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2007/10/30

秋は夕暮れ

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『秋は夕暮れ』って言葉がしみじみと胸に染みる。

気持ちがいいなぁ・・・

このところ嫌な事が続いたり、仕事の事で悩んだりもしていたけれど。

やっぱり、くよくよするのは“らしく”ないからね。テキトーにのほほんとしているキャラだから。

決して走りはしないけど、『後ろを振り向かない、歩みを止めない』。

ゆっくり歩いていないと見えない風景だってあるのさ。

それが私のスタイルだから・・・。

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2007/10/24

野菊の季節

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ユウガギク(柚香菊)

すっかり秋も深まり、野菊の季節となりました。

やっぱり野菊は好きです。「見つけて嬉しい」と言うよりも、秋空の下で咲いてて当たり前の花。日本の秋に、無くてはならない花でしょう?

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カントウヨメナ(関東嫁菜)

野菊と言っても、いろんな種類が有るんです。が、どれも似ていて見分けが付きにくい。なんとなくわかるようになったのは、去年くらいからかな。今年はさらに少しはわかる。なんとなくですけどね・・・。

それでも、散歩中に見つけて、「これはカントウヨメナだ」とか「こっちはシロヨメナだ」とかがわかると嬉しいものです。まあ、それだけの話ですけど。

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ノコンギク(野紺菊)

でも、やっぱりわからない物もある。例えば、ユウガギクとノコンギクは花もそっくりで、葉の微妙な形の違いで見分けるのですが、中間型のようなのも有ってどっちかわからない物もある。

野草だって、必ずしも図鑑に載っている特徴が当てはまる物ばかりじゃないんです。1本1本にそれぞれ個性がある。だから見飽きないのかもしれません。

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イナカギク(田舎菊)

それでも心のどこかで、「微妙な違いを見つけて、『○○ギクだ、○○ヨメナだ』って分ける必要も無いんじゃないの?」と思っている事も事実です。「別に野菊は野菊でいいじゃない」と。

細かな部分が気になっちゃうと、その花の持つ佇まいとか雰囲気とかを見逃しがちになっちゃいますから。どちらかと言えば、そういうイメージの方を大事にしたいんです。

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シロヨメナ(白嫁菜)

野菊は野草のトリをつとめる花でもあります。

後ひと月も無いでしょうか・・・。野菊の花が終わったら、いよいよ冬の到来です。

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2007/10/22

K君へ

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気持ちもだいぶ落ち着いてきたので書きますが・・・

今月の初め、友が死んだ。

友・・ではあったが、最近ではほとんど合う事も無かったのだが。でも、一時期は、本当に仲が良かった。いつも一緒に仕事をしていた。

彼と出会ったのは、まだ私が20代で、今の仕事を始めたばかりの頃だった。やはり同じ仕事を始めたばかりの彼は年下だったが、私よりもしっかりしていたと思う。妙に気が合って、組んで仕事をする事が多かった。

でもやがて仕事上で意見が衝突する事が多くなってきた。効率良く仕事を進めたい彼と、丁寧な仕事をしたい私とで、だんだん食い違ってきた。やがて組んで仕事をする事もなくなり、次第に顔を合わせることも少なくなってきた。

まもなく彼は会社を興し、従業員を20人ほども使う社長になっていた。私はいまだに細々と仕事をしている。彼は私よりもずっと才能が有ったんだ。仕事一途の男だった。たまに顔を合わせると、「忙しくて休みなんかないよ。夜中まで働いているよ。」と言っていたが、顔は笑っていた。満足そうな顔をしていた。

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そんな彼が最近、バイクに凝っているという話を聞いた。土日は休んで、バイクツーリングに行くのだと。仕事も軌道に乗って、自分の時間を大切にするようになったんだな。そう思っていた。

そんな矢先だった。訃報が入ったのは。バイクでツーリング中に事故にあったそうだ。

40才・・・。あまりにも若すぎる。さぞ無念だったろう。会社も順調にいっていた。これから、自分の人生を楽しもうとしていたのだろうに・・・。それを思うと、悲しみが止まらなかった。

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当時、衝突していた彼の意見も、今では理解ができるんだ。彼はいつも私に言っていた。

「『忙しい』っていうのは、仕事を断る理由にならないよ」

そのとおりだよ。仕事は断ったらそれっきりさ。わかっているさ。わかっているけど、今日も仕事を1本断ってしまった。「キャパちいせーなあ、おい!」という彼の声が聞こえてきそうだ。

やっぱり、君みたいには成れないよ・・・。

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2007/10/15

トリカブト

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野山歩きが趣味の私ですが、山登りなどしたことが無い。別に威張る事じゃありませんが・・・。そんな私ですが、山登りをしてみたい・・などと考えているわけですよ、最近。で、ちょっとずつ始めてみようかな、などと思っていました。

で、昨日の日曜日、秋晴れとは程遠い曇り空でしたが、丹沢へと出かけてみました。

電車で45分ほど行った、鶴巻温泉から、念仏山、高取山へ登り、秦野へと降りてくるコースです。ガイドブックによると5時間くらいのコースです。丹沢の山とは言え、標高600m弱の低い山ですから、山登りをする人には「そんなの登山じゃない」と言われそうです。でも、私にしてみれば決死の覚悟です。

早朝6時頃、普段は使わないリュックにタオルやら着替えやらを詰め込んでいると、起きてきたアイカタ(奥様)が、いつもと違う支度をいぶかしがります。「今日は山へ登ってくる」と言うと、「エ~!」と驚きながらチョコレートをリュックに入れてくれました。そうそう、登山にチョコは付き物だよね。

午前8時。期待と不安を抱きながら、山を登り始める。いつも歩いている里山とは、やはり違いますね。道も狭いし、歩きにくいし、見た事が無いような急勾配を登ったり降りたり。心臓は破裂しそうになるわ、息は苦しいわ、太ももは痙攣しだすわ。

でも、「何故こんな所を歩いているんだろう」などとは決して思いませんでした。

何故なら。

今まで見た事が無い野草が、咲いているわけですよ。野草の数で言えば、いつも歩いている丘陵地の方が、圧倒的に多い。でも、知らない野草がいっぱい生えているわけですよ。ゼイゼイする息とはうらはらに、気分はワクワクです。

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そんな中でも1番心を奪われたのは、このトリカブトです。正確にはヤマトリカブトでしょうか。初めて見たんです。でも、一目でトリカブトだとわかりました。美しい花でした。

夢中で写真を撮っていると、反対側から来たオジサンが(私もオジサンですが・・・)「綺麗な花だねェ」と言って触ろうとしたので、「これ、トリカブトですよ。猛毒の。」と言うと、「ヘエ~~!」と言って絶句していました。何故か私は誇らしげ。

そうそう、『トリカブト殺人事件』なんてのもありましたよね、昔。日本有数の猛毒植物なんですよね、これ。珍しい野草を見つけると、べたべたと触ったり、鼻をくっつけて匂いを嗅いだり(時には葉っぱをちぎって食べてみる事も)する私も、こればっかりは眺めるだけでした。

それにしても、美しい花だったなあ・・・。

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オケラです。有名な山草ですから知ってはいましたが、花を見るのは初めてです。葉っぱがのこぎりのようにギザギザで、硬くて。うかつに触ると、手を切りそうです。

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コウヤボウキ。これは里山でも見かけますが、こんなにたくさん咲いているのを見るのは初めて。今まで白花しか見た事ありませんでしたが、こんな可愛い薄紅色の花もあるんですね。

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ノダケ。先ほどようやく、名前が判明しました。こんなのでも花なんですね。濃紫色の花っていうのも珍しい。

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そしてこれは? 昨日から名前を調べているのですが、どうしてもわかりません。

念仏山の山頂に咲いていました。キク科は間違いない。こんな美しい花だから、すぐに調べがつくと思っていたのですが・・・図鑑やネットで検索しまくっているのですが・・・。

 

5時間の予定が6時間半かかって、無事山を降りてきました。オーバーした時間は、たぶん写真を撮っていた時間でしょう。だって500枚くらい撮りましたからね。今日紹介した以外にも初めての野草の写真がいっぱいです。しばらくは、名前調べと写真の整理にあけくれそうです。これが・・・また楽しいんだ。

山登り。思った以上に楽しかったぁ。身体の方はガタガタになりましたけど。これから、折を見てはちょくちょくと、山へ行く事になりそうです。

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2007/10/11

蜘蛛の巣

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実際蜘蛛の巣はうっとおしい。林の中を歩いていると、突然顔にべちゃっとへばりつく。あの時のイヤな感触といったら! おもわず「チッ!」と舌打ちをしてしまう。普通の人にはあまり経験が無いかもしれないが。私は普通の人が歩かない、山のけもの道や河原の草むら道を好んで歩くから、しょっちゅうだ。本当に蜘蛛の巣は迷惑だ。

いや・・でも・・よくよく考えてみれば、ほんのちょっと嫌な思いをするだけでそんなに迷惑はかかっていない。むしろ蜘蛛に迷惑をかけているのだ。一生懸命作った芸術的な放射線を、一瞬にして壊してしまっているのだ。

なんて考えを改めたのは、この蜘蛛の巣を見たからだ。早朝の陽射しにきらめく蜘蛛の巣の、美しさに見とれてしまった。しばらくボーっと眺めていた。

どんな物でも、美しい一面を必ず持っている・・・って事だよね。

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2007/10/03

秋に思フ

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小学校の時から、通信簿には必ず『協調性に欠ける』と書かれていた。学校の勉強は決して嫌いではなかったが、集団生活がとても苦痛だった。

社会人になって会社勤めをした。人間関係の煩わしさに押しつぶされて、長くは続けられなかった。2年でやめた。

他人とコミュニケーションが上手くとれない。他人に合わせて付き合う事が苦痛になる。

そんな奴だから友達は少ない。他人との付き合いを拒否してしまうから、友達ができない。

子供の頃から独り遊びには馴れている。今だってそう。一人で野山を歩く事が楽しくてしかたない。一人で花の写真を撮っては眺める事が心の栄養。一人で勝手なblogを書くのが気分転換。

そう。一人でいることが好きなんだ。誰かと一緒に居て神経をすり減らすくらいなら、一人で居るのが楽なんだ。

の、はずなのに・・・。

何故か寂しさに包まれる。愛しているはずの“孤独”が霧のように立ち込めてうっとおしくなる。

たぶんそれが・・・秋。

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