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2009/11/30

霧氷

霧氷と樹氷の違いが、いまひとつよくわかっていないのですが・・・

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標高1400mの稜線に登りつめると、そこは氷の世界だった。

霧氷・・・

目にするのは初めてではない。

でも霧氷を見て、こんなに感動したのは初めてだ。

なんて美しい光景なんだろう・・・

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陽射しを浴びて暖められた氷が、バラバラと降ってくる。

キラキラと輝きながら降ってくる。

私は夢中でシャッターを押す。

降り注ぐ氷にピントを合わせられるはずもない。

それでも何回も押し続ける。

この感動を画像に残しておけたら・・・そう願いながら。

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野草の季節が終わってしまって、山を歩いていてもどことなく空虚感を感じていたんだ。

でも、冬には冬の感動が有るんだね。

去年までは、あまり冬の山は歩かなかったけれど。この冬は山歩きを続けてみよう。

冬の景色を探しながら・・・。

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2009/11/24

時にはのんびり歩きたいんだ (本間ノ頭南東尾根~弁天尾根)

11月23日

緊張感に包まれながら、ピリピリと歩くVルート歩きが好きなのは間違いないのだが・・。たまにはのんびりとお気楽に歩きたい時だってあるんだ。何も考えずにボケーっと歩けるVルートってないかなァ・・・と。

で、ここはどうだ? と決めたのが塩水橋から本間ノ頭へと伸びている尾根。本間ノ頭南東尾根と呼ばれている尾根だ。そして、帰りは円山木ノ頭から、ミックスナッツさんが「美尾根一番!」と言っていた弁天尾根を下ってこよう。ついでにいつも林道から見ているあの巨大な弁天杉の見物もしてこよう。

そんなわけで、いつもの通り丹沢へ。この上ない小春日和の一日でした。

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朝8時少し前。 塩水橋の脇に車を止める。今日も沢山の車が止まっています。今日はいつもの林道ゲートはくぐらず、橋の横の小径を入って行く。仕事道の入り口には必ず有る『関係者以外立入禁止』。おっと、ここの看板は大きいぞ。でも、立ち入るけどね。

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あれ。こんな所にも山神様が。書体とか彫りのシャープさから見て、かなり新しそうではあるけれど。なにはともあれ、手を合わせる。

普段は信仰心など全く無いのに、山で山神様やお地蔵様を見つけると、必ずお祈りをする。自分でも不思議だけれど。

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植林と自然林の混じった尾根を登る。仕事道が尾根の山腹にジグザグに付いています。が、ここはVルート気分を味わうために、わざと仕事道を無視して、尾根上を真っ直ぐ登って行く。傾斜も緩やかで、歩きやすい尾根だ。

歩きながら、塩水橋で出合った夫婦の事を思い出す。九州から来たんだって。天王寺尾根の取り付を聞かれたので、教えてあげた。丹沢山から蛭ヶ岳まで行きたいんだって。「日帰り可能でしょうか?」と聞かれたので「大丈夫ですよ」と答えた。が、よく考えたら出発が遅すぎるぜ。8時だもん。天王寺尾根ルートだと、健脚の人でも往復9時間かかるでしょう? 日没までに戻って来るのは不可能だ。大丈夫かな、あの夫婦。と、急に心配になる。

が、心配しても仕方がないか・・・。ベテランっぽかったし、そのくらいの判断はできるだろう。と、所詮は他人事だ。

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ところどころに現れる、綺麗な紅葉。いいなァ・・・のんびりと歩くのって。

この尾根、地形図を見ると下りではそれなりのRF(ルートファインディング)が必要そうですが、登りでは迷いそうな箇所はない。唯一、P741で要コンパスチェック。後は尾根を辿るだけです。

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どうよ。なんか気持ち良さそうな尾根でしょう!? ブナの巨木が沢山生えている。ホント歩いていて気持ちが良い!

宮ヶ瀬の方からパンパンと音が聞こえてくる。猟銃の音か? と、一瞬ビビったが、よく聞けば花火の音だ。そうだ、今日は宮ヶ瀬でトレランレースが有る日だ。今年は榛ノ木丸の登山道じゃ無い所を走るんだって。山が荒れるって批判が多いみたいだ。確かに、レースをするような山じゃないだろ、とは思うけど・・・。それを言ったら「お前だって登山道じゃない所を歩いているだろ」って言われちゃうから。

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時々見かける、木に赤スプレーのマーキング。これを見ると、ちょっとイヤな気分になる。きっと私と同じVルート愛好者が付けた目印に違いない。確かに、テープや紐のマーキングは、ありがたい時も有るし、あまり嫌な気はしない。岩にマーキングもまだ許せる。でも、この木にスプレーは嫌いだ。自然を慈しむ人なら、こんな事できないはずだろ?

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小さなピークに立つブナの木。ピークを覆うように根を張り巡らせている。

こういう光景には神々しさを感じるんだ。「神々の領域を歩いているんだなァ」という感慨に浸る。

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標高を上げるにつれ、だんだんワイルドになってきましたよ~。

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あれ? Vルートなのに土留めの階段が・・・。

ハッと思い、高度計を見ると1300mの表示だ。おかしい。1300mの手前で一般登山道に合流するはずだ。

地図とコンパスで現在位置を探る。どうやらいつの間にか一般登山道に乗っていたようだ。

そんな事にも気がつかないなんて・・・! ボーっと歩くにも程があるゼ、まったく!!

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10時50分 本間ノ頭に到着。 ベンチでチーズ蒸しパンを食べる。コンビニで売っているこのパン。今、一番気に入っている行動食です。

15人くらいの団体さんが丹沢山方面から上がってきて、そのまま宮ヶ瀬方面へと降りていきました。ツアー登山だろうか。整然と等間隔で一列に歩いています。人の好き好きだけど、こういう山歩きはできないなァ。歩いていても窮屈そうだ。

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円山木ノ頭へ向かって一般登山道を歩き出します。

そして、この日一番のお気に入りショット!

青空と大山の端整な姿をバックに、冬枯れの木がいい枝っぷりでしょう!!

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途中のピーク無名ノ頭。でも、道標にマジックで『煩悩の頭』と書いてある。いつからこんな名前になったんだ? それともこれが元来の名前?

ピークの北側をプチ探索して、北尾根の降り口を確認。近いうちにはこの尾根も・・・。

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11時30分頃 円山木ノ頭に到着。 少しだけ休憩。

さあ、ここから一般登山道と離れ、弁天尾根に突入だ。

コンパスで尾根の方向を確認して、南東方向へと降りる。踏み跡は無い。けっこうな急斜面だ。でも、落ち葉でフカフカしているから恐怖感は無い。ダダダっと駆け下りる。

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急斜面を駆け下りた場所にこんな石積みが。あきらかに人造物だ。なんの跡だろう? 炭焼き小屋でも有ったのだろうか?

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やがて広い尾根に出る。ブナの巨木が並ぶ。

ここか! ミックスナッツさんが言っていた『美尾根一番』の場所に違いない。

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朽木の苔が陽射しを浴びて金色に輝いている。

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こんなネジネジの木もあるよ。

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あああ・・・なんて気持ちの良い尾根なんだろう!

でも、この弁天尾根。1000m付近にトラップが仕掛けてあった。地形図で確認して、ここから南東方向の尾根に乗らなければならない事はわかっていた。が、尾根の形がぼんやりしすぎていて、よくわからないのだ。尾根だか尾根じゃないのだか、はっきりしない地形にとまどう。コンパスで確認しつつ、南東の尾根に乗ったつもりでいた。

少し降りたところで、東隣に別の尾根が走っている事を見つける。もう一度地形図とコンパスで確認。どうやら、今自分がいる尾根は、地形図には出ていない小尾根らしい。南南東に向かっている。

東隣の尾根に向かって、トラバースを試みる。急斜面だがポツポツと木も生えている。岩も有る。行けそうだ。

が、これが判断ミスだった。腐葉土の斜面はズルズルで踏ん張りがきかない。岩は手をかけただけで崩れ落ちるくらい不安定。ストックを地面に突き刺し、それを手がかりに踏ん張りながら、急斜面をトラバースする。100数十m進むのに10分以上かかってしまった。

やっとの思いで、正しい尾根にたどり着く。座り込んで、ゼーゼーとする息を整える。

またやっちまった・・・。今日はゼーゼー無しで、のんびり歩くつもりだったのに。いい加減『間違えたらバック』を覚えろよ! と、自分に怒り。ちょっと登り返してから降りた方が、よほど早いし体力も使わないだろ!

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さて、900m付近からは植林地帯になります。拍手したくなるくらい、整然と並んだ杉の木。お見事!!

ここからは仕事道を辿って下降します。

やがて植林地帯を抜けると、仕事道は尾根を離れ南の山腹をジグザグに降りはじめます。尾根伝いに塩水川まで降りるイメージでいたので、少し迷いましたが、仕事道を降りる事にします。まあ、仕事道を辿れば間違いなく安全に降りられるよね。

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沢音が聞こえてきました。「きっとワサビ沢だ」と思ったあたりで、この見事な紅葉。楓だろうか? この秋に見た紅葉の中で、一番綺麗な木だった。

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ワサビ沢に下りたところで仕事道が消える。

え!? どうするの? 沢を下るの? と考える。 「そうだ、ワサビ沢の右岸には林道が走っていたはず。」 と思い出したので渡渉する。写真だと簡単に渡れそうに見えるけど、濡れずに渡るのはちょっと大変。エイっと、助走をつけてロングジャンプ!!

無事ワサビ沢脇の林道から塩水林道に出ました。ここでハッと気がつきます。

「あれれ? 弁天杉は?」

弁天尾根を歩いていて、それらしい巨木は見かけなかった・・・。

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林道を歩きながら弁天杉を確認。中央の巨木が弁天杉。(ちなみに左の尾根が弁天尾根、奥の山は無名ノ頭と本間ノ頭) 

そうかァ~。尾根上じゃなくて、北側の山腹に有るんだ。植林が終わるあたりで、北側へ行かなきゃ行けなかったんだ・・・。それくらいは、事前に調べとけよナ!(怒)

 

13時半頃。 何はともあれ、無事塩水橋に到着です。

なんだかボケボケ続きの山歩きでしたが・・・。楽しかったよ、今日もまた。

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2009/11/21

レモン牛乳

昨日は鬼怒川へ行ってきました。

のんびりと温泉旅行へ・・・なんて言ってみたいんですけどね・・・。残念ながら仕事です。

あるプロジェクトの製作会議に出席するために朝から車で行ってきました。宇都宮から日光道路へ入ったら、周りの山は見事な紅葉の真っ最中。だから、この時点ではご機嫌だったんです。13時から始まる会議。どうせ2時間ぐらいで終わるだろう。そしたら日没まで紅葉の写真を撮って回ろう。帰りには大好きな“たまり漬け”の直売所へ寄って、いっぱい買って帰ろう。なんて目論みながら。

ところがどっこい、だ。

長引く、長引く。うんざりするくらい終わらない。日が暮れてもまだ終わらない。

だれが読んでいるかわからないから、滅多な事は書けないけどね。ホント、会議なんてバカがする事だ。時間の無駄ったらありゃしない。ダラダラ話している時間があったら、仕事を進めろヨ! 

なんて「山へ紅葉撮りに行こうとしていた奴がよく言うよ」だけどね・・・。

結局終わったのが20時すぎ。もうたまり漬屋だってとっくに閉まってる。

あ~あ・・・

ここから帰るだけで約3時間。疲れる・・・

で、暖かいコーヒーでも買おうと立ち寄った売店で見かけたのがこれ。

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おおッ! レモン牛乳!!

これが噂のレモン牛乳かあ。U字工事がネタにしてる牛乳。栃木県民なら誰でも知っている。でも、栃木県民以外は誰も知らない。という幻の牛乳。

ウヒャヒャ・・・。こりゃ良いお土産ができた。と買い込みました。

味?

これがまたウケる。もちろんレモンの風味のかけらも無い。一言で言うなら、「いかがわしい味」もしくは「にせ物っぽい味」。

でも、なんか懐かしいんだなァ。子供の頃、こういうキッチュな飲み物っていっぱい有ったよね。だから、不思議とホ~っとする味なんだ。

次、行った時にはまた買ってこよう。

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2009/11/17

オバケ沢から三角ノ頭へ  ~初めての沢歩き~

11月15日

この日は、『オバケ沢を遡行して石積堰堤を見物してから三角ノ頭に登る』という、M-Kさんの山行企画に乗っからせていただきました。

M-Kさん達の山行に参加するのは初めてです。そして沢を遡行するのも初めて。おまけに沢を歩くために“忍”という靴を買って、初めて履きます。何もかも初めて尽くしなのでした。

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8時35分  塩水橋ゲート前に到着。遅刻しないで良かったァ、集合時間の10分前だ。と思ったら、私がドベでした。新人のクセに出遅れちゃった。(汗)

この日のメンバーは、M-K隊長以下、AYさん、Oさん、KATさん、まーちゃん、TIさん、そして私と総勢7名。私以外は丹沢Vルート界のベテランばかりだから、足を引っ張らないように頑張らなければ・・・。

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まずは本谷林道をテクテクと歩きます。紅葉を楽しみながらの林道歩き。そして穏やかな小春日和。山歩きには最高の天気です。

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1時間ほど歩いて、本谷林道の終点から大日沢に入ります。さあ、いよいよここから沢歩きだ。

この時はまだ、ワクワクしている。でもこの後すぐに、沢歩きの大変さを思い知るんだ。

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岩にへばりついたり、流れの中を歩いたりしながら沢を登っていきます。尾根歩きとは全く違う世界なんだなあ。

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危険な所は巻いて行きます。と言ったって、巻くのもそれなりに大変です。急斜面にへばりつきながらよじ登ります。

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「難所を越えたから、後はゴーロ歩きのお散歩コースだよ」 と、M-K隊長は言う。

確かにロケーションは最高に気分が良い。が、お散歩コースと言うには、あまりにもキツイ。

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どうやらこの日の大日沢とオバケ沢は、いつもの3倍くらいの水量らしい。M-K隊長も「こんなに水飛沫が飛び散る大日沢は初めて見た。」とか。左岸を右岸をと渡渉して歩くのも一苦労。ベテランの皆に付いていくのに必死だゼ。

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大日沢からオバケ沢に入る。美しいナメ滝を見つめるまーちゃん。でも、この人きっと、滝をよじ登る事を考えているんだろう。そう、まーちゃんやKATさんは、わざとツルツル岩をよじ登っていく。凄すぎる・・・。とてもじゃないけどマネできない。私は、どうやって巻こうかと山腹を見るのに精一杯で、滝を楽しむ余裕も無い。

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そして、激流の中をひょいひょいと歩くAYさん。超人だ・・・(ため息)。無理、無理・・・。とてもじゃないけど、こんなルート取りはマネできない。「この人の後を付いて行ったら死ぬな」と思った。私は私で、ちょっとでも安全そうなルートを必死で探る。

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11時30分 ついに最初の目的地、石積堰堤に到着です。自然石を積み上げた堰堤は迫力充分。堰堤博士のTIさんが満足そうに眺めていました。TIさんに伺ったら、昭和30年代頃の作品(?)じゃないかと。重機の入れない山奥に、よくぞこんな大岩を積み上げたものだ・・・。

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さらに上流へと詰めていきます。写真で見ると可愛い滝だけれど、実際巻くのも大変だ。

でも、本当に危ない場所ではKATさんがお助けロープを出してくれます。ホントにホントにありがとうございます・・・。

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13時半 オバケ沢の最上流部に近い二俣に到着。予定より2時間遅れ。今日はかなり水量が多かったらしい。昨日の雨のせいか?

ここで登山靴に履き替えて、三角ノ頭に登っていきます。上で丹沢写真館さんが待っているかもしれないからと、AYさん、TIさんと私が一足先に登る事になりました。

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よっしゃ。尾根歩きなら任せとけ。・・・と歩き始めますが・・・。情けない・・・。足を攣ってしまった。沢歩きで岩をよじ登っている時に、ふくらはぎをピキピキっとやっちゃったんだよなァ・・・。AYさんとTIさんに先に行ってもらって、スジを伸ばして足の攣りを治してからゆっくりとした足取りで登る。あああ・・・情けねぇなァ・・・。

AYさんが開拓したと言うこの三角ノ頭の南ルート。話を聞いた時から登ってやろうと思っていたルートです。その念願のルートで足攣っちゃうなんて。

そしてかなりの急登です。途中の崩壊斜面を渡るのは良しとしても、標高差300mずっと急斜面です。キツイ、キツイ。これぞ本当のV尾根だァ。

後からAYさんに「良い尾根だったでしょう。」と言われて「ハイ」と答えましたが・・・正直キツかったっス・・・。

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三角ノ頭の山頂に全員到着。丹沢写真館さんは、待ちくたびれて出発してしまったようでした。一休みしたら、時間はもう3時。日没まで1時間半しかないので、下山は仕事道をキュウハ沢出合へ向かって降りる事になりました。

そうそう。先月、この山へ登った時の記事では、この山の名前を『三角沢ノ頭』と書きましたが、昔からの呼び名は『三角ノ頭』だと丹沢写真館さんに教えていただきました。

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16時 歩きやすい仕事道をダダダっと降りて、本谷林道に到着です。

そしてここで丹沢写真館さんとようやく合流できました。この丹沢Vルートファンの間では超有名人の丹沢写真館さんには、初めてお目にかかります。挨拶をして握手をしていただきました。

ここから車を止めて有る塩水橋まで約1時間。日も暮れてきてどんどん暗くなってきます。が、おしゃべりをしながら歩けば、薄暗い林道歩きも、それなりに楽しいものです。

 

尾根歩きの途中で、ちょこちょこ沢を歩く事はあったにせよ、ちゃんと沢を歩くのは初めてでした。ちょっと怖い部分もあったけれど、楽しかったなあ~。大日沢もオバケ沢も、風光明媚で素敵な沢でした。自分の足で沢を遡上しなければ、決して見ることができない景色に感激もしました。

でも・・・

M-Kさんはじめ、この達人連中。本当に凄いワ! 付いて行くのが必死だった。この人達と一緒に山歩きを楽しもうと思ったら、もっともっと実力をつけなきゃダメだね・・・。 

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2009/11/06

神林学 展

11月5日

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造形屋なんてアホな稼業をしているわけです。アホな稼業ですが、彫刻の技術は一通り身に付けていないといけない仕事ではあります。駆け出しの頃、彫刻技術を教えてもらったお師匠様が、彫刻家の神林 学氏です。その神林師匠が、久しぶりに東京で個展を開いているというので、ちょっと行ってきました。今回の個展は、目白の千種画廊です。鈴木三重吉の旧邸宅としても有名な画廊です。

この人は、日本中を駆け回っている売れっ子にもかかわらず、携帯電話を持っていない。今時にだよ! パソコンは持っているらしい。メアドは教えてもらっているが、電源を入れる事などないらしいから、メールを送ってもしかたがない。ホント、この時代に立派だよ。

それで時々こうやって、展覧会会場に出かけて行くわけです。元気な姿を確認しにネ。

私にとって、彫刻の師匠のみならず、神経質気味だった私に「人生、気楽に、おおらかに生きなきゃダメだ」と教えてもらった、生き方の師匠でもあります。この人を見習って、私も『ノーテンキであること』を心がけているのです。

着いたのは6時近く。もう会場を閉める間際でした。その後、神林さんとたまたま会場にいた彫刻家のS子さんと居酒屋へ。1年半ぶりに積もる話ができて満足です。

実は神林さん、若かりし頃は北アルプスを放浪していた山男でもあり、私に山の楽しさを教えてくれた人でもあります。私が最近バリエーションルート歩きに嵌っているという話をすると、「そうか、そうか。バリを歩かないと、山の本当の楽しさはわからないサ。」とニコニコ聞いていてくれました。

が・・・、突然険しい顔になり、「お前くらいの時が一番危ないんだ!」と。「山に慣れてきて、自信を持ち始めた時が一番危ない。くれぐれも『怖い』という気持ちを忘れるな。」と釘を刺されました。

うん・・・わかった。

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ネットなど一切やらない神林師匠から、「ネットでしっかり宣伝しておいてくれ」と命じられましたので・・・

神林 学 展

目白 千種画廊で絶賛開催中!!

※ 千種画廊での展示は終了しました

11月8日までだから、後2日しかないけどね・・・。

この人の作品は、眺めるだけよりも手にとってみた方が、素晴らしさがわかるはず。

とってもハートウォーミングな作品なんだ。

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ニカニカ集会

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11月3日

M-Kさんが主催するニカニカ集会へ参加してきました。

M-KさんのHPに集まってくる丹沢バリエーションルート愛好者達の集まりです。

いやはや・・・楽しい集まりでした。

私は今まで、オフ会にはいっさい参加しないと決めていました。まあ、そんなに深い主義も無いのですが、素顔をさらすのもどうだかな・・・というくらいの理由で。

ですが、この道無き山中を歩き回る達人達がどんな人達なのか、とっても興味があったものですから。

いつも、それぞれのHPやblogで「なんてスゴイ連中だろう」と感心してみていた人達とお会いできて、握手ができて、お話を伺えて・・・とても楽しく有意義でした。そして、私がこの世界に入り込むキッカケとなった本。『誰も知らない丹沢』の著者、S-OKさんとお会いできた事も感激でした。

険しい尾根のヤブを掻き分け歩いている人、沢や滝をガシガシと登っている人、熊と格闘した人。会う前は、どんな恐ろしい男達だろうと想像していたのですが・・・。意外にもみんな優しそうで、気の良い人達ばかりで・・・。真の猛者ってこういう事なのかねぇ。

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2009/11/01

丸渕

相変わらず調子悪いです。体調はまあまあなんですけど、精神的に。

まあこれは、私の持病なので気にしないでください。まったくこの躁鬱症には二十歳くらいの時から悩まされてきた。それでも年を重ねると共にだいぶ良くなってきているんです。症状が軽くなってきている。(若いときに発症した躁鬱は、そういうものらしいよ) 今は、気持ちがどんよりとしたり、何もやる気が起きない程度です。

長い間こいつらと付き合っているから、自分でもどうすれば心が落ち着くかはわかっているんです。欝の時にはスポーツで汗を流したり、好きな趣味に集中するのが効果的。今の私の場合は、大好きな山歩きをするのが一番です。

ただ、残念な事に・・・行く気にならない。大好きな事なのに、行きたいという気持ちがわきあがらない。でも、無理してでも行きましょう。それが自分の精神安定のためですから。

1週間くらい前に、KAZESAYAGE(通販で買っている、丹沢Vルートの小冊子)5号が届きました。今号でM-K師匠が紹介しているのは『大タギリ~大タル丸』のルート。このKAZESAYAGEルートは全て歩く事にしている私ですが、今は全く行く気にならない。「だって、危険なルートなんでしょう?」てな感じです。

ただし、これは私のためには良かったかもしれない。だってこのルート、噂は聞いていますが、とっても危険な上級者向けのルートらしい。私の実力ではどうなの? というルートです。が、躁期の私なら「ウヒャ~」とか言いながら突入している事でしょう。危ない、危ない・・・。

さりとて他に行きたいルートもなし・・・。気持ちは萎え萎え状態だから、危なっかしいルートは嫌なんだ。かと言って表尾根を歩くくらいなら、家で本でも読んでるさ。

てな感じで、気分的に盛り上がらないけど、大山北尾根の、まだ歩いていない支尾根を歩いてみる事にしました。そしてついでに、最近M-K師匠のHPで話題になっている丸渕の見物でもしてこよう。M-K師匠も、この日はこの山域を歩くらしい事がHPにそれとなく掲示してあったので、もしかしたらお会いできるかなァ・・・なんて期待もあって。

ゴメンナサイ・・・前置きが長くなりすぎたようです・・・。

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11月1日(日)

朝7時半頃。 札掛のいつもの駐車場に車を入れる。 尾根の名前は知りませんが、大山北尾根のP752から西へ伸びている尾根を登ります。札掛から少し北へ行った場所が尾根の取り付き。さて、どんな尾根でしょうか・・・。

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ほらほら、そこそこワイルドな尾根です。2本足でやっとくらいの急斜面有り、痩せたコル有り。それでいて危険な箇所は無い。今の私にはピッタリだ。

取り付きから1時間弱で北尾根のP752に乗りました。ここから進路を南へ。北尾根を少し登り、標高800m付近で北東へ伸びる尾根に入ります。これは18号鉄塔が有る尾根。大月尾根と呼ばれているらしい。

この尾根もまた、なかなかワイルドです。落ち葉でフカフカになった急斜面をトットットッ・・・と駆け下りる。気持ち良い・・・。

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ほどなく18号鉄塔の下へ。ここは眺望がいいので、一休みする事にします。西には丹沢山と丹沢三峰。東には大山三峰。三峰に挟まれて気持ちがいいなァ。

なんだか気分も晴れてきました。やっぱり、好きな事をやって、汗を流すのが一番効くんだ。

そこで予定を変更です。ここから大月橋のあたりへ降りて、黒岩から丸渕まで沢道を歩いていこう。この道は、私の持っている丹沢ガイドブックにも『とても良いハイキングコース』と紹介されているのですが、数年前に径路崩壊で通行止めになっている道です。

そう。廃道を歩く事にちょっと嵌まっているんです。でも廃道歩きに危険は付き物。そこを歩いてみようと思ったという事は、気持ちがちょっと上向いてきた証拠。

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唐沢林道の大月橋の脇へ降り、少し歩いて黒岩入り口へ。入り口には通行できない旨の立看です。

よしよし。そうこなくっちゃ。

この道が、元ハイキングコースながらとてもワイルド。崩れた斜面を渡ったり、橋の流された唐沢川を裸足でジャブジャブ渡ったり。

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廃道の定番、腐った木橋もちゃんと有ります。先日の山神径路以来、腐った木橋はトラウマ的に怖いのです。が、ここは簡単に巻けるのでとっても安全!

途中までは径路跡を辿ってきたのですが、物見沢に入ってしばらくした所で径路跡を見失う。

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しかたなく沢の岩伝いに歩いていたのですが、ついにこんな場所で行き詰ります。

ええい!しかたない!! と、左岸の崖をよじ登ります。 なんとかトラバースできそうな斜面までよじ登り、上流へ向かってトラバースしていきます。

その時!

沢遊びをしている3人組を発見!!

絶対M-K師匠に違いない。 と、斜面を駆け下ります。

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そこが丸渕でした。そしてM-Kさん、AYさん、ミックスナッツさんの達人3人組でした。

感激です。ネットでいつも感心しながら読んでいた達人達が、今、目の前にいるんです。

ほんの少しの時間でしたが、一緒に水遊びをさせていただきました。

 

さて・・・12時15分。

残念ながら、今日は夕方から他の約束があったのです。もっといろいろ、お話を聞かせていただきたかった・・・と名残惜しみつつ帰途につきました。

でも・・・

久しぶりのVルート歩き。そしてM-K師匠達と出会えた。楽しかったァ。だいぶ心も落ち着きました。今、昨日や今朝と比べて、心のどんよりが晴れてきているのがわかります。

本当に有意義な山歩きだった・・・

 

蛇足

帰りの東名が事故で大渋滞。3時に戻るつもりが、結局5時になってしまいました。約束は、途中でTELしてキャンセルしてもらう事に。それはいいんだけどね・・・。それだったら、M-K師匠達ともっと遊んでいればよかった・・・。

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