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2011/02/27

北丹沢進出作戦 ~地蔵尾根からミカゲ沢ノ頭北西尾根~

北丹沢はあまり歩いた事がないんです。北丹の重要拠点の神ノ川など行った事が無い。

丹沢コンプリート(完全制覇)という野望を持つ私としては、これじゃイカンでしょう。そろそろ神ノ川あたりへも攻めていかないと。

という訳で、AYさんをお誘いして行ってきました。

「神ノ川から蛭ヶ岳に登るんですけど、ご一緒しませんか?」なんて、ルートも未定なあやふやな誘いに、快く乗ってくれたAYさんに感謝。

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2011年2月26日

厚木でAYさんと待ち合わせをして、神ノ川へ車を走らせながらルートを相談する。私は全く未知の山域だし、一番有名な地蔵尾根でもいいんだけど・・・と言うと、AYさんも地蔵尾根は未踏だと言う。ええっ!? 丹沢を歩き尽くしているAYさんに、名の有る尾根で未踏が有ったとは・・・。この衝撃の事実に驚きながらも「それじゃあ、とりあえず地蔵尾根を登りますかァ」という事で決定です。

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7時45分。神ノ川ヒュッテのある日蔭沢橋のゲート前に車を止めて歩きだす。

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50分ほど林道を歩くと彦右衛門谷出合。ここは河原が異様に広くなっている。広河原という場所だ。ここでその広河原に降りて、神ノ川の左岸を歩く。

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しばらく歩くと岩水沢出合。地蔵尾根の取り付きはこの辺のはず。

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よく見れば、出合の脇になんて書いてあるのかわからない古びた看板と残置ロープが有った。ここが尾根の取り付きに間違いない。

この地蔵尾根、エアリアに記載されている丹沢の登山道の中では、最難ルートだと聞いた事がある。(あくまでも登山道あつかいのルートの中ではね)

8時55分。さあ、心して参ろうぞ。

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まずは崖登りだ。残置のトラロープがずっと上まで続いている。切り立った岩をよじ登るのだが、ロープを頼ればなんて事はない。が、こういう誰がいつ張ったのかわからないロープは、100%信用するのは危険だ。特にトラロープはザイルよりも朽ちやすいからね。岩や木の根のホールドを探りながら、ロープを補助としてよじ登る。

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30分ほどかけて200mほどの急登を登ると、尾根に乗った。

なかなか良い尾根じゃあないか。

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しばらくは穏やかな尾根歩きを楽しむが、だんだんと険しい形相を見せ初める。

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1100m付近。径路は北側の山腹をトラバースしているが、残雪が凍結しているようだったので、それを嫌って尾根上を辿る。厳しい登りだが、ホールドできる木の根が豊富なので難しくは無い。

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地蔵尾根をネット検索すると、必ず出てくる画像。鉄の剣が刺さった小ピークに立つ。10時ジャスト。ここで本日初の休憩をとる。

黄色いプラ杭には『ヒメコマツ』と書いてある。このピークの名前か? 後で調べたら、このピークは『五葉松(ゴヨウマツ)のピーク』と呼ばれているらしい。それでは『ヒメコマツ』とは? 五葉松の別名らしい。 一応意味はわかったが、釈然とはしないよね。『五葉松のピーク』と呼ばれている場所なら、『ゴヨウマツ』と書けばいいじゃん・・・。

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ここが『剣の刃渡り』と呼ばれている場所らしい。エアリアにも『危』マークが付いている場所だ。

まあ・・・危険っちゃ危険だけどね・・・。

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10時55分。 地蔵平のピークに飛び出た。『地蔵尾根』と書かれた道標が立っている。

変化に富んでいて、なかなか面白い尾根だった。また季節を変えて歩いてみたい尾根だ。

さて、ここは蛭ヶ岳と姫次の稜線上です。国土地理院の地形図では、この稜線上に登山道の表記が有りますが、実際の登山道はこのピークの東側を巻いている。どおりで、何度も歩いている道なのに、この道標を見た事が無いはずだ。

ここから蛭ヶ岳を目指して登山道を登ります。

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1400m付近で、降りてきた青年から上の状況を聞いて軽アイゼンを装着する。アイゼン無しでは絶対無理、というほどではないが、凍結した登山道ではアイゼンを付けた方が楽だ。余計な踏ん張りをしなくてすむからね。

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12時10分。蛭ヶ岳山頂に到着です。ベンチには10数人。この季節にしては、思ったよりも人が多い。

我々もここでランチ休憩にします。

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空に浮かぶ富士山。良い眺めだなァ~。

さて。下山ルートを決めなくては・・・。檜洞まで行くのは、体力的にきつそう。金山谷乗越から源蔵尾根って手も有るけど、登りも下りも登山道じゃ(赤破線とはいえ・・・)「バリウォーカーとしてどうなのよ?」と言われかねない。

AYさんの提案でミカゲ沢ノ頭から北西尾根を下降することにします。

12時35分。下山開始。

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13時15分。ミカゲ沢ノ頭に到着。

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北西尾根は山頂直下が相当切立っているので、いったん西側に降りてから北西尾根に向かってトラバースしました。

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北西尾根はなかなかの美尾根です。新緑の頃は気持ちが良いだろうなァ・・・などと思いながら自然林の穏やかな尾根を下降します。

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P1230の地点。何でしょう、この不自然な裸地は。植林地なら造林小屋が立っていたのかとも考えられますが、自然林だしねぇ。何かをヘリで運ぶために伐採でもしたのでしょうか?

ここで尾根は二つに分かれます。どちらが良いのかはわかりませんが、今日は西へと向かいます。

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歩きやすいし、なだらかだし、雰囲気は良いし。歩いていてとても気持ちが良い。

が、歩きやすかったのはここまで。

930m付近で尾根は3つに分かれます。右は仏谷へと降りている。真ん中は仏谷と金山谷の出合地点。そして左は金山谷へ。地形図を見るかぎり、どれを選択しても傾斜は厳しそう。

昔、登ってきた事があるというAYさんの記憶では、金山谷へ降りるのが比較的いいかも。という事で、左の尾根へ進みます。

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思ったとおり、厳しい傾斜です。きつい場所には残置トラロープが有るものの、朽ちて千切れたりしています。これは全くあてにできません。

いざとなれば20mのロープは持っていますが、そこそこ樹が生えているし、ロープ無しで降りられるギリギリの線か。

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金山谷へ降り立ちました。

さて。再びここで「どうしようか」です。このまま沢を下れば、朝、地蔵尾根に取り付いた岩水沢出合まで行けますが・・・。二人ともこの沢の様子は知らないし・・・。地形図を見ると、この下でゴルジュっぽくなっているような気もする。

ここは安全策をとって、左岸の源蔵尾根に登り返す事にします。

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たかが100mちょっとの登り返しなんですけどね。思った以上にキツかったァ・・・。フカフカの急斜面は、けっこう足にきいてくる。長時間歩いた後のこの登りはこたえるゼ。

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尾根に乗ってしまえば、そこには固い道。さすがにホッとする。登山道はやっぱり楽チンだあ。

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15時。広河原から3つ目の堰堤の上に降り立ちました。後は林道をテクテクと戻るだけ。

楽しい山歩きでした。初めての神ノ川基点の山域。天気も良く、見通しも利いたので、周りの尾根の様子を良く観察する事もできました。

北丹沢攻略の第1歩としては上出来、上出来。AYさん、ありがとうございました。

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2011/02/21

大山周回 ~スノーハイクの夢よ再び~

先週のスノーハイクがあまりにも爽快だったもので・・・。

「雪の中を歩くなんてイヤだね」なんて言ってた事をコロッと翻して「ラッセルしながら歩くのは楽しいネ」なんてなってしまったわけです。

金曜日の雨。平野部では雨でしたが、山の上ではきっと雪に違いない。きっとまた山の上ではフワフワの雪が積もっているに違いないゾ。ウッシシ~。なんて胸を膨らませ、「ヨシ! 大山北尾根の雪を蹴散らしてくるかァ!」と行ってきました。

ところがどっこい・・・

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2月19日

7時55分。日向キャンプ場の駐車場に車を止めて歩きだす。

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鍵掛沢と屏風沢の出会いからは、両方の沢に大きな堰堤が見えます。鍵掛沢堰堤の右岸の階段を登って尾根に取り付きました。が、屏風沢側からも登ってこれそうです。

ちなみにこの堰堤の銘板には『鍵掛沢ダム』と彫ってあります。そうか・・・。これは堰堤じゃなくてダムだったのか・・・。というか、違いがよくわからん・・・。

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鍵掛沢右岸尾根(ここはS-OKさんが鍵掛尾根と命名しています)は、なかなか快適な尾根です。下部は険しい岩尾根ですが、しっかりとトレースが付いていて、問題無く歩けます。上部は植林のなだらかな尾根。

P778で梅ノ木尾根に合流して、進路を西に。ここもバリエーションルートではありますが、はっきりとしたトレースが付いています。

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P893で三峰~大山の稜線にぶつかったら、進路を北へ。500mほど歩いたら唐沢峠です。時刻9時25分。

ここまではほとんど雪がありませんでした。先週はこの稜線にも3~50cm程の雪が積もっていましたが、溶けてしまったようです。

まあまあまあ・・・。まだ標高800そこそこだ。もっと上へ行けばきっと・・・。

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唐沢峠から唐沢へ向かって降りる。そして唐沢大堰堤の上の広場へ降り立つ。

ここは第1回のニカニカ集会が開催された聖地だ。その頃は、まだV歩きをしていなかったから、私は知らないけれど。

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石尊沢と南大山沢の出会いから尾根に取り付く。石尊沢右岸尾根と呼ばれている尾根だ。

普通、尾根の取り付き部が一番急だったりするものだが、ここは緩やかで取り付きやすい尾根だ。

ここは初めての尾根です。やっぱり“お初”の場所を歩く時はワクワクするね。

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なかなかのヤセ尾根だ。イイネ、イイネ! こういう険しい形相のヤセ尾根って嫌いじゃない。

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登るにしたがって、穏やかな緩尾根に変わってきます。

途中、迷いそうな尾根の分岐がいくつかあって、下降時のRFは難しそうではあります。「しまったなァ。逆ルートで下降した方が、RFを楽しめたかもなあ。」なんて悔しがったりします。

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標高1000mを超えると、待望の雪が出てきます。10cmくらいか。

が・・・固い。歩いていてあまり気持ち良くない。

う~ん。先週の雪の感触とだいぶ違うなァ・・・。

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大山の肩で登山道に飛び出しました。

ここから大山までの登山道歩きが、この日一番怖かったかも。踏締められた雪が凍結して、ツルツル滑る。登りだからアイゼン無しで歩いたけれど、下りだったらアイゼンは装着しただろうね。

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11時10分。大山山頂に到着です。

今年初めてです。まずは神社にお参りをします。やっぱり、年に1回は大山様にお参りをしなくっちゃ。それが丹沢で遊ぶ者の礼儀ってものさ。

山頂は今日も大勢のハイカーで賑わっています。自分にとっては落ち着かない場所なので、お参りだけ済ませて、さっさと北尾根へ向かいます。

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パラボラアンテナの裏から北尾根へと入る。雪の上に足跡無し。ヨシヨシ、いいゾいいゾ。なんてニコニコしながら雪の尾根に踏み出す。

雪は10~30cm。しかし、固い。そして重い。先週はサックサックと歩いたが、今日はザグッザグッという感じだ。30cmほど沈んだ足を引き上げるのに力が要る・・・なんて言うと大袈裟だけれど、これが続くと疲れてくる。所々に吹き溜まりが有って、ここに突っ込んでしまうとひざ上までズボッとくる。これがまた疲れるんだ。

先週、フワフワ雪を蹴散らしながら歩いた爽快感がウソのようだ。

「これだから雪の中を歩くのはイヤなんだ・・・」

きっと金曜日の雨は、ここ山の上でもやっぱり雨だったんだろう。そして雨をたっぷりと含んだ雪が凍って、こんなに固くて重い雪になったんだろう。

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西沢ノ頭の手前から、大ノ沢右岸尾根を下る事にする。足跡の無い雪尾根に足跡を付けながら歩くのは快感なんだけどね。

以前下った時は、930m付近の尾根の分岐を東へ下ったので、今日は北へ下る事にする。

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900mから下は薄っすらと雪が残っているだけです。この尾根は険しい場所も無く、楽チン尾根だね。

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唐沢へ降り立ちました。河原が広くて、なかなか雰囲気のいい沢です。でも、夏はヒルの巣窟ですから。

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本日2回目の唐沢大堰堤。ここから再び唐沢峠へ登ります。

そして来た道を戻ります。梅ノ木尾根のP778を通り越して、大沢分岐を南東方向へ。そして二ノ沢分岐とも呼ばれている720m(地図読み)のピークから南西の尾根に入る。鍵掛沢の左岸尾根を下ろうって考えです。

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そこにはこんな素敵な仕事道が、尾根に沿ってジグザグに付けられています。

こりゃ楽チンだ。すでに6時間以上歩いてへばり気味の足にはとっても優しい。

ところが50mほど下降した地点から、仕事道は南東側の尾根に向かっている。自分としては南西側の尾根を降りたい。イヤ、別にどっちに降りたって良いのだが、鍵掛沢出合付近に掛かっている腐った木橋へ下りようと決めていたのだ。やっぱり決めた地点へピッタリ降りたい。それが山遊びなのだ。

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後ろ髪を引かれながら仕事道と別れ、鍵掛沢左岸尾根を下る。こっちもなかなか雰囲気の良い尾根だ。なだらかで歩きやすいし。

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14時35分。最後がちょっと急斜面ではありましたが、目標通り腐った木橋へピッタリ下降できました。

橋を渡れば林道です。のんびりとクールダウンしながら駐車場へ向かう。

初尾根を4本ゲットしたのは有意義だったけれど、期待のスノーハイクにはガッカリでした。たった1週間でこんなにも様相が変わるものかねぇ。

もう丹沢の雪歩きは終わりかな・・・。春先の湿った雪にはそそられないしね・・・。

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2011/02/17

大山三峰で雪山気分

何故雪が降ったといって喜ぶのだろう? 意味がわからない。雪山の経験は皆無ではないが、ほとんど無い。わざわざ装備を揃えて行きたいとも思わない。

先週は丹沢にも相当雪が積もったらしい。スノーハイクを楽しみに出かける人も多いらしいが、全くそんな気にはなれない。ましてや先週末は、回復しつつあるとはいえヘコミ期の真っ只中。山へ行く気力など全く無かった。

山の空気を吸う事が、精神衛生的に良い事はわかってはいるが、どこへ行くかと考える事もメンドクサイ。M-KさんのHPを覗くと、13日は大山三峰へスノーハイクへ行くと書いてあるが・・・。スノーハイクかァ・・・雪の中を歩くのはなんだかなァ・・・。という感じだった。

一緒に連れて行ってもらおうと決めたのは当日の朝。目覚めた時に、久しぶりに気分が爽快だったから。

そしてこのスノーハイクが・・・。

思いの外楽しかった。クセになりそうなくらい。

いやァ~。雪山って楽しいワ!

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2月13日

朝、大急ぎで支度をする。といったって、スノーハイクの装備など持ってはいない。6本爪アイゼンとロングスパッツ。そして年に1回バカ尾根を駆け下りる時くらいしか使わないダブルストック。いつもと違う装備はこれくらいだ。

本厚木8時40分発の宮ヶ瀬行きにギリギリで乗る。バスにはM-Kさんとハッピーさん、kazさん、まーちゃんが乗っていた。

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煤ヶ谷のバス停から谷太郎林道を歩きだす。時刻すでに9時20分。最近、スタートが遅いよなァ。

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鳥屋待沢に入り、沢沿いを遡る。

獲物待ちをしているハンターに出会う。今日は鳥屋待沢の左岸(惣久尾根)で猟をしているとの事。我々の予定は右岸の宝尾根だから少し安心。Vルート歩きでは、熊も怖いけどハンターだって怖いんだ。

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M-Kさんは、今日は長靴だ。わざと水の中を歩いたりしてはしゃいでいる。

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1kmほど沢を遡った所で、P512に向かって急斜面を登り始める。

この辺の山域はM-Kさんとkazさんのお庭だ。けど、自分はほとんど歩いた事が無い。大山三峰って何故かあまり足が向かない山なんだよなァ・・・。夏はヒルの巣窟。冬はハンターがいっぱい。オマケに熊も多い山域だ。

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尾根に乗るとけっこう雪が深い。深い所では30cmくらいか。kazさんが先頭でラッセルをしてくれる。

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雪の中を歩いた経験があまり無いから、なんだか新鮮な気分だ。新雪を踏みしめながら歩くのが、こんなに気持ちが良いとは思わなかった。

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この辺にこんなに雪が積もるのは珍しいと、kazさんが言う。確かに1000mにも満たない三峰がこんなに雪深いとは思わなかった。けど、なんだか楽しいよ。

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P777から先は険しいヤセ尾根が続く。kazさんに代わってトップを歩かせてもらうが、厳しい馬の背に50cmくらい雪がついている場所があって、足が止まってしまった。足の置き所を間違えると踏み抜きそうで、ちょっとビビる。kazさんがさっとトップに入って、ルートを作ってくれる。

サスガだ・・・。

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三峰の稜線までもうひとふん張りの地点。ヤセ尾根急登の上から、こちらを見物している人がいる。手足総動員でフ~フ~言いながら這い上がると、なんとミックスナッツさんだった。唐沢林道から樋嵐沢右岸尾根を一人でラッセルしてきたらしい。いつもながら呆れる脚力だ。

ここからはミックスナッツさんも合流。三峰の稜線を南下する。もういい時間だし、普通に登山道を不動尻へ降りようって事になった。

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ところが・・・やっぱり普通の道を歩けないおバカな面々。不動尻分岐に着いた時点で、この先のV尾根を降りようと、M-Kさんが言い出す。誰も反対しないし、むしろ大賛成。

kazさんがラッセルしながらザックザックと降りていく。途中からは凄い急斜面だ。逆に雪が積もっているから簡単に降りられる尾根かもしれない。雪の下がザレザレの急斜面なのが靴底に感じる。雪が無い時の方が滑りそうだ。

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無事、不動尻に降りて、二の足林道を帰路につく。

楽しいスノーハイクでした。

雪の山を歩くのって、意外と面白いかも。

などと、寒さが大ッ嫌いな私も思うのでした。

ポカポカ陽気の冬晴れの日でしたからね・・・。

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2011/02/11

雪梅

雪に誘われて散歩に出る

雪というよりみぞれだけどね

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年明けから短い周期で鬱が襲ってくる。

先週からズドンと落ちた。

持病だから慣れてはいるけど、嫌になるよね・・・。

ようやく上向いてきたみたい。

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雪だったらよかったのに・・・みぞれじゃねえ。

服がびしょびしょだ。

こんな日に散歩なんて・・・と思うだろ。

でもね。やっぱり歩く事が好きなんだ。

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凍りついた梅の美しさにホッコリとする。

少しだけ。

鬱々とした心に光が射す。

少しだけね・・・。

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2011/02/01

日影山

「山は計画を練っている時が一番楽しいよね」なんて言う人がよくいますが、全くその通りだと思います。思うんですが、どうも計画を立てたり練ったりするのが苦手なようで・・・。時としてそういうのがめんどくさかったりするんです。

だいたい、いっつも、前日になってから「さて・・明日はどこへ行こう」なんて考えます。パッと決まる時も多いのですが、時としてそういうのがめんどくさかったりするんです。

先週末もそうでした。山行計画を考えるのが「メンドくせぇなァ・・・」なんて思いながらPCのスイッチを入れてM-Kさんのサイトを覗くと、日影山へ行くとか。「へ? 日影山ぁ?」なんて思ってしまったわけです。

実を言うと、この山にはまだ行った事が無い。けれど、イメージとしてはお散歩気分で行けるお気楽な山。破線とはいえ登山道も有るしね。

でもまあ・・・行った事が無い山だし。たまにはお気楽な山歩きもいいっかァ。なんて気分で、「ご一緒させてください」とメールを送ったわけです。

ところが・・・だ。

M-Kさんがそんな甘っちょろいプランを立てるわけ無いじゃん!

って事を、あらためて思い知らされた山歩きでした。

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1月30日

メンバーはM-Kさん、イガイガさん、massyさん・・・と私。

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皆瀬川の奥、人遠(ひととお)の集落の下に車を止めて歩きだします。

時間はすでに9時近く。山歩きとしては遅いでしょう! そんな事も「今日はのんびりハイク」なんて気分を助長させます。のんびりハイクにイガイガさんが参加するなんて、どんな風の吹き回しだろう? なんてことも思いながら。

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人遠の集落の奥から、大野山の北東稜線へ上がる尾根に乗ります。

この尾根、登山地図にも地形図にも道が記載されていませんが、実際はくっきりとした径路が付いている。

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massyさんが昔の日地の登山地図のコピーを見せながら「昔は登山道だったんだよ」と教えてくれる。

なるほど。所々に朽ちた道標が転がっている。

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1時間ほどで林道に飛び出します。ここを左に折れると大野山ですが、今日は右へ折れて日影山方面に向かいます。

さて、この林道の事です。山北から大野山山頂のそばを通って、この先で行き止まりになっています。かたや先程車を止めた皆瀬川沿いの道。八丁の集落の先で行き止まりになっています。が、この二つの道を繋げるべく、現在工事中らしい。両側から林道延長工事を進めているらしいのです。

谷を挟んだ向こう側、同じくらいの標高の山腹に、林道工事中の現場が見えます。

そしてM-Kさんが、「この林道の未開通区間(つまり工事予定ライン)を、向こう側の林道まで歩きたいのだ。」と言います。

はて? 何故にそんな事を? と思いますが、我が師匠が「歩きたいのだ」とおっしゃる事に、もちろん異存はありません。普通に登山道を歩くよりも、面白そうではあるしね。

P702の東あたりに工事車両が止まっている。この先が未開通区間らしい。あれあれ。日曜だというのに、工事の方々がいらっしゃる。確か手前に『工事中 立入禁止』なんて看板が有ったような気がするが、ここは「こんにちはァ~」なんてにこやかにすり抜けるしかない。工事の人が苦笑いをしながら「この先は道が無いよ」と言う。「あ・・・ええ・・・。ちょっとそこまで。」とか、わけのわからない事を言いながらすり抜ける。

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林道行き止まりから先、薄いトレースがトラバースしている。それを追って少し歩くと石積の痕跡が見つかる。残念ながら写真がピンボケでアップできないが、丹沢の古道によくある径路補強の石積跡に間違い無い。

とたんに色めき立つ。という事は、ここに古道があったんだ。こりゃ面白い。

いや、たぶん、私以上に色めいたのがイガイガさんだ。さっきまでつまらなそうに後方を歩いていたイガイガさんが、先頭に立ってバリバリと歩きだす。

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道の痕跡が有るような無いような・・・といった感じではありますが。さすがイガイガさんのレーダーは鋭い。わずかな径路の痕跡を探り当てて先へ進む。

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ほら。炭焼窯の跡だ。ここに古道が有った証拠だ。

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幅1mくらいのくっきりとした道型が残っている部分もある。かと思えば、ガラガラの斜面をトラバースしなければいけなかったりする。

こういう廃古道は沢を渡る部分が危険なんだ。ここもやっぱりそうだ。危険なトラバースで沢を越えていく。

そしてやっぱりイガイガさんはスゲぇなあ、と思う。私だって、トラバースは不得意じゃない。でも、イガイガさんは普通に平坦地を歩くように、ザレ斜面をトラバースしていく。とてもかなわない。

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4本目だったか5本目だったかの沢。対岸は絶壁に近い崩壊斜面。行き詰ったか・・・と思った。が・・・。イガイガさんはヒョイヒョイと絶壁斜面を渡っていく。呆然と見ていたが、なるほど、イガイガさんが歩いた跡を追えば、なんとか渡れそうだ。ピンポイントのルートを、瞬時に見抜いていたんだ。

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最後はこんな岩場を越えて・・・。

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反対側の林道に立つ事ができました。

いや~。スリル満点だった。楽しかった。

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林道工事の現場事務所が有る場所から、階段を登って日影山へ向かう尾根に上がります。

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仕事道を辿れば、大野山から日影山へと続く登山道に合流します。

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初めて来た日影山山頂。手書き山名板が4枚も! さらに朽ちて落ちている物も。

いい加減にしろよ! と言いたくなる。だいたい、マーキングの類は嫌いなんだ。山仕事の人がマーキングするのは当たり前だけど、遊びで山を歩く人間がマーキングするなんてありえない。山を汚しているだけだゼ。まあ、山名板については、気持ちはわかる。としても、1枚ありゃ充分だろ?

さて。山頂で一服したら、真南の尾根を下降します。

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ここはまさしくVルート。「ウヒャ~!」と叫びたくなるような激ヤブだ。

ヤブ漕ぎは嫌いじゃないんだ。とは言え、やっぱり疲れるゼ。

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標高で100mほど降りた所で、ようやく笹ヤブから開放される。ミツマタの群生地だった。

後はRFを楽しみながら、尾根を下降する。

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富士山なんかも見えたりして。気持ちイイ~。

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無事、八丁の集落へ降りてきました。

それにしても。

のんびりハイクのつもりだったのが、激ヤバトラバースあり~の、激ヤブ漕ぎあり~の。

M-Kさん、イガイガさん、massyさん。楽しい山歩きをありがとうございました。

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山奥の集落でも、梅がチラホラと咲き始めました。

もう間も無く立春だねぇ。春が待ち遠しいなあ・・・。

ホント、寒いのは大嫌いなんだ。

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