« 祠尾根~石棚山~石棚沢右岸尾根 | トップページ | 暑い時は滝見物だね ~早戸大滝~ »

2010/07/22

夏の遠足 ~グルっと世附~

10718_093

梅雨明け翌日の18日。M-Kさん呼びかけの、世附パトロール企画に参加してきました。

コースのメインは水ノ木から織戸峠、富士見峠を通って地蔵平へ抜ける事。

この水ノ木~地蔵平間の古道探索は、とても興味を持っているルートなんです。諸先輩方がこの間をを歩かれています。いくつかのルートが有るのですが、まだ完全に解明されていないとおもっているんです。私もまだこの山域には2回しか行っていないし。M-Kさんのこの日の計画を聞いて、「是非、行きま~す」と手を挙げたのでした。

うだるような暑さの日でした。林道脇では、大好きなヤマユリの花が咲いていました。

Tizu10718

コース図では、浅瀬~水ノ木と地蔵平~浅瀬の林道区間は省略しています

7月18日

7時半過ぎ頃。浅瀬のゲート前に集合したのは、M-Kさんを筆頭にAYさん、まーちゃん、ハッピーさん、T.Iさんと私の6名。(途中織戸峠でmassyさんが合流して7名に) 楽しいメンバーが揃って、愉快な山歩きになりそうです。

10718_034

林道をダラダラと歩く事2時間20分で、水ノ木に到着。普段はこの間を1時間半くらいで歩くから、かなりゆっくりペースだ。でも、この“ダラダラ”が大事。ペチャクチャとおしゃべりしながら、のんびり歩く事に意義が有るんだ。時にはこんな遠足のような山歩きが、とても楽しい。

水ノ木沢の辺で小休止。とても趣の有る沢です。そのうちこの沢も遡ってみなければなァ。

10718_038

さあ、いよいよVコースに突入だ。織戸沢の右岸尾根にとりつきます。ヤブは濃い目ですが、はっきりとした踏み跡がついています。

10718_041

80mほど高度を上げたところで、二手に分かれます。M-Kさん、T.Iさん、まーちゃんはそのまま尾根を登って林道へ。AYさん、ハッピーさん、私は林道と織戸沢の間にある古道へ。

この古道、3月にAYさんと織戸沢を下降したときに見つけたもの。今日は逆コースでもう一度辿ってみたかったんです。

古道と言っても、ところどころで道型の痕跡が残っているだけで、大半は崩壊しています。まともに歩けるようなルートではありません。が私、こういう所を歩くのが大好き。

10718_043

途中の堰堤の上は、素敵な草原状の河原になっています。このあたりから古道の痕跡は消えています。おそらくここからは沢伝いに登っていったのでしょう。

10718_051

標高700m付近で、林道組と合流して一休みです。

10718_052

水流がチョロチョロになるとともに、傾斜がきつくなり両岸の斜面が切り立ってきます。核心に入った事を感じます。

10718_053

さてこの織戸沢、源頭部にきて複雑に枝分かれをしています。いったいどこを詰めれば織戸峠に上がれるのか・・・。地形図を何度も何度も見るがわからない。この源頭部、地形図に現れない小さな沢やルンゼがたくさんあって混乱する。

ここでも二手に分かれて別々の支沢を詰め上げました。AYさん、T.Iさんと私が詰めたルンゼは足がピリピリくるような急斜面。クゥゥ・・・選択を誤ったな。

なんとか稜線に詰め上がりましたが、ここがどこだかがわからない。稜線の南側からM-Kさん達が上がってきました。そこにはなんと、massyさんの姿も! massyさんは単独で織戸沢を詰めてきて、やはり織戸峠の場所を見失っていたのだとか。

皆、織戸峠の南側へ詰めたと思っていたのですが、どういったわけか北側へ詰めてしまったらしい。

10718_055

稜線を南に2~300m辿ったところで、ようやく織戸峠を発見。皆、ホッとするとともに、笑ってしまいました。ホント、現在地を見失うと混乱するよね。

帰宅後、T.IさんからGPSの軌跡を頂いて、どこを歩いたのかがはっきりわかりました。もっと手前で右手の支沢に入らなければいけなかったんだね。思い出せば、それらしき支沢があった。

前回AYさんと織戸峠から織戸沢へ降りたときも、古道に使われていたルートがわからなくなって、急傾斜の支沢を強引に降りました。今回は、古道ルートをはっきりさせたいという目的を持って来ましたが、またもや失敗。また課題を残してしまったなァ・・・。

さて。

織戸峠から東へ。古道跡を辿って法行沢へと降ります。ここを通るのは3回目。最初、単独でここへ来た時には、おっかなびっくりでしたが、もう慣れたもの。途中、崩壊斜面のトラバースもありますが、慣れればそれほど危険も感じない。

10718_058

法行沢を渡渉して、P803北のコルへ向かって山腹を上がります。コルからは尾根の背を北へ上がる。すると“メリット5”と呼ばれている地点で林道へ飛び出す。ここから林道を辿って富士見峠へ。

これが、先輩方が開拓した、織戸峠~富士見峠のルートです。私も去年の秋に単独で歩きました。

が・・・

P803北のコル~富士見峠間は、昔の古道と今の林道は同じでないと思っているんです。古道は林道と沢の間か、あるいは沢沿いに通っていたような気がするんです。はっきりした根拠無く、ただ「そうだったんじゃないかなァ」と思っているだけですが。

今回、それを確かめるために、コルから東側の沢へ降りようと思っていたのですが・・・。ここの時点で時刻は13時半。残り時間を考えてやめました。一緒に歩いている皆さんにも迷惑かけてしまうし。でも、ここの探険は、そのうち絶対にヤル!

10718_070

そんなこんなで富士見峠に到着~~。時刻は14時15分。

ここから地蔵平まではいくつかのルートがあります。以前来た時には林道を辿って地蔵平へ抜けました。昔の古道には尾根ルートと沢ルートがあったそうです。実は今日は絶対沢ルートを歩きたかった。だってこの沢ルート、ほとんど歩いた記録が残っていないんです。道跡は完全に崩壊して、痕跡を探すのも難しいのだとか。あのS-OKさんも道跡を見失い、滝を下降してイデン沢へ降りたとか。

でも今日は、ここから浅瀬へ戻る時間を考えると・・・なにしろ林道を早足で降りても3時間はかかる・・・困難が予想される沢ルートは諦めざるをえないか・・・。

M-K隊長の判断で尾根ルートを行く事になりました。

残念だけどしかたない。尾根ルートだって、私にとっては未踏のルートだもの。沢ルートは次のお楽しみだ。ここも近いうち、絶対に探索する!!

10718_076

でも尾根ルートだってそんなに甘いルートじゃない。こんな崩壊斜面をトラバースしたり。

10718_077

こんなヤブに突っ込んだり。

ウヒャヒャ・・・。いいゾいいゾ。こういう所を歩くの、嫌いじゃないんだ。むしろ好き・・・って、ちょっと変か?

標高800m付近で、ヤブを避けて北へ伸びる尾根に乗る。植林の急斜面を駆け下りて、富士見橋のちょい西側で林道へ降りた。

10718_085

地蔵平から浅瀬までは、再び長い林道歩き。おしゃべりしながら、のんびりゆっくりと歩きます。

浅瀬に戻ってきたのは17時50分頃。なんと10時間の遠足でした。

T.IさんのGPSによると、歩行距離23kmだったとか。登山道なら30kmくらいは、なんとか歩けるけれど、Vルートがらみで20km超は、さすがにキツイよね。

疲れたわけだ・・・   暑かったし・・・

でも楽しかった! 面白かった!!

皆さんありがとうございました。

10718_074

最後に・・・珍しい花を見つけたよ。

ギンリョウソウに似ているけど、ちょっと違う。初めて見る花です。

今、調べ中ですが、ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)という花かもしれない。

|

« 祠尾根~石棚山~石棚沢右岸尾根 | トップページ | 暑い時は滝見物だね ~早戸大滝~ »

コメント

shiroさん
UPありがとうございます。
読んでいて実に楽しいです。(文才大いにありだな~)
明日、早起きして福井へ旅に出るのに、そんな時に
限って「東京へお願いします・・」と来るんだなぁ~!
(それでこんな時間!) お休みなさい・・。

投稿: M-K | 2010/07/23 02:26

M-Kさん、こんばんは。
今頃はもう福井でのんびりなさっている頃でしょうか。
 
それにしても、長い行程でしたね。暑かったし・・・。
次の日はすっかりばてていました。
M-Kさんは、翌々日に丸渕まで歩かれたんですね! その精力には恐れ入ります・・・。
 
また、よろしくお願いします。

投稿: shiro | 2010/07/23 21:32

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73531/48940025

この記事へのトラックバック一覧です: 夏の遠足 ~グルっと世附~:

« 祠尾根~石棚山~石棚沢右岸尾根 | トップページ | 暑い時は滝見物だね ~早戸大滝~ »