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2009/05/24

雨でしたが・・・矢倉岳

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朝から小雨が降ったり止んだり。そんな中、山へ登ってきました。

雨の日にわざわざ山へ登るほど、登山中毒ではないのですが。このところちょっとむしゃくしゃする事が続いていたので・・・山へでも登れば、少しはスッキリするかなぁ・・・なんて思った物ですから。

登ってきたのは足柄の矢倉岳。標高870m。地蔵堂から登れば1時間半。雨の日に登るには、手頃な山でしょう。

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なんて、理屈を言っていますが・・・。

はたして、雨の日に山登りなんかして、スッキリ気分になれるものでしょうかねぇ?むしろ逆でしょう?

雨は小雨で、レインスーツを着るほどの事でも無かったのですが、雨露をたっぷりと溜めた、沿道の草木のせいで、ズボンはグショグショです。

道々、タニウツギやタツナミソウが綺麗に咲いてもいますが、立ち止まって楽しむ気分にもなれず。

「なんてバカな事をしているんだろう」なんて思いながら登ります。1時間も雨の山道を歩いていたら本当にイヤになって、もう引き返そうと思ったのですが、とにかく頂上までは行ってみようと思い直す。その間も「何バカやってるんだろう」と・・・。

ところがです。頂上間近になると、雨が止み、雲の切れ間から薄っすらと陽射しが。

そして頂上に立つと・・・おおゥ!

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谷から雲が湧き上がってくる。あまり目にした事が無いような光景。これはこれで絶景だ。

この矢倉岳は、晴れていれば絶景の富士山が楽しめる山。今日の富士山は雲にかすんではいるけれど、なんだか素晴らしい景色を。と、テンションがあがる。

やっぱりバカな事もしてみるもんだよ。“バカな事”こそが感動を呼ぶんだ。テンションがあがって、さっきとは真逆の事を思ったりする。

それがいけなかった。雨の日にテンションを上げすぎた。

さて、下山路をどこにとるか。

実は前から気になっていた道があります。頂上の下、山伏平の道標のすぐ後ろに、道があります。まるで道標で“とうせんぼ”をしてるかのような道が。地図には載っていない道。でも踏み後はしっかりとしている。1/2500の地図を見ながら、この道は鳥手山を通って山北駅の方へ続いているのじゃないかと、前々から思っていたのです。

その道に入ってみました。冷静になって考えりゃ、雨の日に無謀すぎる。

結論から言うと、思ったとおり。2時間半ほど歩いて、山北駅の近くへ降りる事ができました。こういう地図に載っていない、道標も無い山道を、地形図だけを頼りにドキドキしながら歩くのは、実に楽しいものです。

でもね・・・

雨の日にこういうバリエーションルートを歩くものじゃない。

踏み固められていない山道はグズグズで、何度も谷へ滑り落ちそうになる。頼りない細道に覆いかぶさる薮草は、雨露をたっぷりと含んで襲いかかってくる。

やっぱり“バカな事”は、ほどほどで止めておいたほうがいいよね・・・。

ボロ雑巾のようになって、下山しました。

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でもまあ、満開のヤマツツジに感動したり、キンランを見つけたり、それなりに楽しめました。地図に無いルートを見つけたという満足感も。

とりあえず、充実した1日だったかな。

という1日でした。

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2009/05/11

檜洞丸

5月初旬とは思えないくらい暑かった昨日(5/10)、西丹沢の名峰、檜洞丸に登ってきました。今日はそのレポートです。

今日はちょっと長いよ。

早朝5時半に家を出、7時過ぎに西丹沢自然教室に到着。駐車場が一杯になる事を予想して早起きして来たのに、もうすでに駐車場は満車状態です。いったいみんな何時から来ているのでしょう?ビックリするよ。

なんとかスペースを見つけて車を止めて、7時20分に出発。早朝の山は本当に気持ちがいいんです。緑の香り。木々が発する匂いが濃いのです。これは言葉では表現しづらいけれど、朝の山の香りはとっても濃厚。この空気を吸うだけでも、早起きしたかいが有るというものです。

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8時、ゴーラ沢出合に到着。今日は沢の水量が多く、渡渉点を探して沢スジを行ったり来たり。沢の中でコケたら、シャレにならないからね。意を決して比較的浅い所を、ジャブジャブと渡る。

渡りきった河原で、朝食休憩。後からやってくる人達を眺めていると、皆、水量の多さに戸惑い、ウロウロし、やっぱり私が選んだのと同じ渡渉点をジャブジャブと渡ってくる。

さあ、ここからがツツジ新道。いかにも快適なハイキングコースらしい名前だが、さもあらん。とてもきつい急坂の登山道だ。

山道を喘ぎながら登る、登る。「何故こんな苦しい事を?」と思いつつも、これがクセになるんだ。

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ゴーラ沢から1時間ほどで展望台に到着。富士山ド~ン!

この檜洞丸、初めてだと読めないよね。『ひのきぼらまる』と読みます。変な名前の山だよね。

でも大好きな山。とてもいい山です。何が良いのかって、ブナの山だから。丹沢は杉の山が多いんです。決して林業を否定するわけではないけれど、やはり植林の山よりも自然林の山の方が数倍気持ちが良い。林床の草花も豊かなんだよね。野草を探して歩いている私としては、これ重要な事。

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頂上近くになると、そこかしこにツルキンバイが咲き乱れています。テンションが上がります。

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そしてワチガイソウ(だと思う)。これは初めて見る花。ますますテンションがあがる。

そして10時過ぎ頂上に到着です。

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頂上では5~6組のパーティが休憩していました。表丹沢の山に比べたら、とても静かな山。でも、この山はシロヤシオツツジやミツバツツジが有名で、その時期(5月後半)はとても混雑するそうです。うわさでは登山道が渋滞するとか。

10時45分。犬越路に向かって出発。ここからは未知の領域です。犬越路に向かう登山道の入り口に『この道はとても険しくて危険』というような看板が立っていますした。そしてその意味を身に染みる事になります。

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歩き始めてしばらくすると、シロヤシオを発見。ツツジ新道のシロヤシオはまだ固い蕾でしたから、今回はあきらめていただけにとても嬉しい。やっぱりこの花はうっとりするくらい綺麗です。

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それにしても、なんて眺めの良い尾根道なんでしょう。目の前にそびえるのは大室山だろうか?次はあの大室山へ登ってみたいなあ・・・などと思いながらのんびりと歩いていましたが・・・。すぐにあの頂上の看板の意味を知る事に。

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こんな鎖場の連続なんです。表尾根の行者ヶ岳の鎖場程度なら、なんとも思いませんが、ここの鎖場にはちょっとビビった。それが何箇所も何箇所も出てくる。こういう崖は登るよりも降りる方が数倍恐い。次にこの道を歩く時は、登りで使おうと思ったものでした。

でも、この道を来て、本当に良かったと思ったんです。

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岩山の花、コイワザクラ! こんなに一杯咲いている姿を見たのは初めてだ。

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そしてムシカリ。自生の姿を見るのは初めて。シロヤシオにも劣らない美しい花。このムシカリは、この尾根道のいたるところで咲いていました。

これらの花と出会えたのだから、険しい道もウキウキです。

が・・・

それにしても暑い。平野部では30℃まで上がったというこの日、山の上でもそうとう気温が上がっていたはず。水の消費量が予想以上です。この日は水とスポーツ飲料、合わせて2Lを持ってきました。あまり水を飲まなくても平気な私は、この時期2Lあれば余裕で余るはずでした。

12時45分犬越路に到着。最後の水を飲み干す。ここから車を置いてある自然教室まで約6km。水無しで持つだろうかと不安になります。

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暑さの中、急坂を降りる。水が無いと思うと、ますます水が飲みたくなる。そんな思いがピークに達した頃、沢の河原に降り立つ。たぶん用木沢だ。

沢の水で顔を洗う。冷たくて気持ちがいい。そして手ですくって飲む。美味い!「飲んでも大丈夫だろうか?」と思いつつもゴクゴク飲む。なんて美味いんだ!

そして空のペットボトルに沢の水を入れる。これで一気に元気を取り戻す。

2時15分。西丹沢自然教室に到着。

約7時間。疲れが妙に心地よい。充実した山歩きでした。

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2009/05/06

雨上がりの夜空に

更新をずいぶんとサボっているうちに、GWも終わろうとしています。皆様はいかがお過ごしでしょうか?・・・私はちょっとヘコみぎみです。

このGWは、山歩きに明け暮れようと目論んでいたのですが・・・。仕事が入ったり、用事ができたり、雨が降ったり・・・。

でもヘコんでいるのは、そのせいだけではありません。

キヨシローが逝ってしまった・・・。あの忌野清志郎さんが・・・・・。

ファンだったんです。よく聴いていたんです。

・・・と言っても、もう10年以上は聴いていないかぁ。RCサクセションのCDだって何枚も持っているはずだけど、どこにしまいこんであるんだか・・・。

それなのになんだろう?このとてつもない寂しさは。言いようも無い空虚感は・・・。

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これでもロック少年だったんです。

かっこよかったなあ、RCサクセション。

あまり日本のロックって聴かなかったのだけれど、それでもサザンオールスターズと佐野元春とRCサクセションだけは別格だった。

本当にカッコ良かったよ。忌野清志郎さんは。

あのカッコ良いヤツが死んでしまった・・・・という寂しさか?

いや・・それだけじゃない。

キヨシローは間違いなく、僕らの時代のヒーローの一人だったんだ。

キヨシローの死は、僕らの時代が終わりつつある事を告げているのかもしれない。

それが、こんなに寂しいんだ・・・。

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Oh・・・ 雨あがりの夜空に 流れる

Uh・・・  雲の切れ間にちりばめた ダイヤモンド

なんて口ずさんでみると、あの頃の情景が蘇ってくる。

でもね。

「あの頃は良かった」なんて台詞は言いたくないんだ。昔を懐かしむようになったらおしまいだからね。

とりあえず

振り返らずに、先の事だけを考えながら生きていきたい。

たとえ僕らの時代が終わりかけているのだとしても・・・。

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