゃなあ・・と思っていた。

でも、樅ノ木沢の支沢の西沢なんて、聞いた事もなかった。数週間前にイガイガさんと花立小僧さんの遡行記録を読むまでは。たぶんほとんど知られていない沢だろうし、もちろん遡行した人だってあまりいないんじゃないかな。(渓流釣師達は入るかもしれないけど)

イガイガさんの記録によると、とても楽しめる沢だって。「ナメの綺麗さは思っていた以上」なんて書いてある。“丹沢のカリスマ”イガイガさんがそんな事を書いたからには、みんなこぞって行きだすぞ。あっというまに有名な沢になるに違いない。

こりゃ、踏み荒らされる前に行っとかなきゃ・・・なんて考えているところへ、M-Kさんから「西沢に行くよ~」の声が。

おいおい・・・

こんなん、付いて行かない手は無いでしょう・・・

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2011年5月21日

メンバー : M-Kさん ハッピーさん T.I さん ardbegさん shiro

8時15分頃 山伏峠を出発。ここから入山するのは初めてです。要所小屋ノ頭(水ノ木分岐)から登山道と別れ、西丸の稜線に入る。

お約束のヤブ漕ぎとダニ払い(なんとT.Iさんのズボンには5mmほどもある巨大ダニが! 恐ろしや・・・)をした後、西丸の北東尾根に入る。そのままP1004を通って、沖ビリ出合へ降りるのかと思いきや。M-Kさんの指示で途中から仕事道に入る。金山沢の800m付近へ楽々下降。

10時40分頃 樅ノ木橋到着。ここで一休みした後、沢靴に履き替えいよいよ入渓だ。

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橋の下流側から樅ノ木沢へ降りて橋を見上げる。

さてさて・・・どんな沢なのでしょうか。

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いきなり気持ちの良いナメです。素敵な沢のオーラがビンビンです。

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20分ほど遡上すると西沢出合。

二又からは両方の沢に石積み堰堤が見えます。こちらは右又の樅ノ木沢の堰堤を眺めるT.Iさん。堰堤研究家のT.I博士は物静かな人ですが、静かにテンションを上げている様子が伝わってきます。

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こちらは左又、西沢の堰堤。T.I博士によると、スンバらしい堰堤らしいよ。確かに今まで見てきた石積み堰堤の中でも、1つ1つの石がデカい。しかもよく見りゃ御影石だ。素人のオイラにも「いい堰堤だねェ~」などと言わしめる力強さを持っている。

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さあ! 西沢を遡上していきます。

ほどよい小滝。

M-Kさんとハッピーさんは、ガンガン水流の中を歩いていきます。

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そして綺麗なナメ。

なるほど・・・こりゃ素敵な沢だ。

ardbegさんは、ハイパーVの靴底のグリップが落ちていて、滑るから怖いと言いながら、ツルツルの場所を平気で歩く。

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足を濡らすのが大嫌いなオイラは、今日もマキマキ専門さ。

でも、水流派もマキマキ派も、どちらも楽しく歩ける沢だ。

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随所に滝も出てきます。登りたい人は登ればいいし、巻きたい人は巻けばいい。

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水流もだいぶ細くなってきて、源頭部も近いのかなァ・・・なんて思い始めた辺りで滝。15m以上はある。

棚状になっているので、なんとか登れるか? と思いながら、左岸側の斜面を見たら・・・なんだ簡単に巻けるじゃん。

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でも、M-Kさんとハッピーさんはイケイケだ。滝横を攀じ登るお二人を見物しながら、オイラはもちろん巻き巻きです。

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大滝を越えると傾斜もきつくなってきます。細い水流は源頭近くまで続きます。急勾配に濡れた岩。実は、早めに沢靴を脱いでしまい失敗しました。源頭近くも意外と滑るんです。

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最後は、西丹の沢のお約束。激ヤブを詰め上げて、甲相国境尾根のP1306付近に飛び出しました。

いやはや

良い沢でした。本当に楽しめました。

ごちそうさまです。

 

今日のお花

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エンレイソウ

普通は紫色の花だけれど、こういう緑に縁だけ紫の花もあるらしい。

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ワチガイソウ

これも可愛らしい花だよね

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マイヅルソウ

丹沢でも標高が高い尾根に上がらないと見れない花だ

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ヒロハコンロンソウ

こいつは初めて目にした。図鑑で調べたら、決して珍しい花では無いけれど・・・少なくても丹沢では相当珍しいと思う。だって、今まで見た事が無いもの。

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コメント

shiroさん

車の運転、ありがとうございました!
なんとも長閑な沢あるき・・。(^^)v
生きている喜びを感じます。
私のNO227で歩いた時、shiroさんとTIさん・・。赤沢上部のヤブコギと同じような場面に
ニカニカしてしまいました。(^^)v
東で見れない花に出会えてよかったです。
ユキザサ、マイズルソウ・・他にも。
またよろしくお願いいたします。

投稿: M-K | 2011/05/27 08:42

おつかれさまでした~
おかげさまで単独では行けないところの
エンテイ観察ができました(はぁと)

エンテイに使われている巨石、「御影石」との
ご指摘ありがとうございました<(_ _)>
沢床ずっと御影石だらけでしたね。
加工もしやすいんでしょうが、いい仕事
してましたね~
しかし1m立方で比重を2.5とすると、1個2.5トン!
帝室林野局は山腹工事がメインで、エンテイは
オマケみたいなもんだった節もあり、あんなのを
どうやってホイホイ造ったか?謎が深まります~

亀な小生でも行けそうなところがありましたら
またどうぞよろしくお願い申し上げます<(_ _)>

投稿: T.I. | 2011/05/27 19:34

M-Kさん、こんばんは。
運転ぐらいはお安い御用ですから。
 
本当に良い沢でしたね!
滝登りなどしない、ただ良い景色の中を歩きたい私にとっては、もってこいの沢でした。
赤沢の詰めに比べたら、若干ヤブ漕ぎも楽ではありましたが・・・。やっぱりさわの詰めはキツイですね。どの沢でもそうなんでしょうが。
ヤブ漕ぎもM-Kさんにだいぶしごかれましたから、あのくらいならヘでもありません。
 
花も西丹の奥、特に甲相国境尾根近辺は、東とは違った植生ですから、こっちも本当に楽しめます。

投稿: shiro | 2011/05/27 21:33

T.Iさん、こんばんは。
それにしてもあの堰堤の石、一つ一つが大きかったですね!
一つが2.5tにもなるんですか!!
あんな山奥でどうやって積んだんでしょう?
自分としては、そっちの方が気になります。
当時の工事方法などがわかったら、教えてください。
 
まだあの辺りには33個(でしたっけ?)の石積み堰堤が有るんですよね?
また探しにいきましょう!

投稿: shiro | 2011/05/27 22:03

shiroさん
お疲れ様でした。
終始先頭にたってのRFありがとうございました。
歩くことで精一杯の自分には、皆さんのこだわりと余裕が羨ましいです。
また、よろしくお願いします。

投稿: ardbeg | 2011/05/28 08:44

ardbegさん、こんばんは。
楽しい沢でしたね!
ardbegさんこそ、余裕で歩いていたじゃないですか。
靴のグリップが甘くて「滑る滑る」と言いながら、ナメのど真ん中を上がっていくんですから。(笑)
 
こちらこそ。またよろしくお願いします!!

投稿: shiro | 2011/05/28 20:17

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