11月15日
この日は、『オバケ沢を遡行して石積堰堤を見物してから三角ノ頭に登る』という、M-Kさんの山行企画に乗っからせていただきました。
M-Kさん達の山行に参加するのは初めてです。そして沢を遡行するのも初めて。おまけに沢を歩くために“忍”という靴を買って、初めて履きます。何もかも初めて尽くしなのでした。
8時35分 塩水橋ゲート前に到着。遅刻しないで良かったァ、集合時間の10分前だ。と思ったら、私がドベでした。新人のクセに出遅れちゃった。(汗)
この日のメンバーは、M-K隊長以下、AYさん、Oさん、KATさん、まーちゃん、TIさん、そして私と総勢7名。私以外は丹沢Vルート界のベテランばかりだから、足を引っ張らないように頑張らなければ・・・。
まずは本谷林道をテクテクと歩きます。紅葉を楽しみながらの林道歩き。そして穏やかな小春日和。山歩きには最高の天気です。
1時間ほど歩いて、本谷林道の終点から大日沢に入ります。さあ、いよいよここから沢歩きだ。
この時はまだ、ワクワクしている。でもこの後すぐに、沢歩きの大変さを思い知るんだ。
岩にへばりついたり、流れの中を歩いたりしながら沢を登っていきます。尾根歩きとは全く違う世界なんだなあ。
危険な所は巻いて行きます。と言ったって、巻くのもそれなりに大変です。急斜面にへばりつきながらよじ登ります。
「難所を越えたから、後はゴーロ歩きのお散歩コースだよ」 と、M-K隊長は言う。
確かにロケーションは最高に気分が良い。が、お散歩コースと言うには、あまりにもキツイ。
どうやらこの日の大日沢とオバケ沢は、いつもの3倍くらいの水量らしい。M-K隊長も「こんなに水飛沫が飛び散る大日沢は初めて見た。」とか。左岸を右岸をと渡渉して歩くのも一苦労。ベテランの皆に付いていくのに必死だゼ。
大日沢からオバケ沢に入る。美しいナメ滝を見つめるまーちゃん。でも、この人きっと、滝をよじ登る事を考えているんだろう。そう、まーちゃんやKATさんは、わざとツルツル岩をよじ登っていく。凄すぎる・・・。とてもじゃないけどマネできない。私は、どうやって巻こうかと山腹を見るのに精一杯で、滝を楽しむ余裕も無い。
そして、激流の中をひょいひょいと歩くAYさん。超人だ・・・(ため息)。無理、無理・・・。とてもじゃないけど、こんなルート取りはマネできない。「この人の後を付いて行ったら死ぬな」と思った。私は私で、ちょっとでも安全そうなルートを必死で探る。
11時30分 ついに最初の目的地、石積堰堤に到着です。自然石を積み上げた堰堤は迫力充分。堰堤博士のTIさんが満足そうに眺めていました。TIさんに伺ったら、昭和30年代頃の作品(?)じゃないかと。重機の入れない山奥に、よくぞこんな大岩を積み上げたものだ・・・。
さらに上流へと詰めていきます。写真で見ると可愛い滝だけれど、実際巻くのも大変だ。
でも、本当に危ない場所ではKATさんがお助けロープを出してくれます。ホントにホントにありがとうございます・・・。
13時半 オバケ沢の最上流部に近い二俣に到着。予定より2時間遅れ。今日はかなり水量が多かったらしい。昨日の雨のせいか?
ここで登山靴に履き替えて、三角ノ頭に登っていきます。上で丹沢写真館さんが待っているかもしれないからと、AYさん、TIさんと私が一足先に登る事になりました。
よっしゃ。尾根歩きなら任せとけ。・・・と歩き始めますが・・・。情けない・・・。足を攣ってしまった。沢歩きで岩をよじ登っている時に、ふくらはぎをピキピキっとやっちゃったんだよなァ・・・。AYさんとTIさんに先に行ってもらって、スジを伸ばして足の攣りを治してからゆっくりとした足取りで登る。あああ・・・情けねぇなァ・・・。
AYさんが開拓したと言うこの三角ノ頭の南ルート。話を聞いた時から登ってやろうと思っていたルートです。その念願のルートで足攣っちゃうなんて。
そしてかなりの急登です。途中の崩壊斜面を渡るのは良しとしても、標高差300mずっと急斜面です。キツイ、キツイ。これぞ本当のV尾根だァ。
後からAYさんに「良い尾根だったでしょう。」と言われて「ハイ」と答えましたが・・・正直キツかったっス・・・。
三角ノ頭の山頂に全員到着。丹沢写真館さんは、待ちくたびれて出発してしまったようでした。一休みしたら、時間はもう3時。日没まで1時間半しかないので、下山は仕事道をキュウハ沢出合へ向かって降りる事になりました。
そうそう。先月、この山へ登った時の記事では、この山の名前を『三角沢ノ頭』と書きましたが、昔からの呼び名は『三角ノ頭』だと丹沢写真館さんに教えていただきました。
16時 歩きやすい仕事道をダダダっと降りて、本谷林道に到着です。
そしてここで丹沢写真館さんとようやく合流できました。この丹沢Vルートファンの間では超有名人の丹沢写真館さんには、初めてお目にかかります。挨拶をして握手をしていただきました。
ここから車を止めて有る塩水橋まで約1時間。日も暮れてきてどんどん暗くなってきます。が、おしゃべりをしながら歩けば、薄暗い林道歩きも、それなりに楽しいものです。
尾根歩きの途中で、ちょこちょこ沢を歩く事はあったにせよ、ちゃんと沢を歩くのは初めてでした。ちょっと怖い部分もあったけれど、楽しかったなあ~。大日沢もオバケ沢も、風光明媚で素敵な沢でした。自分の足で沢を遡上しなければ、決して見ることができない景色に感激もしました。
でも・・・
M-Kさんはじめ、この達人連中。本当に凄いワ! 付いて行くのが必死だった。この人達と一緒に山歩きを楽しもうと思ったら、もっともっと実力をつけなきゃダメだね・・・。
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