« 雨上がりの夜空に | トップページ | 雨でしたが・・・矢倉岳 »

2009/05/11

檜洞丸

5月初旬とは思えないくらい暑かった昨日(5/10)、西丹沢の名峰、檜洞丸に登ってきました。今日はそのレポートです。

今日はちょっと長いよ。

早朝5時半に家を出、7時過ぎに西丹沢自然教室に到着。駐車場が一杯になる事を予想して早起きして来たのに、もうすでに駐車場は満車状態です。いったいみんな何時から来ているのでしょう?ビックリするよ。

なんとかスペースを見つけて車を止めて、7時20分に出発。早朝の山は本当に気持ちがいいんです。緑の香り。木々が発する匂いが濃いのです。これは言葉では表現しづらいけれど、朝の山の香りはとっても濃厚。この空気を吸うだけでも、早起きしたかいが有るというものです。

09510_022_2

8時、ゴーラ沢出合に到着。今日は沢の水量が多く、渡渉点を探して沢スジを行ったり来たり。沢の中でコケたら、シャレにならないからね。意を決して比較的浅い所を、ジャブジャブと渡る。

渡りきった河原で、朝食休憩。後からやってくる人達を眺めていると、皆、水量の多さに戸惑い、ウロウロし、やっぱり私が選んだのと同じ渡渉点をジャブジャブと渡ってくる。

さあ、ここからがツツジ新道。いかにも快適なハイキングコースらしい名前だが、さもあらん。とてもきつい急坂の登山道だ。

山道を喘ぎながら登る、登る。「何故こんな苦しい事を?」と思いつつも、これがクセになるんだ。

09510_026

ゴーラ沢から1時間ほどで展望台に到着。富士山ド~ン!

この檜洞丸、初めてだと読めないよね。『ひのきぼらまる』と読みます。変な名前の山だよね。

でも大好きな山。とてもいい山です。何が良いのかって、ブナの山だから。丹沢は杉の山が多いんです。決して林業を否定するわけではないけれど、やはり植林の山よりも自然林の山の方が数倍気持ちが良い。林床の草花も豊かなんだよね。野草を探して歩いている私としては、これ重要な事。

09510_099

頂上近くになると、そこかしこにツルキンバイが咲き乱れています。テンションが上がります。

09510_166

そしてワチガイソウ(だと思う)。これは初めて見る花。ますますテンションがあがる。

そして10時過ぎ頂上に到着です。

09510_117

頂上では5~6組のパーティが休憩していました。表丹沢の山に比べたら、とても静かな山。でも、この山はシロヤシオツツジやミツバツツジが有名で、その時期(5月後半)はとても混雑するそうです。うわさでは登山道が渋滞するとか。

10時45分。犬越路に向かって出発。ここからは未知の領域です。犬越路に向かう登山道の入り口に『この道はとても険しくて危険』というような看板が立っていますした。そしてその意味を身に染みる事になります。

09510_192

歩き始めてしばらくすると、シロヤシオを発見。ツツジ新道のシロヤシオはまだ固い蕾でしたから、今回はあきらめていただけにとても嬉しい。やっぱりこの花はうっとりするくらい綺麗です。

09510_185_2

それにしても、なんて眺めの良い尾根道なんでしょう。目の前にそびえるのは大室山だろうか?次はあの大室山へ登ってみたいなあ・・・などと思いながらのんびりと歩いていましたが・・・。すぐにあの頂上の看板の意味を知る事に。

09510_203

こんな鎖場の連続なんです。表尾根の行者ヶ岳の鎖場程度なら、なんとも思いませんが、ここの鎖場にはちょっとビビった。それが何箇所も何箇所も出てくる。こういう崖は登るよりも降りる方が数倍恐い。次にこの道を歩く時は、登りで使おうと思ったものでした。

でも、この道を来て、本当に良かったと思ったんです。

09510_151

岩山の花、コイワザクラ! こんなに一杯咲いている姿を見たのは初めてだ。

09510_174

そしてムシカリ。自生の姿を見るのは初めて。シロヤシオにも劣らない美しい花。このムシカリは、この尾根道のいたるところで咲いていました。

これらの花と出会えたのだから、険しい道もウキウキです。

が・・・

それにしても暑い。平野部では30℃まで上がったというこの日、山の上でもそうとう気温が上がっていたはず。水の消費量が予想以上です。この日は水とスポーツ飲料、合わせて2Lを持ってきました。あまり水を飲まなくても平気な私は、この時期2Lあれば余裕で余るはずでした。

12時45分犬越路に到着。最後の水を飲み干す。ここから車を置いてある自然教室まで約6km。水無しで持つだろうかと不安になります。

09510_212

暑さの中、急坂を降りる。水が無いと思うと、ますます水が飲みたくなる。そんな思いがピークに達した頃、沢の河原に降り立つ。たぶん用木沢だ。

沢の水で顔を洗う。冷たくて気持ちがいい。そして手ですくって飲む。美味い!「飲んでも大丈夫だろうか?」と思いつつもゴクゴク飲む。なんて美味いんだ!

そして空のペットボトルに沢の水を入れる。これで一気に元気を取り戻す。

2時15分。西丹沢自然教室に到着。

約7時間。疲れが妙に心地よい。充実した山歩きでした。

|

« 雨上がりの夜空に | トップページ | 雨でしたが・・・矢倉岳 »

コメント

檜洞丸、行って来たのですネ♪
10日は、暑かったですものねぇ~
御苦労さまでした。
新緑と花が多いこの時期、いいですねぇ~
私は秋に登ったことがあるのですが・・・
頂上からまた戻るコースで、
河原で迷子になるところでした(^^ゞ
もうちょっと遅かったら、陽が暮れて河原での道案内の矢印が見えなかったかも知れません。
それからは、懐中電灯を常備することにしました(^^ゞ
とは言っても、もう大分山には行っていませんけれどネ
もう、体力無くて登れないと思います。
shiroさんの記事を楽しみにしています♪

投稿: orenge | 2009/05/12 04:21

orengeさん、こんばんは。
orengeさんも檜洞丸に登った事が有るのですね。
道は険しいけれど、本当に良い山です。
丹沢の山々の上の方では、新緑が芽吹き始め、花々が咲き出し、とにかく気持ちの良い季節です。
orengeさんは、ツツジ新道を往復されたのですか?
確かに沢の辺りって道に迷いやすいですよね。水の流れによって、道筋が変わってしまう事もしょっちゅう有るし。ゴーラ沢出合にも、前は木橋がかかっていたと思いますが、流されてしまったのかこの日は橋がありませんでした。水量も多く、ズボンの裾を濡らしながらジャブジャブと渡りました。きっと、orengeさんが迷子になりかけたのもこの辺ですね。
いつも、ハルちゃんとお散歩しているorengeさんですもの。まだまだ山登りくらいできますよ♪

投稿: shiro | 2009/05/12 21:57

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73531/44983082

この記事へのトラックバック一覧です: 檜洞丸:

« 雨上がりの夜空に | トップページ | 雨でしたが・・・矢倉岳 »