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2011/02/01

日影山

「山は計画を練っている時が一番楽しいよね」なんて言う人がよくいますが、全くその通りだと思います。思うんですが、どうも計画を立てたり練ったりするのが苦手なようで・・・。時としてそういうのがめんどくさかったりするんです。

だいたい、いっつも、前日になってから「さて・・明日はどこへ行こう」なんて考えます。パッと決まる時も多いのですが、時としてそういうのがめんどくさかったりするんです。

先週末もそうでした。山行計画を考えるのが「メンドくせぇなァ・・・」なんて思いながらPCのスイッチを入れてM-Kさんのサイトを覗くと、日影山へ行くとか。「へ? 日影山ぁ?」なんて思ってしまったわけです。

実を言うと、この山にはまだ行った事が無い。けれど、イメージとしてはお散歩気分で行けるお気楽な山。破線とはいえ登山道も有るしね。

でもまあ・・・行った事が無い山だし。たまにはお気楽な山歩きもいいっかァ。なんて気分で、「ご一緒させてください」とメールを送ったわけです。

ところが・・・だ。

M-Kさんがそんな甘っちょろいプランを立てるわけ無いじゃん!

って事を、あらためて思い知らされた山歩きでした。

Tizu2

1月30日

メンバーはM-Kさん、イガイガさん、massyさん・・・と私。

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皆瀬川の奥、人遠(ひととお)の集落の下に車を止めて歩きだします。

時間はすでに9時近く。山歩きとしては遅いでしょう! そんな事も「今日はのんびりハイク」なんて気分を助長させます。のんびりハイクにイガイガさんが参加するなんて、どんな風の吹き回しだろう? なんてことも思いながら。

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人遠の集落の奥から、大野山の北東稜線へ上がる尾根に乗ります。

この尾根、登山地図にも地形図にも道が記載されていませんが、実際はくっきりとした径路が付いている。

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massyさんが昔の日地の登山地図のコピーを見せながら「昔は登山道だったんだよ」と教えてくれる。

なるほど。所々に朽ちた道標が転がっている。

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1時間ほどで林道に飛び出します。ここを左に折れると大野山ですが、今日は右へ折れて日影山方面に向かいます。

さて、この林道の事です。山北から大野山山頂のそばを通って、この先で行き止まりになっています。かたや先程車を止めた皆瀬川沿いの道。八丁の集落の先で行き止まりになっています。が、この二つの道を繋げるべく、現在工事中らしい。両側から林道延長工事を進めているらしいのです。

谷を挟んだ向こう側、同じくらいの標高の山腹に、林道工事中の現場が見えます。

そしてM-Kさんが、「この林道の未開通区間(つまり工事予定ライン)を、向こう側の林道まで歩きたいのだ。」と言います。

はて? 何故にそんな事を? と思いますが、我が師匠が「歩きたいのだ」とおっしゃる事に、もちろん異存はありません。普通に登山道を歩くよりも、面白そうではあるしね。

P702の東あたりに工事車両が止まっている。この先が未開通区間らしい。あれあれ。日曜だというのに、工事の方々がいらっしゃる。確か手前に『工事中 立入禁止』なんて看板が有ったような気がするが、ここは「こんにちはァ~」なんてにこやかにすり抜けるしかない。工事の人が苦笑いをしながら「この先は道が無いよ」と言う。「あ・・・ええ・・・。ちょっとそこまで。」とか、わけのわからない事を言いながらすり抜ける。

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林道行き止まりから先、薄いトレースがトラバースしている。それを追って少し歩くと石積の痕跡が見つかる。残念ながら写真がピンボケでアップできないが、丹沢の古道によくある径路補強の石積跡に間違い無い。

とたんに色めき立つ。という事は、ここに古道があったんだ。こりゃ面白い。

いや、たぶん、私以上に色めいたのがイガイガさんだ。さっきまでつまらなそうに後方を歩いていたイガイガさんが、先頭に立ってバリバリと歩きだす。

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道の痕跡が有るような無いような・・・といった感じではありますが。さすがイガイガさんのレーダーは鋭い。わずかな径路の痕跡を探り当てて先へ進む。

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ほら。炭焼窯の跡だ。ここに古道が有った証拠だ。

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幅1mくらいのくっきりとした道型が残っている部分もある。かと思えば、ガラガラの斜面をトラバースしなければいけなかったりする。

こういう廃古道は沢を渡る部分が危険なんだ。ここもやっぱりそうだ。危険なトラバースで沢を越えていく。

そしてやっぱりイガイガさんはスゲぇなあ、と思う。私だって、トラバースは不得意じゃない。でも、イガイガさんは普通に平坦地を歩くように、ザレ斜面をトラバースしていく。とてもかなわない。

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4本目だったか5本目だったかの沢。対岸は絶壁に近い崩壊斜面。行き詰ったか・・・と思った。が・・・。イガイガさんはヒョイヒョイと絶壁斜面を渡っていく。呆然と見ていたが、なるほど、イガイガさんが歩いた跡を追えば、なんとか渡れそうだ。ピンポイントのルートを、瞬時に見抜いていたんだ。

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最後はこんな岩場を越えて・・・。

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反対側の林道に立つ事ができました。

いや~。スリル満点だった。楽しかった。

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林道工事の現場事務所が有る場所から、階段を登って日影山へ向かう尾根に上がります。

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仕事道を辿れば、大野山から日影山へと続く登山道に合流します。

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初めて来た日影山山頂。手書き山名板が4枚も! さらに朽ちて落ちている物も。

いい加減にしろよ! と言いたくなる。だいたい、マーキングの類は嫌いなんだ。山仕事の人がマーキングするのは当たり前だけど、遊びで山を歩く人間がマーキングするなんてありえない。山を汚しているだけだゼ。まあ、山名板については、気持ちはわかる。としても、1枚ありゃ充分だろ?

さて。山頂で一服したら、真南の尾根を下降します。

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ここはまさしくVルート。「ウヒャ~!」と叫びたくなるような激ヤブだ。

ヤブ漕ぎは嫌いじゃないんだ。とは言え、やっぱり疲れるゼ。

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標高で100mほど降りた所で、ようやく笹ヤブから開放される。ミツマタの群生地だった。

後はRFを楽しみながら、尾根を下降する。

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富士山なんかも見えたりして。気持ちイイ~。

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無事、八丁の集落へ降りてきました。

それにしても。

のんびりハイクのつもりだったのが、激ヤバトラバースあり~の、激ヤブ漕ぎあり~の。

M-Kさん、イガイガさん、massyさん。楽しい山歩きをありがとうございました。

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山奥の集落でも、梅がチラホラと咲き始めました。

もう間も無く立春だねぇ。春が待ち遠しいなあ・・・。

ホント、寒いのは大嫌いなんだ。

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コメント

shiroさん

どうもお疲れさんでした~。(疲れたのは私だけみたいですけど・・)
次なるヤブコギは鬼石沢の詰め辺りでやりませんか!
イガイガさんのモロクボ径路をチョコッと舐めながら
あの辺で遊んでみたいですね。
ありがとうございました・・。(^^)v

投稿: M-K | 2011/02/02 01:56

M-Kさん、こんばんは。
ショートコースのわりには、楽しい山歩きでした。
 
鬼石沢ですか! 是非お願いします。
鬼石沢の源流部辺りは魅力的です。
ヤブも濃そうですねぇ。(笑)
モロクボ径路はなんとしても探索したい古道なので、まず鬼石沢の源流部やその周辺の尾根を探索しなきゃと思っていたところです。

投稿: shiro | 2011/02/02 20:36

shiroさん

M-Kさん、イガイガさんと一緒ならハズレはないですね。

日影山、昔はこんなに山名板はなかったと思います。
目立たない所に一つあったような・・・記憶違いかもしれませんが・・・

鬼石沢、日程が合ったら私もご一緒させてくださいませ。

投稿: はっぴー | 2011/02/03 00:39

ハッピーさん、こんばんは。
なかなか楽しい山歩きでした。
ハッピーさんの好きな、ダニもたくさんいましたヨ!

>昔はこんなに山名板はなかったと思います
ホント。こんなにぶら下げる事は無いですよね。
すでにあるのに、隣にまたぶら下げる神経がわかりません。
これじゃあ、『人知れず』の山の風情が台無しです。
 
鬼石沢、是非一緒に行きましょう!
あそこら辺もヤブが濃い所ですから。
楽しみです。

投稿: shiro | 2011/02/03 23:16

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