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2010/01/14

キュウハ沢出合から竜ヶ馬場へ

またまた今回もM-Kさん達の山行に同行させていただいた。正月挟んで4週連続だ。

「おいおい・・単独魂を忘れちまったのか?」と自問してみる。

だけどM-KさんやAYさん、ミックスナッツさん達と歩くと、とても勉強になるんだ。歩き方やルートの取り方。山の情報や秘密のルートなどもいろいろと教えてもらえる。そしてなによりも楽しいんだ。

そう・・・楽しけりゃいいのさ! という訳で、行ってきました。

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1月11日

メンバーはM-Kさん、AYさん、ミックスナッツさん、Fuさん、Tさん・・・と私の6名。

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朝8時ちょっと過ぎ。お馴染みの塩水橋から出発です。 今日の狙いはキュウハ沢出合から四町四反沢出合まで行き、そこから竜ヶ馬場へと向かう尾根を登る事。この尾根、四町四反沢左岸尾根とか、竜ヶ馬場東尾根とか。ほとんど歩く人もいないだけに、呼び名も定まっていないようです。

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本谷林道を1時間ほど歩いて、キュウハ沢出合に到着です。今日のキュウハ沢の水量は、いつもの半分くらいか。ここからキュウハ大滝まで沢を遡って行くと思っていたので、少しホッとします。今の季節、沢水の冷たさはたまらないからね。

が・・・ここでM-Kさんから重大発表。「三角ノ頭の尾根から、四町四反沢出合までトラバースする道がきっと有るはずだ」と。今日はそれを探すのだ、と。

こういう企画大好きさ! と三角ノ頭へ向かう仕事道を、先頭きって登り始めます。第2堰堤、第3堰堤へと向かうトラバース道はすぐにわかりましたが、M-Kさん曰く「ここじゃない。もう少し上に有るはずだ。」と。 が、それらしき踏み跡は見つかりません。標高800mを越えたあたりで、M-Kさんが決断します。「この辺からトラバースしよう。」 トラバースできそうな斜面を探りながら、山腹を少しずつ下降します。

有った!! うっすらとした踏み跡が有った! 新発見のトラバース径路だ。今日もまた、M-Kさんのカンが当たった。

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いや、径路は言いすぎでした。ホントにうっすらと「踏み跡と言われれば、そうかな?」くらいの跡をたどります。急斜面のトラバースが続きますが、あまりザレてはいないので、それほど危険は感じません。

が、Vルート歩きに慣れていない人には過酷なルートかも。「キュウハ大滝見物に」と、安易な気持ちで入るのは止めたほうがいいかもしれません。

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キュウハ沢出合から約1時間で、四町四反沢出合へ到着です。この出合のすぐ上流にはキュウハ大滝があります。この滝を見るのは初めてです。迫力の有る美滝でした。

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休憩後、キュウハ沢と四町四反沢の界尾根に取り付きます。この尾根を竜ヶ馬場まで登りつめるのが、この日の目的。事前にネットで下調べをしてみましたが、あまり歩いている人がいない尾根のようです。

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尾根歩きが一番好き。そして自然林のヤセ尾根を歩くのは大好き。そういった意味じゃ、素敵な尾根です。

ただ難点はキツイ登り。足がピリピリするような急登は無いのですが、1.5kmの距離で700mの標高差を登る尾根は相当キツイ。体力を消耗します。夏場はかなりこたえるだろうなァ、この尾根。

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ああ・・やっと緩斜面になった・・・と思ったら、すぐにまた急斜面がはじまります。

でも、写真を見ただけでも雰囲気の良い尾根だとわかるでしょう? 下から上まで、ずっと気持ちの良い自然林が続きます。身体はきついけど、気分は上々だァ。

しんどい思いをして登りつめたら、愉快な満足感と爽快な達成感が待っている。だから山へ登るんだね。

でも今日のご褒美はそれだけじゃなかった!

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見て見て! この銀色の世界。主脈稜線に登りつめたら、それはそれは見事な霧氷でした。見た瞬間に「ウワ~~!」っと声が出てしまいます。

霧氷を見るのは今シーズン2度目です。が、気温が低い分、この日の霧氷は本当に美しかった。

銀色の稜線を丹沢山へと向かいます。最高の山歩きだ。

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12時45分丹沢山山頂  はい。お約束の百名山看板。もう、この山へは何度目だろうか。でも私、百名山で登った事が有るのは、この山だけですから。(笑)

AYさんとミックスナッツさんは、みやま新道の下降口を確認しています。“新道”という名前の“廃道”ルート。そのうち、みやま新道も歩いてみなくっちゃ・・・ね。

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さすがに氷点下の寒さですから。今日はみやま山荘の中で休憩をします。

この山小屋には何度か入っていますが、オーナーの石井さんとお会いするのは初めてでした。いろいろとお話を伺う事ができました。

霧氷がでるのは、『晴れて気温が上がった日の次の朝が寒かったら』なんですって。「霧氷が見たければ、そういう日を狙って来い」とか。そして霧氷と樹氷の違いも教えてもらいました。『霧が凍ったのが霧氷で雪が凍ったのが樹氷』 なんだって。本当はもっと詳しく教えていただいたのだけれど、一言で言うとそういう事かな・・・。

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30分ほど休憩したら下山開始です。 天王寺尾根を下ります。一般登山道といえども雪が凍っているので要注意だ。特に階段や桟道はとてもスリッピー。「軽アイゼンを装着した方がいいかな?」なんて思いもよぎりましたが、みんな飄々と歩いているので、私も我慢して歩きます。

それにしても私の登山靴、ちょっと滑りやすくなってきたような気がする・・・。もうそろそろ限界かなァ。まだ1年しか履いていないんだけど。ずいぶん過酷な使い方をしているからなあ・・・。

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天王寺尾根も、標高1300mを切れば雪もなくなります。あとは塩水橋へ向かって登山道を・・・のわけありません。一般登山道をおとなしく歩く事ができない人達ばかりですから。「あの尾根を下ろう」「こっちの尾根に行ってみよう」と協議中です。

ですが時間ももう遅い。結局日没時間も考えて、最短ルートで天王寺峠から北東へ向かう尾根を降りる事になりました。この尾根は一度歩いてみたかったルートだったので、私的には楽しいルートでした。尾根の雰囲気もなかなかよろしい!

M-Kさんは「ここはVルートとは呼べないなァ」などとおっしゃる。まあ、確かに古い仕事道が付いているし、RFの必要も無い。でも、ここだってVルートには違いない。その証拠に、最後はホラ!

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残置ロープを使っての擁壁下りだ。これがまたちょっと楽しかったりするんだなァ。

 

16時10分 無事、塩水橋の駐車スペースへ戻ってきました。

今日もまた楽しい山歩きができました。キュウハ大滝への新ルートの発見。自然林の素敵な竜ヶ馬場東尾根。そして思わぬプレゼントの霧氷。ますます、丹沢の深さに惹かれていく私でした。

では・・・

最後に霧氷の写真を

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コメント

shiroさん

またまたコラボ遠足のお付き合い、ありがとう
ございました。(__)v

私もですね・・、楽しければ「ま・いっか~!」
なんです。

shiroさんの表現はやっぱり詩的で美しい・・。
画像も美的であって私のとははっきりと差があるのを
感じます。

山に通うことにより、ここにこういうルートが欲しい
なァ~とか、この危険ルートを自分が通うためにも
補助ロープをつけておくか・・とか、なってしまうん
です。

そんな、こんなをしながら1回、1回を楽しい山遊びに
しているのです。shiroさんは若いからこれからの
山遊びを大いに楽しんで下さい。

投稿: M-K | 2010/01/15 01:51

M-Kさん、こんばんは。
また今回も、楽しい山歩きに連れて行っていただいて・・ありがとうございます。
画像が美的・・かどうかは疑問ですが、今回は美しい霧氷の風景を何枚も撮れて大満足です。
 
キュウハ大滝への新ルートは、大発見でしたね。靴を濡らさずにキュウハ大滝まで行けるルートは、とても意義が有るルートだと思います。「必ず有るに違いない」というM-Kさんのカンには、本当に恐れ入りました。
でもそんなカンも、山に通いつめていればこそのもの。
私もそれに近づくべく、山遊びに励む所存です。

投稿: shiro | 2010/01/15 21:11

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