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2010/05/31

屏風岩山・権現山 周回

「沖箱根沢左岸尾根をやるよ~」というM-Kさんの呼びかけに、乗っからせていただきました。この尾根、ちょっと検索してみましが、ほとんど歩いた人がいなさそう。面白そうじゃないですか! M-Kさん、AYさんという、丹沢達人のお二人と一緒に歩いてきました。

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5月30日

前日の予報では小雨模様でしたが、M-KさんとAYさんですから、当然決行です。私も小雨程度は気にしない。東丹沢だったらヒル地獄でイヤだけど、西丹ならOKさ。

大滝橋の林道奥に車を止め、出発したのは8時45分を回っていたでしょうか。ちょっと遅めのスタートです。

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しばらくは東海自然歩道を大滝沢沿いに歩きます。いつ見ても美しい沢だなァ。

マスキ嵐沢出合付近から、登山道を離れ沢沿いを歩きます。大きな堰堤を右岸から巻くと、ほどなく沖箱根沢出合です。

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出合の少し上に滝がありました。水量は少ないものの、そこそこ見応えが有る。「沢やってる人は、こんなとこを登ってしまうんだろう。スゴイなァ・・・」 なんて思いながら、しばし見とれます。

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さあ、滝から出合に戻って尾根に取り付きます。

傾斜は厳しい。でも、木もたくさん生えてるし、足がかりも多いし、登りやすい・・・と言えば言いすぎだけど、そんなにしんどくは無い。木に掴まりながら、ガシガシと登っていきます。

しばらく急登を頑張ったら、なだらかな気持ちの良い尾根に。自然林のなかなか素敵な尾根です。なによりも目障りなマーキングが無いのが良い。あまり人が歩いていない尾根なんだろうなァ、なんて思うと、ますます気持ちが良い。

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屏風岩山の東峰が近づくと、鹿柵が現れます。柵と柵の間の狭い通路を歩きます。丹沢を歩いていると、しばしばこういう所を歩くはめになります。でもここは、有刺鉄線じゃないからいい。両側が有刺鉄線の通路は本当に不快。まあ、文句は言えないけどね・・・。ハイカーが歩くところじゃないんだから。

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11時ちょっと過ぎ。屏風岩山に到着です。

なかなか面白い尾根だった! 

休憩後、畦ヶ丸方面に向かって出発。次なる目標は、畦ヶ丸の南の1160のピークから鬼石沢へ下降する尾根の探索です。

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あいにくの天気だけれど、かえって涼しくて良いくらいかも。それに霧の中のブナの森っていうのも、雰囲気あって嫌いじゃない。

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P1160から南東へ向かう尾根の突入地点。このヤブに一瞬ひるむ。

が、うっすらとトレースが付いていて、そんなに苦労するヤブ漕ぎじゃない。それほど時間もかからず、ヤブから抜け出す事ができました。

この尾根は、この辺を歩き尽くしているM-Kさんにとっても初めての尾根らしい。AYさんは歩いた事があるそうだ。(この人は丹沢で歩いていない尾根って有るのだろうか?)

私はもちろん初めて。先頭でRFを楽しませてもらう。未知尾根をRFしながら下降するのが、大好物なんだ。

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鬼石沢の予定の地点にピッタリ下降できました。やったね!

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鬼石沢を見つめる両達人。

次は鬼石沢左岸尾根へと登っていきます。

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左岸尾根への登路は、崩壊した古道。ここは西沢径路というのだそうです。一軒家避難小屋付近に有った集落から、権現山西の鞍部に登り、西沢出合(今の自然教室付近)への径路だったとか。

径路はところどころで崩壊していますが、それほど危険を感じる事無く歩けます。

鬼石沢左岸尾根に乗ったのが1時半頃。当初は、ここから尾根を下降して戻る予定でした。でも時間も早いし、このまま古道を辿って権現山へ登り、マスキ嵐沢左岸尾根を下降しようという事に。

ヤッホー!

実はこのルート、ひそかに歩きたいと思っていたルートなんだ。

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径路の崩壊程度はひどくなり、かなり危険度の高い道になってきました。

そしてついに現れた! 

腐りかけの木桟橋。オマケに濡れてヌメヌメとしている。木桟橋が大っ嫌いな私としては、この日一番の緊張でした。

でもこの径路、マイナールート探検隊のキリヤマ隊長のレポートを読んで以来、ずっと歩く機会を伺っていた径路なんだ。古道の風情をたっぷりと堪能しました。

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2時半頃。 権現山山頂へ到着です。

さあ、本日ラストのお楽しみ。未知の尾根に突入します。仮にマスキ嵐沢左岸尾根とでも言いましょうか。

この尾根はAYさんでさえ歩いた事が無いって。M-Kさんは昔々に登った事があるけれど、もう覚えていないとか。

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いよいよ下降を開始します。未知尾根の下降ですから、地形図を何度も何度も確認します。けっこう複雑に枝分かれしている。ましてやガスで見通しがきかない。M-Kさんから「登り返しはゴメンだから。しっかりRFするように!」とプレッシャーをかけられる。

緊張するなァ。でも、これは心地よい緊張。未知尾根の下降は楽しくてしょうがない。

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途中、戸惑う地点はあったものの、なんとか間違える事無く下降できました。

P788で最後のRFをして、植林地の急斜面を下ると、仕事道が現れます。ここまでくれば、あとはのんびりと降りるだけ。

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3時半頃。 権現山から約1時間で無事林道に降り立ちました。ピッタリと車を止めた地点です。これは気持ちが良い!

M-Kさん、AYさんのおかげで、面白い山歩きができました。Vルートを登って降りて、また登って降りて。

満腹です・・・。

 

それでは恒例の今日の花。

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ギンランは時々見かけるけれど、こんな大株を見たのは初めて!

6/3 追記

やまぼうしさんからご指摘いただきました。ギンランではなくてササバギンランです。ササバギンランの特徴の一つである、花の上へスーっと伸びる細い葉(苞)は無いのですが、花の後期にはこういう姿になるようです。

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コバノガマズミ。 花に付いた雫が綺麗です。

 

今日はこれだけ

ちょっと野草的には不作でした。

ルートが面白かったから、満足だけどネ!

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コメント

shiroさん ご無沙汰しております<(_ _)>
写真があんまり見事でウカウカ書き込んでおります(涎)
2巨頭のシルエットがまた素晴らしい。。

投稿: T.I. | 2010/05/31 23:57

T.Iさん、こんばんは。
本当にご無沙汰してます。「どうしちゃったんだろう?」と思っていました。blogも全然更新されないし・・・。
今、丹沢は一番良いシーズンですよ! また、一緒に歩きましょうよ!!

『権現山山頂の2巨頭』 思いがけず良い写真が撮れたと、自分でも思っています。

投稿: shiro | 2010/06/01 00:19

shiroさん
お疲れさまでした!
というより、
お楽しみイッパイでした!!(笑)

西沢径路は部分的にしか歩いたことがないので、
機会があったら通して歩いてみたいものです。

それにしても、なんて立派なギンランでしょう。
こんなの見たことありません。
人が入らない所には、咲いているんでしょうね、
こういう大物が。

檜洞丸北尾根は、シロヤシオとミツバツツジの
白とピンクの饗宴が綺麗でした。

投稿: ハッピー | 2010/06/01 23:59

ハッピーさん、こんばんは。
Vルートの4本立て! 本当に楽しかったです。
西沢径路という名前も、この日初めて知りましたが、なかなかスリリングな径路ですよ。私も“通し”で歩いてみたいです。ただ、木桟橋が腐っているので、雨の日や雨上がりの日はオススメしませんが・・。
 
このギンラン凄いでしょ!
こんな大株のギンランは、私も初めて見ました。というか、ギンランがこんな大株になるとは知りませんでした。
シロヤシオとトウゴクミツバツツジ、綺麗でしたか!?
私もこの日は、この二つの花を期待していたのですが、この界隈には咲いていませんでした。

投稿: shiro | 2010/06/02 21:07

shiroさん 
おはようございます!

こんなにきれいな場所でヤマビルが
いないなんていいですね~。

この花はもしかしてササバギンラン?
http://naturekiyokawa.blog118.fc2.com/blog-entry-643.html
葉の枚数がギンランは3~6、ササバギンランは5~8枚です。
咲く時期もササバの方が遅い気がします。
調べてみてください。

投稿: やまぼうし | 2010/06/03 06:02

shiroさん
寝ていて出遅れました。happy02
オバカなVルート。しかし歩く度に面白く、楽しく、
止められませんね! 単独の時は毎回命掛けの思い
でしたが今は皆さんのお陰であんなVまでが楽しい
遠足になってしまいます。( ̄▽ ̄)
またよろしくお願いいたします。

投稿: M-K | 2010/06/03 10:08

キリヤマです。

shiroさんと、お会いできたあの日に探検した道ですね。

>左岸尾根への登路は、崩壊した古道。
>ここは西沢径路というのだそうです。

ええ!そうなんですか。
ただの管理道だと思ってました。

よくよく考えてみると、
古い「山と高原地図」に載っている経路なので、
ただの管理道のわけないですね。

わたしが歩いたとき、妙にわくわくしまして
こんなに楽しいなんて、なんか変だなぁ
と思ってましたが、古道だったとは。

納得。

投稿: キリヤマ | 2010/06/03 17:37

やまぼうしさん、こんばんは。
あ! ササバギンランの方ですか! ご指摘ありがとうございます。
ササバの方は、葉っぱが花の上までスーっと伸びているイメージだったので、ギンランだと思ってしまいました。慌てて調べてみたら、確かにササバギンランです。花の後期には、こんな姿になるんですね。勉強しました。
 
西丹沢は、ヤマビルがいないので、雨の日でもストレス無く歩く事ができます。
と言っても、ヤブにはダニがいっぱいいますけど。こいつはヒルよりも厄介かもしれません。でも、私、生理的にニョロニョロしたやつがダメなので・・・。ヒルはホントに嫌なんです。
清川村は、これからヒル本番ですねぇ・・・。

投稿: shiro | 2010/06/03 20:06

M-Kさん、こんばんは。
いつも楽しいVルートですが、今回のルートはまた格別に楽しかったです。
人が歩いている形跡があまり無かった事も、良かった。テープやマーキングがベタベタのVルートは、面白さ半減ですから。
M-Kさん、AYさんと一緒だと、歩き方の勉強にももなりますし。
単独の緊張感も好きなのですが、こんな山歩きも大好きです。
またよろしくお願いします。

投稿: shiro | 2010/06/03 20:15

キリヤマ隊長こんばんは。
懐かしいですね!
あの日私は鬼石沢左岸尾根~畦ヶ丸を歩いていて、隊長はこの西沢径路を歩いていたんでしたね。そして、自然教室で偶然お会いしたのでした。
あの時の隊長の記録を読んで、「こんな所に径路があったのか! たしかに尾根の鞍部で径路らしき踏み跡と交差した」と思い、「これは近いうちに探索しなければ。」と思っていたのです。
念願叶って、この日歩く事ができました。(鬼石沢沿いは、まだ未踏ですが・・・)

『妙にワクワク』ってわかります! 崩壊古道は、危険では有るけれど、ホント、スリリングでワクワクしますネ!

投稿: shiro | 2010/06/03 20:25

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