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2005/10/20

神の宿る木

oct1 鬱蒼とした森の中に、朽ちかけた神社が有りました。半分壊れたお堂。何を祀っているのかもわかりません。きっと訪れる人もいないのでしょう。

 

 

お堂の裏手に回ってみると、ずいぶん立派な大木が生えていました。

oct2 そのごつごつとした幹には、苔で覆われています。

太い幹は、何本にも何本にも分かれながら、上へ上へと伸びています。

上を見上げると、その枝葉は、20m位は広がっているでしょうか。葉っぱの隙間から差し込む光が、なにやら不思議な気持ちにさせてくれます。

もう、何百年も生きているのだろうか。そんな事を思いました。

 

oct3

その昔、日本には八百万(やおよろず)の神様がいて、木にも草にも岩にも小川にも、自然界のあらゆる物に宿っていたといいます。その神様たちも、今はいるのかいないのか。どこにどんな神様が宿っているのかわかりません。私が生まれるずっとずっと前の話ですから。ただ、そんな話を聞いたり読んだりしただけです。でもきっと、人々は自然を敬い、怖れて生きていたのでしょう。決して神々の領域を侵すことなく、大切に守っていたのでしょう。

この木を見ていたら、『この木には神様が宿っているのかもしれない』。フッとそんな気がしました。

そっと手を合わせてみました。何を祈るわけでもなく。ただ、『自然を敬い、怖れる気持ち、自分の中では大切にしよう』。そう思いながら・・・。

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コメント

屋久島?と思いたくなる景色ですね^^
>八百万(やおよろず)の神様
確かに。
「古事記」を読むと「なんでもかんでも」神様で名前が覚えられなくてウンザリしますから^^

>神様が宿っているのかもしれない
「木」には「息使い」と言いますか、耳を押し当てると「生」を感じさせる何かがあると思います。
ですから大木に会うと苔だらけでも虫だらけでも「木さん、精気を少し別けて下さい」と小さく囁きピッタリ抱きついてきます。仲間ウチでこの行為は有名でそのうち木が私を見たらコッソリ逃げ出すのではないかと言われている位( ´艸`)ムププ

投稿: ちょも | 2005/10/20 22:54

ちょもさん、こんばんは。
今、古事記と日本書紀の解説書(解りやす~く書いてある本)を読んでいて、そのせいも有るかもしれません。確かに神様の名前は覚えられない・・・なんであんなに長ったらしいのだろう。
あまり木に抱きついた事はないなァ。『苔だらけでも、虫だらけでも』ですか? すごい!やっぱり、ちょもさんはすごい人だ!それは仲間ウチでも有名になるでしょう。
屋久島、6~7年前に行きましたが、すごい所でした。あそこは、まさしく神の島かもしれない。

投稿: shiro | 2005/10/20 23:22

とても素敵な場所ですね
なんか田舎を思い出す風景です
神社があるのは、まるで神聖な場所に入っていくみたいです
それにしても圧倒されるほどの大きな木ですね
きっと長い年月この場所を守っているような気がします
いつもshiroさんのいろんな風景や自然を捜し求めて歩いているの
楽しみに見てますよ
とっても癒されますね・・・

投稿: Kuu | 2005/10/21 19:36

Kuuさん、こんばんは。
いつも見てくださって、ありがとうございます。
神社やお寺は好きなんです。見つけると必ず入ってみます。あの、ちょっと世間とは違う、異空間の雰囲気が好きで。
でもここは、異様な雰囲気でした。朽ちかけているせいでしょうか。そこで、大木を見て、なんか不思議な気分になってしまいました。きっと、百年も二百年もこの神社を見てきた木なんでしょうね。

投稿: shiro | 2005/10/21 22:02

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