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2009/06/15

スリルを求めて・・・雨山・檜岳

6月13日(土)

最近、マイナールートを歩く事の面白さに目覚めてしまったのだ。誰ともすれ違わない山道。整備されていない山道。道標の無い山道。道なのかどうかさえわからない山道。そんな道をドキドキしながら歩く面白さ。雑草WALKERとしては、誰もが歩くハイキングコースよりもそういう道の方がお似合いでしょう?

この日のコースは丹沢で一番人気の塔の岳・鍋割山の隣に位置しながら、ほとんど人の訪れない雨山山稜に狙いを定めました。ここら辺の山は、まだ歩いた事がありません。ネットで探ってみると、『道が険しい』とか『迷った』とかの情報が目に付きます。昭文社の山と高原地図でも赤実線コースながら(危)マークと(迷)マークが付いています。

ヨシヨシ。冒険心がくすぐられる。

という訳で、今回のルート決定です。いざ出発!

寄~寄沢~雨山峠~雨山~檜岳~伊勢沢の頭~秦野峠~シダンゴ山~寄

 

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7:20 寄(ヤドリギ)バス停に降り立ったのは私ひとり。静かな山歩きを予感させます。きっと山向こうの大倉バス停は、今日も大混雑でしょう。

上の写真は寄バス停付近の山間風景。こういう風景、本当に心が癒されます。

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林道を50分ほど歩いて、登山道入り口に到着。なんて賑やかな登山道入り口でしょう。

さあ、ワクワクしながら山へ踏み入ります。

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寄沢の右岸を左岸をと渡渉を繰り返しながら登っていきます。

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事前のネット情報では、『道迷いしやすいルート』との事でした。が、いたるところに道標が立てられており、迷いようがない。まるで高尾なみの親切さ。道標の新しさから見て、つい最近ルートが整備されたのかもしれない。

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おお! 警告看板だ。いよいよ危険ゾーンへ突入か!

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土砂で崩れた橋が!! これは危険だ。

と思いきや、橋の上に新たなルートが付けられていて、安全に歩く事ができました。

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10:00 雨山峠に到着。 ここまで危険な道も迷いそうな事も全く無く・・・少し拍子抜け。

ですが、途中若者2人に抜かれた以外は人に会わず。静かなマイナールートで有ることは間違いない。

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雨山峠から雨山山頂へ向けて登ります。写真では判りづらいですが、かなりの急登。この日で一番きつい道でした。

が、ブナの山道を歩くのは本当に気持ちが良い。きつい坂でも気分は爽快です。

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10:30 雨山山頂到着。

が、取り立てて眺望も無く、そのままスルーです。

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11:10 檜岳到着

この山の名前を読める人は、かなりの丹沢通。 ヒノキダケではなくて、ヒノキダッカと読みます。

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檜岳山頂で、北側の山並みを眺めながらおにぎりを食べます。

見た事の無い山々だ。ずいぶん丹沢に来ているけど、まだまだ見た事の無い山もたくさんあるものだ。1/25000の地図を広げて、山座同定を試みるが、地図に山名の記載が無い。山と高原地図を広げてみる。向山ノ頭とか裸山丸とか女郎小屋ノ頭とかいう山々だろうか。カッコの良いやまだなぁ。いつかあの山々にも登らねばなるまい。

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次のピーク、伊勢沢の頭へ道はアップダウンの緩やかな雑木林の道。そして林床はマツカゼソウの大群落。きっと花の咲く秋には見事な光景だろうなあ。

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11:45 伊勢沢の頭に到着。

雨山からここまでの尾根道は、とても気持ちの良い道でした。冒険を求めてきた身としては拍子抜けですが、本当に良い山道。こんな素敵なルートなのに、何故人気が無いのでしょう。と不思議になります。が、いつまでも静かなまま残っていて欲しいとも思います。

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伊勢沢の頭山頂付近は、トリカブトの大群落。猛毒を掻き分けて歩く道・・・と考えるとちょっと不気味。

それにしてもいつも思います。丹沢は隣の箱根山塊や高尾山塊と比べて、山野草がとても貧弱。これはきっと増えすぎた鹿が、草を食べつくしてしまうせいでしょう。そしてトリカブトやバイケイソウやマツカゼソウなど、鹿が食べない毒草が大群落を作るのでしょう。このまま丹沢は毒の山になってしまうのか・・・。

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12:30 秦野峠到着です。

伊勢沢の頭からここまでの道は、傾斜の急な道です。下りでも急すぎてしんどいくらい。逆コースだととてもきついかもしれない。

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秦野峠から林道秦野峠へ向けて、少し歩いた場所。道標の裏にはっきりとした尾根道が。1/25000にはこの道の記載は無い。山と高原地図を開いてみると、なるほど、日影山から大野山へ抜ける尾根道の入り口かもしれない。この道もいつかは歩かねばなるまい。

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両側を鹿柵に挟まれた細い道。鹿柵はしょうがないとしても、有刺鉄線を使うのはヤメロ! 山椒の木をよけようとして、有刺鉄線で腕に擦り傷を作ってしまった。有刺鉄線で怪我するくらいなら、山椒のトゲに刺さった方がよかった・・・。

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13:00 林道秦野峠に到着。

車両通行止めでハイカーも少ないこの峠に、この立派な石碑は・・・。こういうのを無駄使いって言うんじゃない?

まあ・・・どうでもいいけど。

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林道秦野峠から虫沢林道を少し歩くと、すぐに山道の入り口が始まります。地図で確認すると、ダルマ沢の頭を経てまたこの虫沢林道に降りてくる道です。以前ダルマ沢の頭は登った事があります。登りがとてもきつかった事を思い出して、このまま林道でショートカットする事にします。

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シダンゴ山山頂直下の急登。それほどきつい坂ではありませんが、長い事歩き続けてきた足には、とてもこたえます。

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13:45 シダンゴ山到着です。

この山へ来るのは2度目ですが、眺め良くとても気持ちの良い山頂。草むらに寝転がってしばし昼寝。あ・・・風が気持ち良い。15分ほど寝て、体力復活です。

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歩いてきた山稜を眺めます。みぎのピークから雨山、檜岳、伊勢沢の頭でしょうか・・・。テキトーにカンで言ってますけど。

さあ、ここから一気に山を駆け下りて、15:00無事に寄のバス停に到着です。

 

スリルと冒険を求めた山行でしたが、とても快適で素敵なルートでした。一部険しい場所や崩れた場所もありましたが、とても気持ち良く歩ける道。それでいて人が少なく、(何しろ雨山峠から林道秦野峠まで、出会った人はゼロ)静かな山歩きができる。

という事で

またまた有意義な山歩きを楽しめました。

満足じゃ。

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コメント

健脚ですねえ!

山頂で周りのパノラマを横目に空を見て寝転がるなどと、なんと言う贅沢でしょう。

さぞ風が気持ち良かったことでしょう。

梅雨の真っ最中なのに、良い天気でで良かったですねえ。

投稿: takaryuu | 2009/06/16 23:56

takaryuuさん、こんばんは。
山の上での昼寝は、本当に気持ちが良かったです。
この山の山頂は短い草むらで、寝っころがるのにちょうど良い場所なんです。
今の季節は湿度が高いだけに、吹く風がとっても気持ちが良いですね。
『景色の良い場所で昼寝をする』 おっしゃるとおり、なんて贅沢なことでしょう!
これだから山歩きはやめられません。

投稿: shiro | 2009/06/17 21:10

こんばんは。ningyoです。
shiroさんはこうして自然からパワーを頂いているのですね!?それにしても健脚!!
筋肉痛になりませんか?
でも身体的疲労は、むしろ心地よいですものね?

「何もやる気になれない病」の私、句会の吟行で、久しぶりに自然を感じる場所に行きました。
といっても、観光地。
ピンヒールでも歩けるような所ばっかりでしたけど。
仕事では、4月に南アルプス街道沿いの、山しかないような田舎町にも行きましたが、仕事ですと何も見ない。感じない。でも、仕事でなければ観光地でも、充電出来ると知りました。
少しやる気になりましたよ。
もっと、shiroさんを見習って、自然の中に分け入る事に致します。

投稿: ningyo | 2009/06/23 01:50

ningyoさん、こんばんは。
はい! いつも自然からパワーを貰っています。
自然の中にいると仕事や生活で悩んでいたりした事も、「どうでもいいや」という気持ちになるんですよねぇ。
若い頃からネガティブとポジティブをいったり来たりする性格なのですが、野山を歩いていると気持ちをポジの方に傾けられるんです。
もちろん、調子に乗って歩きすぎると、ひどい筋肉痛ですけどネ。そんな事もあまりイヤではないです。(笑)
観光地だって素敵な場所はたくさんありますものね。高尾や箱根を歩くのも大好きです。
 
>仕事ですと何も見ない
あ~あ~、そうそう。私もそうです。仕事では北海道から九州まで、あちこち行きましたけど、とても楽しむ気分になれないんですよね。仕事の事でイッパイイッパイで。そして仕事が終わったら、疲れきってしまって「早く家へ帰ろう」と。
 
やっぱり、自然を感じながら生きる事は、大切なんだろうと思います。決して山奥へ行かなくても、例えば多摩川の土手でも自然の中へ分け入る事はできますし。
 
やる気が出てきて良かったですネ♪
季節の変わり目。体調にはお気をつけて・・・。

投稿: shiro | 2009/06/23 22:05

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