« 梅雨 ~点景~ | トップページ | 紫陽花 »

2008/06/29

雨の日 ~習作~

08629_037

“雨の絵”で忘れられない絵が1枚有ります。杉の木立に降る雨を描いた絵です。青緑を基調とした絵でとても美しい絵でした。ずっと東山魁夷画伯の絵だと思っていましたが、ネット検索で調べても、画伯の絵にそれらしい絵はありません。私の勘違いかもしれません。

だいたい、遠い昔に見た絵で、いつ、どこで見たのかも覚えていないんです。油なのか水彩だったのか。はたまたリトグラフだったのかさえも、あやふやなんです。もうこうなってくると、本当に見た事があるのかどうかさえ怪しくなってきます。

08629_043

けっこうリアルに記憶には残っているのですが、本当に見たのか?

冗談のような話ですが、私の場合、よくある話なんです。子供の頃から、リアルな想像をして記憶に残してしまう事が良くありました。こういうのを“妄想癖”って言うのでしょうか。

08629_007_2

それはそうとして。

前回の記事で『雨の日だからこその、美しい景色がきっとあるはず』なんて事を書いてしまったものですから。今日は雨の日曜日。それを探しに行かざるえないだろう・・・というわけでして。

08629_018

公園をブラブラ歩いているぶんには良かったんですけどね。

森へ入ってみたんですよ。記憶に残るあの絵の風景を求めて。雨の日の森っていうのはひどいですね・・・。道はぐちゃぐちゃ。そして滑る。歩く事が苦痛で心地悪い。歩くの大好きな私がそう言うのだから、そうとうひどいもんです。

08629_054

それでもね。

雨の日の公園や森の風景は、けっこう新鮮だったりもしました。考えてみれば、あまり見た事が無い風景だからね。

『雨の日ならではの景色』に、少しは近づけたのか・・・。

|

« 梅雨 ~点景~ | トップページ | 紫陽花 »

コメント

http://snow-snow.at.webry.info/200805/article_4.html
ココとは違いますね。「雨の絵」というと広重しか思い浮かばず追ってみたら佐伯祐三に辿り着いただけなのですが
文中から
>『会話を妄想の中で交わしちゃったりなんかして』
のくだり。shiroさんの妄想癖はアーティストだからなんですよshine
そのうち
>『広重の雨の音。
サァァァー という雨の音。』が聞こえてくるかもeardiamond
雨、は良い印象を与えない喩えが多く、重苦しさを伴った感がありますが雨を写真に撮るとshiroさんのカメラ手腕もあるのでしょうが植物の艶やかな喜びが垣間見れますねーnote。滴る雨水が36億年の歴史を背負っているようでもったいない。

投稿: ちょも | 2008/06/30 21:30

ちょもさん、こんばんは。
「雨の絵」といったら、やっぱり広重ですよねぇ。私もやはり、真っ先に広重の絵を思い浮かべます。
それだけ「雨の絵」を描いている画家が少ないって事なのかもしれません。
紹介のサイト、読ませていただきました。
個人的趣味から言うと、佐伯祐三の重苦しい色彩は好きではないのですが。天才であることは疑いようがありませんが。
>妄想癖はアーティストだから
ありがとうございます。でも、私はアーティストではないんです。『アーティストではない』事に自分の生きる道をみいだした人間ですから。coldsweats01
>重苦しさを伴った感
ああ、そうか。と思いました。確かに雨の日は重苦しい気分になります。こんな日は雨の景色を眺める心もありません。
昨日は珍しく、雨なのに上々気分だったんです。ズボンの裾はグチャグチャにはなりましたが。いい散歩ができたなぁ、なんて思っています。
『滴る雨水が36億年の歴史を背負って』っていい表現ですね。♪

投稿: shiro | 2008/06/30 23:19

shiroさん。お早うございます。ningyoです。
雨の写真、それぞれに素晴らしい!
もしかしたら、好天の日以上?(ごめんなさい)
視野が限られて視点が集中するのでしょうか?
撮り手のパワー(撮るぞー!!って)を感じます。
見る側の想像も広がります。特に、松(?)が好きです。

雨の絵は(無名の絵描きでありました)亡父が好んだと書きましたが、一度、広重のようにに雨を描いたら、所属していた会の大御所に、こっぴどい悪評を浴びせられ、以来、雨を描きこまずに雨を感じる絵を描いてました。
例えば車のヘッドライトが滲んだ感じだとか、空や雲の色、形、塗れた家々や木々の色で・・・めちゃめちゃに言われて落ち込む父を当時は「そんなジジイの一言でひるむな!」と内心エールを送っていましたが、今思うのは「確かにジジイは正しい」です。写真と絵の大きな違いのひとつは、そのあたりかもしれません。ちなみに亡父の描く雨の絵は暗くありません。
晴れていても曇っていても日本の景色はグレイッシュですから(湿度が高い感じ)いつでもしっとりしています。
陰気としっとりは、全く違うので、雨=暗い=重い=憂鬱にならないでくださいね。
だって、こんなに素晴らしい写真をお撮りになるではありませんか!!!

投稿: NINGYO | 2008/07/01 08:13

NINGYOさん、こんばんは。
松の写真、なかなかいいでしょう?happy01
この写真、自分でも気に入っているんです。
考えてみれば、ザーザー降りの中で写真を撮って回った事が無く、見る景色が新鮮で。
そう。雨の日に写真を撮りに出かけたのも、雨の日に写生に出かけていたNINGYOさんのお父上の話を聞いた影響があったのかもしれません。
>雨を描きこまずに雨を感じる絵
興味深い話です。
ジジイ(?)の真意は知りませんが、『雨を描かずに雨を感じさせる絵』にはとっても考えさせられます。魅力的なテーマですね。
>日本の景色はグレイッシュ
これは、わかります。まだ20代の頃ですから相当前ですが、アメリカ・カナダを旅した事があります。その時一番に感じたのが、色の違いです。景色の色がとても鮮やかでビビッド。日本の景色がグレイッシュである事を実感しました。若い頃にはこの日本の空気感がイヤだった事もありましたが、今は違います。グレイトーンやダルトーンが好きになってきたのは年のせいでしょうか・・・。
雨=憂鬱も必要な事なのかもしれません。陰が有るから光が美しいように、憂鬱な雨が有るから晴れの日に心躍るのかもしれませんから。

投稿: shiro | 2008/07/01 23:02

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73531/41685010

この記事へのトラックバック一覧です: 雨の日 ~習作~:

« 梅雨 ~点景~ | トップページ | 紫陽花 »