2020/06/28

井戸沢

今週もまた世附です。法行沢支流の井戸沢へ行ってきました。
先週の長尾沢の一本下流の沢です。
長尾沢がとても素敵な沢で気に入ったので、続けてこの法行沢の流域を歩いてみることにしました。
もとより法行沢は丹沢でも10本指に入る美溪ですしね。あくまでも個人的感想ですが・・・。

 

2020年6月27日

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今朝は少し早起きをして家を出てきたつもりだが、もうすでに東名の渋滞が始まっていたし、246号も渋滞気味だった。
いつもならイライラしちゃうところだが、「ああ・・・人々も活発に動くようになってきたんだなぁ」なんて思うと、少し嬉しくもある。

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そんなこんなで、早起きをした割にはいつもと同じ8:00に浅瀬のゲートを通過。

先週と同様、大又沢林道をブラブラと歩き、法行橋から法行沢林道へショートカットし・・・。

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9:10 井戸沢出合に到着しました。

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出だしは平凡なゴーロの渓相。

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ですが、少し進むとなかなか良い渓相になってきました。

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おっ。さっそく滝が出てきた。まずは3m。

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今度は5m。ヌメりも無いので、快適に登れる。

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続けて5m。これは登れる気がしない。
左の岩壁が登れるので、そこから巻く。上部に残置トラロープがあったが、支点が枯れ木で信用できない。頼らない方がいいかも。

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その上は連瀑。3m+3m

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岩壁を回り込むような流れの滝。
水が好きな人は、水流を登って行くのも楽しいかも。オイラは当然、岩壁をよじ登る。

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小滝が続く。楽しい沢だ。

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大岩が転がっている。

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隣の長尾沢と同じく、次から次へと滝が現れる。

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姿の良い滝だ。5m以上あるかな。
左手の斜上するバンドを登れる気がして、真下まで行ってみる。が、ちょっと微妙な感じだったので、左岸から巻いた。プラス5mくらいの高巻きだった。

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まだまだ滝が続きます。

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5m樋状の滝。両岸が切り立っていて、これは水流を登るしかない。階段状になっているので難しくはないが、ズボンがびっしょり濡れてオイラ的にはゲンナリ。

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3mだが登れない。右岸から小さく巻く。

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3mスラブ滝。ここも右岸から巻く。

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短いけれどナメ床もある。

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標高750m付近。稜線まで100mを切ったが、まだま水流がある。

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780m付近で水流も消え、源頭部の雰囲気。

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上に稜線が見え、最後の詰め。
ところが、濡れた岩盤に濡れた枯れ葉が被っている状態。滑るのを堪えながら登っていたが、傾斜が増すにつれ堪えられなくなってくる。
あと20mくらいの地点でギブアップ。左手の尾根に逃げた。

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10:55 富士見林道からP830へ向かう稜線に詰めあがった。

今日は用事があって、早めに帰らなければいけないので、寄り道せずに帰ります。とは言え、どうせなら未知尾根をゲットしながら帰りたいので、P830から法行棚沢の左岸尾根で帰ろうと思います。

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P830へ向かって稜線を辿る。
久しぶりに来たけれど、ブナの大木が多くていい尾根だなぁ。

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11:35 P830に到着。
ここから、法行棚沢の左岸尾根を下降します。地形がぼんやりとしてわかりづらいうえに支尾根が多い。
法行棚沢の途中に降りてしまうと面倒なので、慎重に降りよう。

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のっぺりとした植林地の中をコンパスを見ながら慎重にRFします。

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途中でちょっとした笹薮もあったり。数年前に壊滅した丹沢の笹薮も、少しづつ復活してきているようです。

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尾根の末端は、法行棚の横の急斜面を下るイメージだったのですが、そんな危険な場所を降りなくても、植林斜面のジグザグ仕事道の痕跡を辿って降りることができました。

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12:10 20mの大滝、法行棚の下へ軟着陸。
あとは林道をテクテクと浅瀬まで帰るだけです。

 

予想通り、井戸沢もまた素敵な沢でした。
長尾沢のように登攀対象の滝が少ないから、沢屋さん向きではないかもしれないけれど、オイラのような沢歩き派にはとっても気持ちの良い美溪だった。
短い沢だけど内容が濃かった。短時間で歩ける割には満足度の高い沢でした。

 

 

今日のオマケ

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ウチョウラン ちょうど今咲いています。水の滴る崖地で、イワタバコに紛れるようにひっそりと。

 

 

 

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2020/06/23

長尾沢

また今回も世附です。
この時季はどうしても東丹沢は避けてしまう。まして、前日にたっぷりと雨が降って、最高気温の予想が25℃なんて日は。
もちろん、ヤマビルを怖がっていたら丹沢を歩けないことはわかってるけど・・・。やっぱり・・・ね。
ヒルの生息域も徐々に広がってきていて、西丹沢だからって油断はできなくなってきた。でも、世附川の北側では未だ見かけたことはないし、襲われたって話を見聞したこともない。梅雨の時期はどうしてもこっち方面が山歩きの中心になってしまうよなぁ。

そういうわけで、今日のターゲットは法行沢支流の長尾沢です。

2020年6月20日

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浅瀬のゲートを出発したのは、ちょっと遅めの8時15分。

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大又沢林道をのんびりと歩く事50分。法行橋へやってきました。橋から法行沢を眺める。昨日の雨のせいか、そこそこ水量も多そうだ。

ここで、気になっていた事を一つ確かめてみることにします。
それは、EAさんのblogを読んでいて、いつも気になっていた事。EAさんは、いつもここから法行沢林道へショートカットしています。でも、それはオイラが知っている、下部が崩壊した旧経路ではない。EAさんは、このことを記事中で詳しく触れていないけれど、GPSの軌跡は直線的に法行沢林道へと上がっています。オイラの知らない径路があるのだろうか・・・。

法行橋の袂から斜面に取り付く。薄い獣道だか杣道だかわからない踏跡を見つけてそれを辿る。

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すると、こんな崖にぶつかる。でも、樹の根をステップにして登っているような跡もある。
ここを登った上にも薄い踏跡は続いている。
そしてほどなくして、法行沢林道へ飛び出た。
途中に崖地があるし、獣道ではない。でも、明らかに人が歩いている気配はある。山仕事の人達のルートかもしれない。
帰路でもこのルートを下ってみたが、確かに時間的には少し短縮できる。しかしかなりの急斜面ではあるし、誰にでもお勧めできるルートではないけれど。

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9:28 浅瀬のゲートから1時間15分かかって、ようやく長尾沢に到着。
この堰堤から入渓します。

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堰堤の銘板は上長尾沢になっている。ここが上長尾沢なら、長尾沢はどこだ?一本下流の井戸沢がホントは長尾沢か・・・みたいな話になってしまうが、丹沢、特に世附ではよくある話だ。団体や官庁によって沢の呼び名が違っていたりするし、釣り人と山歩きの人で呼び名が違っていたりもする。だから、銘板の名前とは違うけれど、西丹沢頂陵河川土地名称図に記されている長尾沢はここで間違いない。

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入渓してすぐにいい感じの渓相。奥には滝も見えている。

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2段で10m以上はあるだろうか。かなり立派な滝だ。下まで来てルートを探る。
下段は左から行ける。が、上段はどうだろう。下からだといいルートが見えない。中間のテラスからだと巻くのもしんどそう。巻くなら下段の下からだ。
別に滝を登ることにこだわっていないし、「怪しそうなら巻く」がオイラのスタイル。
右岸の枝沢から小尾根に取り付き巻いたが、いいトラバースルートが見つけられず、結局落ち口よりも10mほど上を大高巻きになってしまった。

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沢床へ戻ると、すぐにまた滝が現れる。これまた2段で10mくらいはありそう。
水流を登れる気もするが、濡れるのが嫌なので左から巻いた。今度は小さく巻けた。

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すぐにまた次の滝。なかなか姿の良い滝だ。好みのタイプ。
階段状になってるし、楽勝そうだね・・・と思いながら、やっぱり左から巻く。獣のバンドが付いていたので、巻きも楽勝。

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次から次へと滝が出てくる。

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3mクラスの滝が連なっている。

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小滝手前の釜が深く、腰まで濡れそうだったので右から巻きにかかったが、ちょっとだけ苦労した。
ジャブジャブと行ってしまえば楽勝なのは見てわかったが、オイラ的にそれはできない。それでいつも苦労するのだが、「濡れていいのは膝下まで」というポリシーは曲げられない。

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ゴーロ歩きはほとんど無く、ずっと小滝が連なっている。

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これも5mくらいはある。気持ちの良い滝だ。

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次々と現れる連瀑。なんて気持ちの良い沢なんだろう。

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740m付近 これも5mクラス。水量もまだまだ多い。

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もういっちょう5m。
5mクラスになると、そうそう気軽には登れない。落ちたら大けがする高さだし、途中で詰まったらセミになる高さだ。ルートも真剣に探らなければならないし、緊張もする。
そんな緊張感が心地良かったりもするのだが、さすがにこれだけ連続してくると疲れてもくる。

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もうだいぶ源頭部にも近づいてきているはずだけど、まだまだ滝場が続く。

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これはさすがに登れない。
右か左か迷った末に左から巻いたが、プラス10mくらいの高巻きになってしまった。

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標高800m付近。ようやく水も消え、源頭の雰囲気。

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920m 3mの泥壁で詰まってしまった。グズグズと崩れてどうにも登れない。
この地点で左手の尾根に逃げることにした。

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その尾根とて生易しい尾根ではなかったけれど・・・。

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植林地に抜ければもう安心。

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11:20 富士見林道へ飛び出しました。
上がった地点は、U字カーブの富士山が見える好展望地。いつも休憩をするお馴染みの場所だ。
いつも通り、草地に腰を下ろして大休憩をとる。

この後は、西側の法行沢へ降りて、法行沢の右岸についている法行歩道で降りるつもりだった。
さあ出発しよう。・・・とチェーンスパイクを出して靴へ装着しようとしたところで、チェーンスパイクのゴムがブチっと切れる。

ありゃ・・・。

これでテンションとモチベーションが急降下してしまった。
尾根の下降はゴム底の沢靴でだってできるが、半崩壊トラバース道である法行歩道を沢靴で歩くのは心もとない。
これは何かの暗示かもしれない。まだ時間は早いが、滝が連続する長尾沢で結構おなか一杯になったし、今日はおとなしく帰ろう。

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という事で、南の尾根を法行林道へ向かって下降する。
この尾根は歩いた事があるので、勝手はわかる。なだらかで歩きやすい尾根だ。支尾根の派生はそれなりにあるが、薄い踏み跡はついているし、何も考えないでダダダっと降りれる。
ただし、最後の尾根末端が崖地で林道へ降りるのにしょっぱい思いをした経験がある。
そこで今日は、途中で左折して、長尾沢の出合へ降りることにした。

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林道際はやはり崖になっていたが、沢方向へ向かって仕事道が付いていて、無事に軟着陸することができました。

13:25 浅瀬ゲートに帰着しました。

 

長尾沢。
いやぁ~良い沢だった。短いながらも、あれだけ滝が連続している沢って滅多に無い。
今日は、前日の雨で水量も多かったせいもあるのだろうが、どの滝も見ごたえはあった。
家に帰ってから、後藤真一氏の『丹沢の谷200ルート』を読み直してみたが、「予想を裏切る滝の連続で面白い」「お宝的な沢」と書かれている。まさにその通りだった。
もっとクローズアップされてもいい沢なんだけどな。と思った。
繰り返し言うけど・・・
面白い沢だった!

 

 

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2020/06/07

丸尾沢とサンショウバラ

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ようやくジムも再開されたので、先日から通い始めています。
ところが、トレーニング中もマスクは着用だという。「はぁ?」と思ったが、そういう決まりになったのならしょうがない。
筋トレは無酸素運動だから、まだマスク着用でもなんとかできる。が、有酸素運動のトレッドミル(ようするにランニングマシン)は絶対に無理。10分も走らないうちに苦しくなってやめてしまった。
不織布マスクだからダメなのかと、ウレタン製のマスクを買って試してみたが、やっぱり苦しい。なんかいいのがないかと、amazonなどで物色中です。登山用とかうたってる物もあるけれど、どうなんだろうか・・・。
山歩きでもマスク着用が推奨されているみたいだけれど、オイラは無理だ。一応念のためにマスクは持って歩いたけれど、この暑さの中マスクをして山を歩くなんて狂気の沙汰だと思ったね。

さて。
先週に続いて世附の山歩きです。(先週は記事を書くのが面倒になってupしなかったけれど、三国峠からニノ沢周辺を歩いていました)
今日は浅瀬から丸尾沢へ行ってみました。

2020年6月6日

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浅瀬のゲートに7:50頃に到着したが、路上駐車の車で溢れていた。ほとんどが釣り師だと思う。
支度をして8時ごろに出発。ゲートを越えて管理小屋の沢割表を覗いてみる。どうやら丸尾沢にはマークが付いていないようだ。奴らだってマークしたところ以外では釣りをしないってわけじゃないだろうから、わからないけどね。まあ、いたらいたでしょうがないさ。

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夕滝の前を通過。樹々が覆いかぶさって、夕滝の姿を半分隠してしまっている。
地元の湯山林業の人が、夕滝に被さる樹々の枝を払ってくれているという話を聞いたことがある。
もっともその話を聞いたのは、もう10年以上も前。まだ湯山林業の会長がゲートの門番をしていた時の事だ。
2010年の台風で世附の林道が壊滅し、訪れる人がいなくなって以来、樹々を払うのもやめてしまったのだろう。
このままでは、そのうちに夕滝も樹々に隠れて見えなくなってしまうかもしれない。

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浅瀬から水ノ木幹線林道を歩く事、1時間20分。この「水ノ木沢取水口入口」とかかれた径路を降りてゆきます。

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このダムの脇を降りると、対岸に注ぎ込む丸尾沢を見つけた。

9:30 丸尾沢の遡行開始です。

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入ってすぐに半壊した堰がある。なんの施設だったのだろう。

すぐに二又。水量はほぼ1:1。沢床は左がやや低いがほぼ同じ。どちらが本流かわからないが、地形図上では本流に見える左又を進むことにする。

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すぐに滝。4mくらいか。直登は難しそうに見えたので、右手の岩壁から巻いた。

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続けて2m。ここは流芯を登る。

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その先は10mの斜瀑だった。ここは釜が深く近くまで行けないので全体が見えないが、とても登れる気がしない。
右壁が登れそうだったので、とりあえず登ってみる。が、落ち口へと続くバンドに入ろうとしたところで、ビビってしまった。
黒光りした岩はなんかヌメってそう。それに、落ち口までステップが途切れずに続いているかどうか確信が持てない。
結局、岩場を落ち口に抜けるのはやめて、右手の崖斜面をよじ登ることにした。垂直に近いような崖だったが、ホールドになる樹と根が豊富にあるので、安心だ。
たまに仲間と一緒に歩く時、オイラのとるルートは危なっかしいとよく言われる。が、自分的には岩場よりも樹の生えた崖の方が得意だし安心感が強い。詰まった時や滑った時の事を考えると、岩場ではなすすべがないが、樹の生えた土斜面なら何らかの対処がとれる。・・・とオイラは思う。
崖を登りきったところで、獣道のバンドに乗った。たぶん、最初の4mの所から、このバンドで楽に巻けたのかもしれない。

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10mの上は平凡なゴーロだった。

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しかし、少し進むと、なんだかいい渓相になってきた。

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2mクラスの小滝が連なります。

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こういう渓相の沢を歩くのが一番好き。

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標高680m付近で石積堰堤。

いい巻きルートが見つからず、結局右岸の急斜面を登って巻いたが、ズルズルでけっこう大変だった。

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少し進み、700m付近で今度は巨大なコンクリート堰堤。20mくらいはありそうだ。

ここもまた、いいルートが見つけられず、右岸の急斜面を這い上がる。

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ズルズルの斜面を何とか落ち口の高さまで這い上がってきたが、今度は怖くて落ち口へ向かってトラバースできない。掴まる物の無い急斜面。しかもズルズルの不安定。
結局、さらに5m以上這い上がり、獣道を見つけてトラバースした。
とんだアルバイトだった。疲れた・・・。

堰堤の上は水が細くなり、荒れたゴーロの様相。

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しかし、しばらく歩くと、再びいい渓相になってきた。

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飽きが来ない、いい沢だね。

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林道の丸尾橋までもう少し・・・という地点で倒木地獄。
いや、これはひどい。
何本もの樹が折り重なり、潜って抜けるのは至難の業。高巻きで越えるしかないが、10mほども上がらなくては巻けそうもない。

丸尾橋で林道に上がる計画だったが、ここで10m上がるのだったら、そのまま林道まで上がってしまえ・・・と、この地点で脱溪した。

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11:20 水ノ木幹線林道へ上がる。
のんびりと休憩をとった後、湯船山稜のサンショウバラを見るために出発する。
湯船山稜へは、このまま林道を明神峠まで歩く手もあるが、そんな遠回りはしたくない。
ここからいったん土沢へ降りてから、対岸を登り返すつもりだ。

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林道から、土沢の入道滝へと降りる尾根に入る。
この尾根は入道滝の脇へと降りるはずだが、記憶では滝の左岸は崖地だったよなぁ。と思い出し、途中で左手の枝尾根を下る。
最後はかなりの急斜面。ロープを出さずに降りられるギリギリくらいの斜度だった。

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無事に土沢へ降り立ったが、休憩中の釣師をビックリさせてしまった。
急斜面を靴を滑らせながらずりずりと降りてくるオイラを見て、遭難者だと思ってしまったらしい。心配させてしまって申し訳ないです。

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しばらく土沢を下降する。

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右岸から雷沢が出合う。この右岸尾根を上がるつもりだ。
ところが、出合付近は岩崖で上がれそうもない。雷沢を少し登って尾根に上がるかとも考え、F1の下まで行ってみたが、このF1を越えるのも厄介そうだ。
もう少し土沢を下って、尾根への取り付きを探ることにした。
ここで事件。土沢の釜の縁をヘツっている時に足が滑りドボン。腰まで水に浸かってしまった。
チっ!油断した。水濡れ嫌いのオイラは、パンツまで濡らしてしまい、テンションがダダ下がり。
しかもズボンのポケットに入れていた地図がずぶ濡れで使えない状態になってしまった。沢を歩くのに地図をビニールに入れないのかとびっくりされるかもしれないが、ひざ上を濡らすつもりがないオイラは、いつもビニールなどに入れずに持ち歩いている。
でも、今後このことは反省しなければならないな。今までも途中で地図を濡らして使えなくなってしまったことは1度や2度じゃない。
VR歩きで地形図は命綱だからね。これからは、ちゃんとビニール袋に入れて持ち歩くようにしよう。

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なにはともあれ、雷沢の右岸尾根に取り付く。取り付きしばらくは緊張を強いられる岩がちの急尾根だった。写真は危険地帯を脱して、緊張感から解放された地点。

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200mほど上がった標高740m付近で林道が現れる。
実は、これは予想をしていた。数年前に湯船山稜を歩いた時に、山稜の北側に林道がある事と、その林道が雷沢右岸尾根を下に向かって伸びていることを見つけていたんだ。しかし、こんな下まで伸びてきているとは驚いた。

この後は、楽々と林道歩きで進む。と言っても、あちらこちらで崩壊していて、とても車両が通行できる状態ではないけれど。

峰坂峠の手前で登山道に入り、稜線登山道をサンショウバラを探しながら歩く。

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悪沢峠の手前で、見事なサンショウバラの大木が何本も。いずれも見事な大輪の花を咲かせている。
ああ、これは見事だ。

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こっちはガマズミだろうか・・・。

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14:15 「樹下の二人」に到着。

官製の道標には「サンショウバラの丘」と書かれていた。

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このピークを「樹下の二人」と名付けた岩田澗泉氏が立てた道標は御覧の通り。朽ち果てようとしている。
このピークを樹下の二人と呼ぶ人もだんだんといなくなることだろう。
当時は、湯船山稜に私製道標を立ててまわる氏のやり方に疑問を感じたりもしたが、亡くなられてしまった今となっては懐かしくも感じる。官製道標を蹴り倒して、役所とけんかするような気骨のある人だった。少なくても岩田氏は、今、丹沢のあちこちに山名板を付けて回っているアホどもと違い、樹に針金で縛りつけるような事はしなかった。杭を地面に打ち込んで道標を立てていたのだ。杭とハンマーを担いで山を登るのは大変な労力だったろうと想像する。

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楽しみにしていたこの地のサンショウバラは、少し来るのが遅かったようだ。咲き終わりの名残花がポツリポツリと咲いているだけでした。

 

世附峠から、浅瀬への旧登山道を下る。
2010年の台風で吊橋が流されて以来廃道となっている道ですが、たった10年でその荒廃ぶりはひどいものでした。

まず、世附峠から降りてすぐ。芦沢源頭部の治山工事で径路が分断されているうえに、フェンスに邪魔されて通過できない。仕方なくフェンス沿いに下へ下へと降りてから東へと回り込む。
この時点で、もう径路を見失っている。

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何となく仕事道を見つけて東へと進むが、これは明らかに旧登山道ではない。

尾根にぶつかった地点で、もう少し上だったような気がして、20mほど上へ登って旧登山道を見つけた。

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この黄色いプラ杭が打たれているのが旧登山道だ。が、この荒れっぷり。

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途中の道標ももう、どっちを指しているのかわからない状態。
この辺りは、まだ道型がうっすらとわかるが、それもだいぶ消えかかっている。

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不老沢の横断地点は崩壊激しく、もう径路痕も何もわからない。昔の記憶で、二又の下が横断地点であったことは覚えているが、そこで横断したところで、対岸の崩壊が激しく、径路痕は見つけられない。

その先、不老沢の右岸をトラバースする旧道はグズグズに崩れてとっても危険な状態。たまらずに尾根の上へと這い上がった。

2年前にこの旧道は歩いているが、その時と比べても相当崩壊が進んでいる。きっと去年の台風で一段と崩れてしまったのだろう。
登りならまだしも、下りで使うにはRFが大変だ。特に今日のオイラは、地図をダメにしてしまったからなおさらだ。何度も歩いたことがあるから、まだカンがきいたが、初めての人はもう歩かない方がいいレベルだ。
もうここまで崩れてしまうと早く歩けないし、下山路としても利用価値はあまりない。

 

15:55 浅瀬に無事帰着。

久しぶりにちゃんと沢を歩いた気がする。
丸尾沢はたいして期待もしていなかったが、思ったよりもいい沢だった。
腰までドボンしてしまったのは減点だが、咲き乱れるサンショウバラも見れたし、十分に合格点の山行でした。

 

 

 

 

 

 

 

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2020/05/25

近況と雑感

2020年5月24日

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久しぶりに山を歩いてきました。
ほぼ2か月ぶりです。
別に自粛をしていたわけではない。精神的に遊びに行くような気分になれなかっただけだ。あ・・・それを自粛って言うのか。
ずっと仕事をしていました。毎日毎日。GWの間も、従業員を休ませて、ずっと一人で仕事をしていた。なんか、仕事をしていないと気力が落ちてしまいそうな感じで、気持ちを萎えさせないためにね。
気分転換に山へ行こうかと考えた事もあったが、いざ行くとなるとやっぱり気分が乗らなくて・・・。
日頃、お気楽主義をモットーとしているはずなのに、俺もまだまだだなぁ。こんな小心者だったかなぁ。などと、自己嫌悪の次第です。

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いやあ、いろいろとあったワ、この2か月間。なんだかとても長い時間だったような気がする。

正直、コロナのことなんか二の次だった。会社を守るために、いろんなことを考えていた。
緊急事態宣言は、想像以上の激震だった。業界から新規の仕事の話が一気に消えたからね。

2か月間いろんなことがあった。でも、何とかなりそうだよ。会社を守るために、考えられる手は打った。信用金庫とも話が付いて、資金繰りの心配も無くなった。
おそらくこの後数年は、景気は良くならないだろう。その間、耐えしのぐ方策も考えてはいる。
あとはいつものように、お気楽精神でポジティブに構えていくだけさ。

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この記事を書いている25日。夜には緊急事態宣言が解除されるそうです。
でもおそらく、世の情勢はそう簡単には元には戻らない。
あれだけ『コロナの恐怖』を煽るキャンペーンを展開していたんだ。世情はすっかりネガティブの方向へ振り切れている。

そのことに関しては、大いに疑問を持ってるよ。
果たして、ここまで自粛自粛と叫び続ける必要はあったのか?緊急事態宣言を延長する必要はあったのか?
ここまでやったからコロナが終息に向かったという意見もあるだろう。それは正しいのかもしれない。
しかし、日本の経済をここまで追い込む必要があったのか・・・という事だ。
感染拡大阻止と経済崩壊阻止と、両方のバランスを見ながら舵をとっていくのが政治じゃないのか。と言いたい。

どうも関東の知事さんたちの言動を見ていると、経済の事を軽く見過ぎているような気がしてならない。
昨日も東京の知事さんが「これからは経済の方も徐々に」みたいなことを言っているのを聞いて、あきれてしまった。
もうそんなレベルじゃないよ。たぶん政治家のお偉いさん達はコロナに夢中で、この2か月間で急速に崩壊している経済の実情を見ていないんだ。もう、立て直すのに、相当な時間と労力が必要なレベルにまで下がっているよ。

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まあ、いいさ。はなから政治なんて当てにしていない。「政府の補償が必要だ」とも思っていない。
自分を守れるのは自分だ。最終的に頼れるのは自分だけだ。もちろんもらえる給付金や補助金はすべてもらうけどね。

これから恐ろしい不況がやってくるだろう。サラリーマン諸兄だって安穏としてられないぞ。リストラの嵐が吹き荒れるはずさ。テレワークだのリモートワークだのって言ってるけどさ。テレワークですむ仕事なら、アウトソーシングでも充分できる。リスクを背負って社員として雇用するメリットは少ない。世の経営者はみな、そう思うはずさ。

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コロナについて悟ったこと。
これもまた、自然の摂理の一つだ。新型コロナが自然発生したウィルスであるならば。
だとしたら、じたばたとしたってしょうがない。もちろん、自ら感染をまねくような行動はしないように気を付けるけれど、気を付けていたって罹患するときは罹患する。罹患せずに済むか、あるいは罹患しても軽症で済むか、死んでしまうのか・・・。神のみぞ知る・・・だ。それが自分の運命なんだろう。
そう思ったら、「別にコロナなんてどうでもいいや」と思うようになった。それが自然の摂理であるならば、恐れたってしょうがないことだ。
これから第2波、第3波がくるって話だよ。コロナを恐れて閉じこもって生きてくわけにもいかないだろ。
感染しても、それに打ち勝つ免疫力を高めることを考える方が現実的だ。俺にとってはね。

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さて。
どうやらコロナは終息に向かっているようですが、これからが不況の本番です。
どうやって乗り切っていくのか、悩ましいところではありますが、気持ちは不思議と落ち着いています。「晴れ晴れと」まで言うと言い過ぎだけれどね。
もう、開き直ってる。
元来、ハイウェイを走るよりも、薮をかき分けながら歩くときの方が力を発揮するタイプなんだ。
世の中が不況で混乱している時にこそ、逆にチャンスがある。
そう思えるようになってきた。

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気が付けばオイラも、すっかりいい年になってしまった。
会社もようやく軌道に乗ってきたし、「これからはのんびりと暮らすことも考えられるな」なんて思い始めていた矢先だった。
こんなにも簡単に軌道から落ちてしまうとはな・・・。零細企業の悲しさだね。
だけど、いやだから、まだまだ頑張るよ。再び会社を軌道に乗せるために。

そして山歩きも続ける。自分の身体と精神の健康のために。

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久しぶりの山歩き。
ああ・・・久しぶりにすっきりとした。
途中で太ももが攣ってしまったけどね。ジムも閉鎖されて、この2か月間、運動不足の極みだったんだ。仕方ないか。

西丹沢VCを基点にほんの5時間の短い周回でした。

シロヤシオが見れて良かった・・・。

 

 

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2020/04/11

春なんだなぁ

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会社まで片道5kmの道のりを、ブラブラと歩いて通勤しています。
通っていたジムも休業になり運動不足解消も兼ねてはいるけれど、気晴らしにもなる。
毎日いろんな道をブラブラと歩くことを結構楽しんでいます。

今日は桜の多い用水路や公園を選んで歩いてきました。
今年は開花が早かったソメイヨシノ。不思議なことに、開花から3週間も経つのにまだ花が残っています。
花びらとしべ桜と葉っぱと。同時に見るなんて、今まで経験したことが無い。

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そうね。今年の春は、今まで経験したことが無いような事ばっかりだ。

テレビとか見てると、本当に憂鬱になるよ。
テレビで「休業させろ」とか「手ぬるい」とか言ってる奴見ると、ムカムカする。
それなら、まずオメーが自粛しろ!ノコノコとテレビ局のスタジオへ出かけて来て、ギャラを貰ってんだろ。

俺は仕事を続けるぜ。毎日通勤してね。町工場にテレワークは無いんだ。テレワークでどうやって物造るんだよ。
気軽に「休業」だとかできないんだぜ。世の中には、コロナと収入を絶たれるのと、どっちが怖いんだって悩んでる人たちはいっぱいいるんだ。
自分と自分の家族のためだけじゃない。従業員とその家族の生活もかかってるんだ。
国が中小企業には200万円くれるとかって話だけれど、そんなの1か月分のランニングコストにさえほど遠い金額だ。

人は一人一人、違う生活と環境と状況を抱えているんだ。
コロナに罹りたくない、人にうつしたくないと思ってる気持ちは皆同じ。
その中で、自分はどうするべきかを悩みながら模索しているんだ。

他人の行動をいちいちヒステリックに批判するんじゃねェよ。
人それぞれ、生き方が違うんだ。

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とにかく、今オイラにとって一番大事なことは会社をつぶさないこと。
そして、そのためにも免疫力を落とさないこと。
今までの経験から、ストレスを溜めるのが一番ダメ。ストレスがたまると、決まって体調を崩す。
仕事を続けることと同時に、ストレスを発散させることも大事なことだ。

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ああ・・・。
言いたいこと言ったらすっきりした。

さあ。今日も頑張ろう。
ストレスを溜めない程度にね・・・。

 

 

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