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2010/11/26

セギノ沢の古道を歩く

『丹沢の古道を歩く』シリーズも、もう何回目をむかえたでしょうか。そんなシリーズを作った事はないですが・・・  古道、廃道の探索は私のライフワークのひとつです。イヤ、全く大袈裟に言ってますが・・・

自分的にはずいぶん丹沢の古道を歩いてきた気がしますが、まだまだ歩いていない古道がたくさん残っているんです。調べれば調べるほど、『ここにも古道があるのか』『ここも廃道跡か』と出てきます。

一昔前の丹沢は林業や炭焼き、鉱山師などが縦横に仕事道を作って歩き回っていたのでしょう。山奥の集落の生活道だったり、御料林の見廻り道だったり エトセトラ。その多くは沢沿いの道だったり、山腹のトラバース道だったりします。私などは尾根沿いのほうが歩きやすいだろうと思いますが、昔の人はアップダウンの少ないそういう場所に道をつけたんですね。

ところが沢道やトラバース道は大雨に弱い。道として使われなくなり、踏み固める通行者がいなくなるとあっという間に崩壊していくんですね。

そして大自然の中へ飲み込まれていきます。それが自然の摂理です。

でもその前に・・・。

ちょっとでも痕跡が残っているうちに、『そこに道があったんだ』という事を知っておきたい。そして記憶に残しておきたい。『ここを古(いにしえ)の人達が歩いていたんだ』という感覚を感じておきたい。

そんなわけです。

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11月21日

さて、この日の目的は、二本杉峠から千鳥橋へ抜ける古道を歩いてみる事。(ここは地形図に破線が残っていますが廃道です)

そして地蔵平から大滝峠へ抜ける、セギノ沢沿いについていたとされる古道跡を探索してみる事。

同じく地蔵平からセギノ沢を歩いてみたいと思っていたSさんと意気投合し、この日は二人旅でした。

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中川橋の駐車場でSさんと待ち合わせ、7時50分頃スタートです。気持ち良い小春日和でした。

上ノ原の集落から登山道に入り、二本杉峠に向かいます。ここは今でも現役の正規登山道ですが、私は歩くのが初めてです。

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9時 二本杉峠に到着。ここは峠には珍しい五叉路です。南は権現山への尾根道。北は屏風岩山への尾根道。そして北西に向かうトラバ道は地蔵平へと続くサカセ古道。ここは崩壊が激しい危険なルートらしいのですが、いずれは歩かねばなりません。今日は西の谷へと降りる古道跡を辿ります。

しばらく歩くと、踏み跡が左右へと分かれる。直感で左への踏み跡を辿る。だけど、私の直感って、よく外れるんですねぇ。ホント、見事に外す。

しばらく歩いて、「こりゃ違うワ」と気がつく。踏み跡は薄っすらと先へ続いているが、コンパスと地形図で確認すると、権現山の方へ向かってトラバースしている。Sさんにゴメンナサイをしながら、どうしようかと考える。とにかく清水沢へ降りちゃえ。沢沿いに歩けば、古道へ復帰できるはず。

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急斜面を木に掴まりながら下降し、ガラガラとした枝沢の源頭に降り立つ。枝沢を下って、清水沢の本流へ出て、沢沿いに下降する。

私の場合、先人の山行記録のコピーなどは持って歩かないのですが、頭を回転させて読んだ記録を思い出す。確かこの古道は、いったん清水沢へ降りてから、再び右岸の山腹を登っていくはず。

右岸側の様子を伺いながら歩いていたのだが、それらしき痕跡を見つけられずに堰堤に出た。標高560m付近。「この堰堤を巻き降りちゃったら、古道に復帰できなくなる」と、直感的に思った。全くあてにならない直感ではあるが。

「ちょっときついけど、右岸の斜面を登りましょう」とSさんに言う。

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グリップの効かないズリズリ斜面を四つん這いで這い上がる。30mほど上がったところで、くっきりとした径路跡を発見。

そらみろ! 直感が当たった! ・・・・って、もっと手前で気がつかなきゃ・・・。注意していれば、沢から上がる径路跡を見つけられたはず・・・。Sさん、おバカな真似させちゃって ゴメンナサイ・・・。

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10時10分 大股林道の千鳥橋脇へ出る。前半経路跡を見失ったから、古道探索としては失敗だ。ここはまた、探索しに来にゃなるまい。

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地蔵平へ向かって林道を歩く。ところどころに9月の豪雨の爪痕が残る。林道上に土砂が積もっている。歩くには問題無いが、車は到底無理だ。水ノ木林道の方も、崩壊してるとの噂を聞いている。まあ、僕らは世附の林道には車で入れないから、関係ないけどね。

という事はだ。今年は世附山域での猟は無いかもしれないな。これは僕らにはありがたい。だって、冬のヤブ歩きでは、熊と同じくらいハンターが怖いからね。

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10時45分 地蔵平に到着。

一度ここへ来たかったと言う嬉しそうなSさんを見て、なんだか私も嬉しくなる。

さあ。

一息入れたら大滝峠へ向かって出発だ。ここからセギノ沢沿いに付いていたという古道は、地蔵平と一軒家避難小屋あたりにあった集落とを結ぶ生活道だったらしい。さらにその先西沢経路に繋がる、わりと重要な道であったんじゃないかと思うんだ。

ハッピーさんからいただいた古地図のコピーには、『権現歩道』としてはっきり経路が付いている。

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まずは地蔵平から北へ伸びている林道を辿る。

・・・って、これ林道か? もうすっかり古道の風格だ。

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30分ほど歩いて、大滝沢橋に到着。この橋の名前が不思議なんだよね。ここはセギノ沢であって、大滝沢は山の向こうの沢の名前。何ゆえ『大滝沢橋』なんだろう?

ここから林道と別れ、セギノ沢へと降ります。

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すぐに堰堤。ここは右岸から巻く。急斜面だが、簡単に巻ける。

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薄っすらとした経路の痕跡を辿りながら、時にはヤブを掻き分ける。

もしかしたら沢の水流沿いを歩いた方が楽かもしれない。が、あくまでも目的は古道の探索だ。沢の右岸を左岸を、痕跡を探しながら歩く。

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朽ちた標識も経路跡の証拠だ。こういった標識は、経路沿いにしか立てないからね。

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やがて滝が現れる。ここでまたルートミス・・・。

頭に残っていた先人の記録では、滝と奥に見える堰堤を巻くために、右岸側に巻き上がる経路が有ると。

だいぶ手前で右岸斜面に巻き上がる踏み跡を見つけて、「ここだ。」と上がってしまった。だが踏み跡は斜面の上であやふやになる。そしていく筋もに分かれる。こりゃ、経路跡じゃない。ケモノ道だ・・・。

またまたSさんにゴメンナサイをして急斜面を沢へ下降する。

結局、滝のちょっと手前の涸れ沢沿いに、はっきりとした経路跡がありました。

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ところどころ現れる道跡はほとんどがヤブに埋もれかけている。

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道の痕跡が無い所は、水流沿いを歩く。

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するとまた、はっきりとした道跡が現れたり。

ずっと本流沿いを歩いてきたが、860mの二又で右の支沢に入る。大滝峠へ詰めあがるには、この方向なんだ。

続いて880mの二又を右へ。

すると、すぐに三又。

先日ここを歩いたばかりのハッピーさんは、「最後の三又は右」と言っていた。

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右の沢へ入ると、すぐにコルが見えた。

あれか! あれが大滝峠か!! 

最後の急登を頑張る。沢床を詰めきるのがしんどくなって、左の尾根に逃げて、トラバース気味にコルに詰めあがる。

13時20分 コルに立つ。

が・・・違う・・・。記憶にある大滝峠と違う・・・。

ゼイゼイとしながら地形図とコンパスを確認する。どこに立っているのかはすぐわかった。大滝峠のやや南西。960mのピークの東のコルに立っているんだ。

クっ・・・大滝峠への詰め上がりに失敗・・・。

家へ帰ってから、ハッピーさんにもらったGPSの軌跡をよくよく解析してみた。ハッピーさんは、最後の三又を右へ入り、すぐに左手の尾根に上がり(ここまでは私達の行動と同じ)、その尾根を巻くようにして乗越し、大滝峠へ向かってトラバースしていた。

さて・・・。ハッピーさんがとったルートが古道のルートなのか、それとも最後の三又で真ん中を選択すべきだったのか・・・。また課題が残ってしまった・・・。

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さて。

屏風岩山へ向かって歩く。歩きながら「下山コース、どうしましょうかァ」などと話す。予定では笹子沢左岸尾根をRFしながら下降するつもりだった。

でも、疲れちゃった・・・。

Sさんも、なるべく簡単に降りたいと。それじゃあ、おとなしく屏風岩山から二本杉峠へ登山道を歩きましょうか。良い子コースで。

が・・・ここでまたもやゴメンナサイだ。

屏風岩山の南で、毛出シ峠へ降りる左折ポイントを間違えてしまった・・・。

二つ手前のピークで左折。後方でSさんが「なんか違う」と言っているのに、「こっち、こっち」とさっさと降りる。ついにSさんが立ち止まって「違うでしょ」。

Sさんがいなけりゃ、笹子沢へ降りちゃうところだった・・・。一般登山道でルートミスするなんて・・・恥ずかしいったらありゃしない・・・。

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この後、二本杉峠を経て、中川橋に無事帰着。15時50分。

今日も有意義な冒険でした。単独ではちょっと怖いセギノ沢も、Sさんと一緒で楽しく歩く事ができました。

それにしても、今日はゴメンナサイばかりだった・・・。なんでこんなにボケてたんだろう・・・。なんて考えてみた。

よくよく考えてみりゃ、いつも通りだ。いつもこんなもんだぜ。ルートミスはいつもの事さ。いつもは単独だから、ゴメンナサイをしてないだけだ。

が・・・。Sさんにしてみりゃ、たまらんよね。こんな奴のリードで、崖斜面を登らされたり、下降させられたり・・・。

ホント・・・ゴメンナサイでした。

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2010/11/22

鍋割峠の古道を歩く ~ついでにオガラ沢~

先日T.I.さんから、丹沢一帯の昭和30年発行の国土地理院地形図のコピーをいただいたんです。古い地図を眺めるのは大好き。

で、これはその一部

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鍋割峠の南側の経路は、現在も使っている寄からコシバ沢を遡って鍋割峠に上がる登山道です。問題は北側。経路の点線はトラバースしながら鍋割北尾根のコルを乗越し、鍋割コシバ沢を下って尊仏ノ土平まで続いています。

ちょっと調べてみたら、寄方面から尊仏参りにいくための経路だったらしいんですね。

「これは歩いてみにゃならんだろう」と思っていたんです。

鍋割峠から北側に、うっすら経路跡が続いている事は知っていました。鍋割峠と鍋割北尾根のコルの間はイガイガさん、M-Kさん、AYさん、ミックスナッツさん、まーちゃん達が歩いている。崩壊が激しくとっても危険らしい。

コルから鍋割コシバ沢へ降りての下降は、数年前にAYさんが歩かれているが他の記録は検索してもヒットしない。

う~ん・・・。と考え込んでしまうような経路探索だが、とにかく行かねばなるまい。

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すっごく縦長のルート図になってしまったので、90度回転しちゃいました。見づらいかもしれないけど・・・。

11月20日

前々日まで雨予報だったのが、前日いきなり晴予報に変わりました。で、急遽暖めていた計画を決行することに。

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ところが寝坊&東名渋滞で、寄大橋に到着したのが9時20分。支度を整えて歩き始めたのが9時半。

ちょっと遅すぎだね・・・。これが後でひびいてくる。

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雨山峠へ向かう道を歩く事、約1時間で釜場ノ平。先日ここで、テキーラさんが山ガールに遭遇したとか。こんな静かな登山道にも、オシャレさん達が進出してきているらしい。

で・・・私もここでベンチに腰かけ、山ガールを待つ事に。

違う、違う!

やっぱり新しい靴がシックリこないのだ。このまま急登にかかると、またかかとを痛める予感。そこで前もってバンドエイドをかかとに貼っておく。

すると下から鈴の音が・・・。おっ!山ガールか! と思ったら先程追い抜いた青年だった。

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青年の後を追いながらコシバ沢を上がり、鍋割峠に到着。11時半。

さあ、ここからが冒険のスタートだ! ・・・って11時半? もう?

出発が遅かったからなあ・・・。日が短いこの時季、一抹の不安が残るが・・・出発!!

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峠から北側の山腹沿いに、けっこう明瞭な経路がついている。

少し歩いた所で、水平に伸びる経路と下へ降りる経路に分かれる。

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水平の経路を進むと、崩壊斜面。これは・・・渡れない。

戻って、下へ向かう経路に入る。崩壊斜面の下を巻いて、また斜面を登る。

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少し進むと、再び崩壊斜面。地形図にも崖記号が付いている斜面だ。さっきよりガラガラしているが、これは・・・渡れない事はない・・・か?

M-KさんのHPには『こんな斜面を渡ってはダメ。下を巻け』と書いてあった。でも、AYさん、ミックスナッツさんは渡っている。師匠の言葉にそむくのは本意ではないが、行っちゃえ~い!

こういうトラバースで、「なんとか渡れるよ」となるか「死ぬかと思った」となるかは、足の置き場所で決まる。一歩一歩、慎重に足の置き場を見極めながら歩く。前方で、ガラガラと音を立てながら、コブシ大の石が転げ落ちてくる。

ヒエ~~~

と思いながらも、なんとかトラバース成功。

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少し進んでまた崩壊斜面。今度は幅が狭いが、ガバっとえぐれている。

ここだ。先週AYさんに話を伺った時、「コルの直前の崖に気をつけて。手がかりが無いから。」と言われていた場所だ。崖の向こうにはもうコルが見えている。

目で追いながらルートを探るが・・・。無理だ。これは行けねぇ・・・。崩壊斜面は渡れても、最後の崖を登れそうもない。先日、AYさんとミックスナッツさんはここを横断しているはずだけど・・・。クッ! 悔しいが、あの二人の真似はできない。

上へ巻き上がる。20mほど登ってコルへ降り立つ。12時5分。鍋割峠から35分かかった。

このコルはオガラ沢乗越と呼ばれています。が、自分としては釈然としない。だって、ここはオガラ沢の源頭では無いもの。ここは鉄砲沢と鍋割コシバ沢の源頭。『峠の向こうへ』というHPに詳しく書いてありますが、古文書にでてくるオガラ沢乗越は、ここから北西にあるオガラ沢の源頭のコルじゃないかと考察しています。私もその意見に賛成。

だいいち、ここは古道の“乗越”ではない。鍋割峠からほぼ水平にトラバースしてきて、沢へと降りるのだから、“乗越”ではないのだ。

なんて理屈っぽい事は置いといて・・・

鍋割コシバ沢へと下降を開始します。

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沢の源頭にしては、傾斜は緩やか。古道の痕跡らしきものもポツポツあります。

あくまでも“らしき”だけどね。

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水流も無く、ゴロゴロとした沢床を歩きます。落ち葉が積もるゴーロは、思いのほか歩き難い。というか、危ない。落ち葉で石の様子が見えないのだ。隙間に足をとられたりする。

標高920m付近で、右岸側のアチコチから水が湧き出ていた。美味かった。

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12時40分 尊仏ノ土平に到着。相変わらず荒涼とした場所だ。けど、なんとなく好きな場所。河原に寝っ転がってみる。気持ち良いなァ・・・。

さて・・・。

鍋割峠の古道の探索は終わった。この後、どうしようか・・・。

そうだ。

と思い立ったのがオガラ沢ルート。地形図に破線が記されているものの、廃道になっているルート。まだ歩いた事が無かったんだ。経路の入口に『キケン』と書かれているからビビッてたわけじゃないゾ。なんとなく行きそびれていただけだ。

13時  尊仏ノ土平を出発。

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玄倉林道を歩いてオガラ沢出合へ。13時15分。

この堰堤の上、左の支沢を登っていくのが、『尾根コース』と言われている、一般的な鍋割北ルート。本流を登っていくのが『沢コース』と呼ばれている廃道。

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堰堤の上にはこんな落書き『ナベワリ山 ↑ 上級者コース キケン多し』と書いてある。

「オマエは上級者か?」と問われれば、「と・・・トンデモナイ!」と答えるしかないが、行けない事はないだろう。

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なかなか良い沢です。滝も無いし、沢屋にはつまらん沢だろうけどね。私にはこれくらいの沢が丁度良い。

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時々、古道の痕跡も出てきます。が、痕跡を辿るとスパっと切れてたりするから、ここは水流沿いを歩くのがいいかも。

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標高920m地点の二又。本流は左。だが、地形図の破線は右の支沢に付いている。右の支沢を詰めて尾根にあがるのがルートだったのだろう。

が・・・ここは左の本流へ入って、もっと上流で尾根に詰めた方が楽なような気がする。下流からずっと付いていた青いマーキング、ブルーシートを引きちぎってひも状にしたマーキングも左の本流を示している。

こんな汚いマーキングを頼るのも悔しいが・・・いや、マーキングを頼ったわけじゃないぞ。自分で地形図を読んで判断したんだ。

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980m地点でまた二又。本流は左だが、ここは右の支沢を詰める。

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目指すコルが見えてきた。最後は急登だが、ギリギリ二本足で歩ける程度。

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尾根に上がって、オガラ沢ノ頭へ向かう。が、この尾根がキツイ。地形図では全く読み取れないのだが、ナイフエッジのヤセ尾根と45度超の急斜面の上り下りが続く。

あの“キケン”という落書きはこの尾根の事だったんだね。沢には特にキケンそうな場所は無かったから。

“キケン”と言うより、“疲れる”。この尾根の通過で、相当体力を消耗してしまった。

オガラ沢ノ頭から鍋割山を目指す。急斜面の登りがキツイ。足が上がらない。朝からアンパン1個しか喰ってないんだ。 実は、今日は鍋割山荘で鍋焼きウドンを食べようと思っていたんだ。だから、おにぎりも持ってきていない。

とにかく鍋割・・・鍋焼き・・・と呟きながら頑張る。

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鍋割山頂に着いたのが15時15分。

うそ! なんでこんなに時間がかかったんだろう。オガラ沢出会いから2時間も! 沢コース、思ったより大変だった。

予定では14時半頃山頂に着いて、ウドン喰って15時に下山開始だった。ここから寄大橋まで大急ぎで歩いても1時間半か・・・。日没は16時半。

ダメじゃん! ウドン喰う時間が無いどころか、真っ暗になる前に車へたどり着けるかどうかも微妙。ライトは持っているけどさ・・・。

5分だけ休憩して、下山開始。登山道を急ぎ足で降りる。たぶん、最短ルートは後沢左岸尾根から後沢へ降りる作業経路。

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15時55分 後沢乗越。ライト無しのリミットが16時45分として、なんとかギリギリのペースだ。

後沢左岸尾根入口の鹿柵扉を開けようとするが、針金でグルグル巻きにしてある。

クソッ! なんの意地悪だよ! イライラしながら針金を解く。そしてまた、グルグル巻きで扉を閉める。時間がかかるけど仕方がない。たぶん山仕事の人がグルグル巻きにしたんだろうからさ。

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ここは、Vルートでもわりと有名だから、解説はしないけれど。もう薄暗くって、写真も撮れなかったからね。でもなかなか良い経路だよ。仕事道歩きだから、V派には物足りないかもしれないけどね。沢にかかる木桟橋も、ハイキングコースなみに整備されてる。

さて。仕事道をジャンジャンと降りて、なんとか16時45分、寄大橋の駐車場に帰着しました。

今日も面白い冒険だった。

けど・・・バテバテだァ。というか腹減った。朝からアンパン1個しか食べてないんだ・・・。

今日の教訓

時間読みはしっかりと! 山歩きの日は寝坊するな!!

 

最後に

丹沢の山を歩く皆様へ

鍋割峠北側のトラバースルートへ入るのは、おバカな人達だけです。「自分はバカじゃない」と思う人は、決して入らないでください。マジ、危険です。危険であるがゆえに時間もかかります。時間的には稜線を辿るルートと変わりません。

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2010/11/16

大山北尾根周回

もう・・・

冬の足音が聞こえてきました。

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11月13日

この日は夕方から仕事の予定が入っているので、半日しか遊べません。新品の靴の試しも兼ねて、大山北尾根の支尾根で軽めの周回をしてきました。

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地獄沢橋を基点にして、15号鉄塔尾根を登り、ネクタイ尾根の一本北の尾根(大ノ沢右岸尾根とでもいうのか?)を下降し、ネクタイ尾根を登り返して、14号鉄塔尾根を下って戻る。5時間くらいで回れるはずのコースです。

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7時半。地獄沢橋の脇に車を止めて、落ち葉舞う地獄沢林道のゲートをくぐります。

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林道を歩く事20分。標高670m付近でこんな立看を発見。はは~ん、これだな。東電の鉄塔巡視路の標識に違いない。その証拠は、脇に見える半分埋もれたプラ階段だ。プラ階段で経路を作るのは、東電だけ(だと思う)。

ここから尾根に取り付く。

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急登だけれど、ちゃんと経路がつけられているから歩きやすい。

12~3分で鉄塔の下に出た。15号鉄塔だ。

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鉄塔から上は道は無い。傾斜のきつい尾根を頑張る。

この辺で足に違和感を感じ始める。そう、今日は買ったばかりの登山靴の試し履きなのだ。はじめからシックリはしていなかった。これはしょうがない。新しい靴は馴染むまで時間がかかるものだからね。

だけど急斜面を登り始めたところで、かかとに強烈な違和感が。何かが、かかとに当たる。それがだんだん痛みになってきた。

一回靴を脱いで、かかとの辺りを調べてみたけれど・・・別に靴に異常はなさそう。

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北尾根の稜線が近づいてくるにしたがい、傾斜もだんだん緩んでくる。

緩斜面になると、かかとの違和感も消える。

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8時50分 西沢ノ頭に立つ。

今日は快晴の小春日和って予報だったのになァ。ご覧のとおり、眺望はさえない。

北尾根を大山に向かって歩く。西沢ノ頭から少し下って、また少し登り返した地点。左手、北東方向へ、はっきりとした尾根が派生している。

今日はここを下降してみるのだ。初めての尾根。大好きな未知尾根のRF下降。

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踏み跡は有るような無いような・・・。でも、マーキングテープはベタベタと張ってある。興醒め! 尾根の分岐点にマーキングとかなら、まだわかる。なんでもないところにベタベタと・・・ホント、うんざりする。マーキングに名前だの日付だの書いてる奴、何の主張だよ!

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木にぶら下がってるビンを発見。なんだろう? 林業関係の物かな? ビンには『ネクタイ      唐沢峠』と書いたテプラが貼ってある。

しばらく歩いて「あ~!」と気がついた。きっと、アホな奴が付けた新手のマーキングだ。しかもここをネクタイ尾根と間違えてやがるんだ! しかも唐沢峠から遠ざかるようにのびている尾根なのに! しかもしかもビンなんか木にぶら下げやがって!

引っぺがしたかったが、そのために、また登り返すのもバカらしいし・・・。

誰か撤去を頼む。

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920m付近で尾根は左右に分かれる。ここは右の尾根へ行く事は、最初から決めていた。ネクタイ尾根を登り返すには、こちらの方が近いからだ。が、ここの分岐はとてもわかりづらい。注意しながら歩いていたのだが、分岐点を気付かずに通り過ぎてしまった。50m程行き過ぎた地点で後ろを振り返って、東へ伸びている尾根を発見。戻って、予定通りの尾根に入る。

この尾根が、また自然林の素晴らしい尾根だった。しかも人が歩いた気配があまり無い。うっとおしかったマーキングテープが全く無くなった。ベタベタとマーキングする奴らも、こっちの尾根は歩いていないんだろう。そう思うと、なんだか小気味良くなった。

分岐がわかりづらい事もあって、大ノ沢出合へ向かって尾根を下降するのが普通なんだろう。

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もう少しで唐沢。という地点で尾根が二つに割れる。そして鹿柵。

さあ・・・選択肢は三つ。鹿柵に沿って右へ降りるか、左へ降りるか。それとも脚立を乗り越えて、鹿柵内の斜面を降りるか・・・。

ここは右へ降りる。正解かどうかはわからない。他の二つを歩いていないからね。が、最後は5m程のザレ斜面を滑るように降りる。

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唐沢に降り立った。上流に向かって歩く。この先の堰堤群は、右岸から巻くのが普通なのだろうが、左岸にも踏み跡が有ったのでそちらを巻いてみる。

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10時10分。 唐沢の堰堤の上へ出る。広場のように見えるが、沢床だ。水は全く無い。(この上流の石尊沢には水が流れているから不思議だ)

ここで食事休憩。紅葉が綺麗だ・・・。

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20分ほど休憩したら、ネクタイ尾根に取り付く。

石尊沢左岸の鹿柵沿いをしばらく登っていくと、山腹を折り返しながら尾根の背に登る経路がついている。尾根に乗れば、こんな素敵な階段も。

ワイルドな尾根が好きだけど、こんな尾根も嫌いじゃないさ。なんたって歩きやすいからね。

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尾根の途中途中にネクタイがぶら下がっている。まあ、この尾根のシンボルみたいな物だからね。みんな面白がってぶら下げていくんだろうけどさ。オイラに言わせりゃ、ゴミだぜ。こんな立派な大木にぶら下げちゃってさァ・・・。

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歩きやすい尾根ではあるけれど、ところどころに急斜面はある。最大で45度くらいの斜面も。そういう急斜面では、やはりかかとが痛くなる。靴の中の何かが、かかとに当たっているのだ。一般の登山道ではこんな急斜面は滅多に無いだろうから問題ないかもしれないが、Vルートウォーカーとしては大問題だ。

11時40分 再び北尾根の稜線に立つ。

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今度はここから14号鉄塔尾根を下降する。11時50分。急がねば・・・1時前には地獄沢橋へ戻らなければ、仕事に間に合わない。

『関係者以外立入禁止』の文字の上に『行き止まり、危険箇所があるため』と書いてあるよ。ウンウン、こういう所には立ち入らない方がいいよ。おバカな人以外はね。

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モノレールに沿ってタッタッタッと早足で降りる。

新しい靴の調子はすこぶる良い。足も楽だし、グリップが良い。落ち葉積もる急斜面でも、ガシっとグリップしてくれる。

靴の良し悪しは下りでしょう。合わない靴で足を痛めるのは、必ず下りだ。

そう考えると、この靴は当たりだったかもしれない。ただ・・・あの急斜面を登る時の、かかとの痛みがなァ・・・。履き慣れれば解消するのだろうか・・・。

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P1021を越えて、気持ちの良い美尾根をひたすら降りる。

この尾根、けっこう枝尾根の派生が複雑で、本当はRF下降が難しい尾根なのかもしれない。だけどモノレールが導いてくれるから、RFも何もない。ただひたすらレールに沿って降りる。

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14号鉄塔に到着。

ここで一息入れながら、一応地形図を確認。この先もレール沿いに降りるだけだから、間違えようは無いのだけれど。

が・・・何かおかしい・・・。地形図と地形が一致しない。高度計を見ると900m。地形図上で鉄塔の立つ位置は870m。高度計の狂いか? それとも地図の間違いか? 周りの地形を眺める。900m地点だとする方がシックリするような気がする。

そうか・・・。確かミックスナッツさんのサイトにそんな事が書いてあったかもしれない。「13号と14号の鉄塔の位置が地図と違う」といったような事が。

家へ帰ってからGPSロガーの記録を見てみると、やはり鉄塔は900m地点に立っていました。こういうのは困るよねぇ。未知尾根でRFしている時って、鉄塔や高圧線は重要な判断材料だからね。もし、レールがなかったら、そうとう混乱していたと思うよ・・・。

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さてさて。

なんて美しい尾根でしょう。景色に見とれていたい気持ちと裏腹に、とにかく急いで下降する。歩くと駆けるの中間くらいのスピードで。

でもって、12時40分地獄沢橋に帰還しました。ほぼ予定通り。

ショートコースながらも、とても楽しい山歩きでした。

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キッコウハグマが咲いていました。

山では、この花が散ると同時に冬が始まります。最後の最後の山の花。

いよいよ冬がやってきますねぇ・・・。

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2010/11/12

靴を買う

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最近なんだか、よく滑る。なんでもない斜面でズルっと滑って尻餅をついたりする。靴底を見たらかかとの部分が磨り減ってツルツルだった。

こりゃダメだ。もう1年半も履いているんだもの。靴底張替え・・・たって、1万円以上はするらしいし・・・。そこまで大事にしている靴でもないし・・・。新しいのを買うか。

てなわけで、某登山屋へ行く。まあ、登山靴なんてだいたい安いやつでも2万円台後半から3万円台だよね。そんな中で特価のシールが張ってある靴を見っけた。一際安い。

店員をつかまえて聞いてみる。

「この靴、なんでこんなに安いの?」

「ええ、このモデルはもう作ってないものですから、ここに並んでる物だけで・・・」

「だから、なんで安いの?」

「ええ、並んでるのが売れたら終わりでして・・・」

「だから?」

「それで、特別割引でして・・・」

「??」

サッパリわからん。・・・けど、まあいいさ。とにかく試着してみる。試着してみるけど、よくわからん。

いつもの事だけど、靴なんて実際歩き回って見ないとわからないよね。言わせてもらえば、新品の時からフィットする靴なんて無いだろう? 逆に言えば、たいていの靴は履いているうちにフィットしてくる。

AKUなんてメーカー聞いた事ないけど、ビブラムソールを使ってるんだからいい加減な靴ではないだろう。

とにかく安いのが気に入った。と、買う事にした。

いや、気に入ったのは安さだけではない。靴底の側面を見て。側面にもブロックパターンが付いているでしょう。崩壊斜面をトラバースする時なんか、これが効くような気がしたんだ。

気がしただけだよ。実際はどうだかわからない。ただ経験上、靴底のエッジのグリップが悪いと、ザレ斜面をトラバースする時ズリズリ滑るんだ。この靴は、なんだかエッジのグリップが良いような気がしたんだ。

 

さて

買ったらすぐにでも試してみたいもの。どうせ今は仕事がヒマ。明日の土曜日は仕事を休みにして、山歩きに行ってくるか。明日は小春日和らしいぞ。ウヒョヒョのヒョ~。

どこへ行こうか。玄倉か? 世附か? なんて思いを廻らせているところへ取引先から電話だ。

「次の仕事の件ですけど。明日の3時に打ち合わせに来れますか?」 だって。

「おいおい。明日は土曜だぜ。別に週明けでもよくね?」 なんて言えるような度胸も無し。「いやァ申し訳ない。明日は別件が入ってまして。」なんてウソつけるほど悪人でも無し。

全ての感情を押し殺して「あ、はい。伺います。」という他ない。

 

クソ! クソ!! クソ!!!

 

いや・・・ものは考えようだ。

3時からの打ち合わせなら、午前中は遊べるじゃないか。靴試しには丁度良いじゃないか。

今の靴を履いての最初の山行を思い出してみろ。馴れない靴に足が痛くなって、苦しんだじゃないか。いきなりロングや険しい所は危険だ。まずは半日程度、軽く歩いて足を慣らすさ。

という事で。

大山北尾根のパトロールにでも行ってきます。

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2010/11/07

まったりと紅葉ハイク  堂平~丹沢山~竜ヶ馬場東尾根

いつのまにか

晩秋かァ・・・

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言っておくけど

崖やザレ斜面が、好きなわけじゃないんだよ。つい、そんな場所に行ってしまうけどさ。

山の空気やエネルギーを、五感で感じながら歩いていたいだけなんだ。

最近、忘れ気味じゃない? のんびり、まったりと山を歩く事を。

そうね・・・

紅葉狩りにでも行ってみますか。ゆったりゆったりと歩いてみますか。うつろいゆく季節を感じに・・・。

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11月6日

丹沢で紅葉が美しそうな場所・・・しかも人がいない・・・と考えて思いつくのは堂平かなァ。堂平から丹沢山への登山道を歩く人は多いだろうけど、あのブナ林の広尾根に入る人は多くないだろう。

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朝7時50分。塩水橋のゲート前に着いてビックリ。路肩に車の列だ。決して出遅れたという時間ではないのに・・・みんなドンだけ早いんだ。釣は禁漁期に入ったはずだから、これみんな丹沢山を目指す登山者か? などと、ちょっとゲンナリする。自分もその一人なのに、勝手だよね。

なんとか1台分のスペースを見つけて車を止め、ゲートくぐって塩水林道を歩きだす。

ワサビ沢出合から登山道に入り、雨量計小屋の脇で再び林道にでる。ここまで約1時間と5分。だいぶゆっくり歩いてきた。

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ここから登山道を離れ、モノレールの鉄路に沿って登って行く。鉄路は森の奥へと続いている。吸い込まれるように。

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まだ紅葉狩りにはちょっと早かったかなァ。ようやく色付き始めたばかりだ。

でも、この彩が一番好きだったりもする。赤と緑。色彩的には、最も組み合わせが難しい配色だ。それを絶妙で見事なバランスで!

「自然の造形力にはとてもかなわない」と思う瞬間。

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モノレールが途切れる、標高1200m付近。見事な紅葉の森だった。

タメ息が出る。誰もいない森の中。ただ見とれるだけ。

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ここだってバリエーションルートには違いないけれど。今日はなんだかそんな気がしない。Vルートを歩く時の緊張感がまるで無い。ゆったりとした気持ちで歩く。ここはそんな気持ちにさせる場所なんだ。穏やかで優しい森。

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標高1250m付近からはかなりの急登だ。でも、今日は苦にならない。のんびりと歩いているのが良いのかも。

太礼ノ頭と瀬戸沢ノ頭の中間付近で稜線に出た。

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稜線上でも紅葉真っ盛り。これはシロヤシオの木かなあ。1本の木で緑から黄色、オレンジ、紅色と・・・こいつァ見事だ。

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11時10分頃。 丹沢山山頂。

山頂には3~40人が休んでいる。座る場所も無いので、みやま山荘へ入って休ませてもらう。カップラーメンがやけに美味く感じた。

20分ほど休んで、竜ヶ馬場へ向かって歩き始める。

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竜ヶ馬場から登山道を離れ、東尾根の下降を始める。ヒザまである笹原をザクザクと降りる。ヤブ漕ぎではないけれど、足元は全く見えない。枝や窪に足をとられそうになる事数回。これはこれでなかなか神経を使う。

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やっぱりネ! 思ったとおりだ。この尾根もまた、素敵な紅葉の尾根だった。

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この竜ヶ馬場東尾根、今年の1月に登った事があります。その時に、生えている木々を見て、「ここ、紅葉の時は綺麗かもなァ」と思っていたんです。予想通りだ。

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登りの時には、単純な一本尾根だと思っていたけれど、下降してみると惑わされそうな支尾根が何本かある。RFが難しい尾根ではないけれど、ボーっと歩いていると沢へ引き込まれてしまうかも。1320mと1150m付近が要注意か。

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キュウハ沢と四町四反沢の出会いに降り立つ。竜ヶ馬場から1時間半かけて、ゆっくりと降りてきました。素晴らしい紅葉を楽しみながら。

キュウハ大滝をのほとりで一休み。高さは無いけど迫力のある滝です。轟々と音を立てて流れ落ちる滝に心洗われます。滝の傍らの清涼感ってなんだろう。上手く説明できないけど、あの空気は本当に清々しい。

さて

ここからは、半分(いや7割がたか)崩壊しているトラバース径路を辿って本谷林道のキュウハ沢出合に降り立つ。

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14時45分 無事塩水橋へ戻りました。

今日もけっこうな距離を歩いてきたと思うけど、いつものようなヘトヘト感も無く。ゆったりとした気持ちで歩いてきたのが良かったのか。

美しい晩秋の光景に、心癒された一日でした。

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2010/11/05

秋の遠足 ~大コウゲのモアイ岩~

M-Kさん呼びかけの『秋の遠足』に参加してきました。

“遠足”ったって、とてもハードなルートだったよ。

まあ・・・おバカな人達の遠足ですからネ。

西丹沢自然教室前から出発して、ユイバシ沢左岸尾根を登り、モアイ岩と信玄の隠し金庫を見学して大コウゲの西側に登りつめる。その後、小コウゲの南のピークからP1125を通って戻る・・・っていう、なんとも玄人っぽいコースじゃないですか。

実はこのルート、イガイガさんやM-KさんAYさんの山行記録を読んで、行こう行こうと思っていたルート。でも相当キツイ事が予想されるルートだから躊躇していたんだ。

だからM-Kさんが『秋の遠足』としてメンバーを募集した時には、なんとしても行きたかったのだけれど、仕事の予定が・・・。とボヤボヤしているうちに、M-Kさんがメンバー募集を〆切ってしまった。大勢でゾロゾロ歩くようなルートではないからね。

前日、ようやく仕事の調整を付けて休みをとることができました。〆切承知の上で、M-Kさんに参加したい意のメールを送り、当日朝とにかく西丹沢へ向かう。

飛び入り参加を快く受け入れてくださった、M-Kさんと皆々さん、ありがとうございました。

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11月3日

メンバー  M-Kさん、AYさん、ミックスナッツさん、ハッピーさん、つっちぃさん、YTさん、そして私

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西丹沢自然教室前でメンバーの到着を待っている時に、嬉しい再会。S-OKさん(白い帽子)です。1年ぶりの再会です。何度も書いていますが、私はS-OKさんの著書を読んでバリエーション登山の道に入り込んだんですから、私にとっては大師匠(勝手に呼んでますが)です。ちなみに、師匠はもちろんM-Kさん(こちらも勝手に呼んでますが)です。

S-OKさんも、今や『ヤマケイ』に載ってしまう全国区の有名人です。

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8時半頃、メンバーが揃って出発。東沢が朝日でキラキラとしています。気持ちの良い秋晴れの空。遠足日和だなァ。

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1時間半ほど歩いて、ようやく東沢林道がユイバシ沢にかかる橋へ到着。いよいよVルート尾根に突入です。

まずは沢から尾根の背に乗るのが最初の難関。ヤブを掻き分けて急斜面を登ります。

背に乗ったら鹿柵沿いに登ります。ここら辺はまずまず快適に歩けます。

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鹿柵が途切れた辺りから笹ヤブが濃くなる。ヤブを掻き分けながらの急登です。

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ヤブ漕ぎは嫌いじゃない・・・けど、やっぱりしんどい。体力を消耗する。

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ヤブが途切れたら、今度は岩尾根だ。なかなかの急斜面だよ。

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ところどころ崖状になっていて、四つん這いでよじ登る。

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こういうヤセ尾根の良い所は、眺望が良いって事だね。この日、富士山は雲に隠れていたものの、遠く南アルプスの山まで見通せました。ミックスナッツさんに、山の名前を教えてもらう。

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稜線までもう一息って場所で、ついに『信玄の隠し金庫』を発見。中を調べるYTさん。

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ついに念願だったモアイ岩の横に立つ。やっぱり実物は迫力あるワ。

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そして、モアイ岩の上に立つ。(ミックスナッツさんに写真を撮っていただきました)

絶景~~~をたっぷりと堪能しました。

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予定通り、大コウゲの西の小ピークへ登り詰め、稜線の登山道を小コウゲに向かって歩きます。標高の高い所では、紅葉もだいぶ色付いています。

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小コウゲの南のピーク。ここからまた厳しいV尾根を下ります。M-Kさんから落石に注意して対処するようにとの説明をを聞いて下降開始です。

崖状の岩尾根を一気に降りる。それにしても女性3人組は早い早い。岩の急斜面をすごいスピードで降りていく。きっと、筋肉がしなやかなんだねぇ。

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150mほど急斜面を降りれば、あとは快適な尾根歩きです。

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P1125はブナの巨木が立つ、とても気持ちの良いピークでした。

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意地でも一般登山道は歩かない。おバカ遠足の一行はVルートを尾根を辿りながら、西丹沢自然教室に戻りました。

16時頃、無事帰着。

噂どおりの“骨っぽい”尾根でした。念願のモアイ岩の上にも立てたし。

M-Kさん、皆さん。本当にありがとうございました。楽しい『秋の遠足』でした。

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