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2005/08/27

珈琲の事を考える

コーヒーが大好きです。1日中飲んでいます。コーヒー無しではいられない体質なんです。お酒は飲みますが、それほど量は飲みません。無きゃ無いでいいんです。タバコも吸います。でも、もっぱら仕事中だけ。休日には、一本も吸わない日もあるくらい。禁煙席に何時間座っていても平気です。でも、コーヒーだけはダメ。切らすわけにはいかないんです。

若い頃からコーヒーは大好きでした。ドリッパー、サイフォン、ネル、エスプレッサーなど、器具も色々買い揃えたり、喫茶店のマスターからドッリプの仕方を習ったり、それなりにこだわっていました。でも、量は今ほど飲んで無かったかもしれません。

今はとにかく、いちいちドリップするのも面倒なくらい量を飲むので、コーヒーメーカーで大量に落とします。そんなコーヒーは、煮詰まるし、香りも飛ぶし美味しいわけが無い。

豆も、昔はこだわりがありました。ブラジルがいいとか、ホンジュラスがまろやかだとか、あの豆屋のブレンドが絶妙だとか・・・。今は、何でもいいという感じです。我が家のコーヒー豆の消費量は異常なくらい多いので、アイカタ(奥様)もUCCの一番安い豆しか買って来てくれません。でも、それでもいいんです。

それでも、自宅にいる時はレギュラーコーヒーだから、まだいいのです。仕事場にいるときは、レギュラーを落とすのも面倒で、もっぱらインスタントコーヒーです。もう、『コーヒーと名が付けば何でもいいから』という感じです。

外出中も、もちろんコーヒーが飲みたくてしかたなくなります。喫茶店があれば入りますが、無い時、あるいは時間が無い時は、缶コーヒーです。缶コーヒーもブラックが売っていればまだいい。あの砂糖たっぷりの缶コーヒーときたら、コーヒーの味すらしない。(砂糖入り缶コーヒーの好きな人はゴメンナサイ) 飲んだ後のべたべたした後味に、飲まなきゃ良かったと後悔します。それでも飲まずにはいられない。

友人に度を越した酒好きがいます。ある晩、買い置きの酒を飲みつくし、料理酒でもないかと台所へ探しに行ったあげく、味醂を持ってきました。「味醂にもアルコールが入っているから、酒には違いない。」と言いながら、一口飲んでゲーゲーやっていました。その光景を目の前で見た時に、「こんなバカにはなりたくない」と思いましたが、ある意味似ているかもしれません。酒とコーヒーの違いだけな様な気がしないでもありません。

そんな私のところへ、先日、友人が手土産を持ってきてくれました。「ハワイコナって知ってる?美味しいコーヒーを見つけたから、買って来たよ」と言いながら。友人の好意に答えるために、久しぶりにドリッパーを取り出して落としてみました。昔、教わった入れ方で・・・。

・・・美味しい!! 酸味が程よく、苦味とコクが調和してまろやか。 「あ~~! コーヒーってこんなに美味しいんだ・・・。」 毎日ガブガブ飲んでいて、いまさら言うのも変ですが、本当に「美味しい!」って思いました。久しぶりにコーヒーを味わいながら飲みました。

そこで、考えちゃったんですね。コーヒーなんて所詮“嗜好品”なんですから、どうせ飲むなら“美味しい~”ヤツを飲んだほうがいいじゃない。不味いコーヒーをガブガブ飲むなんて、カッコ悪い事じゃないの?

ちょっと前の事ですが、ちょもさんのblog“穆風喜々”で、コーヒーの飲みすぎは体に良いか悪いかが、話題になりました。(このちょもさんも、一日に2Lのコーヒーを飲む強者です) もちろん私は、体に良い派です。が、根拠があって言っている訳ではありません。大酒飲みが、「酒は百薬の長だ」と言っているのと同じかもしれません。

今のままでは、「コーヒー好きです」なんて言えないのかもしれない。ただ、カフェイン中毒だけなのかも・・・。“美味しいコーヒーを味わって飲む”そんな時間を取り戻さねば・・・。

とか言いながら、今キーボードの傍らに置いてあるのは、1時間前にコーヒーメーカーで落としたコーヒー・・・。ん・・・香りが飛んでしまっている・・・。

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2005/08/21

残暑お見舞い申し上げます

立秋も過ぎましたが、まだまだ暑い日が続きますね。特に昨日今日と、関東地方はすごい暑さでした。立っているだけで、体中から汗がふきだします。『もういい加減にしろ!』と叫びたくなる。(サウナには喜んで入るくせにね~)

でも冬になれば、夏の暑さが恋しくなったりするものです。ですから、この暑さをポジティブな気持ちで楽しみたい・・・とは思うのですが・・・。思うのですが、どうやったらこの暑さを楽しめるのでしょう・・・。

今日は、最近撮った写真の中から、ちょっと涼しげなモノを選んで紹介します。

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噴水をアップで撮ったものです。やっぱり水しぶきは涼しさの定番ですね。

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昔のテレビCMの、『この~樹 なんの樹 気になる樹♪』という歌を口ずさみながら撮りました。あそこまで立派な樹ではないけれど、涼しそうな木陰でしょ?

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用水路に垂れ下がる枝。夏の昼下がり、こんな所にたたずむのも、なかなか気持ちのいいものです。

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多摩川の堰から流れ落ちる水を、撮ってみました。写真に撮ると、水の形の面白さに気が付きます。肉眼では、こんな形は見えませんからね。

 

こうしてみると、水と木陰の写真ばかりですね。けっこう“涼しさ”の発想が貧困だなぁ。もうちょっと発想を膨らませなきゃ。

それでは皆さん、暑いのももうしばらくですから、お体にお気をつけて・・・。去り行く夏をお楽しみください。

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2005/08/16

東京国立近代美術館

娘の夏休みの宿題に、『どこか美術館へ行って、その感想文を書く』というのがでました。変な宿題とも思いますが、「いい宿題だなぁ」と感心しました。

娘が「どこか美術館へ連れて行け」と言います。「どんな絵が見たいのか?」と聞いても、「何でもいい」。絵には興味無いと言いたげ・・・。

そこで私の独断で決めたのが、竹橋の国立近代美術館です。ここなら名画揃いで、子供の教育にもってこいだろう。というのは表向きの理由で、私が行きたかっただけです。東京の美術館はたいてい回りました。当然この近代美術館も数回は行ってます。でも、もう十数年以上行ってないから、久しぶりに行きたくなったんです。

という訳で、娘と二人、竹橋まで行ってきました。久しぶりに近代美術館の中へ・・・。あれれ、だいぶ様子が違うぞ、と思ったら4年前に改修工事をしていたんですね。昔と比べ、展示のしかたもだいぶ見やすくなっています。

3 最初のフロアーで、和田三造の《南風》を見つけました。昔は一番最後に展示してあった絵ですね。

最初にこの絵を見た時は、まだ十代の頃でした。力強いタッチと、光の表現の美しさに震え上がったものでした。言葉では表せないような、感動を覚えた絵でした。

今は、そんな感動もこみ上げては来ないけれど。ただただ、昔の自分を懐かしく思い出します。

1 そんな事を思ったりしながら、娘そっちのけで、絵を見て回ります。昔とは、趣味が変わった・・・と言うか、絵に対する見かたが変わった自分に気が付きます。

その鈍くて暗い色彩で、好きでは無かった藤田嗣治の絵が、すごく心に響きます。

この淡いトーンの表現が、なんて素敵なんだろう。

4 イラストタッチの画風で、認めたくなかった小茂田青樹の絵の前で、ボーゼンと立ちすくみました。

なんて綺麗な色彩なんだろう。黒ベースなのに透明感のある色。美しい絵だなぁ。

2 若い頃は、興味が無かった日本画。上村松園や、小倉遊亀や、加山又造などの絵の良さが、ちょっとだけ解るようになった気がします。

やはり、若い頃とは感性も違ってきているんですね。昔とは別の感動を味わいながら・・・。

 

 

おっと・・・。忘れるところでした。今日は娘の付き添いですから。

と思ったら、娘は娘で勝手に見て回っているようです。

 

5 娘に、「気に入った絵はあったかい?」と聞いたところ、ドローネーの《リズム螺旋》だそうです。

ええッ!? バリバリの抽象画じゃないか。それも色面構成の。

子供の時から、こういう抽象画が好きって、どうなんだろう? ・・・いや、いいんだけどね。本当に解っているの? というより大丈夫か?わが娘よ。

 

 

尚、この記事中の画像は、もちろん館内で撮影したものではありません。国立近代美術館発行の資料本から、無断で転載したものです。

しがないblogのやる事ですから、どうぞお許しください。

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2005/08/10

八幡神社の龍

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お寺とか神社とかは、好きなんです。信仰心とかは全くといっていいほど無いんですけど。境内に一歩踏み入れたときの、あの凛とした空気が好き。世間とは明らかに違う、異空間の雰囲気が好き。そして、神社仏閣は日本の彫刻の宝庫ですから、それらを見るのがとにかく好きなんです。

今日の話題は、川崎市幸区に有る八幡神社です。たまたま前を通りかかって、ふらっと入ってみました。有名な神社ではありません(たぶん)。どこの町にも有るような、小さな神社です。でも、入ってみてびっくりしました。ものすごい龍の木彫がある。これはすごい。見事です。

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今まで、すごい木彫はけっこう見てきました。誰でも知っている日光東照宮なんかは、言うまでも無い。京都や、鎌倉の神社仏閣にはすごい物が無数にありますし。小諸の布引観音も見事だった。

でも、こんな街角の、おそらく土地の人しか知らないような神社にも、こんなにすごい彫刻が有ったという事に感動しているんです。小規模ですけど、その超絶な技巧。繊細で、かつ大胆な彫りかた。生き生きとした龍の姿を見ていると、ボーッとしてしまいます。

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数年前、新宿区の旧伯爵邸の修復工事に、たずさわった事が有ります。大正時代に建てられた洋館です。内装に、彫刻やレリーフをふんだんに使っているんです。でも、それらがボロボロに壊れていて、それを直せと言われて直していたんです。その時に、学者やら建築家やらが出てきては、「文化財だから・・・」とうるさく言うんです。その度に心の中で「こんな程度のものが?」と思っていました。彫りも甘いし、技法も稚拙。まあ、それなりに雰囲気のある、いい物ではありましたけど・・・。

それに比べて(洋風の彫刻と和風の彫刻を一概に比べられませんが)、この彫り物は本当にすごいと思う。今の日本でこれだけの物を彫れる人は、まずいないと思う。こういう物を、文化財にしなきゃいけないんじゃないかなぁ。髭なども折れているし、木にもひびが入り始め、だいぶ朽ちかけている。こういう物を保護して、後世に残していかなきゃ。

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この『波と麒麟』もすごすぎる。どうやったらこんな物が彫れるのか・・・。

境内で由緒書きの様なものを探したんですが、無いんですね。きっと(全く推測ですが)江戸時代頃の無名の職人が彫った物なんでしょうね。誰だか解らない、いにしえの彫り物師に、畏敬の念を抱きつつ、神社を後にしたのでした。

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2005/08/01

多摩川を歩く 2日目

多摩川を歩く ~真夏の太陽編~

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7月31日朝9時過ぎ、前回のゴールだったガス橋の上に立つ。「さあてと・・・。」小さくつぶやいて、上流に向かって歩き出す。早朝でもないけれど、朝もやが抜けていない川も気持ちがいい。

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とりあえず、源流を目指して歩いているわけですが、最終ゴールがどこなのかは、まだ調べていない。何キロ位あるのかも調べていない。私らしいといえば、私らしい。計画とか立てるのが苦手なんだ。行動力は有るほうだと思う。でも、計画性とかは、全く無い。自慢できる事ではないけれど、行き当たりばったりが、心地いいんです。とはいえ、最終ゴールがどこかくらいは、調べておかないとね。

とか、考えながら歩いているうちに、丸子橋が見えてきました。

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ここは、昔住んでいた街。いい街だったなぁ。河川敷の風景もあまり変わっていない。川向こうの、多摩川台のこんもりとした緑を見ながらのんびりと歩く。

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川ってなんでこんなに気持ちがいいんだろう。まず、風が気持ちいい。川風は、街を吹く風とは明らかに違う。土手の緑も気持ちがいい。水の流れる音も心地いい。そして、もう一つ気がつきました。空が大きいんだ。周りに建物が無いから、空が広い。これがまた、とっても気持ちがいい。

などなど、思いながら歩いているうちに、だんだん暑くなってきた。真夏の太陽が、じりじりと降り注ぐ。あ・・・二子橋が見えてきた。

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二子橋を過ぎたあたりから、もう暑くてたまらなくなってきた。自販機を見つけて、スポーツドリンクをがぶ飲みする。そのせいかどうかは、解らないが、ふきだす汗が止まらない。前回は、足が痛くなってきて終わりにしたが、今日は足の調子は、すごくいい。ただ暑い。

暑い!

なかばやけくそのように、草むらに大の字に寝っ転がる。全然気持ちよくない。寝たって暑いものは暑い! 考えてみれば当たり前だ。真夏なんだから。しかも、川の土手には日陰が無いんだ。 ちょっと考えれば、こうなる事は解るはず。 やる前に考えなきゃ。早朝に歩くとか、曇りの日に歩くとか・・・。

あ!これ! 『やる前に考えなさい』子供の頃からずっと言われ続けてきた。親や先生に。大人になってからも、いろんな人から言われている。 その度に思っていた。『考える前にやる。とりあえず、なんかやってみる。』それが自分のスタイル。今までずっとこのスタイルで生きてきたんだ。それが、自分にとって一番自然で、心地いいんだ。これからもずっと変わらない。いや、変えない。

じゃあ、歩こう。意地で歩くのは不本意だけど、こういう事もあるさ。たぶん、登戸まであと3~4km位のはずだ。

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それでも、時々写真を撮りながら歩く。

あ・・・水道橋が見えてきた。ここは、我がホームタウン登戸。疲れた・・・。今日はホントに疲れた。

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この日歩いた距離  14km (推定)

最終ゴールの源流は、まだはるかかなた。

次回3日目は・・・ちょっと涼しい季節になってからですね・・・たぶん。

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